やはり俺が入隊するのはまちがっている。   作:ユンケ

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トレーニングが順調に終わる中、比企谷八幡は……

「ふーむ……やっぱり近接戦闘の連携は難しいな」

 

俺はどら焼きを食べながらモニターを見てそう呟く。

 

現在比企谷隊作戦室では4人でどら焼きを食べながら、さっきやったトレーニングプログラムをリプレイしている。丁度今俺と辻の2人が照屋の援護射撃で動きを止めたモールモッドを殺している。

 

「そうだな。改めて見ると結構粗が見えて恥ずかしいな」

 

隣に座る辻はどら焼きを食べそう呟く。お前そう言ってるが殆ど表情が変わってないからな。目の前にある仕切りを外して照屋と三上の顔を見たら間違いなく恥ずかしがりそうなのに……

 

「この粗については練習するしかないからな。まあお前がウチの隊で防衛任務が始まったら警戒区域でも練習出来るし何とかなるだろ」

 

「防衛任務を実践練習って……普通逆じゃないの?」

 

仕切り板の向こうにいる三上が呆れた声を出してくる。まあランク戦ってのはA級に上がる為の試験と同時に防衛任務の為の実践訓練でもある。それを俺は防衛任務をランク戦の為の練習と言ったが、普通は三上の言う通り逆だろう。

 

「まあそうかもな。それより三上としてはどう思う?」

 

「私?」

 

「ああ。オペレーターは俺達戦闘員と視点が違うからな。思った事を素直に言ってくれ」

 

「うーん……今のところ動きが硬いってのもあるけど、訓練を見る限り照屋さんと辻君に比べてお兄ちゃんが速すぎる。そこも連携のぎこちなさの一因だと思うな」

 

なるほどな……確かにそうだ。

 

銃手トリガーを使っているとはいえウチの戦闘員3人のポジションは全員攻撃手だ。ボーダーの定義として万能手になるには攻撃手トリガーと銃手トリガーの両方の個人ポイントが6000以上にならないといけない。まあ照屋は後一歩で万能手になるが。

 

閑話休題……

 

しかし攻撃手と言っても俺はスピード特化型の攻撃手で、照屋と辻はバランスタイプの攻撃手とスタイルが全然違う。速度の差から照屋と辻が俺に合わせようとしたら2人に負担がかかりパフォーマンスレベルは下がるだろう。

 

「今のは参考になったぞ三上。ありがとな」

 

「ううん。お兄ちゃんの役に立てて嬉しいよ。その代わり後で頭を撫でて欲しいな」

 

「任せろ3時間位撫でてやる」

 

「いやいやお兄ちゃん。残念だけどそこまでやったら帰りが遅くなっちゃうから20分位で」

 

「それでも20分はやるんですね……」

 

仕切り板の向こう側から照屋の苦笑じみた声が聞こえてくる。俺としては別に3時間位撫でても構わないんだがな。

 

「っと、話が逸れたな。話を戻すと三上は俺は照屋達と近接連携はしない方が良いって事か?」

 

「しない方が良いとまでは言わないけど、どちらかと言えばお兄ちゃんが暴れて照屋さんと辻君がそのフォロー……みたいなスタイルが良いと思うな」

 

「そうなると近接連携は私と辻先輩の2人がやった方が良いですね。武器も同じですし」

 

「……それが最善だな。一応照屋さんの目を見て話せる位改善出来るよう頑張ってみる」

 

辻は無表情ながらゲンナリした表情を浮かべながらそう口にする。まあ確かに辻と照屋って弧月の使い方も似てるし、辻の女子限定のコミュ障が無くなれば高度な連携が出来ると思う。

 

「頼む。けど無理はするなよ。無理に改善しようとしたら悪化する可能性もあるし」

 

「了解」

 

「まあいつかは治るだろ。ウチの隊の女子は2人とも良心の塊だし」

 

照屋と三上はマジで素晴らしい女子だと思う。この2人との縁が出来て良かったと心から思う。

 

「お、お兄ちゃん?!」

 

「先輩……そこまで言われると恥ずかしいです……」

 

仕切り板越しからそんな声が聞こえてくる。別に謙遜する必要はないと思うがな。

 

「悪い悪い。んじゃ話を戻すが辻よ。ゆっくりで良いから改善してくれや。その後に照屋と近接連携を磨いてくれ」

 

「わかった。それまでに比企谷と戦う時は援護を中心にするように心掛ける」

 

「おう……っと、やるべき課題が見抜けたし6月までに少しずつ進んでいくぞ」

 

「「「了解」」」

 

即座に3人が了解と返事をする。そこには一切の迷いはなく頼もしさを感じる。やはり俺のチームメイトは間違いなく当たりだろう。柄じゃないがこいつらに失望されないように頑張って隊長しないとな。

 

そう思いながら残ったどら焼きを食べながら反省会をして今日の訓練は終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

訓練を終了してからは各々別行動となった。三上は月見さんの所に戦術を学びに、辻は個人として防衛任務に行っている。

 

そんな中俺と照屋は……

 

「そこっ!」

 

「クソがっ……!大分見切りが良くなってやがるな」

 

「もう何百も体験してますから」

 

個人ランク戦にて楽しく互いの武器をぶつけ合っている。丁度今、乱反射を使って照屋を撹乱しようとしたが、照屋は俺の軌道上に弧月を振るって俺の腕を斬り落とす。

 

「そりゃそうか。にしてもお前本当に楽しそうだな」

 

言いながら空中で体勢を立て直しハウンドを放ち、テレポーターで照屋との距離を詰める。

 

しかし……

 

「はい。先輩とのランク戦は楽しいですから」

 

笑顔のまま照屋は前方にシールドを展開してハウンドを防ぎながら身を屈める。首を刎ねようとする中、照屋が見せたのは地を這うように低い体勢だったので思わず思考を停止してしまう。

 

しかしそんな隙を逃す照屋ではない。間髪入れずに身を屈めたまま弧月を振るってくる。

 

慌てて後ろに回避しようとバックステップする。この距離なら……っ!!

 

そこまで考えていると、俺の右足が斬り落とされるのを理解する。何故だ?!弧月のリーチから……いや、旋空でリーチを伸ばしたのか。

 

旋空はトリオンを消費してリーチを伸ばすトリガー。特徴として先端に行く程威力が向上するのが特徴なトリガーだ。そして至近距離で使っても威力は低いので使い所が難しいトリガーでもある。普通は至近距離で使わないトリガーだ。俺自身も無意識のうちにこの距離では使わないと考えていたし。

 

しかし照屋は俺からリードを奪う為に普通ならあり得ない『至近距離での旋空の使用』を使ってきた。

 

(こいつ……可愛い顔して良い性格してやがるな。隊長としては嬉しいがランク戦をしている時はこの上なくウザいな……)

 

そう思いながら後ろに下がるも片足が斬られたから動きが鈍い。よって……

 

「旋空弧月」

 

照屋が放つ2度目の旋空を回避出来なかった。左足が背後にある住宅地もろともぶった斬られた。

 

両足を失い地べたに座る俺を見て照屋が弧月を構えてくる。そこには油断は一切なくジリジリと迫っている。おそらくテレポーターを警戒しているのだろう。数千回も戦ってりゃ俺の癖も知っているし、テレポーターも警戒されるか。

 

だが……これならどうだ?

 

「グラスホッパー」

 

言いながらグラスホッパーを起動する。対して照屋は後ろに下がる。グラスホッパーを踏ませて跳ばしてくると思ったのだろう。

 

しかし……

 

「なっ?!」

 

次の瞬間、照屋の顔面にある物がぶつかる。俺が跳ばしたのは瓦礫だ。俺は照屋の旋空によって生まれた住宅地の瓦礫にグラスホッパーをぶつけて照屋に向けてぶっ放した。

 

流石にグラスホッパーで瓦礫を飛ばしてくるのは予想外だったようで、顔面に瓦礫をぶつけられた照屋は得物を落として蹌踉めく。

 

(千載一遇のチャンス……今!)

 

俺はそのままグラスホッパーを身体にぶつけて照屋に詰め寄る。足が無いので身体にグラスホッパーをぶつけているが端から見たらシュールだろう。

 

そしてそのまま照屋の胴体を真っ二つにした。どうでも良いが女子中学生に瓦礫をぶつけてからぶった斬るって悪役過ぎだろ?これがボーダー基地でなかったら通報モノじゃね?

 

『30本勝負終了 勝者比企谷八幡』

 

こうして30本勝負のランク戦は17ー13で俺が勝利した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっきは悪かったな」

 

ランク戦を終え俺と照屋は帰宅するべく廊下を歩く。謝罪の内容はさっきのランク戦の最後の試合で瓦礫を顔面にぶつけた事だ。アレは明らかにやり過ぎたと思う。ブースから出た時その場にいたC級隊員からはドン引きされたし。

 

「いえ。作戦としては合理的ですから問題ないです。それよりもいつの間にあんな手段を考えたんですか?」

 

「いや元々はチームの援護技として考えてたんだよ。瓦礫を相手にぶつけて隙を作って味方に殺させるって感じで」

 

「なるほど……トリオンでない攻撃でも使い方次第ですね」

 

照屋はふむふむ頷きながら考える素振りを見せるが、俺は照屋のこの仕草が見ていて好きだ。戦った後は毎回一緒に反省会をしているが考える素振りを見る度に癒される。

 

そこまで考えている時だった。

 

「弟君!」

 

「ええっ?!」

 

いきなりそんな声が聞こえてきたかと思いきや背中に衝撃が走り、後ろから俺の腹に手が回され、背中に柔らかな感触が伝わる。それによって照屋は驚きの表情を浮かべていた。まあ普通驚くよな。

 

俺を弟呼びする奴なんざ1人しか思い浮かばない。

 

「姉さん……いきなり抱きつくのは止めてくれ」

 

「えぇー?弟君のケチー」

 

ぶーたれながらも俺の背中から離れるのは嵐山隊のオペレーターの綾辻遥。そして色々あって俺の義姉である人だ。

 

「人前で抱きつくな。てか何か用か?」

 

「ん?ちょっと柿崎さんにオペレーターの紹介しようとしたら弟君がいたから抱きつきたくなって抱きついたの」

 

ヤバい……当然のように抱きつきたくなったなんて言われたら何も言えねぇ……これが姉キャラの力か?!

 

(いや、違うか。てか……)

 

「済みません。今柿崎さんにオペレーターの紹介と言いましたが、何の話ですか?」

 

俺が気になった事を照屋が口にする。後半にぶっ飛んだ事を言ってきたから最初は失念していたが、それも割と気になる。

 

「あ、うん。実は柿崎さん、ウチの隊を抜けたの」

 

「え?マジで?」

 

これには俺も驚いた。チームに勧誘する話やチームを解散した話は聞いた事はあるが、チームを抜けた話は初めて聞いたぞ。これには照屋も驚いている。まあこいつは元々柿崎さんとチームを組みたがっていたからな。

 

(ん?そうなると照屋はウチの隊から抜けたがるのか?)

 

一瞬、そんな考えが浮かぶ。

 

と、同時に胸にチクリと痛みが走る。照屋がチームを抜ける事を想像したら嫌な気分になってきたぞ。

 

「先輩?」

 

「弟君?」

 

すると目の前にいる照屋と遥姉さんが心配そうな表情を浮かべていた。しかも2人ともキスしかねない距離だったので思わず距離を取ってしまう。

 

「ど、どうしたお前ら?」

 

「どうしたも何も弟君、凄い表情をしてたよ?」

 

何だ凄い表情って?漠然としていてどんな表情かわからんぞ姉さん。

 

「凄く悲しそうな表情をしていて……何か嫌な事でも思い出したんですか?」

 

お前がチームを抜けるのを想像して嫌な気分になっただけです。まあ馬鹿正直に言うのは恥ずかしいから言わないけど。

 

「な、何でもない。大丈夫だ。それより何で柿崎さんが抜けるんだ?」

 

本題に戻す。対する2人は訝しげな表情を浮かべるも、俺が話す気がないと判断したからか、暫くして訝しげな表情を消す。悪いが何故凄い表情をしたのかは言えん。

 

「えーっとね。ウチの隊が正式に広報部隊になる事が決まったからだと思うな」

 

ふむ。理由は知らんが柿崎さんは広報部隊として表に出るのが嫌って事なのか?

 

だとしたら解せぬ。柿崎さんは確か2年位前にボーダーの広報イベントでテレビに出ていた筈だ。嫌だって言うならあの時も出ないと思うが……時の流れによって変わったのか?

 

「(まあこれについては嵐山隊の問題だし口を挟むのは野暮か……)……なるほどな。とりあえずお前が柿崎さんの今後の為にオペレーターを紹介しようとしている理由はわかった。そんでその時に俺がいたから抱きついた、と?」

 

「うん」

 

いや、うんじゃねぇよ。居たから抱きつくってスキンシップ激し過ぎだろ?俺は姉がいないからわからんが姉ってこんな風なのか?後で三上に聞いてみるか。

 

しかしここまで即答されたら何にも言えないな。綾辻、恐るべし……!

 

「そ、そうか。ちなみに普通オペレーターをチームに入れるとしたらどうやってやるんだ?基本的に戦闘員とオペレーターってそこまで縁がないだろ?」

 

俺の時は車に轢かれた際に三上が救急車を呼んでくれた事により縁が生まれ、その後三上に頼んだ結果了承して貰いオペレーターを確保出来た。

 

しかしもしもあの時に事故が無かったら俺は三上と組む可能性は低かっただろう。その場合俺はどうやってオペレーターを確保するのか若干気になる。

 

「中央オペレーターがチームを組みたい場合、部隊付きオペレーターへの転向の希望を出すの。そしたら人事部の人がチームを組みたい戦闘員を紹介してくれて、部隊の一員となる……って、感じだよ」

 

「つまり当たり外れがあるって事か?」

 

「まああるんじゃない?少なくとも私は嵐山隊で良かったと思うよ。弟君のチームのオペレーターは歌歩ちゃんだけど間違いなく当たりでしょ」

 

だろうな。三上が外れならオペレーターの9割以上が外れだと思う。能力的にも人格的にも三上より優れたオペレーターはそうはいないだろう。

 

「あ!待ち合わせの時間だしもう行くね!」

 

「お、おう。またな」

 

「うん!それとトレーニングプログラムの報酬を忘れないでね」

 

「へいへい」

 

ぶっちゃけ恥ずかしいが我慢だ。約束を違える訳にはいかないからな。

 

俺が頷くと姉さんはそのまま走り去って行った。元気過ぎだろ……

 

若干呆れていると肩を叩かれたので横を見ると照屋が不思議そうな表情を浮かべていた。

 

「先輩。さっき言っていたトレーニングプログラムの報酬とは何ですか?場合によっては私も協力しますよ」

 

何て良い子なんだこの子は?ヤバい三上同様義妹にした……いや、それやったらマジで小町にぶっ殺されそうだし止めておこう。

 

「いやお前じゃ無理だ。トレーニングプログラムの報酬は今週末に姉さんと姉弟ごっこをする事ーーーつまり向こうの狙いは俺だ」

 

「そういえば綾辻先輩はさっき比企谷先輩を弟君と言っていましたね……三上先輩のことと言い……先輩ってそういう趣味が?」

 

「違うからな!三上は否定しないが、遥姉さんの方は違うから!向こうが弟扱いして姉呼びを強要したんだよ!」

 

照屋のジト目にビビりながらも否定する。これについては嘘偽りない。そりゃ姉さんって呼ぶと若干気分が良いのは否定しないが、自分から弟になりたいなんて志願はしていない。

 

「……まあ良いでしょう。先輩がどんな趣味でも私には関係ないので」

 

絶対に嘘だな。目がジト目のままだし。てか何でそんな面白くなさそうな表情なんだよ?

 

それから暫くの間照屋の機嫌は直らなかったが、食堂でプリンを奢ったら少しだけ機嫌が直り基地を出る頃にはいつもの照屋に戻っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば照屋よ。さっきの姉さんの話についてなんだがよ」

 

「はい。何でしょうか?」

 

午後8時。俺は今自転車を転がして照屋を自宅まで送っている。本来なら三上のように2ケツで送るつもりだったが照屋は生粋のお嬢様だからか「2人乗りはダメです」と怒られたので歩いて送っている。

 

「いや……その、アレだ。もしも柿崎さんの作る部隊に入りたいなら言ってくれよ」

 

「え?」

 

「いや……確かお前以前柿崎さんが部隊を作るなら入りたいとか言っていたし、もしも今でも同じ考えならウチの部隊を抜けても「先輩」……何だ?」

 

俺が話している途中で照屋が口を挟む。気の所為か少し……訂正しよう。かなり怒っているように見える。

 

「私は比企谷先輩の部隊に入って良かったと思います。ですから抜けても良いだなんて簡単に言わないでください」

 

強い口調に思わず黙ってしまう。どうやら怒らせてしまったようだ。

 

「確かに綾辻先輩の話を聞いた時は驚きました。ですが私は先輩に誘われた時に先輩の部隊でA級を目指すと決めました。先輩と一緒に戦いたいです。なので私は抜けるつもりはありません」

 

ヤバい……不覚にもジワッと来た。マジで泣きそうだ。ここまで言ってくれてメチャクチャ嬉しいんですけど。

 

「……もちろん、比企谷先輩が私を不要とするなら話は別ですけど。先輩が嫌だと思うなら「それ以上は言うな」……先輩」

 

照屋を不要とするだと?嫌だと思うならだと?

 

「そんな事はない。俺にはお前が必要だ。ずっと一緒にして欲しい。手放したくないと思ってる。A級に行く為にもお前の力を貸してくれ」

 

そんな事は一度も考えた事はない。戦闘員で1番欲しいと思った照屋を不要と思う事は一度もないだろう。

 

そう思いながら照屋を見ると……

 

「……どうした?」

 

何故か照屋は顔を俯かせていた。気の所為か顔の色も真っ赤になっているような気がする。

 

「な、何でもないです……先輩のバカ」

 

「待てコラ。何でバカ呼ばわりされないといけないんだよ?」

 

「し、知りませんよ……!送りはここで結構です!」

 

「は?お、おい照屋?!」

 

予想外の発言に戸惑っていると照屋は顔を上げて……

 

 

 

「失礼します!次の防衛任務でよろしくお願いします……八幡先輩!」

 

真っ赤になって涙目で俺を睨みながら走り去って行った。その速さは正に神速と言っても過言ではなかった。

 

 

 

……ん?今八幡先輩って名前で呼ばれたか?

 

 

 

 

 

 

 

 

「い、今の……まるでプロポーズみたいで……うぅ……!」


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