進撃の巨人?ああ全裸のおっさんが駆逐されるやつね   作:小野芋子

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初投稿なので所々おかしなところはありますが、暖かい目で見ていただけたら幸いです。
今回は特にコメディ色はありませんが後々そうなる予定ですのでご了承ください。


転生ってなんだっけ?(哲学)

 

 どうも俺の名前は天道龍矢どこにでもいるちょっとオタクな大学生だ。いや正しくは大学生だった、が正解かな。

 っと言うのも俺、どうやら不慮の事故で死んでしまったらしく今となっては二次創作でお馴染みの異世界転生とやらをするところなんだ。

 ちなみに特典って言うやつは最強の身体能力にした。

 これから行く世界のことは教えてもらえなかったし、それにさっきオタクって言ったけど俺が知ってるアニメとかってワ○ピースとかNAR○TOとかそういうジャンプの人気作とさ○えさん、名探偵コ○ンとかの国民的アニメとS○Oとかと○るっていうライトノベルの人気作くらいしか知らないんだよね。

 もともと興味はあったけどそういうのは大学に入ってから集めようと思ってたし、まあ実際は大学入って2ヶ月で異世界行こうとしてるんだけどね。

 もっといろんな作品見たかったなぁ...

 まあグロい系のアニメは無理なんだけどね。具体的には人が食われるやつとか、死に方が無残すぎるやつとか。

 

 神「おーい、準備終わったぞ!!もういつでも転生できるぞ!!」

 

 

 おっ、どうやら転生の準備が終わったみたいだ

 一体どこに転生させられるのかは聞いてないが、異世界で俺つええええええええをやるのを密かに夢に見ていた俺としては異世界に行けるだけでも十分なので別にどうでもいいや。

 さて特典と、後なぜか絶対に終わらない日記帳と絶対に減らないシャーペン&消しゴム(ついでに言えば絶対失くさないらしい)を貰ったので早速行くぜ!!レッツパーリー!!!ヒアウィーゴー!!!

 

 

 

 ☆☆☆☆☆

 

 

 ○月○日

 

 今日から日記を始めようと思う。

 文字通り生まれ変わったわけだから新しい趣味を持つのも悪くないだろう。

 まあと言っても、今日は転生されたはいいが疲労が溜まっているのかすごく眠いので特に何もせずに寝ることになりそうだ。

 この世界の探索とかは明日から始めようと思う。ついでに寝床も明日から探す。

 ちなみに今日は野宿だ。

 それじゃあもう寝るか。初めての日記で何書けばいいのか分からないけど、明日もこんな感じの文章になるのかな?

 まあ別にいっか、誰に見られるわけでもないしな。

 ほんじゃまあおやすみ〜

 

 

 

 ○月✖️日

 

 何だろうね。人ってさ、怒りを通り越したら言葉どころか感情も失うんだね。もう、なんて言えばいいんだろ

 取り敢えずまあ今日あったことを順に追って書いていくよ。

 

 朝、目が覚めた俺はなぜか俺の近くで眠っていた男数人を無視して、早速この世界の探索をしようと思い立ち上がったところで違和感を感じた。なんというか、目に入る景色がいつもより広く感じたというか、世界が大きくなったように感じたというか、まあそんな感じの違和感を感じたのだ。

 初めは異世界だしこんなこともあるだろうと気にもしていなかったんだが、すれ違う大人たちが全員俺より10センチも20センチも大きければ流石に目を疑った。

 だって俺って身長180センチあるんだぜ?日本の平均身長よりも高いんだぜ?いやそりゃ外国に比べれば日本の身長なんて低いのかもしんないけどさ、全員が全員190もしくは200センチとかありえないだろ。しかもこの世界やたらと空気悪いし、ここが地下なのかは知らんがほとんど光もないし、すれ違った男とかも汚い服着てるし。それなのにでかいって

 何?毎朝コーンフレークの代わりに成長剤食べてんの?もしくは主食が成長剤なの?幾ら何でもでかすぎだろ!!

 そう思って遣る瀬無い怒りをものにぶつけようと拳を振り上げたところでようやく俺は違和感に気づいた。

 俺の手、小さくない?

 

 分かるよ、分かってるよ!!!気づくのが遅かったのは確かに俺も間抜けだと思うよ!!でもね聞いて?まさか自分が小さくなってるとは思わないじゃん?まさか小さくされてるとは思わないじゃ〜ん。ありえないじゃ〜ん。

 

 ..........少し取り乱したな、まあでもそこはまあいいわけですよ。確かにいきなり小さくなった時は驚いたけどまあ異世界転生ならありえなくもないわけですから、別にいいわけですよ。

 問題はその後だ。

 軽く憂鬱になっていた俺に見た目も雰囲気も怪しい男、それも数人が近づいてきたんだ。

 まあそれもいいよ

 異世界だし、少々治安が悪くてもある程度は納得したよ。いきなり殴りかかって来たわけでも無いしな。

 けど事件は起きた。

 起きてしまった。

 言語が言葉が通じなかった。

 分からなかった。

 何を言ってるかわかんないかもしれないけど事実なんだよね、これ。そりゃ最初は俺も耳を疑ったよ。聞き取れてないだけだと思ったよ、でも違った。俺の知らない言語を話してた。それも多分外国語とかそんなレベルじゃなくて、うまくは言えないけど根本的に違う翻訳不可能な言語。

 思わず言葉を失ったね、ついでに表情も。

 それでしばらくしてから怒りが湧いた

 何それ?はあ?ふざけるにも程があるだろ!!!!!

 異世界転生ってみんなそうなんですか?初めはその世界の言葉が分からなくって四苦八苦するところから始まるんですか?二次創作の最初の数話って現地の言葉の翻訳から始めるんですか?いや知らないけど!!二次創作と異世界転生って知識はあるけどあんまり読んだことはないから分かんないけどさあ!!!絶対違うだろ!!コミュニケーション取れないとかもう詰んでるじゃねーか!!!

 暫くはそうやって怒り狂ってたよ。それこそ周りが見えなくなるくらい。それで暫くして漸く落ち着いたと思ったら気づけば昨日俺が寝床にしていた場所に立っていた。

 思わず泣いてしまった俺は悪くないと思う。

 だってそうだろ?言葉も分からないし、子供にされてるし、可愛い女の子いないし。

 踏んだり蹴ったりどころかそこにヤンキーと室伏○治と吉田沙○里が加わってオーバーキルされた気分だ。

 日記を書いてる手もその時のことを思い出して震えてるもん。

 

 はあ、もう寝よ。

 俺って切り替えはいい方だから一眠りすればきっともう大丈夫だろ。

 言葉が通じないのは辛いが適当に頷いたりしとけばイエスかノーかくらいは通じるだろうし、この日記に日頃の鬱憤とか書いていけば言葉の通じないストレスもなんとかなるだろ。

 取り敢えず神様

 お前絶殺な

 

 

 ☆☆☆☆☆

 

 

 あのガキは一体何だったんだろうか?

 

 

 今日適当にこの汚ねえ地下街を歩いていたら見つけたガキ。とてもじゃねえがこの街にはまるで合わない綺麗な白髪に怪しく光る血よりも赤い、いや、紅い瞳。顔もまあまあ整っていて見てくれだけで言えば貴族と言われても違和感はないくらいの容姿をした10代前半かそこらのガキ。

 それだけなら俺も大した興味を持たなかったのだが問題はあのバカみてえな強さと、俺ですら一瞬恐れたほどの殺気だ、それも無表情で。

 

 あのガキに絡んでいた薄汚えネズミども――まあ目的はあのガキをどっかの豚にでも売りつけようとしていたんだろう――の言葉の何があのガキの癪に触ったのかは分かんねえが、突然表情を無くしたかと思えばガキとは思えねえほどの強さと殺気でネズミどもを一方的に蹂躙した。

 泣きながら謝っていたのを無視してトドメを刺した時は思わずゾッとしちまったが殺さなかったことからあのガキの甘さが伺える。

 いや、違うな。

 わざと生かしているのかもな

 この地下街で喧嘩をふっかけて来た相手を殺さないのは愚かなことだ。なんせこの薄汚え街はある意味で殺しも黙認されているような街だーー実際は殺しが多すぎて憲兵が仕事を投げただけだがーーそんな街で喧嘩で倒した相手を殺さなかったらどうなるか想像するのも難しくねえ。

 まず間違いなく殺しにくる。それも今度は1人や2人じゃなく10や20超える集団で、だ。

 それほどの危険があるにも関わらずあのガキはわざと生かした。それは腕っ節に自信があるからじゃねえ。

 単純に殺す必要がないのだ。

 それはあのネズミどもの表情を見れば分かる。死よりもずっと恐ろしいものが身近に迫ったみてえな表情をしていた。

 恐らくもう白い髪を見るだけで全身の震えが止まらねえほどのトラウマが刻み込まれたはずだ。

 

 末恐ろしいガキだ。素直にそう思う。

 できれば関わりたくねえ。関わるにしても絶対に敵対したくねえな。

 

 

 

 ☆☆☆☆☆

 

 

 

 ○月△日

 

 やっぱり異世界はこうじゃないと面白くねえぜ!!!!!

 昨日絶殺とか言って悪かったな神様。100分の99殺しくらいにしとくよ!!

 

 それじゃあ順を追って書いていくか

 

 昨日の今日だが頭は完全に切り替わってる俺は朝から憂鬱な気分になるようなこともなく、取り敢えず寝床と食料の確保だけでも終わらせようとこの街を探索していたわけだがそこで俺の可愛いこちゃんセンサーに誰がが引っかかった。

 

 因みに可愛いこちゃんセンサーは転生する前から俺が持っていたもので、文字通り可愛い子を発見するセンサーだ。

もちろん特殊能力とかではない。

そういう勘が鋭いのを俺が勝手に名付けただけだ。的中率は75%とかなり高めだが大半が彼氏持ちだったり幼女だったりして役に立った経験はない。

いや可愛い子を見るだけで眼福かと思うかもしれないけどイケメンな彼氏とイチャついているのを見せられるのは辛いよ?目の毒だよ?まあ幼女がお母さんとかお父さんとかと笑いあっているのを見るのは微笑ましかったけどさ。

 

 それにほら、俺フツメンだし.......

 人生に3回か2回あるっていうモテ期は幼稚園の3年間で消費しちゃったし.........

 そういえば俺の顔ってどうなってるんだろうな。

 この世界鏡とかないし分かんないんだけど。まあどうせ子供の頃の俺なんだろうけどな。期待はしないよ?裏切られたら辛いしね。

 

 

 っと、話が逸れたな。

 

 まあ俺の可愛いこちゃんセンサーに誰かが引っかかったわけだ。正直期待はしていなかった。だってこの街では汚いおっさんかガラの悪いおっさんかやせ細ったおっさんしか見たことないし。ってかおっさんしかいねえなこの街。大丈夫か?

 時々おばさんも見かけるけどそれも厳ついのと胡散臭いのしかいないしな。ってかおばさんだし。

 

 また話が逸れたな、それでもまあ興味が湧いたからセンサーに従って見に行ったわけですよ。

 そしたら本当にいた。服は汚れていて顔も泥だらけだし矢鱈と痩せ細っていたけど絶対に可愛いって分かる赤い髪した女の子

 残念ながらこちらの言語が分からない俺では名前を聞くことも声をかけることも出来なかったけど、たまたま手持ちにパンがあったのでその女の子にあげといた。

 ほんと、なんであのおっさんは俺にパンをくれたんだろ?目が合うといきなり震え出したと思ったらなんか叫びながらパンをくれたんだけど。

 もしかしてショタコン?嬉しさの余り叫んじゃったの?ってかパンで好感度上げようとしてんの?バカなの?今時の小学生(俺は精神年齢20歳だけど)はパン程度じゃ落ちないよ?せめてゲーム機とか高級なお菓子とかにしようぜ?

 まあおかげであの可愛い子と触れ合う機会ーーただし言葉は分からないので会話はないーーがあったからいいけどさ。

 ほんと、会話したかったな。

 一応あの子がなんか言って来たときは適当に頷いたり首振ったりしてたけどさ〜。絶対会話成り立って無かっただろうな〜。

 

 あっそれと寝床の確保に成功しました。

 まあ実際は誰も住んでいないぼろ家を勝手に借りてるだけなんだけどね。一回誰か帰って来たときは本気で焦ったけど俺がテンパっている間に気づけば姿が消えていたから家を間違ったんだろうね。

ご丁寧に謝罪の意味を込めて数週間分の食料も用意してくれていたしね。

 ただ全部パンってのはどうかと思うよ?いや別にいいけどね?大切なのは誠意だしね?けど.........まあうんきっとこの世界の人はみんなパンが好きなんだろうな。

 

 

 あー会話してー

 さっき絶殺はやめると言ったな、あれは嘘だ。

 やっぱり神よ

 お前絶殺な?

 

 

 ○月▷日

 

 今日は朝からいろいろあって疲れた。

 それじゃあいつものように順を追って書いていくとしよう。

 

 朝、近所の騒音によって起こされた俺だが。まあそこはいい。この世界に来てまだ数日しか経っていないがこの街の人たちは喧嘩とか騒がしいのが好きなのはもう分かっているからな。

 

 けどまあだからと言って神でも仏でもない俺が騒音によって起こされたことに腹を立てないかと言われたら話は別だ。

 ちょっとイラっとしたので窓(ただしガラスはない)から顔を出して文句を言おうとしたらちょうどそのタイミングで静かになったのでまあ不完全燃焼ではあるが良しとしよう。

 お詫びか何かは知らないけど食料くれたしね、またパンだったのはもういいや。諦めた。

 ってか冷静になると俺何してんだろうな?怒鳴ろうにも俺って言葉分かんねえからもしあと一歩静かになるのが遅くてなんか叫んじゃったら俺って奇声を発した危ないやつになるじゃん。

 危な!!この世界がなんの作品かはまだ分かんないけどここで変な印象持たれたら後々絶対面倒なことになってたよ!!

 まあなんにしてもまずはこの世界の言語を理解するところから始めなきゃいけないんですけどね....

 

 とまあ朝色々あってちょっとゲンナリしていた俺だがいつまでも家の中でゴロゴロしているわけにもいかないのでいつものように街の探索に出かけようと思ったわけだ。

 今日はこの街で唯一かどうかは分からないが俺が知っている限りでは唯一空から光が差す場所に行く予定だったので少し楽しみだったのも確かだしな。

 

 

 そんなわけで取り敢えず光だけを目印に進んで漸くそこまで辿り着いたのだが。

 まず現場に辿り着いた俺の目に入ったのは光の発生源っていうのかな?まあそこに続いている階段とその階段を厳重に塞いでいる鉄格子だった。

うんあれかな?きっと以前に子供がこの階段を踏み外して大怪我したからそれを防ぐために塞いでるのかな?きっとそうだよね。

なんかやたらと厳ついおっさんが俺を睨んでいたのは俺が見た目子供だからだよね?

あれはおっさんなりの優しさだったんだよね?いや知らないけど

 

っとまあそんな感じで中途半端に探索が終わった俺は次はどこに行こうかと頭を悩ませながら歩いていたら気づけば家に帰っていた。動物の帰巣本能って凄いねって思いました。まる。

 

んでまー 家に帰ったはいいけどやることないんだよね。

一回家に帰って来た以上もう一回探索に出る気にもなれないし、だからと言って寝るには早過ぎるしね。だってまだ昼過ぎくらいだし。いや分かんないけど。なんとなく俺の体内時計がそれくらいって言ってる。

 

ってなわけで昨日の可愛い子の元にパン片手に会いに行きました。

途中料理の最中だったのか間違って包丁握ったまま俺に声をかけて来た(言葉が分からないから話しかけて来たのかどうか分かんないけど多分俺に用があったんだと思う。多分きっとそうだと信じたい)おっさんがいたけど包丁に視線向けた後おっさんに軽く包丁握ったままですよ?的なアイコンタクトをすると俺の意思が伝わったのか慌てて帰っていった。

言葉が分からなくても人間って分かり合えることが出来るんだね。ちょっと元気出たよ。

それにあのおっさんが俺に話しかけて来た?時も周りの人は大して驚いてなかったしきっとこの辺りじゃ有名なおっちょこちょいなおっさんなんだろう。

 

そのようなこともありながらも昨日あの子と出会った路地裏に着いた俺は、早速あの子と会話(会話できるとは言っていない)しようとして、あの子を囲むようにして立っている不良(推定)を見て固まった。

しょうがないじゃん、いくら特典として最強の身体能力を貰ったって怖いものは怖いんだ。それにまだ相手が悪い人だとは決まってないしね。

そうだよきっと、悪い人たちじゃないんだよ。

手に持ってるナイフだってきっと気のせい.......な訳無いですよね。

もういいよどうとでもなれよ、もしかしてあの子と不良(断定)たちは友達かもとも思ったけど何言ってるのかは分かんないけど怒鳴りあってるし、険悪な雰囲気だし、女の子のほっぺたには明らか殴らた形跡あるし絶対そのパターンもねえよ。

 

って待て、殴られた形跡.........だと...........!?

そうか君達はそういう奴らだったのか、超えてはならない一線を超えてしまったのか。我々が絶対に超えてはならない、可愛い女の子には触れてはならないという一線を。

よろしいならば戦争だ。残念ながら我が同胞たちはここには居ないが彼らの恨みもこの拳に込めよう。

さあ腹は決まった。この最強の身体能力この戦争の勝利の為に利用させてもらおう。行くぞ不良ども!!!そして後悔しろ!!!貴様らが一体誰を敵に回したのか、その魂にトラウマとして刻み込んでやる!!!!!

くらえやあああああああああああ!!!!!

 

そんな感じで放った俺の攻撃は見事に不良の一人の鼻っ柱に命中..........するようなことはなく何かに躓いて思いっきり地面に放たれた。

 

 

痛かったね。拳も周りの視線も静寂も。

 

まあでもどうせこうなるんだろうなとは思ってたよ?だって俺喧嘩したことなかったし。

けどさ実際にやって見たらさ、なんていうの?居た堪れないよね?八つ当たり気味に不良ども思いっきり睨んだら空気よんでどっか行っちゃったんだ。その優しさが苦しかったね。どうせなら思いっきり笑われたかった。その方が絶対良かった。コソコソ悪口言うのはダメだよ。主に俺のメンタル的な意味で。

そのあとは取り敢えずあの子にパンだけあげてちょっと頭撫でてすぐ逃げた。

頭撫でるくらいいいよね?それぐらいのご褒美は貰わないと俺今頃絶対に首つってるし。

 

...........疲れた。会話したい.......最後に口と表情動かしたのっていつだっけ?




本日のハイライト

モブA「おい!俺たちの縄張りで寝てるガキがいるぞ!!」
B「ヌッコロしちまおぜ!!」
A「そうだな!!おいおめーら!!殺るぞ!!!」
「「「「「おう!!!」」」」」
B「おら!!ガキ!!ってえ?ちょ待って寝てたよね?ってか寝てるよね?ごめんなさい調子乗ってました!!ごめんってやめっ.......」
「「「「「「ぎゃあああああああああああああああああ」」」」」」
主「なんでこのおっさんたちここで寝てんだろ?」


モブC「おうおう随分身なりのいいガキじゃねか?痛い目見たくなかったら大人しくお兄さん達のいうこと聞きな?」
主(え?何言ってるの?言葉がわかんねえぞ?え?もしかして..................ふざんけんな!!神このやろお!!!)
C「え?何?このガキ急にキレたんだけど。ってかめっちゃ怖い!!殺気がヤバイ!!無表情怖い!!!ごめんね!!!ね?許し....ああああああああああああああああ!!!!!」
Cの仲間達「「「「「「なんで俺たちも!!!!ぎゃあああああああああああああああああああ!!!!!!」
「え?何あのガキ?関わりたくねえ.....」


モブD「おいおいあのガキって昨日の!!! あっ目があった!!!ごめんなさいごめんさい!!!パンあげるから許してくださいいいいい」
主「何あのおっさん?ショタコン?引くわー」

モブE「何?馬鹿みたいに強いガキがいるだと?はっバカが!!ガキなんて包丁突きつければ一発なんだよ!!みとけよ?」
E「おいガキ!!てめえ死にたくなかったら黙ってそのパンよこしな!!!」
主(なんでこのおっさん包丁を.......ああ料理の途中か)
主(おっさん包丁持ったままですよ?)アイコンタクト
E(このガキ!!包丁見てビビらないどころか「その程度で勝てると思っているのか?」と言わんばかりの視線を向けて来る!!ダメだ!殺される!!!逃げないと!!!!)ダッ
主(やった!!アイコンタクト通じた!!!)

モブF「なあなあお嬢ちゃん?俺たちと一緒に楽しいことしようぜ?」
女の子「絶対にいやだ!!」
G「まあそういうなってこれ以上かわいい顔を傷付けられたくないだろ?」
女の子「それでもいやだ!!」
H「強情な嬢ちゃんだな?おいもうこうなったら無理やりでも襲っちまおうぜ!!」
主(昨日の女の子が(ry...............くらえやあああああああ!!!!!!!! あっ躓いた!!)

ドゴン!!!!!!!!!!!!!!!!!!

女の子・モブ「「「「「え?」」」」」」

モブ達(おいおいヤベーよヤベーの来ちゃったよ!!)(何今のあいつがやったの?おいおいあいつの足元地面割れてるよ。絶対あいつだよ!!!)(めっちゃこっち睨んでんだけど。怖すぎワロタ)(.......とりあえず)
(((((((逃げろおおおおおおお!!!!!))))))ダダダダッッッ!!!!!
主(優しさが辛い(泣))
女の子(昨日の子が助けてくれた!!でもなんでだろ?)

女の子(またパンくれた、それに頭も撫でられた。よく分からない奴。でもいいやつだったな...)



「神様ー!!」
神「何?なんか用?」
「さっきの転生者なんですが......」
神「あー。彼ならちゃんと送っといたよ」
「いやそうじゃなくて」
神「何?」
「実はかくかくしかじかで特殊特典の言語翻訳機能を付け忘れてたんですよ!!!」
神「まじwwwまあ日記渡しといたし大丈夫だろwwwww」
「神様.....日記に絶殺って書かれてますよ...」
神「wwwwwwwwwwwwwww」


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