インフィニットミッション   作:のんびり日和

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はい、オルコットと鈴のタッグと山田先生の模擬戦とラウラとの初戦とデュノア正体ばれるでした。


最初はラウラはもう少し後から出そうかと思ったがこの際一緒に出した方が楽かと思いだしました。




10話

イチカside

教室を出た後デュノアを男性更衣室に案内しそれぞれ着替え始めた。俺の場合は制服からいつもの戦闘服に着替えるだけだがな。だからそれほど時間は掛からないのだ。

 

「ラムゼイ君ってISスーツ着ないの?」

 

「これが俺のISスーツだからな、あんな恥ずかしいもの着られるか。」

 

そう言うとそうかなぁとデュノアは悩んだ様子だった。

 

「とりあえず俺は先に行っているからな。」

 

「あっ!待ってよー。」

 

そう言ってデュノアは急いで着替え始めたが俺は待つ気もなくそのまま放置してアリーナの方に向かった。

 

既にアリーナには1組の生徒と2組の生徒たちがちらほらいた。

 

「あ、兄さん。あの転校生に何もされませんでしたか?」

 

そう言ってマドカは心配そうに聞いてきた。何かってなんだ?

 

<私がマドカさんたちにメッセージを送って知らせたので、それで心配になったんでしょう。>

 

そうなのか?てか“たち”ってことは刀奈さんたちにも伝えたのか?

 

<はい。刀奈様からは返信が来ており、内容が【十分に注意するように。もしハニトラ紛いなことをしてきたらすぐに連絡するように。あなたを愛する奥様:刀奈よりハート】と書いておりました。>

 

恥ずかしいメールを読んでくれてありがとうよ/////。まったく刀奈さんは、なんでそんな恥ずかしいメールが送れるのかわからん。

 

「兄さん?まさかあの金髪野郎、早速兄さんにハニトラを仕掛けてきたのか。生まれてきたことを後悔さ「こ~ら~!やめなさ~い!」ちょっ、に、兄さん分かったからここで頭撫でないで/////!」

 

ただいまマドカが暴走しかけたので頭なでなで中です。暴走しそうになったらこれが一番効果があるからな。

 

「あいつに何もされていないから大丈夫だよ。ちょっとアリスと話してただけだ。」

 

「そ、そうですか、安心しました。あ、頭なでなでもう少しだけお願いします/////。」

 

そう言われ開始のチャイムが鳴る2分前まで撫でていた。周りの人から羨ましいといった感じの視線がいっぱい来たけど無視無視。

 

そして開始のチャイムが鳴り列に並ぶとセシリアが何故か頭をさすっていた。なんかあったのか?

 

「よしこれより模擬戦を行う。オルコット、鳳前に出ろ!」

 

「な、なぜ私なのですか。」

 

「はぁ、まぁいいですけど。」

 

鈴はやる気はあるがオルコットの奴はなんであんなにテンパってるんだ?

 

「しっかりしろ、・・・・・あいつにいいところを見せられるぞ。」

 

あの先公いらんこと言いやがったな。

 

「ふふふふふ、私にかかればお茶の子さいさいですわ!」

 

「あ~はいはい、で相手はセシリアなんですか?」

 

「まぁ待て。もう少ししたら来る。」

 

そう言うとあいつは上を見た。その視線の先に居たのはラファールを身に纏って落下してきた山田先生だった。

 

<落下コースの算出完了。マスターに向かって落ちてきてます。至急回避を。>

 

避けるの面倒くさいから受け止めるぞ。

 

<了解、最適ポジションにマークします。>

 

そう言われ俺はブリザイアを展開し山田先生を受け止めた。

 

「大丈夫ですか、山田先生?」

 

「あ、はい!ありがとうございますラムゼイ君。」

 

そう言ってきた山田先生はほんのり赤かった。まぁ気にしないがさっさと降ろすか。そうしようとした瞬間に目の前にレーザーが通った。あのライミー。

 

「あら外してしまい・・・。ミュ、ミューゼルさん、お願いです。ナイフを仕舞ってください。もうしませんから。」ダラダラ

 

「次やったら本気でその首獲るからな。」

 

そう言ってマドカはナイフを仕舞った。鈴は訓練の成果が出ていると感心していた。(最近鈴に瞬発力を上げる方法や足音を殺して移動する術を習っているそうだ。)

 

「ラムゼイ、いい加減山田先生を降ろせ。」

 

その前にそこのライミーを叱れよ、とそう思いながら山田先生を降ろした。

 

「よし、お前たちの相手は山田先生だ。これでも山田先生は日本代表候補生だったんだ。」

 

テレテレ「もう昔のことですよ。」

 

「オルコットと鳳はタッグで山田先生と戦え。なぁにお前たちじゃまだ勝てんだろうがな。」

 

そう言われたライミーは頭に血が昇っていて鈴は冷静だった。こりゃすぐに終わるな。

 

そして双方浮かび上がり空中戦が始まった。

 

「それじゃデュノア、今のうちに山田先生のラファールの説明をしろ。」

 

「は、はい!ラファールは―――――」

 

そしてあいつはデュノアにラファールの特性などの説明をさせしばらくしたら

 

「そこまででいい、そろそろ終わるぞ。」

 

そう言った瞬間に空からライミーが落ちてきた。鈴は降参と両手を上げて降りてきた。

 

「これで代表候補生2名が相手でも山田先生の実力の方が上だということが分かったな。これからは敬意をもって接するように!」

 

「「「「はい!」」」

 

「では今回は専用機持ちに動き方などを習うため別れるように。」

 

そう言われた瞬間に俺とマドカと鈴、デュノアの所に人が集中した。

 

「貴様らぁ、さっさと席順に並べ!!」

 

そう怒鳴られたみんなはそれぞれ分かれた。ちなみにモップは右肩の傷がまだふさがっていないから見学だ。

 

「よ~し、最初に乗る奴は誰だ?」

 

「は~い、1番相川清香ハンドボール部に所属しています。よろしくお願いします!」

 

そう言って右手を出してきた。なんで握手が必要なんだ?

 

「あ~ずるい。ラムゼイ君よろしくお願いします!」

 

「はぁ~、あれ見てまだ続けるか?」

 

そう言って指さした方にみんなが見るとデュノアの班の何人かが出席簿でしばかれていた。

 

「「「真面目にしよう。」」」

 

「そうしてくれ。」

 

そして問題なく訓練機に乗せて歩行練習などを教えていき最後の一人が本音だった。

 

「あ、イッチーよろしくね~。」

 

「おう、それじゃ最初は搭乗してみてくれ。その次に歩行な。」

 

「イッチー、これじゃ乗れないよ~。」

 

そう言われた俺は訓練用に借りた機体を見ると立ったままだった。恐らく前の人が立ったままにして降りたんだろうな。仕方ない。

 

「本音、ちょっと我慢しろよ。」

 

俺はそう言って本音をお姫様抱っこをして搭乗口まで運んだ。

 

「その、イッチーありがとうね/////。」

 

照れんな、恥ずかしい/////。

 

後ろではキャーキャー叫ばれているがもう気にしない。

 

そして本音の訓練が終わったのと同時にチャイムが鳴り授業は終わった。さてとめしめしと。

 

「ラムゼイ君、ちょっといいかな?」

 

声をかけてきたのはデュノアだった。

 

「あ、なんだよ?これからメシだから早くしてくれ。」

 

「ごめんね。今日の放課後一緒に訓練でもどうかなと思ってさ。どうかな?」

 

「別にいいが。他の人も一緒でもいいか?」

 

「うん、いいよ。それじゃ放課後にここで。」

 

「あぁ、また後でな。」

 

俺はそう言って着替えに行き刀奈さん達と合流しに向かった。その時に簪に一緒に訓練しないかと誘うと喜んで引き受けてくれた。ついでに刀奈さん達には訓練終了後、生徒会室にデュノアを連れて行くので、俺のデータ集めは止めるようにちょっとお説教をお願いしますと伝えたら喜んで引き受けてくれた。(その時の生徒会メンバー全員黒い笑顔になっていた。)

 

~放課後~

「ね、ねぇラムゼイ君、聞いてもいいかな?」

 

「なんだ?」

 

「本当に初心者なんだよね?」

 

「あぁ、知識は初心者みたいなものだが技術はプロに教えてもらったからな。」

 

「そ、そうなんだ。」

 

そう言ったデュノアはなぜかへこんでいた。

ちなみにさっきまでやっていたのは射撃訓練で主に俺が亡国機業でやっていた射撃訓練をやっていたのだ。簪もやってみたところなかなか見どころがあったし、本音も訓練機に俺のルジアンカを貸してやってみたところなかなか見どころがあった。

 

その時後ろの方が騒がしくなった。

 

「うそ。あれって」

 

「あれってまだ未完成じゃ。」

 

「本国はまだって言ってたはずよ。」

 

周りの生徒が騒いでいる先には肩にキャノンみたいなものを載せたISがあった。搭乗者はあの銀髪の様だ。

 

「何か用か?」

 

「織斑一夏、私と戦え。」

 

「俺の名はイチカ・ラムゼイだ。戦えと言ったか、断る。」

 

「ふん。貴様みたいなのがあの方の弟などふさわしくない。私こそあの人にふさわしいのだ!」

 

「あっそ。それじゃあな。」

 

そこから離れようとした瞬間、あの銀髪は何をとち狂ったか生徒がいるのにもかかわらずレールカノンを撃とうとした。だがレールカノンは狙撃を受け破壊された。

 

「なに?!」

 

撃ったのは本音だった。その隣の簪は生徒の避難を行っていた。

 

「ねぇ、周りに人がいるのにそんな危ない物撃つなんて薬でもきめてんの?」

 

そう言ってきたのは本音だった。普段のおっとりとした雰囲気から殺気を出した感じになっていた。

 

「そうね、人を背後から撃つなんてあなた本当に軍人なのかしら。」

 

そう言って出てきたのは霧纏の淑女(ミステリアス・レイディ)を纏った刀奈さんだった。

 

「楯無さんどうしてここに?」

 

「ドイツの軍人が暴れているって報告があったから来てみたのよ。これは生徒会の仕事だしイチカ君手を貸してくれるかしら。」

 

「えぇ、喜んで。」

 

俺はそう言ってブリザイアを展開した。

 

「くっ!なめるな!」

 

そう言って銀髪は突っ込んできたが

 

「そこの生徒なにをしている!学籍と名前を言え!」

 

管制室から怒鳴り声が聞こえてきた。どうやら先生が止めに来たようだ。

 

「ちっ!今日はここで引いてやる!」

 

そう言って銀髪はピットに引っ込んだ。

 

「ふぅ~、まったくドイツの軍人はどうしてあんなに短気なのかしら。」

 

そう言って刀奈さんはレイディを解除した。

 

「そうですね。あ、本音ありがとうな。」

 

そう言うと本音は恥ずかしそうに銃を返してきた。

 

「そんなことないよ~。けどあいつ本当にムカつくね。」

 

そう言った本音はさっき出したような感じになったので頭を撫でてみたらすぐに殺気は引っ込み、いつもののほほん状態に戻った。

 

「イッチー、もっと撫でて~。」

 

「「あ~、本音(ちゃん)ずるい!イチカ(君)後で私も撫でて!」」

 

そう言って刀奈さんと簪はねだってきたので生徒会室に戻ってからやると伝えた。

 

「あ、そうだデュノア。実は書類にちょっと不備があったから生徒会室に来てくれないか。」

 

「え?どうしてラムゼイ君が生徒会の仕事をしてるの?」

 

「俺は生徒会副会長なんだよ。だからそう言った書類は目を通してるからな。でどうなんだ?」

 

「わかったよ。」

 

そして俺たちは着替えなどを済ませて生徒会室に向かった。しばらくして本音と案内されてやって来たデュノアが入ってきた。

 

「えっと、それでどこが不備だったんですか。」

 

そう切り出してきたデュノアを対応したのは刀奈さんだった。

 

「それはね、この性別と名前のところなの。シャルロット・デュノアさん。」

 

そう言われた瞬間にデュノアは表情が固まり、息が乱れ始めた。

 

「ち、違います、僕はシャル「ちなみにすでに調べはついてるから下手に嘘はつかない方がいいわよ。」・・・そうですか。」

 

そう言ってデュノアはあきらめたように顔を下に向けた。

さてどうしてこんなことをしたのかとっちめるか。




どうでしたか。今回本音の殺気解放状態を出してみましたが、もはや性格違うなと思いました。
だが後悔はしてません。


次回デュノアにお説教するのとラウラ対鈴・オルコットに行ってタッグトーナメントかすめる位まで行くつもりです。

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