バカと9人の女神と召喚獣 バカテス×ラブライブ!   作:星震

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さて、このくだらない戦いに決着です!
明久たちの運命は………!?



僕と決着と召喚獣

 

「試獣召喚(サモン)!!」

 

僕の声でガクランに木刀を持った

僕にそっくりの召喚獣が飛び出てきて

点数が表示される。

 

日本史

吉井 明久 290点

 

「何だよやればできるじゃねぇかよ

 明久……ってどわぁぁぁぁっ!?」

 

「雄二は余裕こいてる暇ないでしょ!

 どっか逃げててよ!!」

 

「んな点数あんならさっさと俺を助け…」

 

「坂本君!!

 お願い…!エ○スプロージョン!!」

 

「待て南!その魔法を使ったら俺まで…

 みぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「………駄目だこりゃ。」

 

南さんは雄二を守ろうとしてロリが使う爆裂魔法をぶっ放した結果、雄二まで爆発の渦に巻き込んだ。

仲間の援護で点数が減る雄二、哀れなり。

 

「ちょっ南!?

 次はいくら俺でも死ぬ!!」

 

「えーーい!!」

 

南さんの召喚獣が放った氷のつぶてに雄二の召喚獣は援護…

ではなく殺されそうになっていた。

 

「あぁもう、しょうがないな!!」

 

僕は召喚獣を動かして仕方なく雄二の

召喚獣をかついで氷のつぶてから逃がす。

 

「わ…悪い明久!!」

 

「なんで援護でやられそうになってん

 のさ!

 ちゃんと南さんと息合わせないと!」

 

「んなこと言ってもあれをどうしろと…」

 

「泣き言なんて聞きたかないね。

 何とかしな。」

 

「お前は天空の城に出てくる海賊の

 おばさんか!?」

 

『明久くぅぅぅぅぅん!!』

 

「あ!しまった!!

 高坂さんが!!」

 

そこには敵の召喚獣のサーベルを

おたまで受け止めている召喚獣がいた。

そこには確かに

日本史

高坂 穂乃果 70点

と表示されていた…

 

「助けてぇぇぇ!!」

 

「高坂さん!武器を使うんだ!!」

 

「え?これ!?」

 

高坂さんそっくりにデフォルメされた

エプロンを着用しフライパンとおたまを持つ召喚獣はその手にあるフライパンを敵に振るった。

 

ゴォォォォォォォォン……

 

そんな嫌な音が敵の召喚獣の頭に降り下ろされたフライパンから鳴った。

よい子は真似しないでね!?

ホントに危ないから!!!

 

「あれ?何だか敵の召喚獣の動きが…」

 

「よ…酔っぱらってる……?

 いやこれは…混乱しているんだ!!」

 

希に召喚獣も麻痺したり混乱したりする。

それが敵の召喚獣に起きたのだ。

 

「え!?もしかしてこのフライパンが!」

 

「何それ!?フライパン強ぇぇぇ!

 けどこれはチャンス!!」

 

デタラメな強さのフライパンで混乱した召喚獣を僕の召喚獣は木刀で斬っていく。

でもただひとつ予想外だったことは…

 

「……高坂さん。

 ちなみに普段全教科総合でどれ

 くらい点数を取ってる?」

 

「え~と……400点くらい?」

 

不味い!!

このままじゃ高坂さんが第二の僕になりかねない!!

高坂さんみたいな可愛い女の子が

観察処分者になってフィードバックに苦しむなんてことに…!!

 

「あ…明久君…

 可愛いだなんてそんな…///」

 

声に出てたぁぁぁぁぁぁぁ!!

もう駄目だ…おしまいだ……!!

 

「何イチャついてんじゃゴラァァァ!!」

 

「うわっ!?危なッ!?」

 

「吉井君は坂本君を助けるのよ!!

 その子じゃなくて坂本君!!

 分かるかしらぁぁぁぁぁ!?」

 

「駄目だこの人目がイってる!!」

 

「下がって明久君!!おりゃぁぁぁ!!」

 

ゴォォォォォォォン………

 

…また嫌な音が鳴る。

フライパンを喰らった五月女さんの

召喚獣は混乱した。

「えっ!?

 こんなのアリ!?」

 

まぁそうなるよね……

おたまでサーベル防いだりフライパンで混乱させたりと……

仮に僕と高坂さんが戦ってしまったら

どうなるんだろう……

恐らくフライパンの攻撃がフィードバックして僕はあの世行き…かな?

でもFFF団は今までもっと凄い鈍器を

持って来てたし大丈夫……だよね…?

 

「ふふ………ふふふふふふふ……」

 

「大丈夫!?五月女さん!

 遂に頭までイってしまったのかい!?」

 

「貴方は私を本気にさせてしまった

 ようね…!!

 これを使うときだわ!!」

 

「腕輪か…!!

 遂に使ってくるのか!!」

 

「腕輪発動!『変革』(へんかく)!!」

 

腕輪が光り出した。

青い光がフィールドを包み込むと

光は消えた。

 

「な…何も起こらない………?」

 

「いいえ!!

 貴方の点数を見てみなさい!!」

 

「え…?」

 

僕は自分の点数を見て驚いた。

 

「そんな……どうして………」

 

僕の召喚獣の表示には

 

数学

吉井 明久 120点

 

と、確かに表示されていたのだから…

 

「あー!!私のも数学になってる!!」

 

数学

高坂 穂乃果 20点

 

「ちょっ!?これは不味いって!!」

 

「これが私の腕輪の能力!!

 その能力は教科を変えること!!

 数学は私の一番の得意教科よ!!」

 

数学

五月女 里奈 290点

 

「くっ…!!不味い……!!」

 

僕と高坂さんの召喚獣が力を失い、

へなへなと地面に倒れた。

それとは逆に五月女さんの召喚獣は

更に力強くなった。

 

「これで貴方たちは倒したも同然!!

 園田海未に勝負を申し込む!!」

 

「しまった!!」

 

「海未ちゃん!!」

 

雄二と南さんが声を上げた。

 

「申し込まれた以上は仕方ありません…

 試獣召喚(サモン)です!!」

 

「止めろ園田ぁぁぁ!!」

 

雄二の声も虚しく園田さんにそっくりな袖だけが青色をしている白い和服を着た召喚獣が現れた。

だが……

 

「こ…これは………!?」

 

「園田!早く武器を使え!!」

 

「ないんです!!

 武器を持ってません!」

 

そう、召喚獣だって成長するのだ。

園田さんは試験召喚実習のときに休んでしまっていた。

つまり園田さんの召喚獣は今日初めて

召喚されたため武器を持てるまでに成長していなかったのだ。

 

「くそ!!こんなことって…!!」

 

「なら好都合です!!

 やられちゃって下さい園田さん!」

 

五月女さんの召喚獣の槍が園田さんの召喚獣に向かっていく…

 

……駄目だ!!見てられるか!!

 

「「海未ちゃん!!」」

 

「あ……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なら好都合です!

 やられちゃって下さい園田さん!!」

 

そんな…

召喚獣が武器を持っていないなんて…!

このままでは…

 

「「海未ちゃん!!」」

 

「あ……………」

 

ごめんなさい…穂乃果、ことり……

アイドル…できそうにありません……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「諦めちゃ駄目だ!!」

 

「え…?」

 

私の召喚獣に届く筈の槍は届きませんでした。

でも………

 

「ぐぁぁぁッ!!クソ!!

 片腕くらいくれてやるさ!!」

 

「吉井さん!!」

 

私の召喚獣を庇ったせいで吉井さんの

召喚獣の片腕が消えました。

そしてみるみる吉井さんの顔色も悪く…

 

「吉井さん!!どうしたんですか!?」

 

「いや、僕の召喚獣はちょっと特殊な

 だけさ……

 大丈夫………!!」

 

そんな顔色が悪いのに大丈夫なわけが

ないじゃないですか!!

 

「もういいです吉井さん!!

 それにこれは私たちの問題なのに

 貴方が傷つくなんて………!!」

 

「見たいんだ」

 

「え…?」

 

「見たいんだ、君たちが輝いてるのが…

 あれだけ会長に頼み込んでやっと

 手に入れたチャンスなんだ…!

 逃しちゃ駄目だよ……!!」

 

「でもそれは…!」

 

「あれは僕がやりたくてやったこと。

 優勝したらってのを持ち出したのも僕。

 だから…責任取らせてね?」

 

「何を……」

 

「それに…守るって約束したから。」

 

「あ…………」

 

吉井さんは残ってる点数で立ち向かって行きます…

貴方はどうしてそんなに私たちを…?

 

「ウチの代表はやらせない!!」

 

「そんなボロボロの召喚獣で!!」

 

吉井さんは自分に向かってくる槍を

木刀で受け流して蹴りで点数を減らしていきます。

 

「くっ…!10点そこらの召喚獣に!!」

 

五月女さんは槍を振るいますが吉井さんは全て避けます。

 

「くそッ…!!

 1回当たったら終わりのクソゲーだ!」

 

私は…何も出来ないのでしょうか…?

吉井さんを私たちの都合で傷つけて…

何もしないなんて…私は!!

 

「何やってんだ園田!!

 素手で何を!!」

 

「止めないで下さい!!

 もう…

 吉井さんが傷つくのは嫌です!!」

 

「だからってお前がやられたら…!」

 

「私は…守られるのではなく、

 誰かを守る私になりたいんです!!」

 

「うおっ!?」

 

「え…?」

 

突然私の召喚獣の腕に光が集まりました。

それは形となって私の召喚獣に…

 

「園田…お前それ……」

 

「これは…腕輪!?」

 

特殊能力を持つ召喚獣だけがつけているソレが私の召喚獣に付きました。

 

「でも…これで吉井さんを…

 腕輪発動!!」

 

腕輪を使うと同時に私の召喚獣は弓矢を持ちました。

私ざ弓道部で使っている物と同じ武器。

 

「坂本さん!

 私が弓を放ったら吉井さんを連れて

 離れて下さい!!」

 

「はぁ!?いきなり何を……!?」

 

「いいからやって下さい!!」

 

「あぁ分かったよ!!

 やりゃあいいんだろ!?」

 

「行きます!!」

 

全ての感覚を研ぎ澄まして矢を放つ。

その矢は放たれると同時に分身して

五月女さんの召喚獣めがけて降り注ぐ。

その間に坂本さんが吉井さん…『明久』

を五月女さんから離します。

 

「きゃっ!?何これ!?」

 

「園田さん…!!」

 

「下がって下さい明久!!

 私も戦います!!」

 

「分かった!!

 動きは園田さんに合わせるよ!!」

 

『させないわよ!!逃げて代表!』

 

相手のクラスは10人くらいでしょうか?

 

「ことり!!

 その人たちを食い止めて下さい!

 坂本さんもサボらずに!!」

 

「うん!!海未ちゃん!!」

 

「お…おう!!

 あ…あとサボってねーからな!」

 

「穂乃果!!合図したらフライパンを

 投げて下さい!!」

 

「よ…よく分からないけど分かったよ!」

 

「もう一度……行きます!!」

 

もう一発矢を放った。

再び分身して降り注ぐ矢の雨。

五月女さんの召喚獣は点数が減っていきます。

 

「園田さん…なんなのよその点数!?」

 

数学

園田 海未 380点

 

そう表示されていましたが気付きませんでした…

 

「二度も食らわないわよ!!」

 

辛うじて矢を避けた五月女さん。

ですが……

 

「穂乃果今です!!

 倒れている召喚獣に!!」

 

「えーーーい!!!」

 

避けたばかりの五月女さんの召喚獣は

行動が一瞬遅れて穂乃果のフライパンに直撃した。

フライパンに当たった召喚獣は混乱します。

つまり………

 

「今です!明久!!!」

 

「今度は…逃がさないからねッ!!」

 

「しまった………」

 

次の瞬間、明久の木刀に五月女さんの

召喚獣は斬られました。

そしてついに点数は0になりました。

 

「戦士者は補習ぅぅぅぅぅぅ!!」

 

西村先生が五月女さんを連行していきます…

 

「えっと……勝ったんだよね?」

 

「あぁ…なんとか……な………」

 

「やったよ海未ちゃん!!

 かっこよかったよ!!」

 

「ほ…穂乃果……

 そんなにくっつかないでください…

 恥ずかしいので……」

 

「これで一回戦突破だよ!!

 約束の優勝まであとちょっと!!」

 

「ことりはその前に坂本さんを

 巻き込まないようにする練習を

 しなければ…」

 

「あはは…ごめんね、坂本君……」

 

「別に構わんが…

 お、秀吉と康太の部隊も生き残った

 みたいだな。

 それと園田。」

 

坂本さんは携帯を開きながら訪ねて来ました。

 

「はい?」

 

「あの馬鹿を助けてくれて…

 ありがとな。」

 

「誰が馬鹿だよ!!

 僕今回は凄く頑張ったんだけど!?」

 

「お前以外に誰がいる?」

 

「穂乃果ですね。」

 

「海未ちゃん酷くない!?」

 

「けど…園田さん、

 召喚したことない召喚獣をどうやって

 あんなに上手く……」

 

「動かせたか…ですか?」

 

「ふふ…それは………」

 

「?」

 

明久の唇に指を置いて言いました。

 

「それは…明久にはナイショです♪」

 

「ほえ?」

 

私が頑張れたのは多分……

この人が…

明久が私を全力で守ってくれたから…そしてそんな明久が………

 

「あれ?そういえば園田さん、

 僕のことを名前で……」

 

「駄目…でしたか?」

 

「ううん、全然!!

 その方が僕も楽だし。」

 

「誰にでもという訳ではないんですよ?」

 

「え?どういうこと?」

 

「明久には教えません。」

 

「え~?どうして!?」

 

「何でもです!

 さぁ、早く回復試験に行きましょう!」

 

「う…うん、そうだね!!」

 

「待ってよ海未ちゃ~ん!!」

 

私の気持ちを明久に理解してもらうのは難しそうです………

 




次回でやっと初ライブですかね…
それと……妹'sから誰か出す。
これは確定!!
(葉月ちゃん出そうかな………)
え?葉月ちゃんは妹'sにいない?
いえいえいえ、妹とはッ!!
可愛いければよいのだ!!!
そして話のスピードが実に実に遅いですね。
ラブライブなら2話のところがこの作品ではもう10話越えてる………
遅いんだよバカ…とか思うかもしれませんがどうか気長に見守って下さい!

そしてこの作品もたくさんの寵愛に授かれて光栄です!
もうUA10000だと!?
バカテスで10000代行ってる作品は中々見ないので嬉しいです!!

今回もありがとうございました!!

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