鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ 作:アインスト
では、どうぞ。
アンケートはまだまだ募集中です。
深夜。
その時間帯のIS学園の職員室に一人、電話をかけている。
その相手は、篠ノ之 束。
電話をかけているのはかのブリュンヒルデ、織斑 千冬。
千冬「‥‥‥」
束『もすもすー久しぶりちーちゃん!!」
千冬「‥‥‥あぁ」
束『こんな時間に電話かけてくるなんてどうしたの?』
千冬「‥‥‥一つ、聞かせろ」
束『一つ?』
千冬「そうだ。今回の事件にお前は関与しているのか?」
束『そんな訳無いじゃん。だって私今追われている身だし‥‥‥お尋ね者の私が事件やらかしたら速攻で捕まっちゃうかもしれないし』
千冬「‥‥‥そうか」
束『で、ちーちゃん?これだけ?』
千冬「いや‥‥‥あの小娘はどうなった?」
束『さぁ?』
千冬「さぁ、だと?」
束『だって私じゃ見当もつかないよ。多分亡国企業にお世話になってるんじゃないかな?』
千冬「天災のお前でもわからない事はあるのだな」
束『仕方ないねー、だって私神様じゃないし。人間が神様みたいになんでもわかると思ったら大間違いだよ』
千冬「‥‥‥それもそうか」
束『それに、神様みたいになんでもわかっちゃうとつまらないでしょ?』
千冬「‥‥‥そうだな、お前の言う通りだ」
束『何もかもわからないぐらいが楽しいよ、人生って言うのはさ』
千冬「‥‥‥あぁ」
束『さてと、もういいの?』
千冬「いや、最後にもう一ついいか?」
束『いいよ。何かな?』
千冬「‥‥‥先程楠上の話がたまたま聞こえてな。お前、会社作るんだって?」
束『会社?あー、そんな大それた物じゃないよちーちゃん』
千冬「大それた物ではない、か。なら何だ」
束『そうだねぇ、簡単に言っちゃえば組織。どんな仕事も請け負う業者みたいな物だよ』
千冬「組織‥‥‥お前、楠上を誘って何をするつもりだ?」
束『とーぜん、くーくんにはリーダーになってもらうつもりだよ。立案したのは私だけどやってみたいって言ったのはくーくんだから』
千冬「‥‥‥その、組織名は」
束『‥‥‥華って綺麗だよね』
千冬「それがどうした?」
束『ねぇちーちゃん、綺麗な物ほどすぐに壊れたり散ったりするって知ってる?』
千冬「それは当たり前の事ではないのか?お前は何を言いたい?」
束『ちーちゃん、私ね?決して枯れず、散らない華が見たいんだ。だから、そのための組織‥‥‥枯れない、朽ちない物に何が思い当たる?』
千冬「枯れない、朽ちない、か‥‥‥私が思い当たる限りでは金属しか‥‥‥」
束『そう、それだよちーちゃん。金属。枯れない、朽ちない華が見たいなら金属で造ればいい』
千冬「‥‥‥何を言いたい」
束『"決して散らない鉄の華"‥‥‥鉄華団だよ』
千冬「鉄華団‥‥‥」
束『もちろんちーちゃんも誘うつもりだったから。まー考えといてねー!!それじゃ、そろそろ切るね。バイバーイ!!』
そうして、電話が切れた。
千冬は先程束が言い放った言葉、"鉄華団"という名の意味を反芻していた。
まるでそこに何か、束の真意があるように。
第二期に続く!!
と、いう訳でエピローグでした。
結果として、第二期に続きます。
第二期についてですが、まずはTSイッチー編が一段落ついてから始めようと思います。
お楽しみに。
では次回の更新で。
感想、質問等お待ちしてます。
ではでは(´・ω・`)ノシ