うちは一族として生き残る!   作:黒百合

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連続更新だよっ!!


カナグという忍

「それでは試験を始める。」

 

集まった参加者は54名。

サバイバル試験に合格した人間はほとんど参加することとなった。

ただ木の葉の忍は半分に減っている。おそらくは”気付けなかった”下忍達はそれぞれの担当上忍に行くことを許可されなかったのだろうと考え、その現状を見ながらも視線はめぐり、日向の少年、カナグは見つめる。

その視線の先にはヒビキ達がいた。

 

「なに?

まだ根に持ってるの?

むしろ気付けて良かったじゃない。」

「そうだよ、カナグ。逆恨みはみっともないよ。」

「…分かっているさ。単に悔しいだけだ。

あいつらよりは絶対に先にこの試験を終わらせる。いいな?」

「分かってるって。さんざん聞いたし。」

「ったく、君はいいだろうけど僕まで付き合わされるのは勘弁だよ。」

「キノ、お前はいつもテンションが低いと…」

「分かってる分かってる。

あ、でも、僕の女神に何かしたら殺すから。具体的にはチンピラみたいに絡んだり。」

「チ、チンピラとはなんだっ!!

そして女神だとっ!?さらに言えば殺すってなんだよっ!?」

「最初の出会いがしらに、吹っかけてたじゃない。」

「ユンテンっ!

お前はどっちの味方だっ!?」

「キノよ。」

「ぐっ!」

 

カナグは忍具を扱うユンテンと、そしてヒビキ達と絡んでるときはたまたまいない状態で、宿泊場に行こうとしていた時はシスイと一緒に地図とにらめっこしていたカナグの班で再度の一人、男の子であるキノといた。

 

苦虫をかみつぶしたような表情のカナグがまたもヒビキ達を敵視しているのには理由がある。

 

それは昨日の宿泊場にて、夕方のことである。

試験が終わって少ししてカナグの班は外に出て少しだけ砂の里の様子を見たいとなり、もとい観光をしたいがために担当上忍に許可を得て、そして帰ってくるときの廊下での出来事。

 

カナグたちの目の前にはちょうど外出をしようとするヒビキ達がいた。

もちろんカナグはユンテンにも言われたことだし、かといって仲良くしようとも思えず無視して通り過ぎようと思ったのだが、やはりどこか彼は絡まずにはいられない性分だったのだろう。

相手にされてないがために年ごろの男の子特有のかっこつけたい欲求、すなわちプライドのためか。

 

呑気に笑いながらヒビキと話すタマモと、それに無表情ながらもどことなく柔らかい雰囲気で聞いている二人に老婆心というか、単に絡むきっかけが欲しかったのか。

 

彼は彼女たちに今更観光か?

と聞く。

時刻は夕方である。

観光をするにも時間はなく、それなら良いところを教えてやろうと、内心上から目線で声をかけたところ違うと言われたのだ。

 

ではどこへいくとの問いかけに。

 

「砂漠での必需品の買い出し。」

「何?」

「必要でしょ?」

 

何を当たり前のことを?と言う風な顔でヒビキに言われるカナグ。そのためか答えもまた簡潔である。

そこで頭は悪くない彼の脳裏に閃光が走る。

一晩。

そう、カナグにはどこか違和感があった。

一晩と言う時間に。

 

あの試験官はトイレに行くかと聞いておいて、行くと言った生徒を失格にするという嫌な奴である。良く言えば厳しい試験官だ。

それが一晩?

一晩もの休みを与えるだろうか?

忍たる者、日をまたぐ任務なんてざらにあるし休憩が取れずに動き続けなくてはならないことだって多々あるはず。

さらには死ぬ覚悟、ないしは殺す覚悟に対する問いもまた必要なかったはずである。

迷った奴は失格だとかそれくらい言ってもいい、というかそれはカナグ自身も思ったところで今更そんなことを聞く必要があるとも思えなかった。

中忍ともなれば小隊を率いることもできる立場だ。命を背負う立場だ。それくらいは下忍ですら知っている。

そんな覚悟も無しに来る下忍がいるのだろうか?

逆にそんな最低限の覚悟すらない人間が中忍試験に来るなと言う話で…。

 

だがそれでは、かの試験官が与えた一晩と言う時間が意味のない、そして意味のないことをするような人間には…と考えたところで彼は気付いたのだった。

一晩の意味が。

どうりで担当上忍が感心した様子で送り出したわけだ。

きっと砂漠用の装備を買いに行ったのだと思ったのだ。

 

「…行っていい?」

 

という言葉に彼は答えられず、代わりにキノが答えた。

 

「大丈夫大丈夫。

それよりも君、可愛いよね。名前は何かな?

その、僕とお手紙のやり取りから…」

「…キノ…あんた…」

 

ユンテンが日ごろのんびりとしたキノに驚いた表情をする。

キノはヒビキから目を離さない。

 

「ごめん、ユンテン。僕は本気なんだ。邪魔しないでくれ…で、まずはお友達から…」

「…悪いけど、興味ない。」

 

と言ってそのままヒビキは翻えり、歩き去っていく。

それにあわててついていくタマモに、きれいな会釈をしてからこれまた翻るイタチ。

 

それらを見ることなくカナグはうつむいていた。

内心は『負けた』である。

 

自分の率いる班は彼らに負けた。

ヒビキは中身の精神年齢上、準備をして向かうというのは当然のことでそこまで深く見通したわけではない、それを踏まえていたのはイタチだけであり正確にはイタチに負けたとするべきなのだが、カナグにはそれが分からない。

ゆえにちょっとむかつくことを言われたヒビキだけではなく班全体を改めて見るカナグ。

その胸中はもはや見下しなど欠片もなかった。

 

「ユンテン。買いに行くぞ。」

「…っはいはい。

まったく、どうしてこの班って面倒くさい男ばっかりなの?」

 

ぼやくユンテン。

目をキラキラさせながらも後姿も可憐だとつぶやくキノ。

そして今度こそはと熱き血潮をたぎらせるカナグ。

 

 

そう、彼はそのクールな雰囲気に反して激情家であった。

 

☆ ☆ ☆

 

「そう、願っていた俺がまさかこんな早くに脱落するとはな。」

 

場所は砂漠。

試験会場。

サバイバルが始まって初日の夜のことである。

準備しただけあって防寒具の準備は万全だった。

しかし、その防寒具も戦いによる余波でボロボロとなっており、今や寒風の一つも防いではくれなかった。

カナグの白眼には2人の男。

そしてカナグの背後には倒れる二人の仲間。

 

「ぐっ…」

「こんなところで…僕は…女神に告白もしてないのに…」

 

その傷の見た目に反してまだ余裕はありそうだが、それでも放っておけるほど浅くはない。

なによりも砂漠は朝と昼の寒暖差が激しく、今は氷点下まで落ち込んでおり、なおさら放ってはおけなかった。

 

「さて、貴様らは誰だ?

下忍ではないな?

いくらなんでも強すぎる。」

「自己紹介かぁ…どうしよう?

甚八、君からする?」

「なんで俺からなんだ?

…まぁ構わないが…俺の名は」

「あ、僕の名前は鬼灯満月って言うんだ。よろしくね。」

「……おい。」

「あははははっ、ごめんごめん。怒るなよぉ…あっ」

 

おちょくった態度に少しばかり腹を立てた甚八と呼ばれた男が振るった大きな剣。

それに触れた鬼灯満月が爆発してはじけ飛ぶ。

 

「…っ……っ!?」

 

それに瞠目し、ただ困惑することしかできないカナグ。

それもそうだ。

一見ただのじゃれ合いにしか見えないのに、まさかこうまで簡単に、そして仮にも敵である自分を前にして仲間を殺すとは、誰も予想は出来ない。

しかし、カナグの驚きはそれだけではない。

 

「…なにが…っ!?」

 

目の前で飛び散った体液のようなものがチャクラを放ったかと思うとそのまま集合し、合体して人型となり、鬼灯満月と名乗る男が現れる。

カナグにはもう訳が分からなかった。

 

「おっと、ごめんね、驚かせちゃったか。

とりあえずさ。僕たちには目的があって、それが君の目。そして写輪眼なんだよね。」

「…何?」

「任務ってことさ。大人にはいろいろあるんだぜ、少年。覚えておきな。」

 

とウィンクしておちゃらける満月。

 

「それはそれとして、河豚鬼(フグキ)はまだなの?」

「肉まんを買ってから来るだとよ。」

「いくらヒヨっこ相手だからって舐めすぎでしょ。仮にもこれ、お仕事だぜ?

来たらとりあえず何も言わずに斬りかかってやろう。

ぶーぶー鳴くだろうぜ、あのデブ。」

「あれは筋肉だと思うが。よってデブじゃないと思う。」

「甚八、前から言ってるでしょ。

まじめ過ぎ。もっと適当に生きて、適当に殺して、適当に死んで、そして適当に生き返る。

これが忍の本懐ってやつだと思うよ、ほんと。いや、正確には死んでないし、生き返ってるように見えるだけだけど。」

「そんなのはお前だけだ、異常者が。」

「ハッキリ言うなよぉ、ショックで殺しちゃいそうだ。あの少年を…っと見せかけてあの少年が守ってる仲間二人を。」

「いや、そこは俺にしてやれよ。」

「やだ、つまんないもん。」

 

と言っていじけたふりをする満月。

 

「…ま、冗談はさておき。」

「どこからどこまでが?」

「とりあえず河豚鬼にリバーブローを食らわせるのは本当。」

「…斬りかかるんじゃなかったのか?」

「で、少年。

作戦タイムは終わりだぜ?

せいぜい頑張って逃げ惑ってくれ。」

 

そういって瞬身の術でカナグの背後に回る満月。

あまりの速さに一瞬見失ったが、360度見ることができて透視のできる白眼ならば一瞬程度のミスはカバーできる。

 

腕をまるで刃のように鋭くした満月の攻撃を身をかがめて避け、そのまま柔拳を叩き込む。

 

が。

 

「さっきから言ってるだろう?

僕にチャクラに働きかける系の術は通用しないぜ。

特に柔拳なんてのは。」

 

と言って余裕で受ける満月。

その態度は完全に格下に対するものであり、そして防御すらしない傲慢さである。

さらには反撃できるタイミングであるにもかかわらず、それをしない。

 

「一応聞くが、俺が降伏し目を渡した場合、仲間二人の命は保証してくれるのか?

俺が目的と言うのは、この眼が欲しいのだろう?」

「ないね。

だって、これ、極秘任務だぜ?

仮に大人しく両眼を差し出されても知られちゃならないものだし。」

「そうか。ならばやることは変わらん。

木の葉にて日向は最強。

柔拳が通じぬ”程度”で攻撃手段が無いとでも思ったのか?」

 

そういった瞬間、カナグの手のひらから高圧縮されたチャクラが撃ち出される。

 

「っ!?」

「八卦っ!

破山撃っ!!」

 

凄まじい轟音と共に周りの砂が吹き飛び、大きな射出痕があたりに残る。

もちろん満月は吹き飛ぶはずだ。

いや、手ごたえから察するに死んでいる可能性すらある。

だが、過信はしない。

先ほどの様子から純粋な物理的なものならば無理でも純粋なチャクラによるチャクラ砲撃ならばどうかと思ったまでだ。

それが無くてもまた生き返るかもしれない。

 

ゆえに今のうちだとばかりに仲間を二人抱えて回収し、逃げ出そうとしたところで満月が目の前に立っていた。

 

「ちっ!?」

 

わずかな時間は稼げると思ったのだが。

甚八がいても彼との距離は離れている。相手が油断しているうちにと思ってもそれらの考えは一切が無駄であった。

 

「んん~なかなか素晴らしい一撃だったよ。

なんなら生かしてあげたいくらいだ。ま、嘘だけど。生かす理由がないよね?」

 

と言って彼の振るう腕の先には回転する水をまとった拳。

 

「か、回天っ!!」

 

ある種の絶対防御である日向伝統の防御術。

回天。

それにあたるのは同じく回転している水の塊だ。

 

ただ回転している水をまとった拳。

それだけなのに、それだけのはずなのにその拳は徐々に回天の勢いを削り、カナグにヒットする。

 

「ぐああああああっ!?」

 

そして倒れたカナグは頭を踏みつけられ固定、そのまま目に何かが入る感触とともに激痛。

 

「っっっっっっっ――――――――――――!?」

 

あまりの激痛に目を抑え、そしてどろりと流れる血。

 

手で抑えたがために見えない左目の代わりに残る右目で見たのは満月の右手にある自身のものだと思われる”ソレ”である。

”ソレ”は満月の手から滲み出した水で保護され、まるで小さな水牢の術に捕らわれている様だ。

そして閉じていても、手で押さえていても見えていたはずの風景が、左目が見えない。

それが意味することは。

 

「”ソレ”を…俺のをっ!”ソレ”は俺の、父上や母上の…誇りだ…日向の…日向の…誇りを……かえせぇええええええええええっ!!」

 

チャクラが視覚化できるほどの圧縮された柔拳を繰り出すも、その拳は

 

「おっとじゃあ、返してあげよう。」

 

自然に出された自身の”ソレ”が盾になったことで止めざるを得ず、そして止まったところで再度重い拳を受けて数百メートル飛ばされた。

 

「ごほっ。」

 

血反吐を吐きながらもカナグは立ち上がる。

ここで自分が死ねば自分の誇りは、父や母が誇ってくれていた自分のソレが永遠に失われる。

どころかこんな輩に好きにされている。

それがどうにも許せなかった。

 

なによりも、仲間二人の命まで危ない。

だが、最早絶体絶命。

諦めないことは美徳だが、今下手に逆らうのは下策。

そして、彼はあきらめなかった。

諦めなかったがゆえに彼は選択した。

 

「なんのつもりだい?」

 

土下座と言う選択を。

 

「俺の目ならいくらでもやる。

だから…だから頼む。

あいつらの命までは取らないでやってくれ。」

 

血だらけになりながら、今にも倒れて気絶してしまいそうな意識を必死につなぎとめながらも、彼は選択した。

ただ死ぬことをあきらめずに、せめて仲間の命だけは助かるようにどうすればいいのかを考え、プライドもヒビキ達に対するリベンジに対する思いも、父や母に誇っていた自分の強さも何もかもかなぐり捨てて、みっともなくも泣きながらに懇願した。

 

「…はぁ、まったくこっちは殺人鬼ってわけじゃないんだぜ?

勘違いしてるよ少年。

忍だって人間だ。」

「…ならっ!?」

「ああ、人間ってのは結局一人では生きていけないもんさ。

調子乗って抜け忍になったは良いものの、もう、霧隠れの里の快適さたるやね。

抜けて後悔したというか、抜け忍になった今じゃ色々と金が無いと困っちゃうわけで、確実にこの仕事はこなしたいわけよ。

だから悪いな、殺させてもらうよ。」

「…っ!?」

 

要領を得ない満月の言葉に希望が湧いたが、それは変わらず絶望への宣告だった。

 

「なぁに、少年。

そんだけまっすぐな心もってりゃ天国に行けるさ。

安心して逝きな。月並みで、チンピラっぽい言葉だから好きじゃないんだけどお仲間もすぐに送ってやるよ。」

 

と言って満月は刃に変えた腕を振るう。

その一撃は今までの遊び半分とは違い、達人が振るう一撃のように鋭く咄嗟に反応しようとしたカナグは為すすべもなく斬り捨てられるところで満月は飛び去った。

カナグの目の前に突っ立つ電気をまとうクナイがあった。これを避けたためだと思われる。

 

「誰だよ?

男がかっけぇ死に様さらすところで無粋な真似するのはさぁ。

僕、おこっちゃうぜ?」

「ふざけた奴。」

 

 

その一言と共にカナグの目の前にはここ数日のうちに目に焼き付けた後姿が目に入る。

 

 

「雷遁の特訓しておいてよかった。」

 

 

うちはヒビキの背中が大きく見えた。

 

 

 




補足

補足してばっかだなぁと思いつつ。

鬼灯満月
言わずと知れた水月のお兄さん。ちょっと穢土天で呼ばれてすぐに出番が終わった悲しい人。
水月も見せ場あまりなかったし。
ちなみに一見頭のおかしいキャラっぽく見えるが割と常識人。
単に相手をコケにするのが好きなだけで、その言動に騙される人多数。
その主な被害者は甚八である。
なお、忍び刀七人衆の頭領なのは原作も拙作も一緒。
ただ刀を一つ持っている。
殺して奪ったもので、それは作中にて。

無梨甚八
これまたちょっと出て終わった穢土天組み。
ちなみに最後に出たのはガイの回想にて、ガイの父親と相対したとき。その際は覆面っぽいものを付けて眼帯もつけてないっぽい。
別人かと思ったけど服は一緒だし、たぶん同一人物。
なので今は時系列的に眼帯着けてます。ガイの父親に潰された、という設定もあります。これまた独自設定で、かといって特に拙作に登場することはない余談みたいな設定w
からかってくる満月と何故か仲が良く、一緒につるんでいる。
見た目に反して真面目。という設定。
原作では爆刀・飛沫を使うが拙作でももちろんそう。


最後は感想へのちょっとしたまとめた感じの返事。

まずはタマモが強すぎる的な感じのことについて。
タマモじゃなくて八門が強いだけの話です。
感想にもありましたが八門はそもそもが使うこと自体が難しく、また使っても体への反動で動けなくなるという形でそれなりのバランスかなぁと。さらにガイが、いくら体術が強いと言っても優秀な上忍であるという範疇に漏れない程度のガイが忍の開祖に近づいた六道仙人バージョンのマダラを殺しかけるのですから原作における八門のバランス自体がもともとおかしいのであながち間違ってないと思います。
もといチートなのは八門が開けるということと生来より柔軟な筋肉で負担を軽減できるくらいで、負担はともかく、これくらいならガイのもとで数年修行しただけっぽいリーでもできるし、そもそもが八門自体のパワーバランスは原作基準で考えたつもりです。
ろくに考えもせずに何かの取り柄はと思って八門を開けられるようにした結果がこれだよっ!
それにタマモが強いのは伏線と言うか、物語上必要な措置です。ネタバレになるから詳しくは言えません。

次はイタチが弱いのは納得いかない系
作者的にはイタチは万華鏡なしの純粋な戦闘力は弱い印象があります。拙作中でもあるとおり中身の考え方や、自分の持つ忍術などを組み立てて戦うのがうまい、天才的であるという解釈です。
ようは頭脳派寄り。
今ある手札で華麗に戦って勝つみたいな?
個人的にはつおーい力を使ってバンバン無双するよりもそっちの方がよほどイタチっぽく、またカッコいいと思います。
さらに言えば組手で負けたのであって、本当の実戦なら勝ちそうな気がする。
出会いがしらに幻術にかけるとか。
そもそもがタマモに自信を付けさせるための組手で仲間思いの彼が勝つわけがないという。なんていう言い訳兼指針を言っておきます。

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