もう一つの未来   作:蒲鉾侍

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今回は回想かな。
バビディがクウラたちを部下に経路とか。


バビディ大感激

 

 

未来に来た16号。

 

タイムマシンを下りた所にはなんと人々が倒れているではないか。

他の人造人間の仕業か、と考えていると人を殺害している者を視界に捉えた。

その者の気を感じることはできず、16号独自のパワーレーダーでなければ感知することはできない。

この銀色の光沢を持つ者も人造人間かと考える間もなく、掴みかかる。

 

「貴様は誰だ…!」

 

「俺か?俺は宇宙の帝王クウラ。バビディ様のためにお前の力も寄越すがいい!」

 

怒りをこめた声を出すが、それに怯むこともなく攻撃を加えてくる男…クウラ 。

その攻撃を避けきれず、首部分を損傷する。

それもそのはず、このメタルクウラの戦闘力は16号を大きく上回っている。

 

「俺は貴様を許さん!デッドリィボンバー!」

 

「貴様の攻撃なんぞ回避するまでも───!」

 

高密度の気功波、クウラはそれに気づかずデッドリィボンバーに当たってしまう。

クウラは完全に破壊され機能を停止する。

この技は遥かに格上の相手も倒すことができる威力を持つ。

16号がこれで平和になるだろうと考えていると、レーダーの警告音が鳴り響く。

何事だ、と辺りを見ると先程の破壊したばかりのメタルクウラ達が3機いるではないか。

 

「大量生産されているのか…!一体誰が作ったんだ」

 

「それは違うぞ。私は元々は生身だ 宇宙を見て回っているとき見つけたのだよ!究極のテクノロジーを持つビッグゲテスターを…!」

 

ビッグゲテスターと聞き、自分のデータベースで検索をかけた結果を見て顔をしかめる。

それはDrゲロでもたどり着くことが出来なかった科学力を持つ巨大マシン星のことだと。

 

「だが、負けるわけにはいかん!ヘルズフラッシュ!」

 

3機一気にヘルズフラッシュによって半壊させる。

簡単に破壊できたことに違和感を感じ、クウラの様子を伺う。

 

「ほう、気づいたか…その違和感は本物だ」

 

「なっ!なにっ!?」

 

16号のヘルズフラッシュで半壊したはずだが、破壊された場所にメタルパーツとコードが伸びていき 何事もなかったかのようにもとどうりとなる。

 

「これこそがビッグゲテスターの最大の利点!戦闘に支障を侵すレベルで破損が起きれば、それを瞬時に分析に更に弱点を補う。そして更にパワーアップを繰り返す。全壊させるしかお前には手はないのだ。しかし、お前は人間ではないか……エネルギーは吸収できんようだ。さっさと始末するしかないな」

 

「なら、その言葉の通り全壊させてやるさ!」

 

驚異の科学力で再生 強化されていく クウラを前に16号は諦めることなく 破壊力の高い デッドリィボンバーを作り出す。

それを次々とメタルクウラに命中させ、三機を塵にまで粉々にする。

 

「……そう、甘くはないようだな」

 

「「「あぁ、お前はこれで終わりだ」」」

 

また新たに現れたメタルクウラに16号は機能を制限され囚われる。

 

 

そして、トランクス達との戦いが始まろうとしたとき脱出した。

 

 

~~~~

 

おーい、おーーい。

聞こえてるかーい?

僕だよ、バビディだよ。

ここからは、僕がどうやってあんな強くて優秀な部下を手に入れることが出来たか教えてあげるよー。

 

まず、ダーブラだけどねー。

暗黒魔界にこっそり行って洗脳をしたんだ。

それで暗黒魔界は大パニック、今から暗黒魔界を建て直すなんてほとんど無理だろうねー。

ダーブラは強いだけでなく、つばをかけた物(者)を石化させれるんだー。

まぁ、"通常時"の戦闘力は今のスラッグやクウラに比べたら大した戦闘力はないけどね。

 

次に僕が部下にしたのはクウラだったんだよ。

元々はダーブラにこてんぱん にやられちゃうぐらい弱かったんだけどね。

ビッグゲテスターっていうすごーい科学力を持つ巨大惑星と一体化していたんだ。

ダーブラが倒していたのはいわゆる 子機 ってことだね。

その科学力とまぁまぁの力を持つ軍勢が手に入るだろうから洗脳したんだけど、これがとっても驚きでね。とってもすごい潜在能力を持っていたんだ。

だから、それを解放してあげるとダーブラなんか簡単には越えちゃったんだー。

 

それからだね、スラッグを味方につけたのは。

仲間にしたときは"普通の"ダーブラより少し弱いぐらいだったんだけど、その後はてんで弱くなっちゃたんだ。

なんでも、魔凶星の接近で強くなってたみたいなんだ。

それでね、ダーブラもすんごく強くなってて今のクウラやスラッグよりも強いんぐらいだったから、ビッグゲテスターに魔凶星が魔族を強化する原因を突き止めてそれを回収してきたんだ。

その魔凶星の一部をスラッグとダーブラに埋め込んだんだ。でも、ダーブラは力が強くなりすぎて普段は魔凶星の力を受けていないよ。スラッグは受けているけどね。

それで、スラッグの潜在能力を解放したら今みたいにすごく強くなったんだ。

 

ボージャックってやつも仲間にしようと思ったんだけど、界王が関わってるからね。

いま、界王神に気づかれちゃうといやなんだよね。

破壊神が出てきちゃうと、流石に負けちゃうからね。

 

これで魔人ブウを復活させれば、僕に怖いものはないんだよ~。

破壊神さえも、手玉にとることが出来るはずだよ~。

今回、界王神を誘い出したのはここで始末すれば、面倒な破壊神を相手しないですむからね。

いらない二人もついてきたみたいだけど、どうせなら面倒なやつは一度に処理することにするよ。

 

いけ~お前らー。僕のために戦えー!

 


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