Fate/Gold pirate   作:悪事

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海賊たちは帆を挙げる

ちょいと昔語りをしよう。なに、毒にも薬にもならねぇ過去の話さ。大抵、てめぇの過去の話なんざ、ありったけ歳くって、くたばりそうな時に笑い飛ばしながら酒の肴に口を滑らすんだろう。でも、"この話"だけは別だ。これだけは何回だって話してしまう。

 

 

 

しわくちゃになろうが、ボケてしまうとも、ベットの上で病気を抱えようと、これだけは記憶から離れない。"あの日"の光景が、目ん玉に体に魂に焼き付いて離れやしない。

 

 

 

 

 

ガキだったアタシは、いつだって突っ走ってばっかりの落ち着きのない馬鹿だった。飯時だって、とっととかっこんで直ぐ外に飛び出ちまう鮫みたいな気性なもんだから、親にしばかれるのなんざ日常だった。暴れるように遊んで食って寝る。それでアタシの世界は満ち足りていた。だけど、ある日を境に全ては変わった。普段と変わらない日常の朝、お偉いさんから公表された話を理解して街は騒然とした。

 

 

 

街を騒然とさせた話、それは"ある男"の公開処刑が執り行われるということだ。街の中でも、ちっとは余裕のある家の生まれだったアタシは、その公開処刑を見物しに行くことになった。まったく、親の道楽にガキを連れまわすなんざ、ロクなことにならないだろうに。当時の公開処刑は、みせしめと娯楽でしかなかった。こんなことをすれば、こんなヒドいことになる。だから、お前らは真っ当に生きろってことを言外に言ってんのさ。でも、あれだけは違った。あれは誰も予想すらしなかった。

 

 

 

 

 

うんざりするほどに晴れた晴天の日、処刑台まで続く大通りを鎖に繋がれ手枷を嵌められた巨漢が歩いていた。普通、処刑台まで歩くのなんざ晒し者にするための余計な手間に過ぎない。鎖を引っ張られて転ばされて石を投げられて、それを笑い者にされる。それが普通の処刑ってものだ。

 

 

 

 

だが、あの男のそれは例外だった。十人以上の役人が鎖を引こうと男は揺らがず、歩く速度を変えようともしない。民衆は誰一人、動きゃしない。嵐が過ぎるのを怯えて隅に隠れる子供のように誰もが動こうとしない。野次は飛ばず、石を投げられることもない。この様を、人は凱旋する将軍のようだと口にする。事実そうだ、鎖を引っ張ろうと赤い顔で前にいる役人は、先導をする雑兵、周囲の人々は凱旋を高らかに迎える民草(たみぐさ)。足りないものがあるとすれば、喝采くらいなものかね。

 

 

 

 

民もなく、領土もないままに"王"と謳われた男は、処刑台という死に向かって歩いていた。あの男は、このまま行けば殺されるはずだ。それだってのに、あの男の目と歩みには一片の恐れもないままに取り巻いてる役人どもを引き連れるかのように歩いていく。その姿は、紛れも無く"誇り高い王者"そのものだった。

 

 

 

 

 

 

まるで音をくり抜かれたような静寂の果てに、男は処刑台へと辿り着いた。広場には、英国を始めとする各国の重鎮や貴族、民衆がガン首を揃えている。そして、時は訪れた。処刑台で男は手枷を外してくれと役人に言い放った。何を"バカな"って思ったろうね。あそこには民衆だけではなく貴族、王族を始めとする他所の国の貴人もいたんだ。外しちまった日には、自分も家族親族も処刑の憂き目にあう。要求をすげなく断られた男は、軽く身じろぎしたかと思えば、手枷をあっさりと力ずくで外した。

 

 

 

静寂に包まれた広場も流石(さすが)に動揺で騒めくと思った。しかし、騒然とする前に男が胡座(あぐら)をかいて、腰を落ち着けてしまったことで広場が騒乱に落ちることはなくなった。いつでも、逃げられたというのか。ならば、どうして逃げない?何故に処刑を受け入れる?

 

 

「なぁおい、さっさと済ましちまおうぜ」

 

 

だが、王は広場の者共の疑問など知らぬとばかりに催促のセリフまで口にしたんだ。処刑役人は、慌てて処刑用の剣を構える。縄、鎖の縛り首ですら殺しきれなかった男を殺すため特注されたそれは、剣より斧を印象づかせる大きさをしてた。

 

 

 

刃を上げられようとしたその時、誰かの声が広場に上がった。

 

 

「おい、海賊王!!奪った宝は何処にやった!!!」

 

 

今まで喋れなかった反動か、それとも男が動かないことに安心したのか、広場の誰かが声を張って処刑台の男に詰問した。その声と、感情は瞬く間に伝染していった。

 

 

「あれだけの財宝を何処に隠した!!!!!!」

 

 

「財宝はどうした!!!!」

 

 

誰も彼も目の色を変えて、喧しく鳴き始めたのさ。大の大人がアホみたいにだ。役人どもも民衆を黙らせようとするが、燃え広がる炎のように問いかけの合唱は止まらない。鎮圧のため、役人どもが剣を取ろうって段で、何が起こったと思う?

 

 

 

笑い声だ、処刑台の上。今、処刑されるって男が爆発したみたいな笑い声をあげたんだ。その笑い声で広場の喧騒は消えちまった。やがて、笑い声は収まっていく。そして、笑い声も喧騒も、何もかもが無くなった頃合いで王は宣言を言い放ったのさ。

 

 

『おれの財宝か、欲しけりゃくれてやる』

 

 

笑った顔のまま、大砲のように腹に響く声が広場に染み入った。

 

 

『……探せ、この世の全てをそこに置いてきた』

 

 

役人の精一杯の処刑執行の声なんざ、耳に入りもしない。刃が胸に突き立てられ、"海賊王ゴールド・ロジャー"の処刑は為された。そして、沈黙に抑圧されていた広場は万雷の喝采に震えた。ああ、肉体から魂までが痺れるような感覚、もしも海賊の王が隠した財宝が見つかったなら……なんて子供の夢と言うかい。少なくとも、あそこにいた連中はみんな、こんなバカげたことを思い浮かべただろうね。

 

 

 

アタシから言わせて貰えば、そんなバカの伝染(うつ)った馬鹿騒ぎが、大航海いや大海賊時代の出発点ってことさ。死ぬって時に笑う奴なんざ、よっぽどのバカか海賊だって相場が決まってんだよ。あん、海賊王をどう思う?

 

 

 

もしかして、アタシが海賊やってんのは海賊王に憧れたとか言う気かい?バカも休み休みに言いやがれ。海賊なんて、悪党だ。悪党の末路なんざ、どう足掻いても笑っちまうくらいみじめなもんだろ。憧れるなんざ、あってたまるか。

 

 

 

富、名声、力の全てを手にした海賊王、ゴールド・ロジャー。あの男の死に際の言葉は世界を海に駆り立てた。あの男の残した"海賊の掟"やら財宝やらは未来に延々と語られていくんだろうね。でも、アタシも海賊王も普通の海賊と変わらねぇことがある。

 

 

要するに、好き放題やらかしたロクでなしってことさ!

 

 

 

 

 

 

 

 

人外級の覇気を撒き散らしたサーヴァントは猛く笑いながら拳を握った。場の空気が全て、この男に集約するような感覚。有無を言わせず、他者を圧倒し惹きつける存在感。これらは、このサーヴァントが王であることの証左に他ならない。これまで、三つの特異点を超え、王、皇帝などのサーヴァントと出会ってきたカルデアのマスターには、この男が王者であることに疑いはなかった。

 

 

「なんだよ。せっかくいい風、いい空だってのに、ドンパチやってんのかよ」

 

 

 

鉄火場に召喚されたばかりと言うのに、男の態度には何の変化もない。いや、それよりも、この男は真名を口走んなかったか!?召喚されて、すぐ真名即バレとか、シャレにならないぞ!?

 

 

『ロロ、ロジャー!?彼は大航海時代の先駆け、そして"海賊の時代"を作り出した大物の英霊だぞ!?たった一回の召喚でそんなサーヴァントを引くとか、どんな運をしてるんだ!?』

 

 

Dr.ロマンも通信先で泡を食ったように慌てている。いや、神代の生まれであるサーヴァントたちには分からないだろうが、それ以外の人物は彼がどんな人物なのか、嫌という程知っている。

 

 

『ゴールド・ロジャー。十五世紀末に処刑された一人の海賊だけど、前人未踏の冒険、海賊の掟という本を書いたり、医療概念の実装、財宝伝説などの多くの伝承を持ち、現代でも最高峰の知名度を持つサーヴァントだ。その多くの功績から、後世では人々に"海賊王"と謳われたんだ』

 

 

「はい、カルデア生まれカルデア育ちの私でも、知っている英霊です」

 

 

マシュもDr.ロマンと同様に僅かな畏怖と若干の興奮と共にロジャーに釘付けになっていた。

 

 

「フォーウ!?!」

 

 

肩に乗っているフォウ君も興奮しているみたいだ。元気に跳んだり、跳ねたりしてカルデアであれば、ゆっくりと相手をしてあげられるのだが。今は非常時。すまない、もう少し待っていてくれ。

 

 

「……ん?その白いヤツは……クッハハハハ!!!」

 

 

ロジャーもといライダーは、自分を見て呵々大笑と笑い倒す。何が、彼のツボに入ったか分からんが、とにかく楽しそうだ。

 

 

「わけわからん海に来たと思えば、今度はくたばっちまった海賊王が登場だぁ?なんだい、なんだいこいつぁ最高に愉快な冒険になりそうじゃないかい!!」

 

 

「おお、てめぇも海賊かよ。女だてらに海賊たぁ、随分とおもしれぇ。おい、ラム酒ねぇか!宴やろうぜ!!」

 

 

ドレイクはなんだか、楽しそうにテンションを上げロジャーに負けず大笑いしている。方や、ロジャーは戦闘そっちのけで酒盛りしようとしているし、なんだこの状況。黄金の鹿号(ゴールデン・ハインド)にいる面々はロジャーのキャラの濃さに圧倒されていて、動けていないようだった。それに先んじて行動を起こしたのは、女王アンの復讐号側だった。

 

 

「フッフッフ、まさぁかこの俺様ちゃんに二度も放置プレイかますとか、舐めたことしてくれやがるぜぇ!野郎どもぉ、全砲ありったけぶっ放せぇぇぇぇえ!!一人でも、ちんたらしてたら無人島に放り込むぞぉぉ!!」

 

 

「そんな嬉しそうな顔と満面の笑みで、そんな命令されても。海賊王にいいとこ見せたいからって無理に格好つけなくていいよ。船長。とりあえず、みんな向こうの方を向いてるから、握手でもサインでも貰ってきなよ。確か、海賊王のすごいファンだったんだろ?」

 

 

「いけないわ、メアリー。男って、勢いで格好つけて、それで格好つかなくなると使い物にならなくなるのよ。こういう時は優しく黙って命令に従いましょう。珍しく真っ当な命令なんだもの」

 

 

「そういうもんかな。それなら、うん、仕方ないか。は〜い、みんな撃って撃って〜……………それにしても、召喚されるなら、僕たちもあっちがよかったよ。まぁ雇われた以上はきっちり仕事するけど」

 

 

「拙者の部下の対応が、想像以上に塩なんですが!?」

 

 

 

『そういえば、黒髭と言えば海賊王の書いたっていう"海賊の掟"の完全版を後生大事に持っていたって伝承が』

 

 

バンッ!!

 

 

「余計な口滑らすと、ぶっ殺しますですぞ。優男」

 

 

『ヒィィィィィィィ!!』

 

 

モニターに向けて発砲され、完全にヘタれたロマン。それをマシュを初めにエウリュアレ、ドレイクは呆れ顔で流し見する。そうこうしている間に、女王アンの復讐号から大砲が放たれる。操舵を自在に操ることでドレイクは砲弾の命中をなんとか回避するが、このままではジリ貧だ。

 

 

「とにかく、このピンチを乗り越えてくれ!!ライダー!!」

 

 

そう、海賊の王と呼ばれても、ロジャーはライダーのクラスで現界した英霊である。彼もこの状況をひっくり返せるような宝具を持っているはずだ。どうにか、この状況を打開する一手が欲しい。そのためには、海賊王の力が必要不可欠。

 

 

「わかったから、そう怒鳴んなって。おい、そこの。"それ"寄越せ」

 

 

ロジャーは甲板を忙しそうに走っていた男が持って行こうとしていた"それ"を奪い取るように掴んだ。その姿は、どこまでも楽しそうに自由奔放で最後のマスターとデミ・サーヴァントの心象に焼き付いた。ああ、願わくば自分も"あんな風"になってーーー

 

 

「やめときな、海賊なんざ所詮、悪党なんだよ。憧れて、焦がれてもロクなことない」

 

 

ドレイクの呼びかけが鳴った時、自分たちはハッと気づいた。緊迫した状況なのに、羨望さえ抱かせる在り方。そうしようとは微塵も考えていないだろうに、こちらの心象を変える生き様。

 

 

「これが……"海賊王"」

 

 

マシュの畏敬に満ちた声に重なるように、ロジャーは大きく掴んだ"それ"を放り投げた。

 

 

ロジャーが投げたもの、それとは砲弾のことだ。火薬などの外的要因で、発射されるそれはサーヴァントの膂力によって放たれた。いや、簡単に言おう。素手で砲弾をぶん投げたのだ。放たれた砲弾は、音の壁を砕き黒髭の船に襲来する。その突然にして予想外の攻撃に対応するのは、黒髭の部下らしき槍の英霊。飛来した砲弾を己の槍で跳ね返そうと砲弾に突撃を行う。槍と砲弾の衝突、後にある騎士団に流れる宝具の原型と言える宝具、それに対し何の神秘も纏っていないただの砲弾。どちらが勝つかなど、明確なはずだった。

 

 

 

槍の英霊、ヘクトールは気の抜けた表情に驚きを見せる。歯を食いしばり衝突する砲弾を全力を以って、打倒しようとするも跳ね返せない。ただの腕力で投げたものが、宝具とタメを張るとかありえないだろうに。しかし、流石はトロイア戦争の英雄、跳ね返せないのがわかると、槍の軌道を変え砲弾を海の方に誘導した。

 

 

弩級の爆音が海から発生された。水飛沫どころではない、水柱が上がり雨と錯覚するほどの水量が降り注いできた。晴天に降る海水の雨、それを愉快そうに浴びる彼こそ海賊の王である。

 

 

 

『確か、ゴールド・ロジャーは海戦の際、火薬が無くなったら砲弾を素手で投げたっていう話があるが、素手で砲撃をやってのけたのか!?どんな腕力してるんだ!?』

 

 

Dr.ロマンの混乱の通信ももはや、誰も気にしない。ロジャーは大きく手を広げ、猛々しく悪戯に成功した子供のように楽しそうに笑っていた。そして、ロジャーはーーー

 

 

 

 

「……おい、何だ向こうの方!!おもしれぇ冒険の匂いがする。すぐ行こうぜ!!」

 

 

戦闘そっちのけで、別の方角へ冒険しようとか言い出した。

 

 

「「「「ハァァァァァァ!!!!????」」」」

 

 

「もうなんなの!?海賊って、どいつもこいつも馬鹿なの、死ぬの!?」

 

 

「うあ、エウリュアレ……怒んないで」

 

 

「まぁ、海賊なんてロクでもない輩だし。まぁ、同業者としても今のはねぇわ。すまない、同業の海賊連中がダメ人間ばっかで本当にすまない」

 

 

エウリュアレが激怒し、アステリオスが穏やかにエウリュアレを嗜める。ドレイクは、笑いながらも流石に今のはフォロー出来ねぇなと頭を掻いて誰とも知れず謝罪する。

 

 

 

「これが……"海賊王"」

 

 

「マシュ、このタイミングでそのセリフはやめとこうね」

 

 

カルデアの二人はもう驚きやら呆れやらで色々とパンク寸前だった。

 

 

「ハッハッハッ〜、いやぁ、憎たらしいくらいあの俊足馬鹿に似てるなぁ」

 

 

「どうするのさ、船長。なんか、こっちそっちのけになってるけど」

 

 

「べっ別に拙者の目的はエウリュアレ殿なんだから、全然気にしてないんだからね!」

 

 

「もう、口を開けば評価が下がるので閉じていてくださらない?」

 

 

もうなんか、ごちゃごちゃだった。場の空気がしっちゃかめっちゃか。緊迫した戦場の闘気も、殺気も残らず吹っ飛ばされてどうしようもない。なんだか、釈然としないがこのままどうにか戦線を離脱できないか。急いで離脱するようにドレイク船長に声をかけ……ようとした時、マスターとマシュの両方の腰に手が回る。

 

 

 

「「えっ!?」」

 

 

 

刹那、空が急に近くなる。それと共に訪れる浮遊感。飛んでいる、空を。なんでか知らないが飛んでいるんだ。えっ、何がどうなってーーーー

 

 

 

 

着地の衝撃が訪れた。何がどうなっているのかと咄嗟に周囲を見渡したマシュたち。二人の目には海賊船が映っていた。"黒髭"の女王アンの復讐号という海賊船が……

 

 

「ここ、敵地のど真ん中だ!?」

 

 

「先輩、大丈夫ですか。しかし、マスターと敵地に単身突っ込むなんて……」

 

 

『前代未聞だ!?こんな時、どうすれば!?よしっ、マギ☆マリに相談ターイム!!「人理、最後の希望のマスター大ピンチ。安全かつ確実な一発逆転の方法は?」っと』

 

 

 

マシュ、マスター、Dr.ロマンたちも混乱状態であったが、それ以上に黒髭たちも混乱状態にあった。敵地のど真ん中、絶対的アウェーに飛び込むなど無謀どころの話ではない。こんなの行き当たりばったりの馬鹿げたギャンブルとさえ言える。だが、海賊王はそれを否定するどころか肯定する。

 

 

 

「当然やら、必然なんて神父や修道女にでも任せとけ……こっちは海賊、悪党張ってんだよ!賭けてなんぼ、試してこそ!!偶然、運、たまたま……そいつらを無理やり掴んで海賊だ。未来なんざ、決まってねぇ。だから今を"選んで生きる"んだよ!!」

 

 

 

ロジャーの咆哮。これこそ海賊たちが王と称した者の宣言である。

 

 

「そうかよ、じゃあ海賊王。俺様は選んだぜ。てめぇをぶっ殺して海賊王の座も名声も力も根こそぎ奪ってやらぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

「こいよ、黒髭(後輩)。派手な喧嘩と行こうじゃねぇか!!!」

 

 

 

 

 


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