鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ 作:アインスト
では、どうぞ。
‥‥‥む?
自己紹介すればいいのか?
‥‥‥わかった。
あー‥‥‥皆様こんにちは、いやこんばんは?
まぁどちらでもいいか。
私だ、篠ノ野 箒だ。
今私は鈴音と共に訓練をしている。
しかし‥‥‥。
箒「なんだ‥‥‥これは‥‥‥?」
鈴音「私に聞かないでよ。私だってわかんないだから」
箒「む、すまない‥‥‥」
私たちのISが大きく形を変えたのだ。
まるで、楠上の扱うフレームのように。
私のIS、紅椿はさらに赤く雄々しいなんとも武骨な全身装甲型のISへと姿を変えた。
鈴音のIS、甲龍も例外ではない。
彼女の甲龍は背中に特徴的なブースター‥‥‥なのかわからないが装備されており、本体は身軽に動けそうなスマートなISへと姿を変えていたのだった。
箒「何らかの戦闘が経験値になったのか‥‥‥?」
鈴音「ま、私好みの装備だから別に問題無いけど‥‥‥箒、アンタは?」
箒「飛び道具自体が苦手なんだが‥‥‥見たところ近接戦闘型の飛び道具だな。それから‥‥‥」
腰に帯刀されていた物を引き抜こうとするが、抜けない。
どうやって使うんだ‥‥‥?
‥‥‥あ、鞘ごと外れた。
なるほど、これは鈍器として使えるのか。
だがいかにも何かをしまっているような作りなんだが‥‥‥まぁいずれ抜けるだろう。
まぁ、これで一夏たちと肩を並べて戦える。
だが、いまだに鈴音のISの特徴がわからない。
そのブースターは何に使うんだ?
鈴音「うーん‥‥‥ん!?」
箒「どうした?」
鈴音「ちょっ、嘘、マジで!?」
箒「だからどうした‥‥‥ってぇ!?」
振り向いて鈴音の状態を確認する。
するとブースターが大きく変形し、巨大な腕となっていたのだった。
箒「な、どうしたんだそれ‥‥‥!?」
鈴音「え、なんか適当にいじってたらいきなり動いて‥‥‥こうなったんだけど?」
箒「‥‥‥いかにも脳筋っぽい装備だな」
鈴音「今なんて!?」
箒「いや、何でもない。気にするな」
鈴音「気にするわよ!?今ボソッと脳筋っぽいって言ったでしょ!!」
箒「言ってない」
鈴音「いいや言ってた!!」
箒「‥‥‥だってそうだろう?甲龍の衝撃砲といい、双天牙月といい、いかにもゴリ押しするための装備だろうが」
鈴音「あ、アンタねぇ~‥‥‥!!」
あながち間違った事を言っていない気がするのだが‥‥‥何か間違っているか?
それから少しして、自分たちのISの状態に困惑したままアリーナから退出、食堂へと向かった。
食堂にはヘトヘトになった一夏とそれを介抱するラウラがいた。
け、決して羨ましいなんて思ってないんだからな!!
一夏「おー‥‥‥箒に鈴か‥‥‥」
鈴音「アンタどうしたのよ?そんなヘトヘトになっちゃってさ?」
一夏「ラウラのISが、な‥‥‥?」
箒「ボーデヴィッヒのISがどうした?まさか私たちと同じように変化したのか?」
一夏「え?同じように?」
鈴音「私たちのISまでもが変化しちゃったのよ。何が何だか全然わからないっていう状況なの」
一夏「ふーん‥‥‥誰かISに詳しい人いねぇかな‥‥‥」
一夏がそんな事をぼやいていると、一夏の頭に分厚い本が落とされる。
痛そうだな‥‥‥。
む、確か彼女は‥‥‥楠上の彼女の1人、更識 簪か?
一夏「い、いってぇ~‥‥‥何すんだよ‥‥‥?」
簪「あなたたちが話している所を見かけたから‥‥‥篠ノ野さん、凰さん、ちょっとIS見せてくれる‥‥‥?」
鈴音「ちょっと待ちなさいよ、そもそもアンタ誰」
箒「‥‥‥勉強不足だな、鈴音。彼女は更識 簪、日本の代表候補生だ」
鈴音「え、アンタが!?」
簪「‥‥‥悪い?」
鈴音「そ、そんな事ないけど‥‥‥」
簪「とりあえず、見せて。私ならわかるかもしれないから」
箒「わかった。どれくらいでわかる?」
簪「すぐにでも‥‥‥うん、これだ。ほら」
箒「『mode Astarot』に『mode Dantalion』?それが私たちのISのもう1つの形態なのか?」
簪「多分、メイビー‥‥‥あ、刃の喋り方移っちゃった‥‥‥まぁいっか。後は刃が帰ってこないとわからないかも」
箒「そうか‥‥‥」
できればすぐにでも帰ってきて欲しいのだが‥‥‥まぁ仕方ない、待つしかないか。
‥‥‥そういえば一夏の表情が何処か悪そうな顔をしていたな。
どうしてなのだ?
次回に続く!!
次回‥‥‥刃とシャル、日本に帰国。
では次回の更新で。
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ではでは(´・ω・`)ノシ