比企谷八幡は失踪することにした。(渋滞中) 作:amedama
そして、更新が遅れた理由。
○修学旅行でケータイ一時的に壊れた。
○好きな人に告白してフラれてスランプ気味。
○喘息の再発
ほんとにすみませんでした。
11:00 京都駅付近
『まもなく、京都、京都。お出口は、左側です。東海道本線、山陰本線、市営地下鉄烏丸線などはお乗り換えです。今日も、新幹線をご利用くださいまして、ありがとうございました』
このアナウンスで俺は起きた。
もう京都についたのか・・・
まあ、早いに越した事はない。
ポルタで昼飯食って太秦まで行けば良いか。
下車の準備をしてデッキへ向かう。
ポルタ
さて、飯は何処にすっかな・・・
なるべく空いてるところ・・・おっ、あそこなら丁度入れそうだ。
「『京おばんざい 紫陽花屋』か・・・ 」
中は少し混んでるくらいですぐに入れた。
ランチメニューを見て何にするか決める。
・・・空いてたからか早く料理が届いた。
味は・・・すげぇ美味い。
どうやら物凄くいい店に入ったようだ。
値段もお手頃だし、良かった。
会計を済ませ、俺は烏丸線のりばへと向かう。
烏丸線京都駅
ホームで電車を待つ。
取り敢えず烏丸御池まで行く。
御池を少し散策したら太秦に行くとしよう。
そう考えながら俺は、電車に乗り込んだ。
烏丸御池
地下鉄を出て直ぐに、俺はマンガミュージアムへと向かう。ここは一度も来たことが無かった場所だ。
中に入ろうとすると、ある人物から声をかけられた。
「そこの君。ちょっといいかな?」
警察か?知らないが応えておこう。
「何でしょうか?」
どうやら警察では無いようだ。鞄を持って、髪を上で結んでいる、どこか不思議な女性がそこにいた。見た感じ大学生だろうか。
「・・・君、何か悩みを抱えてない?」
いきなり何言うんだこの人・・・
「悩みなんて無いですよ。用件はそれだけですか?」
「まあまあ、そう身構えないでよ。何でも話してみなさい、比企谷八幡君」
「何で俺の名前を知ってるんですか?」
「私のこと覚えてないの?小さい頃一緒によく遊んだでしょ?」
・・・よく遊んだ?
もう一度その人を凝視してみる。
・・・確かに、どこかで見た感じが・・・まさか
「ミユ、姉か・・・?」
「うん、ひさしぶり、八幡!」
突然の再会に思わず俺は内心驚いていた。
烏丸ミユ。
小さい頃、うちの隣に住んでた人だ。
俺は彼女の事を「ミユ姉」と呼び、一緒に遊んでいた。
しかし、彼女は中学後半の頃にフランスへと留学に出たのだ。
それ以来、彼女とはずっと音信不通だったのだ。
「こんな日に、しかもこんな時間帯にここにいるって事は、学校には行ってないんでしょ。何があったか話してみそ」
「・・・少し長くなるぞ」
「・・・良いよ」
そして、俺はこれまでにあったことをすべて話した。
そして、話を終えるとミユ姉は俺を抱き締めて、
「・・・よぐ、がんばっだね、はぢまん・・・」
泣きながらそう言ってくれた。
ずるいぞ、ミユ姉。
俺まで涙出ちまっただろ。
ヒロインはミユ姉ではありません。
メインヒロインはそのうち登場しますよ。
陽乃編の続きはまた次回。