インフィニットミッション   作:のんびり日和

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お待たせしました。

今回めちゃくちゃ長くなった。そして相変わらずの戦闘描写かこれ?なものです。


前回弾との再開を出すといったなあれはできなかった。

理由予想以上に長くなったから次回にします。




8話

イチカside

鈴たちに俺の過去を話してからしばらく経ち、今日は学年別トーナメントが行われる日だ。そのため、生徒会に所属している俺にとってはいろいろ忙しい日になりそうだ。昨日生徒会会議で俺達生徒会は客席で警護にあたるらしい。警備責任者があいつだと知ったとき、あいつの指示に従ったら死人が出るかもしれないなと生徒会室でこぼしたらマドカは激しく同意していた。

 

ちなみに、今日のトーナメントで優勝するとデザートフリーパスがもらえるらしくクラスの全員はオルコットに優勝目指して頑張ってと応援していた。そのオルコットは俺に訓練を見てほしいとは言わなくなった。逆にマドカにお願いしに行っているようだ。マドカはめちゃくちゃ鬱陶しがっていていた。このままだとあいつ殺されるなと思い、トーナメント開始まで訓練を見てやったらどうだと言い、報酬としてプリン(ホイップクリームとサクランボのせ)を作ってやると言ったら喜んで引き受けた。(ただし、訓練内容はマドカが決め、その内容が主にマドカが亡国機業でやっている内容だからオルコットの顔が段々やつれていっているのが分かった。)

 

そして今俺は客席の一番後ろで立って試合を見ていた。刀奈さんは反対の客席にいて本音は簪のISの準備に手伝いに行き、虚さんは刀奈さんがさぼらないように一緒に行動している。

 

そういえば次の試合は簪とオルコットだったな。この勝負はできれば簪に勝ってほしい所なんだよな。

うん?プライベートチャンネルから通信だ。誰からだ?

 

「あ、イチカ君聞こえる?」

 

「刀奈さん?どうしたんですか?」

 

「うん、次の試合簪ちゃんだからさ、その、すごく心配なのよね。」

 

「大丈夫ですよ。簪があんな奴に負けるとは思えませんから。」

 

「けどマドカちゃんが訓練したのよね?前より実力が上がってたらどうしようかと思うとね。」

 

「それこそ大丈夫ですよ。マドカが言うにはあいつは全く訓練についていけてないし、偏向射撃も止まらず撃つのもいまだに習得できていないらしいですよ。」

 

「そうなの?なら大丈夫かな。それじゃ安心して簪ちゃんの試合を「ちゃんと警備しないと刀奈さんのだけプリン作りませんよ。」真面目にするからそれだけはやめて!」

 

「それじゃ、そろそろ切りますね。ちゃんと仕事してくださいね。」

 

そう言って俺は通信を切った。刀奈さんにはああ言ったが俺も気になって仕方ないがな。

まぁ、簪が負けるとは思ってないけどな。

 

イチカside end

 

簪side

うぅ~、緊張してきたなぁ。お義姉さんからいただいた私専用のISのデビュー戦なんだから緊張してもおかしくないよね。それよりも

 

「どうして本音がここにいるの?クラスの方はいいの?」

 

「だいじょ~ぶ、だいじょ~ぶ。私はかんちゃんのメイドなんだから偶にはお仕事しないとね~。」

 

珍しい。本音は自由奔放だからこういった仕事は率先してやりたがらない。何かの前触れなのかな?

 

「それに今日は頑張ったらイッチーがプリンを作ってくれるらしいからね。頑張ってお仕事するのだ~。」

 

「本音それ本当!?」

 

「うん。ちゃんとお仕事したらイッチーがプリンを作るって言ってたよ。」

 

「なにそれ羨ましい。」

 

ピピピ「およ?かんちゃん通信だよ。」

 

「え?あ、イチカからだ。イチカ何か用?」

 

「あ、実は簪にプリンを作ってやることを伝えてないと思ってな。伝えるのが遅くなって済まない。」

 

「うん別にイイよ/////。イチカ、今日頑張るね。」

 

「あぁ、がんばれよ。」

 

イチカからの激励ももらったし、優勝目指して頑張るのもいいかも。

 

「かんちゃん準備オッケーだよ~。」

 

「ありがとね本音。」

 

「あ、相手はセッシーだから頑張ってね~。」

 

セッシー?あぁ、イチカのことをバカにしたあの英国人か。イチカが潰したからいいけどやっぱり自分の手で潰しておかないと腹の虫が治まらない。さて、どうやってツブシテヤロウカナ。

 

「か、かんちゃん、だんじょうぶ~?」

 

本音が何故か怯えた感じに聞いてきた。どうしたんだろう?

 

「うん、大丈夫。けどどうして怯えてるの?」

 

「今一瞬かんちゃんの目から光が消えてたから・・・。」

 

本音が本気でちょっと怯えていた。悪いことしちゃった。

 

「ごめんね本音。ちょっと前にあいつがイチカの事をバカにしたことを思い出してね。」

 

そう言ったら本音も納得したような顔になり、すぐに悪い顔になった。本音も同じ思いだったようだ。

 

「そっか~。それじゃかんちゃん、私の分も含めてセッシーをぶっ飛ばしてきてね。」

 

そう言って本音は出ていった。

 

「言われなくてもそうするつもりだよ。」

 

本音の想いを背負って私はアリーナに出た。

 

 

簪side end

 

3rdside

簪がアリーナに出るとセシリアも出ていた。

 

「あのパーティー以来ですわね。1組代表のセシリア・オルコットですわ。」

 

「4組代表の更識簪。ねぇ、一つ質問してもいい?」

 

「はい?えぇ構いませんが。」

 

セシリアは怪訝そうな顔で簪を見ていた。

 

「イチカの事バカにしたって本当?」

 

「そ、それは。・・・・はい。」

 

セシリアは隠せないと思い正直に答えた。その答えを聞いた簪の目から光が消えた。

 

「そっか。それじゃ、イチカの事バカにしたんだから覚悟してね。」

 

「た、確かに以前バカにしましたが今はもう反省しております!」

 

「そうね。そのときはイチカがあなたを潰したからいいけど、イチカの婚約者の一人である私はまだ許してないの。」

 

ーーーだから

 

「アナタノコトツブシテアゲル」

 

そう言って簪は武器を展開した。

 

「か、簡単につぶされるわけにはいきませんの!」

 

そう言ってセシリアはライフルとBT兵器を展開した。

 

そして試合開始のアラームがなった。

 

「お先に仕掛けさせていただきますわ!」

 

先に仕掛けたのはセシリアだった。セシリアはBT兵器で簪を抑え込もうとしたが無理だった。

 

「邪魔。」

 

そう言って簪は拡張領域からSMGを両手に切り替えBT兵器を撃ち落とした。

 

「そ、そんな...。一瞬で撃ち落とされましたの。」

 

現実を受け止められないセシリアは呆然としていた。その好機を簪は逃すはずがなく、ミサイル全弾をセシリアにロックオンした。

 

「ツブレテ。」

 

そう言って簪はミサイル全弾発射した。もちろん全弾セシリアに命中しセシリアのSEがなくなりブザーが鳴った。

 

『勝負あり。勝者更識簪!』

 

そう宣言された後簪はピットに戻っていった。

 

3rdside end

 

イチカside

おぉ~、勝つと分かっていたがまさかこんなにも早く終わるとは思わなかったな。(作者の都合だよ!)

さて、次は鈴との勝負か。まぁ、油断しなければ勝てる相手だと思うが、頑張れよ簪。

 

 

~数分後~

 

さて、簪と鈴の戦いだ。どういう戦いになるのか待ち遠しいな。

ブザーが鳴り、両者はアリーナ中央で激突した。簪のISのギザには近接用にロッドが装備されており、うまく扱えていて安心した。

鈴の奴急に後ろに下がったが何をするんだ?

 

「鈴ちゃんどうしたんでしょう?」

 

マドカがそう言って首を傾げていた。次の瞬間簪がブーストでその場から避けると簪がいた場所に何かが通り過ぎた。なんだ?

 

「あれは衝撃砲による攻撃の様ですね。」

 

そう言ってきたのはここの学園長の轡木十蔵さんだ。てかここに居ていいのか?

 

「学園長ここに居てもいいのですか?」

 

「大丈夫ですよ。私も偶にはこういった催しは見ておきたいのでね。」

 

「さいですか。」

 

そして試合も終盤に差し掛かろうとした瞬間

 

バァ――――ンと大きな音が響き渡った。

 

「なんだ?!」

 

アリーナの上を見るとシールドが破られておりそこから降りてきた物に俺は驚いた。

 

「あ、あれはSAKATA INDUSTRIES(サカタインダストリィ)社のグランテス?!」

 

グローニング型 Type:B-2/グランテス、パイルバンカーとライフルを装備した兵器で都市制圧などを目的としたヴァンツァーだ。だがサイズが通常より小さいようだが、それでも厄介なものには変わりない。

 

「どうやら敵襲のようですね。」

 

そう言ったのは学園長だ。眉間にはしわが寄っていた。

 

「ラムゼイ君、ミューゼルさん、生徒会としての役目を全うしてください。わたしは管制室に行きますので。」

 

「「了解しました!」」

 

俺とマドカは学園長に言われた通り生徒の避難を第一に考え、出入り口に行くと隔壁で閉じられており、周りの生徒は何とか開けようとしていたがあれがいつ攻撃してくるかわかったもんじゃない。

 

「扉付近にいる生徒は全員どけ!強硬手段で扉を開ける!」

 

さぁ開けようとしたところで通信が入った。

 

「ラムゼイ、扉の破壊は容認できん。即刻中断しろ。」

 

こいつ本気で言ってんのか。

 

「あんた本気で言っているのか!今開けなければ死傷者が出るかもしれねぇだろうが!」

 

「今3年の技術生が開けようとしている。それに客席の方が安全だ。」

 

「天井を覆っているシールドをあいつは簡単に破壊したんだぞ。いつ撃ってくるか分からないのに客席に居た方が安全とかおかしいだろうが!」

 

もう我慢できない。通信を切って強行しようとしたときに割り込むように通信が来た。

 

「ラムゼイ君、学園長の轡木です。隔壁の破壊を許可します。」

 

「学園長?!」

 

「承知した!」

 

俺はブリザイアに搭載されている兵器で破壊力のあるパイルバンカーとロケットランチャーを取り出した。

 

<隔壁向こうに生体反応なし。存分にぶっ放してください。>

 

了解だ!

 

そして俺はロケットランチャーで扉に向かって撃ちまくり弾切れと同時にパイルバンカーを打ち込んで穴をあけた。

 

「よし!穴を開けたぞ。ゆっくり一人ずつ避難するんだ!」

 

「慌てないで!ゆっくりと出てください!」

 

俺とマドカは生徒の避難を行っていると刀奈が避難指示を終えたのか走ってきた。

 

「イチカ君、マドカちゃん無事でよかったわ!」

 

「そんなことより、簪たちを助けに行かないと!」

 

「そうね、アリーナにある非常用のピットに向かいましょう。そこからなら助けに行けるはずだから。」

 

そう言って刀奈さんの案内でそのピットまで行き、先に俺が飛び出した。

 

「無事か二人とも!」

 

「イチカ!よかったこっちはもうやばかったの。」

 

「ちょっと遅いじゃない!次からはもう少し早く来なさいよね!」

 

「わかったよ!とにかく二人ともそこの非常用のピットに向かえ。後は俺たちに任せろ。」

 

「分かった。お願いね。」

 

「無茶すんじゃないわよ。」

 

そう言って二人は非常用のピットに行った。入れ替わるように刀奈さんとマドカがやってきた。

 

「兄さん、こいつ何なの?」

 

「こいつはグランテスと言って都市制圧用のヴァンツァーなんだが、明らかにISくらいの大きさだよな。」

 

<マスター、目の前の物からISコアの反応があります。それと生命反応がありません。確実に無人機です。>

 

無人機だと?ならどうやって動かしてるんだ?考えるのはあとだ。とにかくこいつを破壊しないと。

 

「俺が前衛に行きますので二人は俺のカバーを頼む。」

 

「了解よ。無茶だけはしちゃだめだからね。」

 

「その通りだ兄さん。」

 

「了解だ。」

 

そして俺はアサルトマシンガンで攻撃を加えながらミサイルを撃った。ミサイルは命中したがなかなか固い。そしたら、マドカのBT兵器が奴の足の関節部分を打ち抜き機動力を奪った。

 

よしこれならあとは「一夏!!」はぁ!?

 

「それくらいの敵を倒せなくてどうする!お前は男だろうが!!」

 

「あの糞モップ何考えてんのよ!」

 

<マスター、あれ以外にも生命反応があります。しかし気絶しているのか全く動く気配がありません。>

 

あの糞モップが!

その時グランテスの銃口が放送席に向けられた?!まずい!

 

「イチカ君!?」

 

「兄さん?!」

 

俺は咄嗟に右肩にシールドを展開しグランテスのライフル攻撃を防いだが、次のパイルバンカーには耐えきれずはじかれ、その瞬間にライフルで一斉射を受け俺はアリーナの端まで飛ばされ意識を失った。

 

 

イチカside end

 

刀奈side

私は目の前の出来事に信じられなかった。イチカ君があいつの攻撃を防ごうとシールドを展開するところまではよかったのだが次のパイルバンカーでシールドをはじかれライフルの一斉射でアリーナの端の方まで飛ばされていくイチカ君を見てしまった。イチカ君は額から血を流して気を失っているようだ。私はその光景を見た瞬間に何かが切れた。

 

「よくも私たちの大切な人を傷つけたわね!!」

 

私はランスを思いっきり叩き込んだ。アンノウンは先ほどまでのダメージが多かったせいか煙が立ち始めていた。私とマドカちゃんは一緒に

 

「「潰れてしまえ、この鉄屑が!!」」

 

と言い、攻撃を加えた。アンノウンは音を立てて崩れ落ちた。

 

私たちはすぐにイチカ君に駆け寄り状態を確認した。

 

「イチカ君!イチカ君!」

 

私は懸命に呼んだが意識は戻らなかった。やっと再会できたのに離れ離れになるの?もう2度と会えなくなるの?そんなのいや!私たちの大切な人をそんな簡単に失わせたりしない。

私はマドカちゃんと一緒に急いでイチカ君を医務室に運んだ。

お願いイチカ君、死なないで。

 

刀奈side end

 

イチカside

うん?ここはどこだ?たしかアリーナで簪たちを助けに行ってグランテスを倒そうとしてあの糞モップが邪魔してきてグランテスの攻撃を防いでいたところまで覚えているんだがその後が思い出せん。

 

「「「「「イチカ(君)(さん)(イッチー)(兄さん)!!」」」」」

 

「うぇ!びっくりした~、脅かすなよみんな。」

 

そこには俺のことを心配していたのか目元が赤くはれている婚約者たちと妹がいた。

 

「それはこっちのセリフよ!いきなり目を覚ますんだから。すごく心配したんだからね!」

 

「無茶しないって約束破った。」

 

「あなたが死んだら私たちはまた悲しみに暮れてしまうじゃないですか!!」

 

「うわ~ん、イッチー死んじゃやだ~」

 

「お兄ちゃん心配させないでよ。グスッ」

 

うわ~、やばい。どうしよう。

 

「迷惑かけてしまってごめん。その、心配かけたお詫びとして今度の休みにみんなで買い物行こう。俺荷物持ちとしてどこでも付き合うから。」

 

そう言ったらみんな泣き止み次心配させたらビンタだからねと言われ、次の休みに買い物に行くことになった。

 

「あ、そうだイチカ君。これから私たちは学園長に報告に行くけどもう少し寝てる?」

 

「いや大丈夫です。自分もいきます。」

 

そう言って俺はマドカに支えられながら学長室に向かった。

そして学長室に着き中に入ると学園長と鈴とあいつ(織斑千冬)と山田先生と糞モップがいた。

 

「あ、ラムゼイ君!もう大丈夫なんですか?」

 

「ええ、ご心配おかけしました。」

 

「そうですか。けど無茶だけはしないように。それでは更識会長、報告をお願いします」

 

「はい。アンノウンは私達生徒会の役員のイチカ君、マドカちゃんと私とで対処しておりましたが途中でアクシデントが起き、その結果イチカ君が負傷しましたがわたしとマドカちゃんとでアンノウンを撃退しました。」

 

「そうですか。ありがとうございます。山田先生あのアンノウンについて何かわかったことがありますか?」

 

「えっと、それがあのアンノウンにはISコアがありましたが未登録でした。それと...。」

 

ん?山田先生が急に眼をそらして言いにくそうになったな。

 

「山田先生、何かあったのですか?」

 

「じ、実はISコアともう一つ、人の脳と脊髄が見つかりました。」

 

「「「「!?」」」」

 

脳と脊髄だと!まさか...。

 

「それはほんとですか?だとしたらなぜそのようなものが。」

 

「分かりません。電気信号で指示を受けて動くもののようですが完全に壊れており送信先は特定できませんでした。」

 

「わかりました。それでは何か質問等はありますか?」

 

「はい。」

 

「なんでしょうラムゼイ君。」

 

「織斑先生の警備のことです。」

 

「なに?」

 

「織斑先生は人の命を軽く見すぎている傾向があると思います。今回の襲撃でシールドが破壊されているのに、客席の方が安全と言っています。他の人に警備主任を任せるべきだと思います。」

 

「そうですね。それでは、山田先生警備主任を任せてもよろしいでしょうか。山田先生が指示を出せない状況の場合は更識会長、あなたに任せてもよろしいでしょうか?」

 

「はい、構いません。」

 

「わ、わたしもがんばります。」

 

「織斑先生は警備主任の権限を永久凍結にします。」

 

「わ、わかりました。」

 

「あの学園長。」

 

次に手をあげたのは鈴だった。

 

「なんでしょう鳳さん。」

 

「そこに突っ立ている篠ノ之のことなんですが。」

 

「私が何をしたというのだ!」

 

こいつ本気言っているのか。

 

「あんたが放送席にいた人を木刀で気絶させて占拠するわ、しかもいらないことをしてイチカにケガをさせた。あんたがやったのはテロ補助に等しいのよ!」

 

「何を言っている!一夏が苦戦しているから激を飛ばしただけだ!わたしは悪くない!」

 

それを言った瞬間にここに居る全員がこいつに白い目で見つめた。こいつ人の命をなんだと。

 

「篠ノ之さんに関しては3週間の謹慎と1ヵ月の部活動禁止、反省文を謹慎中1日20枚提出するように。異論は受け付けません。」

 

「なっ!」

 

そりゃそうだ。もしなかったら束姉さんに頼んで抗議出してやるつもりだったからな。

 

「それでは皆さんこれで解散とします。」

 

そしてそれぞれ学長室から出ていこうとした瞬間、糞モップがいきなり木刀で襲ってきた。

 

「貴様らさえいなければぁぁ――!」

 

バァッン―――カランカラン

 

俺は拡張領域からハンドガンを取り出し糞モップの右肩を撃ったのだ。

 

「次同じことをしてきたら額に風穴を開けるからな。」

 

俺はドスのきいた声でそう言った。糞モップは苦痛で顔をゆがめていた。

 

そして俺たちは学長室を後にし、鈴は自分の部屋に戻っていった。

刀奈さんたちも部屋に戻ろうする前に次の休みに買い物から帰ってきたらプリンを渡すと伝えたらみんな大喜びし、そしてみんなからお休みのキスをされ自分の部屋に戻り寝床に入った。

イチカside end




今回初めて7000文字近くまでかいた。

次回こそ弾だしてあの二人を出します。

いつもどおり不定期更新なので気長に待っていただけますとありがたいです。

誤字等ありましたら報告お願いします。

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