やはり俺が入隊するのはまちがっている。   作:ユンケ

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比企谷八幡は報酬を払いに行く②

「お兄ちゃんも……いっ、しょに……寝よ?」

 

え?今何て言ったの?

 

俺は背中におぶっている義妹の言葉を聞いてフリーズしてしまう。それは俺だけでなく、この部屋にいる出水と国近先輩も同じようにフリーズして俺を見上げている。

 

(聞き間違いじゃないよな……?三上の奴、一緒に寝ようって言わなかったか?)

 

てか聞き間違いであって欲しい。三上と一緒に寝るだと?恥ずかしくて死ぬわ。三上は義妹だが可愛い女の子だ。そんな女子と一緒、それも国近先輩のベッドで?

 

(無理だ。マジで洒落にならないし聞かなかった事にしよう)

 

そう思った俺は三上のおねだりに返事をしないで国近先輩のベッドがある小部屋に向かおうと足を運ぼうとするが、その直前……

 

「お兄、ちゃん……あった、かい……」

 

後ろから俺をギュッと抱きしめてくる。すると三上の微かだが、柔らかな膨らみが俺の背中に当たり、気持ち良い感触が背中に伝わる。話している内容や仕草から察するに三上は夢の中で俺に抱きついているのか?

 

しかも三上の奴、ガッシリと抱きついているしマジでどうしようか?

 

そこまで考えていると……

 

「だ、そうだぜお兄ちゃん?一緒に寝てやれよ」

 

「そうそう〜。お兄ちゃんなら妹の要求に応えてあげないとね〜」

 

出水と国近先輩がそれはもう良い笑顔でそんな事を言ってくる。明らかにこの状況を楽しんでるな……

 

「いや、でも男の俺が国近先輩のベッドに入るのは「私は気にしないよ〜」……」

 

いや、しろよ!先輩だから口にはしないが正直に言うと今直ぐ口に出したい位だ。女子である国近先輩のベッドに男の俺が入るんだぞ!普通嫌がるだろ?!前から思っていたが、本当この人ゲームに全てを賭けていて女子力低いな!

 

「そんな訳で比企谷君も上がって良いから、ゲームの代わりにみかみかと寝るように〜。これはトレーニングプログラムを渡した時の報酬の代わりだから拒否権はないよ〜」

 

ぐっ……そこを言われたら返せねぇ。国近先輩からトレーニングプログラムを貰った際に徹ゲーに付き合えと要求された。俺がそれを呑んだ以上国近先輩が報酬内容を変更しても拒否権はないのだ。

 

故に……

 

「……了解しました」

 

了解する事しか出来なかった。俺は首を縦に振った。もう良いや、どうにでもなれ。

 

「ほ〜い。じゃあ2人ともお休み〜」

 

「良い夢見ろよ」

 

対する2人はゲームをやりながらもニヤニヤ笑いを消さずに手を振ってくる。ヤバい……本気であの2人の顔面に拳を叩き込みたい。

 

しかし出水はともかく国近先輩は先輩且つ女子なのでグッと堪えて、俺は2人に背を向けて国近先輩のベッドがある小部屋に入る。そこにはピンク色の可愛らしいベッドが置いてあった。明らかに男が使うものじゃないな……

 

そう思いながら俺は背中に抱きついている三上を一度引っ剥がして、靴を脱がす。その時にチラッとスカートの中から緑が見えた気がするか気にしない事にした。気にしたらマジで死ぬ。色々な意味で。

 

内に生まれた煩悩を表に出さず、三上を国近先輩のベッドに入れて布団をかける。さて……さっきはああ言ったが女子と寝るなんてガチでアレだから全力で逃げさせて貰おう。そして自分の作戦室のベイルアウト用のマットで寝れば良いか。

 

そう思いながら俺はこっそり作戦室を出るべく行動に移そうとするが……

 

「お、兄、ちゃん……行かないで」

 

いきなり隊服の裾を引っ張られたので振り向くとベッドに入った三上が、ほんの僅かだけ目を開けて俺の隊服を引っ張りながらおねだりをしてきた。

 

「いや、そのだな三上……流石にそれは「お願い……」………」

 

三上はその言葉を最後に目を閉じた。しかし隊服を掴んでいる手は全く離れる様子はない。その気になって力づくで引き離すのは可能だと思うが……

 

「義妹にそこまで頼まれたら断れねぇよ……」

 

ここまでおねだりをされて力づくで引き離すのはガチで良心が痛む。やれやれ……今日だけだからな。

 

俺はため息を吐いて靴を脱ぎ、そのまま国近先輩のベッドに入る。同時に女の子特有の良い匂いがしてくる、いくら国近先輩が女子力が低いと言っても女子だからだろう。

 

すると……

 

「お兄、ちゃん……」

 

ベッドに入るや否や三上は俺の背中に手を回し抱きついてくる。お前本当に寝てるのか?実際は起きてるんじゃないのか?

 

一瞬だけそう思うも寝息が聞こえてくるので、寝ていると判断した。

 

(全く……起きていても寝ていても甘えん坊だな…….)

 

そう思いながらも三上を引き離すことはしないで左手を三上の背中に回し、右手で三上の頭を撫でる。兄だからな。三上が甘えてくるならそれを否定するつもりはない。

 

そこまで思うと同時に、ベッドに入ったからか俺も眠くなってきた。やはりベッドには睡魔を呼び寄せる力があるようだ。

 

「お休み……三上」

 

最後にそう言って俺はゆっくりと瞼を閉じた。その時に感じた感情は幸せ以外存在しなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほうほう……2人とも仲良さそうに寝てるね〜」

 

「こりゃ槍バカに土産話が出来たな」

 

「ダメだよ出水君。そんな事しちゃ〜」

 

「いや、携帯のカメラを起動しようとしてる柚宇さんが言っても説得力ないからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………」

 

俺は今完全にフリーズしている。目の前にあり得ない光景があるからだ。

 

「んっ……お兄ちゃん……」

 

理由は簡単、俺の大切なチームメイトにして、可愛い義妹の三上歌歩が俺に抱きつきながら寝ているのだ。

 

そこで俺は三上が国近先輩の徹ゲーに付き合っている途中で寝落ちして、その際に一緒に寝ようと誘われて断る事が出来ずに、国近先輩のベッドで一緒に寝た事を思い出した。

 

それだけならそこまで問題ない。充分に問題かもしれないが、三上本人から誘われたし、国近先輩からベッドの使用も許可されているし咎められる事はないだろう。

 

そこまでならな。問題は俺達の体勢だ。

 

現在俺と三上は抱き合っている体勢になっているのだが俺の手の位置がヤバい。俺の右手は三上の背中に回されているが、左手は……

 

「んんっ……あんっ……」

 

寝ている間に何があったのか三上の臀部ーーー尻を鷲掴みにしているのだ。手にはこの世のものとは思えない柔らかな感情が……

 

(って、違ぇ!寝ている間に何があったのか知らないがコレはガチでヤバい!)

 

三上が起きたら完全にセクハラと間違われる。この歳でブタ箱行きとか絶対に嫌だ!

 

そう判断すると意識か明らかになる。俺は急いで三上の尻から手を離す。

 

「んっ……ああっ……」

 

しかしそれだけで三上は寝ながらも喘いできて、俺の理性を刺激してくる。マジで恐ろし過ぎる……俺以外の男なら襲っていてもおかしくないだろう。

 

ドキドキしながら左手を離し、そのまま三上自身からも離れようとするも……

 

「んっ……お兄ちゃん……」

 

更に強く抱きついてくる。あたかも俺を逃さないように。予想外の強さに俺はとまどってしまう。力づくなら離れられると思うが寝ている義妹を起こす訳にはいかない。

 

よって俺が取れる選択肢は……

 

「はいはい……甘えん坊め」

 

離れるのを止めて三上を甘やかす以外の選択肢はなかった。抱きつく三上に対して何も干渉しないで好きにさせる事にした。

 

 

 

 

 

どれだけ三上と抱き合っていたのだろう。暫く抱き合っていると……

 

「んっ……んんっ……」

 

俺の胸板に頬をスリスリしていた三上が薄っすらと目を開ける。細めた目が凄く可愛らしい。

 

「漸く起きたか」

 

一度起きてからは、とにかく寝ている三上に甘えられたので眠れなかった俺がそう呟くと、三上は薄っすら目を開けたまま俺を見てくる。

 

「お、兄ちゃ……ん?」

 

「そうだよ。おはようさん」

 

俺がそう返すと三上は……

 

「お兄、ちゃん……お兄ちゃ、ん……お兄ちゃん……え?」

 

何度もお兄ちゃんと呼んで意識がハッキリすると直ぐにキョトンとした表情に変わる。しかしそれも一瞬で……

 

「なっ?!な、なななな何でお兄ちゃんが?!」

 

真っ赤になって大きな声を上げる。起きたばかりなのに随分とデカイ声を上げるな。

 

「何でってお前が一緒に寝ようって言ってきたんだろうが」

 

「えっ?……あっ」

 

すると三上はハッとした表情になってから、真っ赤になる。どうやらあの時のやり取りを思い出したようだ。

 

「ご、ごめんお兄ちゃん。私から誘ったのに……」

 

三上は真っ赤になりながらも申し訳なさそうに謝ってくる。別に怒ってないから謝る必要はないんだがな……

 

「気にすんな。起きて目の前に男が居たらビビるだろうからな。それよりどうする?もう起きるか?」

 

時計を見ると6時前。起きるにはまだ早い気がするが、その辺りは三上に任せるとしよう。

 

対する三上は……

 

「あ、あの……えっと……」

 

何故か真っ赤になりながらキョドリだす。モジモジしている三上は何かを言いたがっているようにも見える。

 

「どうした?何か俺に言いたい事でもあるのか?」

 

すると……

 

「あ、うん……お兄ちゃんさえ良ければ……このまま甘えて良いかな?」

 

予想外の要求を口にしてきた。そう来たか……てかマジで?さっきまでメチャクチャ甘えてきたのに足りないの?寝てたから記憶にないのか?

 

返事に悩んでいると……

 

「お願い……」

 

上目遣いでおねだりをしてきた。

 

…………

 

 

 

 

 

 

 

「えへへ……お兄ちゃんあったかいね……」

 

三上は全力で甘えている。俺の身体に抱きついてスリスリしている。

 

はい結局断れませんでした。三上の上目遣いのおねだりに逆らう事は出来ませんでした。でも仕方ないよな?義兄として義妹のおねだりに逆らうのは御法度だしな。

 

しかし……

 

「お兄ちゃんの匂い……落ち着くなぁ……」

 

「なぁ三上。気の所為か前より甘えてないか?」

 

俺に抱きつきながらクンクンしている三上につい尋ねてしまう。俺の気の所為でなければ最近の三上は前より甘えん坊になっている気がする。

 

「え?……あ、うん。多分そうかも」

 

「何でだ?」

 

「その……最近のお兄ちゃん、文香ちゃんにも結構構っていて寂しくて……」

 

「は?照屋?」

 

「うん。最近の文香ちゃん、しょっちゅうお兄ちゃんに甘えてるし……文香ちゃんと何かあった?」

 

……まあ確かに。最近の照屋も妙に甘えん坊になっているな。何かあったと聞かれても……

 

「俺の知る限り特に何もないな。だから照屋に聞いてみてくれ」

 

心当たりがないのでそう返す。強いて言えば俺を名前呼びするようになってから照屋は甘えん坊になった気がする。しかし何故名前呼びするようになったからはわからないので答えようがない。

 

「わかった……話を戻すけど、文香ちゃんもお兄ちゃんに甘えるようになって、お兄ちゃんがその……」

 

「その?」

 

「わ、私に構ってくれる時間が少なくなったから……その分もっと甘えたくなったの……」

 

消え入るような声をしながら俺の胸に顔を埋めてくる。と、同時に俺の顔に熱が溜まるのを自覚する。

 

(何この子?メチャクチャ可愛いんですけど?)

 

そこまで言われたら拒否する訳にはいかないな……

 

「わかったよ。今は6時だし、9時までなら好きに甘えろ」

 

俺が了承すると三上は更に強く抱きついてくる。そして間髪入れずに上目遣いで俺を見てくる。

 

「ありがとうお兄ちゃん。じゃあさ、私のこともギュッてしてくれない?」

 

いきなり凄い要求をしてきたよこの子。遥姉さんのスキンシップとは別ベクトルでヤバい破壊力だな。

 

「え、いやそれは「お兄ちゃん………」わかった!わかったからその目は止めろ!」

 

「えへへ……お兄ちゃん、ありがとう」

 

三上が捨てられた子犬のような目で俺を見てくるので断り切れずに抱きしめると、途端に可愛らしい笑顔を浮かべてくる。マジでこの子って存在そのものが反則だろ?

 

「どういたしまして……」

 

ため息を吐きながら俺は義妹の背中を撫でて、好き放題甘えさせた。

 

ここは太刀川隊の作戦室なので当然他の人がいる。ゲームの音は聞こえないので国近先輩と出水は寝落ちしたようだが、バレたら面倒な事になりそうだな……

 

(いや、もうお兄ちゃん呼びされてるのはバレてるし一緒に寝たのもバレたから今更だ)

 

そして寝る前は寝惚けていて口止めを忘れていたので、おそらく今日明日で俺と三上の関係は知れ渡りそうだ。その辺りは覚悟を決めないとな。覚悟を決める場面は全然違うが、その辺りは気にしない事にしよう。

 

そう思いながら俺は三上と抱き合いながら思いっきり甘え合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三上と甘え合う時間について感想を述べるならただ一言、ガチで幸せだ。三上は抱きつきながら俺の胸に顔を埋めたり、スリスリしてきたり、俺の頬に沢山チュッチュッしてきて、俺は常に幸せだった。

 

しかし楽しい時間はいずれ終わりを告げる。

 

pipipi……

 

9時を告げるアラームが鳴るので俺は頬にキスをしている三上を離して起き上がる。

 

「悪いが三上。俺は10時から人を待たせているから甘えるのはこれで終わりだ」

 

「わかったよお兄ちゃん。一杯甘えさせてありがとう。すごく幸せだった」

 

「そうか。俺も義妹が幸せなら良かったぞ」

 

「うん。ところでお兄ちゃん。今日は何の用事があるの?」

 

「ん?いや実は遥姉さんに呼ばれてな。トレーニングプログラムを貸して貰った礼として1日姉弟ごっこを付き合わされ……って、どうした?」

 

さっきまで幸せそうだった三上の表情だが、今はジト目で俺を見ていた。え?何か怒らせることをしたか?

 

「ふーん。遥ちゃんと姉弟ごっこねぇ〜。楽しそうだね」

 

さっきとは一転ネチネチした口調に変わっている。マジでどうしたんだ?

 

「いや楽しそうじゃないぞ?多分俺が激しいスキンシップに疲れるだけだ……って、何で更に目が冷たくなるんだよ?」

 

「別に……お兄ちゃんのバカ」

 

言いながら三上は胸をポカポカ叩いてくる。怒ってるのに物凄く可愛いな……

 

「おいおい。叩かないでくれよ」

 

「むうっ……」

 

謝りながら三上の頭を撫でると三上は膨れっ面になりながらも叩くのを止める。

 

「てか何で怒ってんだよ?お前とも兄妹ごっこをしてんじゃん」

 

もしかして三上もお姉ちゃん役をやりたいのか?だとしたら無理だ。俺は三上よりお兄ちゃんだし。

 

「そ、そうだけど……お兄ちゃんが遥ちゃんに弟扱いされるのは何か嫌なの。理由はわからないけど……」

 

理由はわからないけど何となく嫌なのか……まあ俺も何となく嫌な事を経験した事があるからどうこう言うつもりはないけど。

 

「そいつは悪かったな」

 

「あ、いや……お兄ちゃんは悪くないよ。これは私の八つ当たりだしお兄ちゃんは気にしないで」

 

三上はワチャワチャ手を振って慌て出す。別に怒ってないからそんなに焦らなくても良いのに。

 

「ただ……今度私もお兄ちゃんと1日過ごしたいなぁ……なんて」

 

今度は一転して恥ずかしそうにそれでありながら期待の混じった目を向けてくる。そんな表情をされたら……

 

「わかったよ。今度のオフの日は1日一緒に過ごしてやるよ」

 

断れないに決まってるだろう。

 

「そっか……ありがとうお兄ちゃん」

 

三上は笑顔に変わってギュッと抱きついてくる。表情が豊かだなぁ……

 

そんな事を考えながら三上に甘えられた俺は苦笑しながら、行く準備を始めた。

 

 

だがこの時の俺は知らなかった。

 

遥姉さんと過ごす1日が悶死する位ハードなものである事を。




現時点の八幡のボーダーの人間関係


比企谷八幡→A

Aが下記の人物の場合

照屋文香 相棒
三上歌歩 可愛い義妹
辻新之助 チームメイト・元コミュ障として女子恐怖症を何とかしてあげたい
太刀川慶 レポート……
出水公平 友人・レポート関係の苦労人仲間・徹ゲー関係の苦労人仲間
国近柚宇 ゲーム……
風間蒼也 尊敬
歌川遼 同期
菊地原士郎 同期・嫌い
宇佐美栞 眼鏡バカ
綾辻遥 優しい義姉
加古望 炒飯……
二宮匡貴 怖い先輩
鶴見留美 凄い後輩
那須玲 美人
熊谷友子 同期・姉御肌
日浦茜 妹の友人
巴虎太朗 同期
由比ヶ浜結衣 同級生・ヒッキー呼びは勘弁




比企谷八幡←B

Bが下記の人物の場合

照屋文香 相棒
三上歌歩 優しい義兄
辻新之助 チームメイト・信頼
太刀川慶 レポートの救世主
出水公平 友人・レポート関係の苦労人仲間・徹ゲー関係の苦労人仲間
国近柚宇 ゲーム友達
風間蒼也 期待
歌川遼 同期
菊地原士郎 同期・嫌い
宇佐美栞 ずっと眼鏡をかけて欲しい
綾辻遥 可愛い義弟
鶴見留美 技術を学ぶ際参考になる先輩
熊谷友子 同期・友人
日浦茜 友人の兄
巴虎太朗 同期
由比ヶ浜結衣 同級生・恩人
忍田真史 弟子のレポート事情に巻き込ませてしまい罪悪感
根付栄蔵 眼鏡を掛けて広報の仕事に就いて欲しい



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