鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ 作:アインスト
あ、ついでにセシリアのISもちょっと進化します。
では、どうぞ。
昼時。
それは生徒たちが思い思いに昼食を取る時間。
自前で作ってきた弁当を食べたり、食堂に行って定食を頼んで食べたり、購買で惣菜パンを買ってもそもそと食べたり。
ちなみに俺は後者な。
惣菜パン食いながら食堂でイッチーとソシャゲの対戦をしている。
刃「‥‥‥ぬあああああ勝てねぇぇぇぇぇ」
一夏「はは、また俺の勝ちだな。なんで刃はISだったら強いのにこういうソシャゲは弱いんだろうな?」
刃「それは戦犯である我輩に聞きたいで候‥‥‥」
鈴音「ま、負けに負けまくって言葉がおかしくなってるわよ」
シャル「あっははは‥‥‥刃、大丈夫?」
刃「これが大丈夫に見えるとですか?」
シャル「‥‥‥大丈夫じゃないね、うん」
簪「‥‥‥というか私も来て良かったの?」
ラウラ「全然、大歓迎だぞ更識。むしろおしゃべりできる仲間がまた増えたと思うと楽しいしな」
鈴音「そうそう。だからアンタも自然体でおしゃべりしましょ?」
簪「‥‥‥うん」
刃「よしイッチー、もっかいだ、もっかい勝負だ」
一夏「おー、いいぜ。やろうやろう」
刃「今度は絶対負けねぇ」
一夏「いや刃、おもいっきりフラグ建築してるぞ」
刃「え、マジか」
簪「刃は‥‥‥デッキ構成が火力頼りの直線的な構成になってるから負けやすい。織斑くんを見習って戦術を立ててみたら?」
刃「いんや、火力こそがジャスティス」
一夏「それで負けたら意味無いだろ‥‥‥ほいトドメ」
刃「んぎゃあああああああ!?!?」
またソシャゲで負けた俺とイッチーはふとセッシーの方をちらと見た。
あり?
今日のセッシーあまり食が進んでないな。
ダイエットでもしてんのかね?
刃「セッシー、どした?あまり食ってないみたいだけど」
セシリア「い、いえ‥‥‥少々ダイエットを‥‥‥」
ラウラ「ふーむ、大変なのだな。どうだセシリア、我が黒兎隊のブートキャンプを一緒にするか?」
セシリア「それは慎んでお断りさせていただきますわ」
ラウラ「即答か‥‥‥」
そう言ってセシリアはトレーを持ってそそくさと食堂を後にした。
‥‥‥怪しい。
刃「‥‥‥へいイッチー」
一夏「なんだ刃」
刃「ちょいカモン」
一夏「おk。すぐ行く」
鈴音「アンタたちやけに仲がいいわね」
一夏「そりゃあ‥‥‥なぁ?」
刃「同じ男同士な訳ですしおすし」
一夏「まぁそういう事だから。後でな」
一夏はそう言い残して俺の後に続いて食堂を出た。
‥‥‥なんかどっかで腐女子発言が聞こえた気がするが気のせいという事にしとこう。
で、校舎の廊下にて。
刃「‥‥‥さてイッチー」
一夏「あぁ、刃の言いたい事はよくわかる」
刃・一夏『ダイエットしている事を隠そうとしてない事に違和感を感じる』
刃「‥‥‥やっぱりそうだよな?」
一夏「あぁ。普通女の子ならダイエットしてるならある程度隠すはずだと思うんだ」
刃「だろ?つまりダイエット以外の事で何か悩み事があるって事だ」
一夏「よし、そうと決まれば早速調べようぜ」
刃「おっしゃ、やるか」
まずは何処にいるか聞き込みをしてみる。
そうだな‥‥‥とりあえずクラスメイトに聞き込んでみるか。
例えば‥‥‥鷹月さんとか?
で、聞いてみた所アリーナにいるらしい。
っつー事は今訓練中か。
ちと見に行こう。
刃「‥‥‥ここだな。よしイッチー、お前のスニーキングスキルを発揮したれ」
一夏「そういえばそんな事があったな、確か‥‥‥あ、いたぞ」
丁度見かけた時にはセッシーはBT兵器を展開して的に撃っていた。
ただ、撃つ角度がまったく違うのだが。
何してんだあれ?
セシリア「‥‥‥どうして応えてくれませんの‥‥‥ブルー・ティアーズ‥‥‥」
刃「‥‥‥イッチー、あれ何してると思う?」
一夏「多分新しい技を身に付けようとしてるけど上手くいかないっていう構図だな」
刃「なるほどな‥‥‥」
セシリア「このままでは‥‥‥私は‥‥‥」
どうやら、焦っているようだ。
‥‥‥ん?
一夏「おい刃、あれ」
刃「ありゃ確か‥‥‥ウヴァルか?」
一夏「セシリアにいったい何をするつもりなんだ?」
アリーナで苦悩しているセシリアの傍にウヴァルを纏ったナナシ、もといゼハートが現れる。
セシリア「‥‥‥ミューゼル先生?」
ゼハート「何を、焦っている?」
セシリア「い、いえ‥‥‥私はただ‥‥‥」
ゼハート「‥‥‥
セシリア「ッ!!」
ゼハート「図星か」
セシリア「‥‥‥はい。これが出来ないと私は‥‥‥」
ゼハート「代表候補を下ろされるかもしれない、と」
セシリア「‥‥‥」
ゼハート「‥‥‥致し方無い、オルコット。本気で来い」
多少形が違うウヴァルがライフルを構える。
セッシーはいきなりの事で驚いたのか、戸惑っているようだ。
セシリア「で、ですが」
ゼハート「いいから、来い。でなければお前が朽ちるだけだ」
セシリア「‥‥‥ッ、なら‥‥‥遠慮なく行かせてもらいますわ!!」
セッシーがライフルを構えてBT兵器を展開、ゼハートを包囲する。
そこからは秒読み出来ないほどの速さで戦闘が始まる。
レーザーをかわすウヴァル、実弾を掠めてシールドエネルギーが減少してしまうブルー・ティアーズ。
ゼハート「‥‥‥まだこんな物では無いだろう、オルコット」
セシリア「馬鹿にしてぇっ!!」
ゼハート「直線的に考えすぎるな。レーザーを直撃させる事より罠を張るかのようにレーザーを撃て」
セシリア「罠を‥‥‥張るように‥‥‥!!」
ゼハートの一言でセッシーのBT兵器から放たれたレーザーがなんと"曲がった"。
そう、"曲がった"のだ。
ゼハート「グォッ‥‥‥!!」
セシリア「や、やった‥‥‥出来た‥‥‥!!」
ゼハート「‥‥‥く、フフフ‥‥‥ハハハ‥‥‥面白いぞ、オルコット。まさかすぐにものにするとはな」
セシリア「ミューゼル先生のおかげですわ‥‥‥ってぇ!?」
ゼハート「どうしたオルコット、まだ戦いは終わっていないぞ?」
そう言ってライフルから放たれた実弾がセッシーの頭、すなわちレーダー部分にクリティカルヒットする。
セシリア「うっ!!」
ゼハート「さぁ‥‥‥もっと見せてみろ、お前の力を」
セシリア「くっ‥‥‥ブルー・ティアーズ、私と‥‥‥一緒に、戦ってくださいまし‥‥‥!!」
ゼハート「‥‥‥!」
直後、セッシーがブルー・ティアーズと共に光に包まれる。
刃「な、なんだ!?」
一夏「セシリアのISが‥‥‥!!」
光から出てきたセッシーのISは、俺のヴィダールを模していた。
だが、背中のブースター部分はBT兵器に置き換わっていた。
カラーリングは、綺麗な蒼。
セシリア「ブルー・ティアーズ‥‥‥あなたは、私を信じてくださるのですね‥‥‥」
ゼハート「(織斑や篠ノ之と同じような変化‥‥‥そうか、既にサードフェイズに移行していたのか。だがオルコットの意志が不安定だったためにサードフェイズ移行への阻害になっていた、と)」
セシリア「‥‥‥さぁ、ミューゼル先生?私と円舞曲を踊ってくださる?」
ゼハート「‥‥‥了承したい所だが制限時間超過だ。また今度にしてくれ」
セシリア「あら、本当ですわ‥‥‥」
そうしてピットに戻った二人。
ピットに戻ってきたセッシーを俺は思い切り抱き締めてやった。
セシリア「ちょっ、刃さん!?いつの間にいましたの!?」
刃「セッシーが新しい技を習得する所から」
セシリア「は、恥ずかしいですわ‥‥‥」
刃「セシリア、お疲れ。すげぇよ」
セシリア「え、えへへ‥‥‥」
今日のセシリアは随分と成長したみたいだ。
俺も、頑張らなきゃな。
次回に続く!!
いかがだったでしょうか?
楽しんでいただけたなら幸いです。
今回は割と長めだったため読みづらかったと思います。
すみませんm(__)m
では、次回の更新でお会いしましょう。
感想、質問等いつでもお待ちしてます。
ではでは(´・ω・`)ノシ