妖怪たちとの非日常生活   作:”アイゼロ”

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はい、どうも、アイゼロです。

あと4話で完結ですよぉ。ここからは高校編です。

これ以上は妖怪は増えません。書けません。勘弁してください。

それではご覧ください。


高校生活

何事も無かった入学式から1ヶ月。さすがは進学校というべきか。勉強のレベルが格段に上がっている。ここ普通科でもそう感じるとは・・・。国際教養科はこれより凄いんだろうな。国際教養科というのは、普通科とは違い学力がさらに上のクラスだ。9割が女子。

 

上がったとはいえ、そこまで苦労するほどでもないな。俺頭いいし。数学は中学の頃から追いつけてないから諦めている。使うか?社会に出て?全部機械が計算してくれるんじゃねぇの?

 

 

昼休みになると、俺はテニスコート付近の階段に座り込み、購買で買ったパンを食べる。この時間になると近くの海からくる潮風が心地いい。なんていい場所なんだろう。この場所を見つけてくれたのはモンちゃんだ。マジ一反木綿リスペクト。

 

ちなみにそばにいるのはモンちゃんだけだ。さすがに高校にはついてはいかせられないしな。俺がそう言った時に皆から猛反発喰らった。そりゃもうすごかったな。もうあんまりにくっついてくるからコロちゃんの傘を使って、無理矢理引き剥がした。ていうか、あいつら俺の事好きすぎじゃない?

 

そんなことがあって、シキたちは留守番だ。何故今頃かって?一人で考えたいときもあるんだよ。人間だもの。

 

「で、何でお前がいるんだ?」

「・・・」

 

パンを食っている最中、ずっと俺の正面に立って無表情で見てくるコロポックルのコロちゃん。

 

「八幡といたいから」

「いや、まあ、それは嬉しい言葉だが、少し留守にするだけだからな?」

 

しかし、一向に動こうとしないコロちゃん。一瞬今の言葉にときめいてしまったことがちょっと悔しい。

 

なんとかコロちゃんを説得させ、モンちゃんの背中に乗せて帰ってもらった。

 

何故妖怪たちには留守番をしてもらったかというと、まず高校に慣れる事が目的だ。新しい環境だから、色々慣れが必要だし、妖怪たちの相手も余裕でできるようにしたい。次に人が滅多に歩かない場所を見つける。これは今いるモンちゃんが教えてくれた場所が一番いいと思った。屋上は鍵がかかっているし、ここの人通りも、見つけてから数週間モンちゃんと共に調べた結果、10分に1人か2人通りくらいだった。目の前がテニスコートでテニス部が練習しているが、テニス部部員は練習に集中しててこっちなんかは見向きもしないだろう。

 

 

家に帰ってそのことを妖怪たちに話したら、一斉に抱き着かれたのは言うまでもないだろう。危うく黒歌には接吻されそうになったが、白音が狐火を出して止めてくれた。俺初耳だったんだけど。妖術使えるなんて・・・。

 

そういや、一か月前のモンちゃんに会って以来、他の妖怪見てないな。これ以上増えられても困るんだけどね。日本は広いから、県外にもいたりするのかもな。そう思うと、千葉市内だけでどんだけいるんだよ・・・。

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。

もうすぐクリスマスですが、次回は夏休みです。ちなみに自分は彼女と過ごす。

また次回。

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