ここんとこ更新できてなくて大変申し訳ありません!
何せ今年の夏は夏休みのはずなのに全く休めず、夏休みが終わったと思えば学校の方がスタートからやたら忙しくて…
いえ、自分がうまく文章化できなかったのが最たる原因です!本当に申し訳ありませんでした!
「うわ!!なんじゃこりゃ!すげぇ靴擦れしてんじゃねぇか!」
どうやら一条も鶫さんの靴擦れに気付いたらしい。それで鶫さんに何やら説教しているみたいだが、それは一条のお人好しな性格の表れだろう。
「うひゃあ!!?」
...だからといって本人の同意なしにおんぶはどうかと思うのだが。もし俺がやったら頭頂部殴られた後に警察に通報される所業だな。
「うわわ...ためらいなく...」
隣にいる小野寺なんか顔真っ赤にしながら手で顔を覆っている。...あ、指の間からちらちら見てる。
「...羨ましいのか?ああいうの。」
「え!?べ、べべべ、別に!?そういう訳じゃないんだけど...。ただ、ああいう少女漫画チックなのは、女の子なら誰しも憧れがあって...ね?」
...その「ね?」のところで首を傾げながら上目遣いになるのは止めてほしい。...ほんと可愛いから。
「つまりは羨ましいと。」
「はい...。」
いや、だから顔真っ赤にしながら俯くとかそういうことを止めろとね?
「...はぁ。もういいや...。」
狙ってやってるならまだしも小野寺の場合天然なんだろうし...もし小町がこういう仕草したらあざといと思うんだろうけど...。いやもちろん可愛いからいいんだけどもね!
「...?もういいって何が?」
「なんでもない。ちょっとした独り言だ。」
「まさかあそこまであっさり鶫さんが堕ちるとは…。」
「あはは…びっくりだね…。」
現在俺たちは近くの喫茶店でコーヒー片手に話している。尾行?…そんなん見てらんなくなって打ち切ったわ。
だっておんぶして少し言葉を交わしたと思ったら、鶫さん顔真っ赤にして取り乱すんですよ?しかもいかにもツンデレなセリフ大声で叫んで。いくらなんでもチョロすぎでしょうよ…。
「何言われたらああなるんだか…。」
いや、何となく想像はつくんだが…大方女の子らしいとか、お前に惚れるやつは沢山いるとかだろう。あの人、女の子じゃなくてヒットマンとして自分を見てるみたいだし。
「ところでさ…」
「ん?」
何やら小野寺がもじもじしながらこっちに目を向けてるんですが…いやだからさっきから言ってるけどそういう仕草をですね?
「ひ、比企谷君は、鶫さんみたいな子が好きなの?」
「はい?」
いきなり何を…好き?俺が?鶫さんを?
「いや別にそんな感情は一切ないが…どしたいきなり?」
「い、いや…何と言うか…比企谷君随分鶫さんのこと気にしてるみたいだし…もしかして好きなのかなって…。」
…ああそうか。確かに周りから見れば過度に鶫さんを気にしてるみたいに見えるか。実際には生い立ちなんかを聞いたから意識的に気に掛けてるようにしてるってだけなんだが…。しかしそのことを言ってはいけないだろう。口止めもされてる訳だし、個人のプライバシーにも関わる話だし…
「あー…ほら、あいつ自分は桐崎の護衛って言ってたからな…いわゆる年相応の生活ってのをしたことが無いんじゃないかな、と邪推を、な。」
何と言えば良いのか分からず誤魔化してしまった。いやまあ「年相応の生活」って部分はその通りだから、完全に誤魔化せたかと言えば微妙なんだが…。
「そ、そうなんだ…じゃあ」
「比企谷君って今好きな人いるの?」
ありがとうございました。時間を置いた割りに相変わらずの駄文で申し訳ないです…。