たまにはこっちも更新せねばってね!!
・・・NARUTO見てると思うんだが、困っちゃうね。
てか今週のNARUTO、神樹ってなんだってばよ!
かぐやってなんだってばよっ!
もう設定増やさなくていいってばよっ!!
ただ、主人公の万華鏡写輪眼ネタの設定の裏付けにはなったから助かります。
主人公の万華鏡の能力はすでに決めてあって、なおかつその辺の力が宿った理由とか、無理ない感じでキーパーソンになる、(と思う)ように考えてます。
ま、作者が言えるのは一つ。
・・・イタチェ、なぜお前はサスケを一番に愛したのだ。
QBじゃなくても、
何度、読み込んでもその辺が分からない。
その辺を書く頃にはなんとかこうにか無理ない解釈を見つけねばならんと思いつつ。
もしかしたら、そのへん丸々カットかも。
あ、それと挿絵機能が追加されてるみたいなんで次あたりは主人公の挿絵を入れようと思ってます。
「うしっ!
三人とも、揃ってるな。
早速だが、任務と行こう。」
と、シスイはにこやかな顔で三人に言った。
時刻は昼。
場所は訓練場である。
それを聞いて緊張の面持ちで畏まるタマモ。
ヒビキはいつものように無表情だが、内心、ビクついている。
それは当然だ。
元日本人である彼には実践という響きだけでビビるには十分。
が、彼はなんだかんだで修行によってある程度の自信をつけていること。
九尾と相対した経験から、無表情を繕える程度には余裕があった。
イタチは言うまでもなく、内心、外見どちらともに動揺は見られない。
さすがである。
「ん?
緊張してんのか?
ふふん。安心して、用心しろ。
俺がいるんだからまず死ぬことはないぞ。」
「任務の内容はなんなのですか?」
シスイの決め顔をして言った決め台詞をスルーしてイタチが先を促した。
シスイは少し気落ちとしつつも、胸ポケットの一つから巻物を取り出す。
巻物というよりは巻いた紙、というべきものだがそれを広げるとそこには捕獲依頼と書かれており、その下に詳しい内容が書かれていた。
「ブラッティタイガーの捕獲だ。」
「ブラッティタイガー?」
「無乱茶大河と書いて、ブラッティタイガーか。
大仰な名前というか、当て字が適当というか。漢字の意味からはどんな生物なのか良くわからない。」
ヒビキが首をかしげる。
「あ。……Cランクって書いてあるね?」
タマモが依頼書の左下を見て、言う。
Cランク任務は一般人の護衛依頼などがある。
それ手間暇ないしは驚異があるということだ。
「手慣らしとしてはちょうどいいな。」
「…。」
憮然として言うイタチにジト目を向けるヒビキ。
ヒビキとしてはもう少し簡単でもよかった。
「ま、初の依頼だしな。
それぞれ色々と思うところもあるだろうが、今さっきも言ったように俺もいる。
あまり気負わず、お前らの力をちゃんと出すことができれば難しくない依頼だ。
気楽にいけ。」
「はい。」
「了解です。」
「うん!」
それぞれがシスイの掛け声に応える。
「ところで・・・この無乱茶大河ってのは何ですか?」
ヒビキがもっともな疑問を問うた。
「猫だ。」
「は?」
「ただの三毛猫らしい。」
「…へぇ…あの、…えと……それが?」
「それがなぜこんなに難易度が高いかってことだろう?」
「はい。」
「この猫の行方不明になった場所が問題らしくてな。
この猫の飼い主は戦場の付近の集落で住んでいたらしくて、避難する際に飼い猫とはぐれてしまったとさ。
それでその猫を探してきてくれないかってことだ。」
「つまりそれって…」
「当然ながら戦場跡を歩き回る必要が出てくるんだが、そういった場所は往々にして回収し損ねた忍の死体、ないしは死体の一部を探しにそれ専門の賊や忍がいる可能性がある。」
「死体を…売り物にするってことですか?」
「…ま、そうなる。
とは言えども当然ながらどこの里も出来る限り忍の死体は回収してるから…って言い方はちとあれだな。ちゃんと遺族のもとに返してるから、あまりこういった賊がいるわけじゃない。が、危険が無いと言い切れるほど少ないわけでもない。
それとそういった場所でただの飼い猫が生きていられるとも思わないし、生きていたとしても探すのは苦労するだろう。そういった手間暇もあって、BランクよりのCランクってとこになるな。」
「なるほど。」
こうしてシスイ班は木の葉の里を出ることとなる。
初の任務、初の外出、初の実戦。
それがヒビキたちを迎えた。
☆ ☆ ☆
木の葉の里を出て、三日が経ち、いよいよ目的地についた。
ナルトたちのように上忍に出くわすなんてこともなく。
つつがなく到着したのだが。
「ふぅ、ようやく到着したな。ここが戦場跡の一つ。
戦場ヶ原だ。」
「・・・ぐちゃぐちゃする。」
「足を取られるなよ。
ここは昔からある湿地の一つで、シカやらウサギやらがいる…いや、いたんだが今じゃあまり見かけないな。」
と、シスイは広がる湿原を見て、憂いのおびた眼差しを向ける。のも一瞬。
すぐに首を巡らせて視線を固定する。
「さて、早速だが、この先に依頼者のいた住居跡がある。
そこで一休みしたあと、そこを拠点にしつつ三日ほど周辺を探索。
いてもいなくてもそれが期限だ。」
「猫さん、見つかるといいな。」
ぽつりとつぶやくタマモ。
「…そうだね。」
生きてる可能性はかなり低いと思いつつも、ヒビキはタマモに便乗する。
本当に、生きていたらいい。
戦争が奪ったものは多い。
ヒビキはふと父親を思い出す。
「ヒビキちゃん?」
「なんでもない。」
「シスイ隊長。」
「ん、なんだ、イタチ。つか、俺のことはシスイ兄貴と親しみを込めて呼べと言っただろうに。」
「殺しても大丈夫ですか?」
「……たく、いろいろな意味で可愛げのない。
ああ、構わない。
里に搬送したところで死ぬしかない。
それに情報源としての捕縛は俺がやるから。
ただ、無理をするな。少しでも危ないと思ったら俺に連絡するか、逃げろ。いいな。」
「はい、わかってます。」
二人の会話を聞いて首をかしげるタマモ。
その姿を見て、ちょっと荒れていた内心が少しだけ癒されつつもヒビキはシスイに言う。
「分散して探すのですか?」
「……心配するのは分かるが、過保護すぎても成長はないぞ?」
「……なんのことかわかりません。」
「タマモだって十分にデキるだろうに。気づいてないみたいだが。」
「……何の話をしてるの?」
「ん、いや……ううむ、俺が見ていられる内に厳しくやっておきたかったが・・・まぁ初回だしいいか。
つけてきてる人間がいるんだよ。視線を感じないか?」
「……え?
えと、動物さんじゃないの?」
タマモはほかの三人が何を問題にしてるかがわからないようだ。
ちなみに三人の会話は彼らの後を尾行してる何者かの対処について話しているのだ。
当然動物ではない。
しばらく前からずっと追ってきているのだから。
しかしタマモはこちらを警戒する動物のものだと判断したようである。
「……気づいてたんだな。」
シスイがなんだか納得いかない顔でタマモを見る。
天然さんかもしれないと判断しつつ、指示する。
「分散することもないだろう。
何か仕掛けてくるようなら三人で一気に潰せ。
…イタチにはああ言ったが、無理に殺す必要はないからな?」
「相手から襲ってきたりしてもですか?」
ヒビキが言う。
「違う。
お前たちの歳でまだ人の死に触れるのは早すぎる。
そういう意味だ。仮に殺すにしても俺がやるさ。」
「……本当にね……」
「どうしたヒビキ?」
「いえ、別に。
……分かりました。極力生きたままを心がけます。」
「分かってもらえてなによりだ。」
こうして猫探しが始まった。
まず一日目。
特に問題は起きず、猫は見つからないまま終わった。
二日目。
謎の視線は消えていた。
そしてこの日も特に問題はなく、いや、問題があるとすれば猫が見つからないことだけだった。
三日目。
動きがある。
どうもこの二日かけてヒビキたちの戦力を見て取り、援軍を呼んだ賊たちが目の前に立ちふさがる。
「へへへへ。いやいや、こんなところで木の葉のエリートであるうちはが四人たァ儲けものだな。」
とあからさまな盗賊っぽいセリフを吐くハイエナ達。
場所はヒビキ達が野宿する戦争跡東。
シスイの使う土遁で簡易キャンプを作っており、そこの目の前にぞろぞろと集まった死体漁り専門の忍たちである。
時間は深夜。
月の光も心もとないくらいの時間帯である。
彼らは死体漁りをしていた最中、シスイ達を発見。
うちはの家紋から、うちはの死体が高値で売れるという見積もりを立てて襲撃することにしたのである。
コピー忍者のカカシをはじめ、ほかの忍の体の一部を移植して使えるため移植できるタイプの血継限界を持つ死体は非常に高値で売れる。
それこそ一つの死体で数十年は遊び暮らせるレベルである。
このご時世において見逃す手立てはない。
戦力が十分であったことも手伝い、彼らが襲うと決めたのも無理はないというものだろう。
しかも彼らは誰もが戦争経験者。
あの戦争をまがりなりにも生き残ったベテランである。
注意すべきは引率であろう大人のうちはが一人。
ほかはいまだ未熟な下忍と思わしき忍が3人。
一人二人は死ぬかもしれないが、それ以上のリターンが得られる。
それを期待して彼らはシスイ班を襲った。
しかしその期待は悪い意味で裏切られることとなる。
一応勘違いしないように言っておきますが、サスケアンチではないです。
好きだよ。
あの噛ませ犬っぷりが、ベジータみたいで。
昔から悪役や、咬ませ犬キャラって好きなんです。
僕が転生したらフリーザやベジータになりたいくらい。
・・・フリーザはねぇな。見た目的に。