問題児たちが異世界から来るそうですよ? 出来損ないの陰陽師の異世界録   作:カオス隊員

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第十二章

 

「そういえば昔の仲間が景品に出されるギフトゲームはどうなった?」

 

 

あの後、俺達は“ノーネーム”の本拠に戻り、俺、十六夜、黒ウサギは三階にある談話室に集まり、仲間が景品に出されるゲームのことを話していた。俺と十六夜が参加すると聞いた黒ウサギは大歓喜していたのだが一転して泣きそうな顔になっていた。

 

 

「「ゲームが延期?」」

 

 

「はい………申請に行った先で知りました。このまま中止の線もあるそうです」

 

 

黒ウサギが見て分かる程ウサ耳が萎れて、口惜しそうに顔を歪めながら落ち込んでいた。十六夜は肩透かしを食らったようにソファーに寝そべった。

 

 

「なんてつまらない事をしてくれるんだ。白夜叉に言ってどうにかならないのか?」

 

 

「どうにもならないでしょう。どうやら巨額の買い手が付いてしまったそうですから」

 

 

それを聞いた俺は鏡を見ずとも不快そうな表情を浮かべているのが自覚できる。十六夜の表情も俺と同じ不快そうに歪めていた。この箱庭の世界では人間をチップとして扱うこともあるので人の売り買いに対してはそこまで不快感はない。俺が不快だと思ったのは一度、ゲームの景品として出したものを、金を積まれたということで取り下げるホストに対してだ。

 

 

「チッ。所詮は売買組織ってことかよ。エンターテイナーとしちゃ五流もいいところだ。“サウザンドアイズ”は巨大なコミュニティじゃなかったのか?プライドはねえのかよ」

 

 

「右に同意だ。ホストがそんなんでいいのか?俺なら看板に傷を付けるホストなんて脱退させるけどな」

 

 

「仕方がないですよ。“サウザンドアイズ”は群体コミュニティです。白夜叉様のような直轄の幹部が半分、傘下のコミュニティの幹部が半分です。今回の主催は“サウザンドアイズ”の傘下コミュニティの幹部、“ペルセウス”。双女神の看板に傷が付く事も気にならないほどのお金やギフトを得れば、ゲームの撤回ぐらいやるでしょう」

 

 

達観したような物言いをする黒ウサギだが、顔は悔しそうに歪めていた。………黒ウサギが簡単に諦めることが出来るのは箱庭においてギフトゲームは絶対の法律だからだろう。敗者として奪われ、所有されてしまった仲間達を集めるのは容易ではないが、ギフトゲームでなら仲間を取り戻せる。その機会が無くなったことは純粋に運がなかったとしか考えることしか出来ないのだろう。………だが、俺はこのことに納得なんて出来るはずがない。何とか昔の仲間を取り戻す方法を試行錯誤する。俺が考え事に没頭している中でも黒ウサギと十六夜の会話は続く。

 

 

「まあ、次回を期待するか。ところでその仲間ってのはどんな奴なんだ?」

 

 

「そうですね………一言でいえば、スーパープラチナブロンドの超美人です。指を通すと絹糸みたいに肌触りが良くて、湯浴みの時に濡れた髪が星の光でキラキラするのです」

 

 

「へえ?よくわからんが見応えはありそうだな」

 

 

「それはもう!加えて思慮深く、黒ウサギより先輩でとても可愛がってくれました。近くに居るのならせめて一度お話ししたかったのですけど………」

 

 

「おや、嬉しい事を言ってくれるじゃないか」

 

 

第三者の声を聞き、俺は思考を一時中断して声が聞こえた窓の外に視線を向ける。すると、そこにはコンコンとガラスを叩きながらにこやかに笑う金髪の少女が浮いていた。その姿を見た黒ウサギが驚愕した表情で急いで窓に駆け寄った。

 

 

「レ、レティシア様!?」

 

 

「様はよせ。今の私は他人に所有される身分。“箱庭の貴族”ともあろうものが、モノに敬意を払っていては笑われるぞ」

 

 

黒ウサギが窓の錠を開けると、レティシアと呼ばれた少女は苦笑しながら談話室に入ってきた。金髪にリボンを結び、紅いレザージャケットに拘束具を彷彿させるロングスカートを着た少女はどう見ても黒ウサギが先輩と呼ぶには幼く見える。………まあ、箱庭だし見た目と年齢が違うってことぐらいはありそうだし特に気にするところではないだろう。

 

 

「こんな場所からの入室で済まない。ジンには見つからずに黒ウサギと会いたかったんだ」

 

 

「そ、そうでしたか。あ、すぐにお茶を淹れるので少々お待ちください!」

 

 

黒ウサギは小躍りするようなステップで茶室に向かった。久しぶりに仲間に会えたことに嬉しかったのだろうと見て取れるように分かりやすかった。そんな黒ウサギを見送りながら、視線をレティシアと呼ばれる少女に移す。改めて見ると感じたことのある気配がレティシアから感じた。やっぱりコイツは………。探るような視線に気付いたのかレティシアは小首を傾げなら問いかけてきた。

 

 

「どうした二人共?私の顔に何か付いているのか?」

 

 

「別に。前評判通りの美人………いや、美少女だと思って。お前なんかどストライクなんかじゃないのか龍騎?」

 

 

「おい!まだそれを引っ張るのかよ!?いい加減にしてくれよ!今日だって帰ってきた時、黒ウサギが意図的に子供達を庇う様に立っていたんだぞ!?俺にはその気はないってのによ!」

 

 

「えっ、違うのか?」

 

 

「上等だゴラァ!表に出ろ!!」

 

 

俺達のやり取りにレティシアは心底楽しそうに哄笑する。口元を押さえながら笑いを噛み殺しながらも上品に席に着く。

 

 

「ふふ、なるほど。君達が十六夜と龍騎か。白夜叉の話通り面白い二人だ。しかし鑑賞するなら黒ウサギも負けてないと思うのだが。あれは私と違う方向性の可愛さがあるぞ」

 

 

「あれは愛玩動物なんだから、鑑賞するより弄ってナンボだろ」

 

 

「あんな弄りやすい逸材に何もしないってのはどうかとしてると思うのだが?」

 

 

「ふむ。否定はしない」

 

 

「否定してください!」

 

 

紅茶のティーセットを持ってきた黒ウサギが帰ってきた。口を尖らせながら不機嫌ですよと言いたげな表情で温められたカップに紅茶を注ぐ。

 

 

「レティシア様と比べられれば世の女性の殆どが観賞価値のない女性でございます。黒ウサギだけが見劣るわけではありませんっ」

 

 

「いや、全く負けちゃいねえぜ?違う方向性で美人なのは否定しねえよ。好みでいえば黒ウサギの方が断然タイプだからな」

 

 

「………。そ、そうですか」

 

 

十六夜の言葉に頬とウサ耳を紅くなっていく黒ウサギ。

 

 

「………なあ、レティシア。口の中が甘ったるいんだが塩とか持っていないか?」

 

 

「残念ながら持っていないな。黒ウサギ、私と龍騎は別室に移動した方がいいのか?」

 

 

「め、滅相も御座いません!して、どのようなご用件ですか?」

 

 

黒ウサギが慌てて話を戻す。羞恥で焦る黒ウサギを弄りたいところなのだがこっちの用件の方が重要なので諦めるとしよう。だが、レティシアの用件は大体察しはつく。俺はレティシアに向けて皮肉を込めて口を開いた。

 

 

「それで用件ってのは今日のギフトゲームのことか、吸血鬼さん?」

 

 

俺の言葉に三人が反応する。十六夜は純粋に驚愕し、レティシアは興味深く俺を見つめ、黒ウサギは予想が当たったのか一瞬驚愕してからレティシアを瞳に移していた。そんな中レティシアが疑問に思ったのか俺に問いだしてきた。

 

 

「いつから気付いていたんだ?私が吸血鬼である事、そして今回のギフトゲームを裏から操っていたことを」

 

 

「第三者が今回のギフトゲームを操っている事に気付いたのは木々が“鬼化”していたからだ。まあ、昨日読んだ書物の中に吸血鬼について記されている本があったおかげで気付けたんだけどな」

 

 

「………なるほどな。だが、それだけでは私がそれをやってのけた吸血鬼だと決め付けるのは早計ではないか?」

 

 

「俺は一度吸血鬼に会ったことがあるからな。それと似た気配がお前から感じたからだ」

 

 

そう言い終えると、俺は紅茶が注がれたカップを手に持ち、口につける。しばし、静寂が包み込むが、その雰囲気はレティシアの哄笑によって霧散された。

 

 

「ふふ………どうやら私の心配は無駄だったようだな。こんな逞しい仲間が入ればコミュニティは安心だな」

 

 

「………どういうことですか?」

 

 

「今回、私が黒ウサギに会いに来たのはコミュニティを解散するように説得しに来たのだ。コミュニティの再建など………それがどれだけ茨の道なのかお前が分かっていないとは思えなかったからな」

 

 

「………………」

 

 

図星なのか黒ウサギが黙り込む。まあ、険しい道のりなのは黒ウサギも重々承知だろう。だが、黒ウサギもジンも再建という夢を捨てきれなかったから今まで身を粉にして頑張ってきたんだろう。

 

 

「そしてようやくお前達と接触するチャンスを得た時………看過出来ぬ話を耳にした」

 

 

「それが俺達………ってことか?」

 

 

今まで黙っていた十六夜が言い当てる。レティシアはそれに頷いて返す。

 

 

「そこで私は一つ試してみたくなった。その新人達がコミュニティを救えるだけの力を秘めているのかどうかを」

 

 

「結果は?」

 

 

黒ウサギが真剣な眼差しで問いかける。レティシアは苦笑しながら微笑する。

 

 

「ガルドで当て馬にしたのだが、龍騎以外はまだまだ青い果実で判断に困る………だが、龍騎の観察眼と統率力を見てコミュニティの再建も夢ではないと安心したよ」

 

 

「………それでいいのか?」

 

 

「………十六夜さん?」

 

 

レティシアに問いかける十六夜に黒ウサギが不思議そうに首を傾げる。………なんか雲行きが悪くなってきた気がする。

 

 

「俺としては龍騎だけのワンマンチームと思われるのは癪だからな。俺の力も試して見てはどうだ?」

 

 

「………何?」

 

 

「実に簡単な話だ。その身で、その力で試せばいい―――どうだい、元・魔王様?」

 

 

スっと立ち上がる十六夜。その意図に気付いたレティシアは一瞬唖然とするが、先程より弾けるような笑い声を上げる。涙目になりながらも立ち上がる。

 

 

「ふふ………なるほど。それは思いつかなんだ。実に分かりやすい。下手な策を弄さず、初めからそうしていればよかったなあ」

 

 

「はあ………結局こうなるのか」

 

 

「ちょ、ちょっと御二人様?」

 

 

「ゲームのルールはどうする?」

 

 

「どうせ力試しだ手間暇をかける必要もない。双方が共に一撃ずつ撃ち合い、そして受け合う」

 

 

「地に足を着けて立っていたものの勝ち。いいね、シンプルイズベストって奴?」

 

 

二人は笑みを交わし窓から中庭へ同時に飛び出した。せっかく穏便に話を終えようとしたのにあのバカ!どんだけ戦闘狂なんだよ!?そう内心で愚痴りながら俺も窓から中庭へと飛び出す。窓から少し離れた中庭ではレティシアは上空、十六夜は地面と既に向かい合う二人が戦闘体勢にはいっていた。

 

 

「へえ?箱庭の吸血鬼は翼が生えているのか?」

 

 

「ああ。翼で飛んでいる訳ではないがな。………制空権を支配されるのは不満か?」

 

 

「いいや。ルールにはそんなのはなかったしな」

 

 

飄々と肩を竦める十六夜。あいつ、絶対この状況を楽しんでいるな。まあいい。俺も十六夜の実力は気になっていたところだ。ここはおとなしく静観することにしておくか。

 

 

満月を背負うレティシアは微笑と共に黒い翼を広げ、ギフトカードを取り出した。金と紅と黒のコントラストで彩されたギフトカードを見た黒ウサギは蒼白になって叫びだす。

 

 

「れ、レティシア様!?そのギフトカードは」

 

 

「下がれ黒ウサギ。力試しとはいえ、コレが決闘であることに変わり無い」

 

 

「龍騎、テメエもだぞ」

 

 

「分かってるよ」

 

 

そしてレティシアのギフトカードが輝き、光の粒子が収束され外殻を作り、瞬間爆ぜたように長柄の武具が発現された。

 

 

「互いにランスを一打投擲する。受け手は止められねば敗北。悪いが先手は譲ってもらうぞ」

 

 

「好きにしな」

 

 

発現された槍を手に取り掲げるレティシア。それに対して十六夜は軽薄そうに笑うのみだった。

 

 

「ふっ―――!」

 

 

レティシアは呼吸を整え、黒い翼を大きく広げる。それは空気中でも視認できるほどの巨大な波紋が広がる衝撃だった。

 

 

「ハァア!!」

 

 

そして、怒号と共に掲げた槍を十六夜に放たれる。槍は瞬く間に摩擦で熱を帯び、一直線へと十六夜に向かって落下していく。その流星の如く大気を揺らしながら放たれた槍の先端を前に十六夜は牙を剥いて笑い、

 

 

「カッ―――しゃらくせえ!」

 

 

 

 

槍の先端を殴りつけた(・・・・・・・・・・)

 

 

 

 

「「―――は………!?」」

 

 

「………ん?」

 

 

素っ頓狂な声を上げるレティシアに黒ウサギ。そして違和感を感じ、首を傾げる俺。レティシアの槍はそれなりの威力はあったが蛇神を倒した十六夜なら今の威力程度耐えれると思った。だが、俺の予想は大きく外れあっさりと(・・・・・)槍は破壊されたのだ。おかしい………。元・魔王にしては手応えがなさすぎる。まさか今のレティシアは―――。

今感じた疑問について考えていると十六夜によって鉄塊にされた槍は散弾銃となってレティシアに襲いかかる。おっと、これは直撃しそうだし助けてやるとするか。そう考えついた俺は地面を蹴り上げ、一瞬にしてレティシアの元に辿り着く。鉄塊が目の前まで襲いかかって来たので俺は魔法陣を展開する。散弾銃となった鉄塊と魔法陣が金属音が鳴り響かせる中、俺はレティシアを抱きかかえ急いで回避する。そのまま落下していくが、俺は体勢を戻し何もなかったかのように地面に着地する。

 

 

「りゅ、龍騎!何を!」

 

 

レティシアが声を上げる。だが、その声は決闘を邪魔された非難の声ではなかった。今のはレティシア自身も自分の敗北であることを理解出来ないほど愚かではないだろう。では、何故声を上げたのか。それは俺がレティシアに抱きかかえた時に掠め取ったギフトカードに対する抗議の声だろう。俺はその抗議に乗らず、レティシアのギフトカードの詳細を読み上げる。

 

 

「ギフトネーム・“純潔の吸血鬼(ロード・オブ・バンパイア)”………なんだこりゃ?武具らしきものは多少あるが恩恵が殆どないぞ」

 

 

「っ………!」

 

 

さっと目を背けるレティシア。安否を確かめるために駆け寄ってきた黒ウサギが驚愕しながら問いかけてきた。

 

 

「な、なんですって!?それは本当ですか龍騎さん!?」

 

 

「ああ」

 

 

俺は肯定しながら黒ウサギにレティシアのギフトカードを渡す。黒ウサギは受け取りギフトカードを読み上げると震える声でレティシアに向き直る。

 

 

「………やっぱり、ギフトネームが変わっている。鬼種は残っているものの、神格が残っていない」

 

 

「なんだよ。もしかして元・魔王様のギフトって、吸血鬼のギフトしか残ってねえの?」

 

 

歩み寄って来た十六夜が白けたような呆れた表情で肩を竦ませる。やっぱりそうか。あまりにも威力が低すぎるからレティシアの恩恵に何かしらの問題があると推測したんだがまさか当たるとはな………。

 

 

「………はい。龍騎さんの言った通り、武具は多少残してありますが、自身に宿る恩恵は………」

 

 

十六夜は隠す素振りもなく盛大に舌打ちをする。まあ、あいつのプライド的にも弱りきった状態で相手された事が不満なんだろう。

 

 

「ハッ。どうりで歯ごたえが無いわけだ。他人に所有されたらギフトまで奪われるのかよ」

 

 

「いいえ………魔王がコミュニティから奪ったのは人材であってギフトではありません。武具などの顕現しているギフトと違い、“恩恵”とは様々な神仏や精霊から受けた奇跡、云わば魂の一部。隷属させた相手から合意なしにギフトを奪う事は出来ません」

 

 

ということは、レティシアが自分からギフトを差し出したという事になる。その本人であるレティシアは二人の視線を受けて苦虫を噛み潰したような表情を浮かべながら目を逸らす。黒ウサギも苦い表情でレティシアに問いかける。

 

 

「レティシア様は鬼種の純血と神格の両方を備えていたため“魔王”と自称するほどの力を持てたはず。今の貴女はかつての十分の一にも満ちません。どうしてこんなことに………!」

 

 

「………それは」

 

 

レティシアは言葉を口にしようとして呑み込む仕草を幾度か繰り返す―――が、打ち明けることはなく、口は閉ざされたまま俯いてしまった。十六夜は頭を掻きながら鬱陶しそうに提案する。

 

 

「まあ、あれだ。話があるならとりあえず屋敷に戻ろうぜ」

 

 

「………そう、ですね」

 

 

二人共、沈鬱そうに頷くのだった。

 

 

「………てか、龍騎いつまで抱きかかえているつもりだ」

 

 

「そ、そうだぞ。………流石の私もコレは少し恥ずかしいのだが」

 

 

少し頬を染めるレティシアにしている持ち上げ方は人を横にして抱き上げる―――所謂お姫様だっこというものだ。俺としては抱きかかえやすいからこの持ち上げ方にしたんだが、やっぱり女性であるレティシアは恥ずかしいようだ。俺も下ろしてやりたいのは山々なのだが―――。

 

 

「悪いけどそれは却下だな。下ろすのはまず礼儀がなっていない奴を掃除してからだ」

 

 

「………それはどういう」

 

 

瞬間、遠方から褐色の光が俺達を差し込み、レティシアはハッとして叫びだす。

 

 

「あの光………ゴーゴンの威光!?まずい、見つかった!龍騎、急いで回避を―――」

 

 

そして、レティシアの焦燥の混じった声と共に俺とレティシアは褐色の光に包まれたのであった。

 

 

 


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