鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ 作:アインスト
では、どうぞ(;´∀`)
箒「何が、起きたんだ‥‥‥?」
シャル「あいつからレーザーみたいなのが飛んで‥‥‥刃を‥‥‥!嘘だ、嘘だよね‥‥‥!?」
鈴音「ちょっと、あいつの心配するのもいいけどこれかなりマズイんじゃない!?」
ラウラ『こちらボーデヴィッヒ!何が起きている!?』
セシリア「ラウラさん、今すぐに狙撃地点から退避してくださいまし!!」
ラウラ『何だって!?よく聞こえん!!』
セシリア「だから、一刻も早くそこから逃げてくださいましっ!!」
その数秒後、IS学園に向かって閃光が走る。
だがその閃光は届くことはなかった。
白式バエルを駆る一夏が身を挺して阻んだのだった。
箒「い、一夏ぁ!!」
一夏「へ、へへ‥‥‥やらせる訳ないだろ‥‥‥?やっぱ俺、不可能を、可能、に───」
しかし、直撃を受けたのだろう。
海へとまっ逆さまに墜ちていってしまった。
その様子を間近で見ていた箒はショックを受けたかに見えた。
箒「──ッ、ラウラ聞こえるか」
ラウラ『ど、どうした?』
箒「ダインスレイヴはまだ撃てるか?」
ラウラ『ああ、まだ問題ないが‥‥‥』
箒「なら、撃ちまくれ!私が、いや私"達"が後押しする!」
ラウラ『───了解だ!』
箒「セシリア、シャルロット、鈴音、まだ動けるな?」
鈴音「トーゼン。あんなのウォーミングアップにもなりゃしないわよ」
セシリア「まったくその通りですわ。またいつものように戻ってくるはずですしね」
シャル「僕はこのまま刃を守るよ。これ以上ダメージは負わせはしないよ」
箒「会長、それから簪。援護をお願いします」
楯無「任せなさいな。きっちりと仕事をこなしてみせるわよ」
簪「このような事態を想定して調整したマルチロックシステム‥‥‥実験するのにもってこいの相手」
箒「よし、ならやるぞ!」
鈴音「箒、アンタ変わったわね」
箒「かもしれんな。生意気か?」
鈴音「いいえ、別に。でも、らしくなったんじゃない?」
箒「‥‥‥そう言ってくれるだけ幸いだ」
鈴音「ま、墜とされるんじゃないわよ?」
箒「お前もな」
───────────────────────
あーあ‥‥‥俺、バカだなぁ。
でも身体が勝手に動いちまったんだから仕方ないよな。
箒、泣きそうな顔になってたよな。
ゴメンな箒、バカな俺で‥‥‥俺、もう何も出来そうにないや‥‥‥。
「本当に、それでいいのかな?」
「諦めちゃうの?」
え‥‥‥誰だ‥‥‥?
「もうわかっているのではないかな?織斑一夏君」
「貴方はこんな所で諦めるような人じゃないはずだよ」
もしかして‥‥‥白式‥‥‥?
そこのアンタは‥‥‥。
「そう、バエルだ。ここでははじめまして、だろうか」
「ずっと、ずーっと、見てたよ。一夏の事。とても良い友達と巡り会えたね」
「その素晴らしい友を持ってなお、君は諦めるのかな?」
俺は‥‥‥。
「進め、織斑一夏。君が諦めない限り未来は紡がれるのだから」
「バエルさんの言う通りだよ、一夏。ここで諦めたら今までもらってきたものが台無しになっちゃうんだよ?」
「さぁ、決断してくれ」
「諦めるの?それとも‥‥‥"皆を守る"ためにまた立ち上がってくれるの?」
「運命は、委ねられた。君の手の中に」
俺は‥‥‥諦めたりなんかしない!
ここで終わりはしない!
俺は約束したんだ、白式たちが言ったように"皆を守る"って!!
だから、力を貸してくれ!
「どうやら、聞くまでもなかったようだ」
「そうだね。でも忘れないで一夏。大きな力を持つって事はそれだけ大きな責任も背負わなきゃいけない。それだけは、忘れないで‥‥‥」
「さぁ、行け」
「「皆を、守るために」」
───────────────────────
「────ねぇ」
‥‥‥何だよ。
「────いいの?このままじゃお前、死ぬよ?」
それは、嫌だなぁ。
「なら、どうする?」
‥‥‥違うな。どうする、じゃない。自分がどうしたいか、だ。
「それで?」
俺は‥‥‥あいつらが、笑って過ごせる未来を。
そんな未来を、望んでんだよ。
「‥‥‥」
だから、さ‥‥‥お前の"力"、使ってやるから‥‥‥全部、寄越せ‥‥‥バルバトス‥‥‥!!
「─────いいよ。でも、この先どうなるかわからないよ?下手するとお前は」
わかってらぁ。
だからこそ、守りたいんだよ。
命をなげうってでも守りたいのさ。
だから、その力を寄越せ‥‥‥!
「─────もういいよ。止めはしないから。でも、それなりの覚悟はしときなよ」
上等ッ!!
────────────────────────
箒「はぁっ‥‥‥はぁっ‥‥‥」
鈴音「あぁ‥‥‥もう‥‥‥」
簪「手におえない‥‥‥!」
セシリア「残エネルギーも残り僅か‥‥‥マズイですわね」
楯無「でも、諦めるつもりはないんでしょ?」
箒「当然だ‥‥‥!」
鈴音「────ッ!アラート、箒後ろ!!」
箒「しまっ───(一夏──ッ!!)」
さらなる閃光が箒に迫る。
彼女は自らの終わりを悟り、ふと目を閉じる。
しかし、その衝撃はいつまで経ってもこない。
恐る恐る目を開けるとそこには、いつも憧れていた一人の男が、守っていた。
一夏「間に合ったな。大丈夫か箒?」
箒「いち、か‥‥‥?」
一夏「おう、俺だよ。何ともないか?」
箒「──ッ、来るのが遅いぞ!バカ者!」
一夏「悪かったよ箒。ごめんな、心配かけて」
箒「この、バカ者、がぁ‥‥‥!」
一夏「あ、あーあー、泣くなって。せっかくの可愛い顔が台無しだぞ?」
箒「お前っ、この期に及んでそんな事っ‥‥‥ぐすっ」
一夏「ははは‥‥‥さて、と。お前もいつまで寝てるつもりなんだよ、刃?」
鼓動が、早まる。
ドクン、ドクン、と身体中に熱が回っていくのがわかる。
シャルロットの傍らで横たわっていたバルバトスルプスが形態変化、バルバトスルプスレクスへと姿を変える。
そして、獣のようにエンジンが唸りを上げてツインアイが紅く、紅く輝いていた。
阿頼耶識システムが、起動している。
刃「ウォォォアァァァァァァァァッ!!シャアッ!!待たせたなぁ!!」
一夏「まったく、寝坊すんなよ」
刃「へへへ、イッチーこそお着替えして油断すんじゃねぇぞ?」
一夏「ああ、わかってる!」
刃「じゃあ‥‥‥楠上刃、バルバトスルプスレクス!」
一夏「織斑一夏、白式"雪羅・真"!」
ここに今、恐らくIS学園最強であろう二人が立ち上がる。
刃・一夏「「行くぞッ!!」」
次回に続く!!
いかがだったでしょうか。
次回ようやくデビルガンダム戦終わる、かな?
一夏の白式については後程補足します(´・ω・`)
では、次回の更新でお会いしましょう。
ではでは(*´ω`*)ノシ
感想等お待ちしてますー(*´∀`)