やはり俺が入隊するのはまちがっている。   作:ユンケ

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こうして比企谷隊は2回目のランク戦に挑む

6月5日土曜日。B級ランク戦ROUND2がある日だ。対戦相手は香取隊と二宮隊。どちらもチームとして俺達よりも上だろう。俺達が持てる力の全てを出さない限り勝機はないだろう。まあ出しても勝率は低いんだけど。

 

そんな事を考えながら作戦室に入る。

 

「うーっす」

 

そんな挨拶をしながら部屋を見渡すと……

 

「こんにちは八幡先輩」

 

文香だけが居てテーブルを使って勉強していた。どうやら辻と歌歩はまだ来てないようだ。

 

「よう文香。何の勉強をしてんだ?」

 

「数学ですね。前回の中間試験で余り点数が良くなかったので復習をしてます」

 

「あー、数学な。俺は酷かったからなぁ……」

 

「はい。三上先輩が苦労したと言ってました」

 

俺の点数は32点。赤点は30点以下なのでギリギリだった。しかしこれは歌歩の協力があったから赤点回避に成功したのであって、歌歩が居なかったら10点未満だったと確信がある。

 

「ほっとけ。俺は私立文系志望だから良いんだよ。文系科目は全科目学年で20位以内だし、現代国語と古典に至っては学年3位だぞ?」

 

「凄いとは思いますが理系もやった方が良いですよ?」

 

「そこは歌歩に助けて貰うから大丈夫だ。それより文香、トリガー構成は変えてきたか?」

 

俺がそう口にすると文香は真剣な表情に変わる。切り替えが速いことは良い事だ。

 

「もちろんです。鶴見さんの対策も八幡先輩のおかげで出来てますよ」

 

「なら良い。今日はよろしく頼むぞ」

 

「はい。それより先輩は大丈夫なんですか?」

 

文香は不安そうな表情を浮かべながら俺を見ている。言いたい事はわかる。状況によって変わるが、今日のランク戦で俺が担当するかもしれない仕事がハードだから上手くこなせるか心配なのだろう。

 

まあ当然だ。俺自身も不安な気持ちがある。今回の作戦では俺の仕事の結果云々で勝ち負けが決まると言っても言い過ぎではない。しかも俺の担当の仕事はかなりハードで失敗する可能性は高い。

 

しかし……

 

「……大丈夫だ。何としてもこなしてみせる。だからお前らはお前らの仕事を頼む」

 

俺が発案した作戦をチームメイトの3人は驚きながらも認めてくれたんだ。3人の期待に応える為にも全力を尽くして、こなすつもりだ。

 

俺がそう返すと文香は優しい笑顔を見せてくる。

 

「そうですか。なら私は何も言いません。先輩を信じて自分のやるべき仕事をやりますね」

 

文香の目には俺に対する強い信頼が見て取れる。ここまで強いと寧ろプレッシャーの様にも思えてしまう。強い期待は時として重いプレッシャーになるのだから。

 

「頼む」

 

しかし俺は臆することなく文香の言葉に頷く。文香はやると言ったらやる女なので自分の仕事はしっかりこなすだろう。これは俺も負けてられないな。

 

そんな事を考えながら俺は歌歩と辻が来るまで2人きりで穏やかな時間を過ごし続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時間は経ち、夜8時……

 

「んじゃ最終確認をするぞ」

 

比企谷隊作戦室にて、オペレーター用の服を着ている歌歩を除いた比企谷隊のメンバー3人は暴走族が着そうな黒い隊服を着てモニターを注視する。

 

「ステージは工業地区。鳩原先輩の狙撃を建物で切りつつ香取隊を中心に攻める。先ずは合流だ。集合場所は俺達3人の転送直後の位置から丁度中心の位置だ」

 

言いながら端末を操作するとモニターに工業地区が映る。工業地区は配管などが並んだ多数の工場を模したステージである。やや狭い範囲に建物が密集しており、射線が通りにくいので狙撃手が苦手とするステージだろう。

 

「合流してから香取隊の支援要員の若村と三浦を狙っていく。もしも合流する前に2人を発見したら倒せ。タイマンならお前らに負けはない。ただし二宮さんを発見したらプランBの実行だ。直ぐに俺に伝えてその場から離れろ」

 

「わかった」

 

「わかりました」

 

「歌歩は狙撃の警戒を重視した支援を。少ないとは言え工業地区でも狙撃ポイントはあるからな。ただしプランBが始まった場合は辻と文香のサポートに集中しろ」

 

「任せてお兄ちゃん」

 

「プランBの場合、点を取れるかはお前らにかかっている。俺も全力を尽くすから頼んだぞ」

 

プランAならともかくプランBなら仕事の内容から俺は1点も取れない可能性があるので2人に頼むしかない。

 

すると……

 

「「「了解」」」

 

3人は一切の躊躇を見せないで頷く。本当に頼りになるチームメイトだ。ボーダーに入って良い縁に恵まれたと改めて思ったぜ。

 

いよいよ転送30秒前となり緊張が高まっていく。色々と作戦を立てたがやはり緊張してしまう。しかし俺は柄じゃないが隊長だ。ベイルアウトするまで最後の最後まで粘るつもりだ。

 

(A級までの道のりは長く険しいが……今回も勝って新しい一歩を刻みたいな……)

 

そして遂に5秒を切った。3、2、1……

 

 

同時に俺の身体は光に包まれて、気がつけば巨大なタンクの上にいた。無事仮想ステージに転送されたようだ。

 

そして辺りを見渡すと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「良し良し、ちゃんと天候設定は上手くいってるな」

 

辺りは真っ暗でありながら深い霧で溢れかえっていた。

 

さあて……戦闘開始だ。

 

 

 

 

 

 

「何よこれ?!」

 

『多分天気の設定で霧を選んだんじゃない?』

 

『深い霧だな……!少し先も見えないし敵と鉢合わせしたら出来るだけ近付いた方が良いな』

 

『そしたら僕と葉子ちゃんでろっくんを守るよ』

 

「は?何で私が麓郎を守んのよ?普通逆でしょ?」

 

『てめぇ……!』

 

『まあまあ……』

 

『3人とも、試合は始まっているんだし真面目にやって』

 

 

 

 

 

 

 

「うわっ、視界が真っ暗じゃん。ひゃみちゃん視覚支援おねが〜い」

 

『了解。視覚支援』

 

「うん。まだまだ視界は暗いけど大分マシになったね。でも二宮さん、これって……」

 

『十中八九比企谷が鳩原対策で選んだな』

 

『……狙撃手がいない向こうからしたら当然』

 

『まあ良い。作戦に変更はない。鶴見と犬飼は合流して香取隊を優先して獲りに行け。合流する前に接敵した場合はお前達の判断に任せる。ただし比企谷の場合は戦わずに退け』

 

「犬飼了解。って事でルミルミは比企谷ちゃんに借りを返したいなら俺と合流してからね」

 

『ルミルミ言うな……とりあえず鶴見了解』

 

『鳩原は2人の支援。ただしこの霧では長距離狙撃は厳しいから200メートル以上離れている敵の武器は狙うな』

 

『鳩原了解』

 

 

 

 

 

 

 

タンクの上から飛び降りながらレーダーを見ると、レーダーには9つの反応がある。ステージに転送されたのら10、つまりバッグワームを使っているのは1人だが、これは狙撃手の鳩原先輩だろう。

 

とりあえずレーダーを見る限り文香と辻は近く合流しようと動いている。比企谷隊以外の6つの反応の内、3つが合流しようとしているがこれは香取隊だろう。

 

(ラッキーだ。香取隊と思える反応が俺の進行上にいるし、仕留めるか……)

 

そう思いながら俺は副トリガーの漆黒のバッグワームを纏い、主トリガーのグラスホッパーを起動して速度を上げた。

 

すると5秒位して俺が狙っている敵が動きを止めたかと思えば、レーダーから消える。おそらく俺の奇襲を警戒してバッグワームを起動したのだろう。

 

しかし気付くのが一足遅かったな。今更バッグワームを使っても……

 

「若村見ーつけた」

 

グラスホッパーを使っている俺からすれば追いつけない距離ではない。見るとバッグワームを着た若村が俺に気付くこと無く走っているのが見える。

 

二宮隊と当たる前に獲れる駒を見つけたのはラッキーだったな。ここで仕留めて主導権を握る……!

 

そう思いながら俺はバッグワームを装着したまま再度グラスホッパーを起動して距離を詰める。

 

若村との距離が30メートルを切った時に向こうも俺に気が付いたようだ。こちらに銃口を向けて発砲してくる。

 

しかし……

 

(狙いが甘いな)

 

若村の放つアステロイドは狙いが甘く、軽くステップするだけで回避出来る。

 

これも作戦の1つ。ステージを選ぶ際に俺は夜の工業地区で天気は濃霧を選択した。それだけでも見えにくいだろうが、それに加えて比企谷隊の隊服は真っ黒で、バッグワームも闇夜に溶け込む真っ黒色に変えてある。視界が悪い上に服装は闇に染まっている。この状況で精密射撃を出来る相手は早々しないだろう。

 

しかし幾ら対策をしていても距離を詰めすぎると避けるのは無理だし、一気に仕留めるか。

 

そう判断した俺はバッグワームを解除して、同時に……

 

(テレポーター)

 

瞬時に若村の真横に現れる。濃霧の影響で視線の向きが読まれなかったからか、若村は隙だらけだ。

 

慌てて俺に向けて狙いを定めようとするも……

 

「遅い、ハウンド」

 

足払いをしてバランスを崩した若村の頭を掴み、威力に特化したハウンドを放つ事で若村の頭を吹き飛ばした。

 

それによって頭を失った若村のトリオン体は全身にヒビが入り、やがて光に包まれて空へと飛んで行った。

 

先ずは1点。開始3分で先制点を手に入れたんだ。幸先は良い。良過ぎると言っても過言ではないくらいだ。

 

さて、次に近いのは……

 

その時だった。

 

『お兄ちゃん!上空から高密度のトリオン反応!急いで離れて!』

 

レーダーを確認しようとした瞬間、歌歩にそう警告されたので上を見ると……

 

「うおいっ!」

 

上空から100を超える弾丸が雨の様に降り注いできたのだ。こんなことをするのは1人しか思いつかねぇな!

 

そう思いながら俺は反射的にグラスホッパーを使って、その場から距離を取る。咄嗟の判断でグラスホッパーを使ったので着地には失敗したが構わない。何故なら……

 

 

ドドドドドドドッ……!

 

グラスホッパーを使わかなかったら蜂の巣になっていただろうからな。俺は起き上がりながらさっきまで俺がいた場所を見ると、地面に大量の穴が開いていた。

 

(恐ろしいな。さっきの弾丸は動きから察するにハウンドだが、比較的威力の低いハウンドでこの威力とはな……!)

 

内心戦慄していると離れた場所からコツコツと足音が聞こえたので振り向くと……

 

「開始3分で俺が狙っていた獲物を獲るとはな、腕を上げたな比企谷」

 

スーツを着た魔王こと二宮さんがこちらにゆっくりと歩いてきている。やっぱり二宮さんかぁ……会う事は計算に入れていたがこんなに早く会うとは予想外だった。

 

だが、まあ……

 

『文香、辻、歌歩。丁度今二宮さんと接触した。よってこれよりプランBに移行する』

 

今のところ状況は悪くない。向こうは文香達に任せよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

『文香、辻、歌歩。丁度今二宮さんと接触した。よってこれよりプランBに移行する』

 

文香が工場が隣接している道路を走っていると、隊長である八幡から通信が入り、文香は息を呑む。

 

(まさか試合が始まって5分以内にプランBに移行するとは……でも、香取隊の1人を撃破してプランBに移行……悪くない状況ね)

 

今の状況は悪くないので、ここから自分と辻が頑張れば勝つ事も可能だ、と照屋は考えた。

 

とりあえず辻と合流しよう、そう思いながら文香が辻に連絡を入れようとした時だった。

 

『右方のレーダー反応が高速で接近!鶴見さんか香取さんだろうから要注意!』

 

オペレーターである三上の声が聞こえたので右を見ると……

 

(香取さん……!)

 

香取隊隊長の香取葉子がグラスホッパーを駆使してこちらに接近している。そして瞬時に詰め寄りスコーピオンを振るってくるので文香はバックステップでそれを回避して、突撃銃を作り出し、香取目掛けて発砲する。

 

対する香取はシールドを展開して防ごうとするも……

 

「はぁっ!?」

 

放たれた弾丸は香取の展開したシールドにヒビを入れ、やがてシールドを破壊して香取の肩や、足の一部に穴を穿った。

 

文香はこのまま押し切ろうと射撃を続けていると、香取もこれ以上食らいたくないからか、自身にグラスホッパーを当てて強引に脱出する。

 

距離を取った香取に対して文香は銃口を向けてジリジリと間合いを測っている。すると……

 

「あんた、何をしたの?」

 

香取が鋭い目で文香を睨みながら話しかけてくる。対する文香は頭に疑問符を浮かべる。

 

「何の事?」

 

「とぼけなくて良いから。あんたのその銃よ。私のシールドを簡単に破壊していたけど、どうやってそこまでの破壊力を出したのよ?」

 

香取の質問は最もである。銃型トリガーは威力、射程、弾速は一定威力であり、射手と違って高威力の弾丸を放つ事が出来ないのだ。

 

香取に質問をされた文香は……

 

「悪いけど教えてあげられないわ。壁に耳あり、だしね」

 

そう言いながら文香はチラッと左を見る。対する香取は一瞬イラっとした表情を浮かべるも直ぐに現状を理解したのか横を見る。するとそこには……

 

 

「………照屋先輩と香取先輩を発見。戦闘を開始する」

 

二宮隊に所属する大型ルーキーが鋭い目で文香と香取を見据えながらスコーピオンを顕現する。やる気は充分のようだ。

 

文香は2人を警戒しながらもレーダーを見る。遠く離れた所には文香の隊長である八幡と二宮が居て、ステージの中心には文香自身と香取と鶴見が居て、中心に向かってくる3つの反応がある。これは女子に弱いチームメイトと敵チームの2人と文香は読んだ。そして通信を入れる。

 

「辻先輩。たった今香取さんと鶴見さんと鉢合わせしました。向こうはやる気ですので戦いますが、先輩に犬飼先輩と三浦先輩をお任せしてもよろしいですか」

 

『わかった。俺がそっちに行っても戦力にならないし、2人の相手をしておく』

 

 

即座に了解の返事が来る。彼がこう言ったのだからそっちは大丈夫だろうと思いながら文香は目の前にいる女子2人を見据える。

 

(さて……相手は攻撃型の攻撃手が2人……)

 

2人は強敵と言っても過言ではない相手である。しかし文香は不安になっていない。自分は2人より強い愛する隊長と常日頃から戦っているのだから。

 

(必ず勝つ……!)

 

言いながら文香は突撃銃を消して、弧月を両手持ちにする。

 

それが開戦のゴングとなり、3人が走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

『辻先輩。たった今香取さんと鶴見さんと鉢合わせしました。向こうはやる気ですので戦いますが、先輩に犬飼先輩と三浦先輩をお任せしてもよろしいですか』

 

「わかった。俺がそっちに行っても戦力にならないし、2人の相手をしておく」

 

チームメイトからの頼みに辻は了解の返事をする。彼女の所に加勢に行っても敵は女子2人、足手纏いになるのは火を見るよりも明らかだ。

 

最近はチームメイト3人の協力によってチームメイトの女子2人とは問題なく話せるようになったが、それ以外の女子とは未だマトモに話せない。

 

(まあそれでもマシになったんだかな……さて、俺の相手は犬飼先輩と三浦だが……)

 

そこまで考えている時だった。

 

 

タタタタタタタタッ

 

斜め上から銃声が聞こえたので、反射的にシールドを広く展開する。同時に光り輝く弾丸ーーーアステロイドが辻のシールドに当たる。シールドにはヒビが入るが割れるには至っていない。

 

「ハウンド」

 

お返しとばかりに副トリガーのハウンドを弾速重視で返す。放たれたハウンドは標的に向けて飛んで行くが……

 

「やっほー、辻ちゃん」

 

先ほど銃撃をしてきた二宮隊銃手の犬飼澄晴は笑顔のままシールドでハウンドを防ぎ、再度銃を構えたので辻は張り合うかのように弧月を構える。

 

「申し訳ないですが、鶴見さんと合流は阻止させて貰います」

 

「別にいいよ〜。俺も丁度今二宮さんから辻ちゃんを照屋ちゃんの所に行くのを止めろって指示が来たからね。そんで……三浦ちゃんも、ね♪」

 

犬飼が笑顔のまま周囲にキューブを浮かばせたかと思いきや、右方向に飛ぶ。放たれた弾丸は若干曲がってその先にいた男に向かって飛ぶ。

 

「はは……バレちゃったか」

 

香取隊攻撃手の三浦雄太は苦笑しながらシールドを展開して犬飼の放った弾丸を防ぐ。

 

これによってステージでは3つの戦場が生まれた。

 

「バレバレだよ。悪いけど香取ちゃんの所には行かせないよ。まあ二宮さんが比企谷ちゃんを倒したら好きにして良いけど」

 

それを聞いた辻は犬飼の狙いが読めた。犬飼の隊長の二宮が自身の隊長を撃破すれば、必然的に二宮はフリーとなる。そうなれば比企谷隊にしろ香取隊にしろなす術なくやられるだろうし、こちらの合流します邪魔して万が一を無くすつもりなのだろう。

 

しかし……

 

「そう上手く行きますかね?」

 

辻がそう返すと犬飼と三浦はキョトンとした顔を浮かべる。

 

「え?辻ちゃんは比企谷ちゃんか二宮さんに勝てると思っているの?」

 

「いや全く」

 

辻は即答する。部下が隊長の勝ちを信じないのはどうかと思うがこの場合仕方ないだろう。八幡の二宮に対する勝率は1割弱だから。

 

しかし……

 

「ですが、今日の比企谷を倒すのは難しいと思いますよ」

 

辻は断言する。自分の隊長を義姉や義妹を作るマニアックな趣味を持つ女誑しだと思っているが、やる時はやる男だとも思っている。

 

だから今回も仕事をちゃんとこなすと思っている。そして2人のチームメイトもこなすと思っている。

 

だから……

 

「そんな訳で犬飼先輩、倒させて貰います」

 

自分もやるべきことをやらないといけない。

 

そう思いながら辻はオプショントリガーの旋空を起動して犬飼に斬りかかった。

 

 

 

 

 

 

 

こうして3つの戦場にて戦いが開かれた。


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