簪たちの服装なのですが、女性の服装なんてわからないのでネットで検索したのを適当に見繕ったものなのでおかしかったら指摘してください。
それではどうぞ。
イチカside
次の日の朝一に昨日あったことを亡国機業にいるスコールさんに報告したらこっちでも調査してみるとのことだった。
俺の予想ではあの脳と脊髄が組み込まれたISは恐らくB型デバイスを組み込まれたものだと思った。B型デバイスとは成人の脳または赤子の脳を摘出しそれを機械と組み合わせてヴァンツァーに組み込み、反応速度などを上げるために行われた人体実験によって生み出された悪魔のデバイスだ。だが実験は禁止され医療目的以外の研究はできなくなったはずだが、それがこっちの世界にあると考えると向こうの世界でしかもB型デバイスの開発に携わっていた奴がこっちの世界で違法な実験を行っていることになる。
とにかくスコールさんにこの件を任せて今日はみんなと買い物をしに行く約束だ。だが刀奈さんと虚さんに当主としての仕事が入ったため行けなくなった。その為今日は簪と本音とマドカとで買い物に行くことになり、刀奈さんたちとは後日一緒に行くことになった。そして今はショッピングモールで簪たちとの待ち合わせに指定した場所にいるのだが
「みんなはどこにいるんだ?」
「あ、イッチー!こっちだよ~。」
お、いたいた。みんなおしゃれして来てるな。俺なんてミリタリージャケットに黒のTシャツにジーパンなんだが。
「あ、イチカ。...どうかな?」
そう言ってきたのは簪だ。簪の服装は水色の水玉模様のワンピースで肩提げかばんを持っていた。
「おう、その服可愛いな。簪にぴったりだと思うぞ。」
「あ、ありがとう/////。」
「イッチー私は~?」
本音の服装は白のセーターで下はスカートだった。相変わらず裾がダボダボだが。
「本音もかわいいぞ。...相変わらず裾はダボダボだが。」
「えへへへ/////。」
「兄さん私のも感想がほしいです。」
マドカの服装は白で彩られたカーディガンに黒の長袖で下は青いスラックスだった。
「マドカは大人びたものを着ているから、可愛いというよりキレイの方かな。」
「むぅ、かわいいと言ってほしかったけど良しとします。」
「さて、まず誰の買い物から始める?」
「私と本音から。」
そう言ってきたのは簪だった。何を買いに行くんだろう?
「どこの店に行くんだ?」
「ここの2階にあるアニ○イト。以前予約しておいた商品が届いたらしいからそれを買いに行くのと、新しい商品が入っているか確認しに行く。」
「私は新しい寝巻きを買いに行くの。そこに新しい動物寝巻きが入ったらしいからね。」
「わかった。その後にマドカの買い物だが何を買うんだ?」
「私はアクセサリーです。ここのショッピングモールに安くてきれいなアクセサリーを売っているお店があるらしいのでそこに。」
「分かった。それじゃまずは簪たちのから買いに行くか。」
そう言って俺たちは行き2階のアニ○イトに着いた。簪達と一緒に中に入るといろんなアニメやゲームのキャラクターの人形やポスターとかいろいろあった。簪は予約していた商品を買いにレジへ行き、本音は新しい動物寝巻きを買いに行った。マドカは興味津々に人形を見ていた。あのキャラクターって確かアイドルグループでミステリアスなエースで有名なキャラクターだったかな?
「お待たせ。」
「おう、そんなに待ってないから大丈夫だぞ。何買ったんだ?」
「これ。」
そう言って見せてきたのは昔やっていた仮面ライダーアギトのDVDボックスだった。懐かしいな。
「変だよね。女の子がこんなの見てるなんて。」
「そんなことないぞ。誰だってヒーローには憧れを持つんだから。俺だってその仮面ライダーに出てくるG3が好きだったし。」
「えっ!イチカこれ見てたの?!」
「あぁ、昔再放送か何かでやっていたのを見たんだ。市民を守るために戦うG3にはすごく憧れてたからな。」
「そうなんだ。私もこういうヒーローがさっそうと現れてくるのがすごくかっこいいと思うんだ。・・・私の中で一番のヒーローはイチカなんだけどね。」
「うん?何か言ったか?」
「何でもないよ。本音の所に行こ?」
「そうだな。」
そう言って本音のところに行くと何やら悩んでいる様子だった。
「本音何悩んでいるんだ?」
「あ、いっちーにかんちゃん。実はねこれどっちがいいかな~って悩んでたんだ~。」
そう言って見せてきたのはリスの寝巻きと牛の寝巻きだった。そのチョイスはどうかと思うんだが。
「イッチー、どっちがいいと思う?」
「う~ん、リスもいいが牛の方がいいと俺は思うぞ。」
「なんで~?」
「いや、牛ってさ草原とかだとただ草を食ったりとかのほほんとしている感じがあるからな。それが理由。」
「あ、確かに。」
「お~、なるほど~。よし牛さんの寝巻きをお買い上げなのだ~。それとこっちのリスはかんちゃん用でお買い上げなのだ~。」
そう言って本音は牛とリスの寝巻きを持ってレジに走って行った。簪はそれを阻止しようと追いかけていった。
「兄さん。」
マドカに裾を引っ張られるようにそう呼ばれた。
「うん?どうした。」
「あそこにいるのは弾さんじゃないですか?」
「うん?」
マドカが指さす方を見てみると確かに弾がいた。やべぇ、久しぶりにあいつの姿みたから涙が。
「兄さん、覚悟した方がいいと思う。」
「そうだな。絶対殴られるな。」
俺はそう言い弾がいるところにサングラスを掛けて向かった。
イチカside end
3rdside
弾は椅子に座りながらため息をついていた。
「はぁ~、なんで俺が荷物持ちなんかさせられているんだ?」
「ちょっといいか。」
そう呼ばれ弾は後ろを振り向くとミリタリーの恰好をした男がいた。見た目から同い年に見えたが見覚えがなかった。
「えっと、どちら様ですか?」
「なんだ憶えていないのか?お前とは結構つるんでたんだぞ?」
はぁ?と言った顔に弾はなった。何年もつるんでいた?弾は頭の中がこんがらがってきた。
「はぁ~、ここまで言ってわからないか。」
そう言ってサングラスを外したらそこにいたのは弾にとっては大親友のイチカだった。
「お、お前一夏なのか?」
「あぁ、俺だよ。久しぶりだな弾。」
そう言うと弾は興奮してイチカに詰め寄った。
「一夏てめぇ、今までどこにいたんだよ!!俺や蘭たちはずっと心配してたんだぞ!」
「あ―、すまん。どこにいたのかは言えないが、ちょっと前にこっちに戻ってきたんだ。」
「そうなのか。けど元気にしててよかったぜ。」
「まぁな。そういうお前は相変わらず蘭ちゃんの荷物持ちなのか。」
「うっ!そうだよ!わるいか。」
「いや。」
そう言い弾とイチカは話し合っていると一人の女性がやってきた。
「ちょっとおにぃ!勝手にどっかに行かないでよ!・・・そちらの男の人は?」
そう言ってきたのは弾の妹の蘭だった。
「おぉー、蘭ちゃんか久しぶりだな。」
そう言うと蘭はギョッとして男性の顔をよく見ると自分の知っている男性だということに気づいた。
「えっ!一夏さん?!無事だったんですか!」
「あぁ、少し前にこっちに戻ってきて今はIS学園に通っているんだ。」
「それじゃ、テレビでやっていたイチカ・ラムゼイさんってやっぱり一夏さんだったんですね!」
「えっ!あのIS学園に入学した男性って一夏のそっくりさんだと思ってたんだがお前本人かよ!うらやましぃーーーー!」
そう言うと弾は血の涙が出るのではないかというくらい叫んでいた。すぐに蘭によって沈められたが。
「本当にイチカさんとまた会えてよかったです。ところで今日はどうしてここに居るんですか?」
「あぁ、妹のマドカと婚約者たちと一緒に買い物に来ているんだ。」
「あぁそうだったんですか。マドカちゃんと婚約者さんたちと。・・・・・・今なんて。」
「うん?買い物に来ていると「その前です。」妹のマドカと婚約者たち。」
そう言われた瞬間に蘭はきっと冗談か何かだと思っていた。ちなみに弾もあのワールド唐変木と言われたあのイチカに恋人を超えて婚約者がいると言われたがそんなわけないと思ていたが
「あ、イチカそこにいたんだ。」
「イッチー、そろそろマドマドの買い物に行こうよ~。」
そう言ってきたのは簪と本音だった。マドカも傍にいた。
「あ、蘭ちゃんお久しぶりです。あと弾さんも。」
「ひ、久しぶりマドカちゃん。あのさぁ・・・。」
蘭は震える声でマドカにさっきの事を聞こうとした。
「イチカさんが今婚約者がいるって言ったんだけど本当にいるの?」
「はい。私の隣にいるお二人と、今ここに居ませんがこのお二人の姉たちが兄さんの婚約者で私の義姉さんです。」
「そ、そうなんだ。」
そう言われた蘭は意気消沈してしまった。弾は羨ましすぎるぞと言った顔になっていた。
「イッチー、この二人は?」
「あぁ、男の方は俺の親友の五反田弾でそっちの女性は妹の蘭だ。」
「そうなんだ~。あ、わたし布仏本音って言うんだ~、よろしく~。」
「更識簪です。」
「あ、どうも。五反田弾です。こっちが妹の蘭です。」
「蘭です、初めまして。」
それぞれ自己紹介し少し世間話をして弾からイチカにまた食堂に飯を食いに来いよッと伝え帰って行った。その後マドカが行きたいと言っていたアクセサリーショップに行き、マドカや簪たちに似合いそうなアクセサリーを買いプレゼントをしたら喜ばれ、刀奈たちの分のアクセサリーも買って学園に戻った。
3rdside end
イチカside
また学園生活が始まった。あぁ~面倒くさい。銃のメンテナンスでもしようかなと思ったがここは教室だから下手に銃を出すと怖がられるからダメとして、何かなかったかな?
<マスター、今日はどうやら転校生が来るようです。>
それどこ情報よ。
<この学園にある情報をハッキングで入手しました。>
あまりやるなよ。どこで気づかれるか分かったもんじゃないからな。
<了解です。生体反応を感知。山田先生ならびに他3名を確認しました。うち1名はおかしな恰好をしています。>
おかしな恰好?どういうことだ?
<実際に見た方が早いかと。>
そう言われ俺はクラスの入り口を見ていると山田先生とあいつが入ってきた。
「は~い皆さん、席に着いて下さい。今日は転校生が2人来ております。」
「「「えぇ~~~~!」」」
「静かにしろ!」
「「「・・・・・。」」」
「そ、それでは入ってきてください。」
そう言われ入ってきたのは金髪で短髪の男性?と銀髪で長髪の軍人みたいなやつだった。
「それではデュノア君の方から自己紹介の方を。」
「はい。初めまして、シャルル・デュノアです。こちらに同じ男性操縦者がいるとのことでこちらのクラスでお世話になります。至らないところがありますがよろしくお願いします。」
そう言ったのと同時に俺は耳栓をマドカと本音に渡して耳を塞いだ。
「「「「きゃーーーーーーー!!」」」」
「男性よ!二人目の!」
「ちょーーー美形!」
「うへへへ、今年の冬の題材が決まっちまったぜ。」
「静かにしろと何度言えばわかる!」
「「「「・・・・。」」」
本当にこのクラスには変態がいるのか?最後の奴特にお前だぞ。それにしてもこいつ本当に男か?
<いえ、女です。声帯と体のスキャンをしてみてもどちらも黒でした。>
そうか。道理でマドカがさっきから疑いの目であいつを見ていたのか。じゃあ俺のデータが狙いか。
<恐らくそうかと。十分に警戒を。>
了解だ。それともう一人の奴は。
「えっとそれではボーデヴィッヒさんお願いします。」
「・・・・。」
「えっと。」
「挨拶をしろラウラ。」
ビシッ「はっ!了解しました教官。」
「私はもう教官ではない、先生だ。」
「了解しました、教官。」
そう言われたあいつはため息をついていた。絶対にメンドクサイやつだということが見て分かった。
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」
「そ、それだけですか?」
「・・・・。」
ウルウル「うぅぅぅ、以上で転校生の紹介は終了ですぅ。」
うわぁ、このクラスの癒しである山田先生泣かしちゃったよ。よし、あいつに関わらないようにしよう。そう考えていたら急に銀髪が
「貴様が!」
と言って俺に向かってきた。面倒ごとが向こうからやってきちゃったよ。そう思っていたら銀髪は俺にビンタをしようとしたがマドカによってその腕は止められた。
「貴様、織斑マドカだな。」
「はぁ?誰それ。私はマドカ・ミューゼルだし。それと兄さんに何しようとしてるの?」
そう言うとマドカは掴んでいた腕に力を加えると苦痛で銀髪は顔を歪め始めた。
「そこまでだマドカ。」
俺はそう言ってマドカに止めるように言った。マドカは手を放してフンと鼻を鳴らして席に着いた。
「認めない、貴様らが教官の妹と弟など絶対に!」
そう言って自分の席に向かった。結構、結構。あんな奴の弟なんざ一度たりとも思ったことなんてないからな。
「それでは次の授業は実技訓練だ。さっさと移動するように。それとラムゼイ、デュノアを男子更衣室に案内してやれ。」
ちっ。面倒クサイな。
「あ、君がラムゼイ君だね。初めまして僕は「挨拶はいいからさっさと歩け。」ま、まってよ!」
はぁ~、面倒くさいことこのうえなしだな。
イチカside end
はい、弾と蘭との再会と、転校生2人の登場でした。
用語解説
B型デバイス
本文中にも書いた通りですがゲームでは成人の兵士から摘出するらしいです。本来は脊髄は出てこないのですがISは女性しか反応しないため、反応させるため脊髄を組み込んだということにしました。
次回実技授業の様子とシャルル正体ばれるです。(え、展開早くないかって?気にしたら負けだ。)
誤字等あったら報告お願いします。