比企谷八幡は失踪することにした。(渋滞中)   作:amedama

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久しぶりの八幡登場。



そして、更新が遅れた理由。
○修学旅行でケータイ一時的に壊れた。
○好きな人に告白してフラれてスランプ気味。
○喘息の再発





ほんとにすみませんでした。


#9 八幡、京都へゆく。

11:00 京都駅付近

 

『まもなく、京都、京都。お出口は、左側です。東海道本線、山陰本線、市営地下鉄烏丸線などはお乗り換えです。今日も、新幹線をご利用くださいまして、ありがとうございました』

このアナウンスで俺は起きた。

もう京都についたのか・・・

まあ、早いに越した事はない。

ポルタで昼飯食って太秦まで行けば良いか。

下車の準備をしてデッキへ向かう。

 

 

ポルタ

 

さて、飯は何処にすっかな・・・

なるべく空いてるところ・・・おっ、あそこなら丁度入れそうだ。

「『京おばんざい 紫陽花屋』か・・・ 」

中は少し混んでるくらいですぐに入れた。

ランチメニューを見て何にするか決める。

 

・・・空いてたからか早く料理が届いた。

味は・・・すげぇ美味い。

どうやら物凄くいい店に入ったようだ。

値段もお手頃だし、良かった。

会計を済ませ、俺は烏丸線のりばへと向かう。

 

 

烏丸線京都駅

 

ホームで電車を待つ。

取り敢えず烏丸御池まで行く。

御池を少し散策したら太秦に行くとしよう。

そう考えながら俺は、電車に乗り込んだ。

 

 

 

烏丸御池

 

 

地下鉄を出て直ぐに、俺はマンガミュージアムへと向かう。ここは一度も来たことが無かった場所だ。

中に入ろうとすると、ある人物から声をかけられた。

「そこの君。ちょっといいかな?」

警察か?知らないが応えておこう。

「何でしょうか?」

どうやら警察では無いようだ。鞄を持って、髪を上で結んでいる、どこか不思議な女性がそこにいた。見た感じ大学生だろうか。

「・・・君、何か悩みを抱えてない?」

いきなり何言うんだこの人・・・

「悩みなんて無いですよ。用件はそれだけですか?」

「まあまあ、そう身構えないでよ。何でも話してみなさい、比企谷八幡君」

「何で俺の名前を知ってるんですか?」

「私のこと覚えてないの?小さい頃一緒によく遊んだでしょ?」

・・・よく遊んだ?

もう一度その人を凝視してみる。

・・・確かに、どこかで見た感じが・・・まさか

「ミユ、姉か・・・?」

「うん、ひさしぶり、八幡!」

 

 

突然の再会に思わず俺は内心驚いていた。

烏丸ミユ。

小さい頃、うちの隣に住んでた人だ。

俺は彼女の事を「ミユ姉」と呼び、一緒に遊んでいた。

しかし、彼女は中学後半の頃にフランスへと留学に出たのだ。

それ以来、彼女とはずっと音信不通だったのだ。

「こんな日に、しかもこんな時間帯にここにいるって事は、学校には行ってないんでしょ。何があったか話してみそ」

「・・・少し長くなるぞ」

「・・・良いよ」

 

そして、俺はこれまでにあったことをすべて話した。

そして、話を終えるとミユ姉は俺を抱き締めて、

「・・・よぐ、がんばっだね、はぢまん・・・」

泣きながらそう言ってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずるいぞ、ミユ姉。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺まで涙出ちまっただろ。

 

 




ヒロインはミユ姉ではありません。
メインヒロインはそのうち登場しますよ。



陽乃編の続きはまた次回。

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