遊戯VS海馬 前編です 後編の方は少し遅くなりそうです……
前回のあらすじ
城之内にプロの道が見える!?
ペガサスミニオンさくっと救われる――遊戯王R「完」!
社長は相変わらずだった
「「デュエル!!」」
試作型デュエルディスクの判定により遊戯の先攻からデュエルは始まる。
「行くぜ! 海馬! 俺の先攻! ドロー! 俺は《
磁石の2本角を持った戦士がこれまた磁石の4本指をスパークさせて拳を打ち出す。
《電磁石の戦士β》
星3 地属性 岩石族
攻1500 守1500
そして2本の角から発せられる磁力が新たなマグネット・ウォリアーを引き寄せる。
「そして効果発動! このカードが召喚・特殊召喚成功時にデッキから《電磁石の戦士β》以外の『マグネット・ウォリアー』モンスター1体を手札に加える」
《電磁石の戦士β》が空に手を伸ばすと、剣を持った「磁石の戦士」が薄っすらと現れ遊戯の手札に吸い込まれる。
「俺は《
様子見に抑えた遊戯のターン。海馬の出方をうかがっているようだ。
だが海馬はそんなことはお構いなしに己のデュエル――パワーを持って相手を粉砕せんと最初から動き出す。
「ならば俺のターン! ドロー! 遊戯! 貴様に俺の新たな力を見せてやろう……魔法カード《予想
フィールドに放電が奔り、そこから青いフレームの両腕が現れ、次元の隙間を広げるように腕を開き、大きく開いた次元の穴から両肩キャノン砲を「ガシャン」と動かし《X-ヘッド・キャノン》がその鉄球の脚で宙に浮かぶ。
《X-ヘッド・キャノン》
星4 光属性 機械族
攻1800 守1500
「さらにフィールド魔法《ユニオン格納庫》を発動! このカードの発動時にデッキから機械族・光属性のユニオンモンスター1体を手札に加える。俺は《
海馬の背後にせり上がるようにそびえ立った黄色の塔。
それに取り付けられたコンテナの一つの『Y』のコンテナから赤い機械竜が海馬の手札に飛び立つ。
「そして今手札に加えた《Y-ドラゴン・ヘッド》を召喚!」
赤い機械竜が空を舞い、《X-ヘッド・キャノン》の隣でホバリングする。
《Y-ドラゴン・ヘッド》
星4 光属性 機械族
攻1500 守1600
「この瞬間フィールド魔法《ユニオン格納庫》のさらなる効果を発動だ!」
その宣言と共に黄色の塔の格納庫の一つが《Y-ドラゴン・ヘッド》の背後にセットされる。
「1ターンに1度、自分フィールドに機械族・光属性のユニオンモンスターが召喚・特殊召喚された時、そのモンスター1体に装備可能なカード名が異なる機械族・光属性のユニオンモンスター1体を装備する! 《
そして《ユニオン格納庫》の『Z』のコンテナから黄色い一つ目の左右にこれまた同じ黄色い装甲を被せたキャタピラが大地を駆ける。
その正体である《Z-メタル・キャタピラー》は《Y-ドラゴン・ヘッド》の足元に進み、連結部が開かれた。
《Y-ドラゴン・ヘッド》はその《Z-メタル・キャタピラー》上に着地しドッキング。ユニオンモンスターとしての真価を発揮しそのパワーを高めた。
「装備された《Z-メタル・キャタピラー》の効果により《Y-ドラゴン・ヘッド》の攻撃力・守備力共に600ポイントアップ!」
《Y-ドラゴン・ヘッド》
攻1500 守1600
↓
攻2100 守2200
フィールドに揃う3体のモンスターの特徴を遊戯が捉え、ある可能性にたどり着く。
「『X』、『Y』に『Z』? まさか!」
その可能性はすぐさま海馬により肯定される。
「そうそのまさかだ! 俺は自分フィールドの上の『X』、『Y』、『Z』を除外することで《融合》を使用せず融合召喚できる! 3体合体! 起動せよ! 《
《Z-メタル・キャタピラー》の上にドッキングした《Y-ドラゴン・ヘッド》の背中部分の装甲が開く。
そしてそこに《X-ヘッド・キャノン》の脚部の鉄球がセットされ《X-ヘッド・キャノン》の――否、《XYZ-ドラゴン・キャノン》のマシンアイが赤い光を放つ。
《XYZ-ドラゴン・キャノン》
星8 光属性 機械族
攻2800 守2600
そこ、乗っただけとか言わない。
3体合体を目の当たりにし、何かあると感じ取った遊戯のデュエリストの直観を信じ行動に移す。
「3体合体だと! なら俺は《電磁石の戦士β》のもう一つの効果を発動! 相手ターンにこのカードをリリースすることでデッキからレベル4の『マグネット・ウォリアー』モンスター1体を特殊召喚する。来いっ! 《
《電磁石の戦士β》がその身をバラバラとパーツ毎に別れ組み替えると、そこにはボディに「S」の文字が描かれた新たなマグネット・ウォリアーがその金属質な翼を畳み防御を取る。
《磁石の戦士γ》
星4 地属性 岩石族
攻1500 守1800
「守りを固めたか……だがその程度では俺の新たな力を止めることは出来ん! 《XYZ-ドラゴン・キャノン》の効果発動! 手札を1枚捨て、相手フィールドのカード1枚を破壊する! 狙うのはそのセットカードだ! ハイパァアアーー・デストラクションッ!!」
《XYZ-ドラゴン・キャノン》の両肩のキャノン砲が遊戯のセットカードを狙い火を噴いた。だが――
「甘いぜ海馬! セットカードオープン! 永続罠《強化蘇生》! コイツで墓地からレベル4以下のモンスター《電磁石の戦士β》を守備表示で呼び戻すぜ!」
地面から赤い光が溢れ《電磁石の戦士β》が両腕を力こぶを作るように持ち上げ「フロントダブルバイセプス」の構えを取る。
《電磁石の戦士β》
星3 地属性 岩石族
攻1500 守1500
「だが《強化蘇生》の破壊は免れん!」
その効果によりレベルが1つ上がり攻撃力・守備力が100上がるが《強化蘇生》自体が《XYZ-ドラゴン・キャノン》のキャノン砲に吹き飛ばされその効果は直ぐに消えさる。
「このカードは破壊されても蘇生したモンスターは破壊されない! 残念だったな海馬!」
遊戯の言葉に合わせ《電磁石の戦士β》は得意げに胸を張る。
「そして特殊召喚に成功したことで《電磁石の戦士β》の効果発動! デッキから《
《電磁石の戦士β》は4本の磁石の指を宙に掲げ新たなマグネット・ウォリアーを遊戯に引き寄せた。
「ならば《XYZ-ドラゴン・キャノン》! 《電磁石の戦士β》を蹴散らせ! X・Y・Z ハイパァアアーー・キャノンッ!!」
《X-ヘッド・キャノン》の両肩のキャノン砲が
《Y-ドラゴン・ヘッド》の機械竜の口のビーム砲が
《Z-メタル・キャタピラー》のキャタピラの装甲の上の砲台が
それぞれ一斉に火を噴き《電磁石の戦士β》を打ち砕く――防ぎようがない。
「グッ……!」
《電磁石の戦士β》が破壊された衝撃を遊戯は受ける。
守備表示のためダメージがないにも関わらず、すさまじい衝撃であった。
「俺はカードを2枚セットしてターンエンドだ。さぁ見せてみろ遊戯! 貴様の全力を!」
海馬の挑発ともとれる激励に遊戯は熱く応える。
「もちろんそのつもりだぜ海馬! 俺のターン! ドロー! 海馬! お前が3体合体で来るのなら俺も3体合体で挑むぜ!」
「ふぅん、面白い! かかって来い!」
「行くぜ! 俺は手札・フィールドから《磁石の戦士α》《磁石の戦士β》《磁石の戦士γ》を1体ずつリリースし、手札より特殊召喚! チェンジ! マグネッター・コネクト! 合体召喚! 《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》!!」
剣を持つ《磁石の戦士α》、U字磁石の拳を持つ《磁石の戦士β》、翼を持つ《磁石の戦士γ》の3体の身体がパーツごとにバラバラになり、一つの巨大な戦士へとその姿を組み替えていく。
そしてすべてのパーツが組み合わさり、その背に大きな翼を装着した《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》が右手の磁力の篭った剣を構える。
《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》
星8 地属性 岩石族
攻3500 守3850
「さらに俺は《クリバンデット》を召喚!」
《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》の巨体の影からヌッと現れたのは黄色いバンダナと眼帯を付けた盗賊風の《クリボー》。
懐のナイフを弄びその舌でナイフの刃を舐める。
《クリバンデット》
星3 闇属性 悪魔族
功1000 守 700
「バトル! 《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》で攻撃!
《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》の磁石の剣が磁力を帯びそれを構え切りかかる。
それに対し《XYZ-ドラゴン・キャノン》は一斉射撃を持って迎え撃つも、《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》の身体から放たれる電磁バリアに阻まれ射撃の全てはあらぬ方向へと反らされ最後は一刀の元に切り伏せられた。
海馬LP:4000 → 3300
「それでこそだ……」
遊戯の全力の攻撃に満足げに笑う海馬。
「そしてがら空きの海馬に《クリバンデット》でダイレクトアタックだ!」
手に持つナイフを逆手に持ち替えて海馬の元へ疾走する《クリバンデット》。だが――
「甘いぞ遊戯! その程度の攻撃が俺に届くと思うな!」
海馬は己の伏せカードを指さしそのカードが露わになる。
「罠カード《スクランブル・ユニオン》を発動! その効果により除外されている自分の機械族・光属性の通常モンスターまたはユニオンモンスターを3体まで特殊召喚する!」
《クリバンデット》の進行方向に異次元へと繋がる大穴が開く。
「帰還せよ! 《X-ヘッド・キャノン》、《Y-ドラゴン・ヘッド》、《Z-メタル・キャタピラー》!」
そしてその大穴から《X-ヘッド・キャノン》が現れ、《Y-ドラゴン・ヘッド》が飛翔し《Z-メタル・キャタピラー》がフィールドを走り抜けた。
《X-ヘッド・キャノン》
星4 光属性 機械族
攻1800 守1500
《Y-ドラゴン・ヘッド》
星4 光属性 機械族
攻1500 守1600
《Z-メタル・キャタピラー》
星4 光属性 機械族
攻1500 守1300
3体のマシンモンスターの目が《クリバンデット》を見下ろし怪しく赤く光る。
《クリバンデット》は思わず遊戯をチラ見する――まさか「GO!」なのかと。
「――攻撃は中断するぜ……」
その宣言に《クリバンデット》は慌ててナイフを懐に隠し、口笛を吹きながら遊戯の元へ何食わぬ顔で帰っていった。
海馬のフィールドに再び3体のモンスターが揃う――その意味が分からぬ遊戯ではない。
「……俺はこれでターンエンド。そしてエンドフェイズ時に《クリバンデット》の効果を発動するぜ! コイツをリリースし俺のデッキの上からカードを5枚めくり、その中の魔法・罠カード1枚を手札に加える! 俺は罠カード《ダメージ・ダイエット》を手札に加え、残りのカードを墓地へ送る」
《クリバンデット》は遊戯のデッキを拝借し5枚のカードを手にとり遊戯に掲げ、遊戯が選んだカード以外を懐に仕舞いながら影の中に潜るようにその姿を消した。
海馬へのダイレクトアタックのチャンスを不意にしてしまった遊戯。
そのことに海馬は遊戯が腑抜けているのではないかと檄を飛ばす。
「詰めが甘いぞ遊戯! その甘さが命取りになると知れ! 俺のターン、ドロー! 俺は墓地の《置換融合》の効果を発動! 墓地のこのカードを除外し墓地の融合モンスターである《XYZ-ドラゴン・キャノン》をエクストラデッキに戻し、1枚ドロー!!」
「前のターン《XYZ-ドラゴン・キャノン》のコストで捨てていたカードか! そしてそのカードを戻したということは――」
遊戯は海馬の無駄のないプレイングに感嘆しつつ先の展開を予知する。
「そうだ! 俺は再び『X』、『Y』、『Z』を除外することで融合召喚! 3体合体! 再び舞い戻れ! 《
《Z-メタル・キャタピラー》の上に《Y-ドラゴン・ヘッド》が乗り、さらにその上に《X-ヘッド・キャノン》が乗り、《XYZ-ドラゴン・キャノン》が再び合体召喚される。
《XYZ-ドラゴン・キャノン》
星8 光属性 機械族
攻2800 守2600
「そして効果発動! 手札を1枚捨て《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》を破壊する! ハイパァアアーー・デストラクションッ!!」
《XYZ-ドラゴン・キャノン》の全砲門からエネルギーが放たれ、それらは一つとなり《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》の電磁バリアを貫く。
破壊された衝撃で《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》の身体は崩れ3体のモンスターのパーツごとにバラバラになった。
「これで貴様のフィールドは空だ! 俺は《
伏せた状態の虎を模したロボットが緑の翼を広げ海馬のフィールドに4足歩行で降り立ち、緑の翼を折りたたむ。
《V-タイガー・ジェット》
星4 光属性 機械族
攻1600 守1800
「さらに罠カード《ゲットライド!》を発動し墓地のユニオンモンスター《
青い飛行機の先端部を無くした飛行物体が《V-タイガー・ジェット》の下に滑り込み着陸し《V-タイガー・ジェット》はその上に乗り伏せの姿勢を取り緑の翼を広げる。
《V-タイガー・ジェット》
攻1600 守1800
↓
攻2000 守2200
「装備されている《W-ウィング・カタパルト》の効果により合体を解除しこのカードを特殊召喚する! 分離しろ! 《W-ウィング・カタパルト》!」
《V-タイガー・ジェット》は《W-ウィング・カタパルト》から降り再び4足歩行へと移行する。
《W-ウィング・カタパルト》はそこから一歩たりとも動かない。
《W-ウィング・カタパルト》
星4 光属性 機械族
攻1300 守1500
「装備が解除されたことで《V-タイガー・ジェット》の能力は元に戻る」
《V-タイガー・ジェット》
攻2000 守2200
↓
攻1600 守1800
次々と海馬のフィールドを埋め尽くしていくモンスター。
そして止められるものなら止めてみろと言わんばかりに海馬は宣言する。
「この一斉攻撃を防ぎきれるか遊戯! バトルだ! 《W-ウィング・カタパルト》でダイレクトアタック!」
一番槍として《W-ウィング・カタパルト》の低空飛行からの突撃を与え遊戯のライフを削る。
「くっ!」
遊戯LP:4000 → 2700
「追撃しろ! 《V-タイガー・ジェット》! ダイレクトアタ――」
攻撃宣言をしようとした海馬だが遊戯のフィールドに立ち込める黒い霧に目がつく。
「待ちな海馬! 俺のフィールド上にカードがない状態で相手によってダメージを受けた時、コイツは手札から特殊召喚されるぜ! 現れろ! 冥府へ誘う者! 《冥府の使者ゴーズ》! 守備表示だ!」
黒い霧を切り払い黒衣の影が踊り出る。
その影は黒いバイザーを装着した赤毛の冥府の戦士、彼はその手に持つ剣を以て遊戯を守るべく立ち塞がった。
《冥府の使者ゴーズ》
星7 闇属性 悪魔族
攻2700 守2500
「さらに《冥府の使者ゴーズ》のさらなる効果発動! 受けたダメージが戦闘ダメージの時、自分フィールド上に受けた戦闘ダメージと同じ数値の攻撃力・守備力を持つ『冥府の使者カイエントークン』を特殊召喚する! 我が痛みを力に変えその身を現せ! 『冥府の使者カイエン』!!」
黒い霧が《冥府の使者ゴーズ》の隣に一つに集まり、そこから銀の兜と鎧を身に着けた冥府の女戦士が防御姿勢を取る。
『冥府の使者カイエントークン』
星7 光属性 天使族
攻1300 守1300
海馬のターンに現れた2体の遊戯のモンスターに海馬は満足げだ。
「俺のターンにも関わらずこれ程モンスターを展開するとはな……それでこそだ! そして行けっ! 《V-タイガー・ジェット》! 『冥府の使者カイエン』を冥府に送り返してやるがいい!」
《V-タイガー・ジェット》が『冥府の使者カイエン』に飛びかかり、冥府の剣を金属の爪で砕き喉元に牙を打ち立てその息の根を止める。
「もう一体もだ! 《XYZ-ドラゴン・キャノン》! 《冥府の使者ゴーズ》を打ち抜け! X・Y・Z ハイパァアアーー・キャノンッ!!」
《冥府の使者ゴーズ》は《XYZ-ドラゴン・キャノン》の両肩のキャノン砲を剣で防ぎ、
機械竜の口から放たれるビーム方を両腕に取り付けられた刃で防ぎ、
キャタピラの装甲の上の砲台による砲撃をその身を盾に防ぎ遊戯を守り切った。
「ふぅん、防いだようだな……俺は自分フィールドの上の『V』、『W』の2体を除外し融合召喚! ユニオン・コネクト! 《
再び《W-ウィング・カタパルト》に乗り伏せの姿勢へと移行し翼を広げる《V-タイガー・ジェット》。
だが前回とは違いガッチリとロックされているため気軽には降りられない。
《VW-タイガー・カタパルト》
星6 光属性 機械族
攻2000 守2100
「そのモンスターも合体するのか! いや待て『V』、『W』、『X』、『Y』、『Z』ということは――」
さらなる合体に遊戯は驚き、その文字列からある考えに思い至る。
「そうだ! この2体もまた合体する! その目に焼き付けるがいい! 俺は『VW』と『XYZ』を除外し融合召喚! ファイナァッル! フューージョンッ!! 今こそ起動せよ! 究極機械神! 《
《VW-タイガー・カタパルト》と《XYZ-ドラゴン・キャノン》がその合体を解きそれぞれが再度変形する。
《X-ヘッド・キャノン》は両肩のキャノン砲を前面へと回し、他のパーツを迎え入れる。
《X-ヘッド・キャノン》の脚部の鉄球に《Y-ドラゴン・ヘッド》は取り付き、
その身体を開き脚部パーツとなった《W-ウィング・カタパルト》がその下に取り付き2本の脚となる。
《Z-メタル・キャタピラー》のキャタピラ部分が装甲の2本爪をもった両腕パーツとして《X-ヘッド・キャノン》に取り付き、
最後に《V-タイガー・ジェット》が《Y-ドラゴン・ヘッド》の翼を背中に取り付け、その虎の顔部分が《X-ヘッド・キャノン》の頭部にかぶさり背中から支えるアーマーとなった。
《VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン》
星8 光属性 機械族
攻3000 守2800
「驚きのあまり声も出ないようだな……俺はこれでターンエンドだ」
VW-タイガー・カタパルト「早めの出番ということは……」
VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン「俺たちの出番は……」
VW-タイガー・カタパルト「それ以上考えるのはよせっ!――そうだ! プラスに考えよう!」
VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン
「……そうだな《ABC-ドラゴン・バスター》に合体先を取られずに済んだと」