「シーン!」
「んー、なんだ?」
食事も終えて歯を磨いていると手紙を足で掴んだ鳩を手にアストルフォがこちらへやって来る。とりあえず手を洗う様に言い鳩と書を受け取る。この鳩は俺の使い魔であり昨日教会に遣わした使者でもある。内容は当然殺人鬼に関することだ。魔術に関する秘匿を何らしてないことが明らかになり、教会は早急なる解決のため工作員や代行者を放ったらしい。
なおアーチャーについても書いたがその件に触れたことは『調査する』の一言だけ。
資料によると璃正は常々綺礼を『自慢の息子』と言っていたらしく信頼はかなり厚い。となるとアーチャーと綺礼は仲が悪く、アーチャーが勝手に行動しているだけなのだろうか。アーチャーはクラス別スキルで[単独行動]を高いランクで持っているし、それは十分あり得ることだ。あのアーチャー、自分勝手で傲岸不遜だし。
もっとも、璃正にも綺礼の心中を理解できておらず、アーチャーと共謀している場合もあるわけで。俺としてもこちらの方があり得ると思っている。
口を濯ぎ再び鳩に別の書を持たせて飛ばす。内容はランサー・ベイリンと彼の宝具に関する考察についてだ。璃正も聖堂教会の、それも第八秘蹟会の人間ならば事実無根であろうと確認のために綺礼を派遣するだろう。
「マスターであろうとなかろうと魔術師殺しも戦わなければならないだろう。魔術師殺しと第八秘蹟の代行者、異端同士の戦いか……」
科学を好んで使う異端の魔術師と、異端の魔術を行使する代行者。なんとも運命的な出会いと思う。まあ実際に二人を結びつけるのは運命ではなく俺だけどな。
正面の鏡に映る俺の顔は割と腹黒い顔をしていた。
※※※
「――」
自己催眠により生ける屍と化した衛宮切嗣が起きる。拠点探しに工房に使われそうな場所への盗聴器の設置、このビジネスホテルに戻ってからは再び作戦を練り、作業効率の低下のために寝たのがきっかり二時間前である。
休む暇はないと言わんばかりに起き上がり壁に貼られた地図を見やる。冬木の様々な情報が書き込まれたそれはもはや余人には地図として使える物ではないだろう。切嗣はそれを素早く必要な情報を読み取ると剥がして折りたたみ服の胸ポケットにしまう。同時に買い置きしたジャンクフードを味わう気などさらさらない様、乱雑に口へ入れて煙草を噴かす。ものの数十秒で平らげたジャンクフードの包み紙をゴミ箱へ放り部屋から出る。いつ襲われてもいい様に懐の『キャリコM950』も切り札の『トンプソン・コンテンダー』もセイフティーは掛けていない。
ボタンを押しエレベーターが来るのを待つこと数秒、すぐさま降りてきてドアが開き――そこで切嗣は凍り付くこととなる。
「まったく、ビジネスホテルとやらがここまで質の悪い物とは思わなかった」
「そうね。どうせなら柔らかいベッドで寝たかったわね」
思わず咥えていた煙草を落としかけた。目の前には不満を隠そうともせずに晒す男と同じように、しかし男よりは冷たく感じる赤い髪の女。どちらも日本人ではない。ここ冬木において外国人は珍しくもないし、切嗣もここまで動揺することはなった。問題はその二人が彼が狙うケイネス・エルメロイ・アーチボルトとその婚約者のソラウ・ヌァザレ・ソフィアリだということだ。
――なぜここにいる!?
切嗣の考えでは二人はどこか別の工房設営に適した場所を既に得ていると思っていた。だからこそ、昨日のうちに様々な場所を回り拠点を探したのだ。しかし何の因果か二人は設備がとてもいいとは言えないビジネスホテルに、しかもよりによって切嗣と同じホテルにいた。
頭の中でケイネスに対する考えを僅かに改めながら何食わぬ顔でエレベーターに入る。幸いケイネスたちは切嗣のことを知らず、切嗣はこれを好機だと捉えた。ケイネスたちがキャスターのマスター・ウェイバー・ベルベットと共に同盟を組んだことは舞弥に張らせていた使い魔から聞いて知っていた。その後、使い魔に尾行を指示したがすべて失敗、拠点を掴むことはできなかった。
しかし切嗣にとって本当に重要だったことはその対応だ。使い魔に発信器を付けるように指示させ、それに気づくことが出来るか否か。実際それに気づけたのはただ一人、戦場に慣れているシンヴェルだけだった。キャスターは使い魔に足取りを追わせぬよう消える様に無くなり、ケイネスは得意の水銀礼装で切り裂いただけだ。故に獅子身中の虫を仕込むとしたらケイネスだ。ポッケから取り出した発信器をばれない様一階に着くと同時に細心の注意を払いながらも素早く付ける。ドアが開くと同時にロビーに向かいキーを返却、二人と逆の方向へ出、ケータイを取り出し自身の部品たる久宇舞弥に連絡する。電話の相手は一秒も経たないうちに出た。
「舞弥、僕が拠点にしていたホテルでケイネスを発見した。周囲を見渡せる位置から見張れ。ケイネスには発信器が付けてあるから場所は分かるな」
『問題ありません。では』
簡潔すぎる内容を伝え僅か三秒程度で会話が終わると切嗣もケイネスの後を追う。距離感を二十メートルほどに保ちながら煙草の煙を吐いて思考する。
積極的に攻めてくるのはおそらくアーチャー、バーサーカーの二組だ。
最も因縁のある遠坂は当分は動かないとあたりをつけていた。なにしろセイバーは数時間前、ランサーとの戦闘で散々な目に会っており、マスターは当然慎重になる。
そして遠坂が動かないなら代わりに協力者たる言峰綺礼とそのサーヴァントが動くだけだ。プライドの高い遠坂ならば言峰に任せず自分で片をつけようとするだろう。ならば言峰が狙うのは未熟者の外来マスターと落伍者の間桐雁夜だと考える。
思考を纏め終わると同時に短くなった煙草を捨てる。ケイネスは尾けられていることも知らず、バカ正直に大通りを歩いていく。気を緩めることは一切なく機械のように淡々とした動きで追い詰めていく。
「別のまともな拠点を探す必要があるな。早急に」
「そうね。でもホテルはもう嫌よ。あんな体験、二度とごめんだわ」
内容の割には楽しげに談笑する二人は忍び寄る暗殺者を知らない。
※※※
『――というわけで、私はしばらく動けない。すまないが任せてもいいか綺礼?』
「遠慮などいりません。元より私はそうするおつもりでしたので」
『ありがとう。君のような弟子を持てて私は本当にうれしいよ』
それを最後に通話は切れた。今回綺礼が時臣との会話に使っていたのは宝石を利用した怪しげな道具でも使い魔を遣わしての会話でもなく、電話によるものだ。文明の理に対してあれほど意固地だった時臣も使わずにはいられない状況なのだろう。なにしろ幾重にも結界を張り巡らせた自慢の邸宅は木っ端微塵。考えうる限り最良のサーヴァントを召喚したが昨晩は這う這うの体で帰ってきたという話だ。しかも相手は自らの邸宅を爆破したアインツベルンのランサーだ。
殺人鬼に爆破されたホテルおよび遠坂邸、新たに手配した拠点もすぐさま崩壊。そして師の失態。名酒と聞けば買わずにいられない癖を持つ綺礼だが、今回ばかりはそれが功をなしたと思わずにはいられなかった。
それは酒でも飲まねばやってられぬという意味か、酒の肴に出来るほど面白い話という意味だったのか。
「アーチャー」
『……何用だ綺礼』
念話を飛ばすと不機嫌さを隠そうともしない声が飛んでくる。パス――戦闘後に繋いだ。その際色々なやり取りがあったが割愛する――によれば町へ行っているのは分かるが何をしているかまでは分からない。アーチャーの奔放ぶりには既に諦めてはいた。
「そろそろ打って出るぞ」
『ほう、先の闘いでは令呪を使ってまで逃がそうとしたのにか?』
「パスも繋げず、相手の実力も分からないまま闘って勝てると思っていたのか。聖杯戦争はそこまで容易いものではない」
『……いいだろう。それで、どいつを狩るのだ』
狩る、という言葉に僅かに眉をひそめる。相も変わらずアーチャーにとって他のサーヴァントは獲物としか見ていないらしい。綺礼としてはセイバーと戦った際にその認識を少しでも改めたか、と期待はしていたものの相も変わらずらしい。
「手始めにキャスターかアサシンを」
『そんな小物はどうでもいい!』
「……ではどれならいいのだ」
確かにキャスターもアサシンも脅威ではないだろうが一筋縄でいくものではない。
特にアーチャーは相手を舐めてかかるため、搦め手にかかる可能性は低くない。忠言すると最悪パスを切られる可能性があるためあえて言わないが綺礼が一番最初に倒したいのはこの二人だった。
『あのセイバーかバーサーカーだ』
「ならん。まずはキャスターかアサシンのどちらかだ。序盤で疲労してもらっては困るのだ」
『ならバーサーカーを狩ればよかろう。あれは俺との相性がつくづく悪い。それに獣はいつの世も狩人に狩られるものだ』
獣の如き力を備えるバーサーカーだが、狩人のサーヴァントたるアーチャーとはすこぶる相性が悪い。確かに実力が分からぬキャスターや、ステータスの高いアサシンよりはマシだろう。しばし考慮し今回は綺礼が折れることとなった。
「……バーサーカーの後は意地でも従ってもらうぞ」
『それは俺の気分によるな』
相性が悪く思えるアーチャー・綺礼の組だがはたして他のマスターでここまでの関係が気付けただろうか。ある意味綺礼がアーチャーを引いたのは正しかったのだろう。
※※※
「あの妖怪も宝具で始末し、桜ちゃんも助けた。問題は……」
「時臣ィ……時臣ィ……! 殺してやる……ッ、時臣ィィイ!」
昨日遠坂時臣に負けてから再び間桐邸へ戻り立ち上がることもままならず、ソファの上で寝ても覚めても同じことを繰り返している。全身大やけどを負い、血を流し着ていた衣服は真っ赤に染まり顔は一面狂気に彩られている。その風貌といったらマスターでなければ宝具で切りかかってるほど、はっきり言って怖い。
「とき……オミィ……toきオme……」
砂嵐混じりに見るテレビよりもひどい雑音が絶え間なく響く。
もはや精神的にも肉体的にも雁夜は外へ出せるような状態ではないのは確かだろう。というか元々外に連れ出せる風貌では無かったが。見つからなかったことに警察という輩は存外無能であると思ったほどだ。
「こうなったら俺が一人で行くしかないか……」
まいったなぁと呟きながら頭を掻く。ちなみに俺は他のハサンとは違い剃っていないし、全身真っ黒でもなく、到って普通な容姿で白いフードを着ている。他の者とは全く違う容姿だが、引けを取っているわけでは無い。
俺も名の通り暗殺者だが、時には衆人観衆の中で暗殺を実行したり、相手の雇った護衛と切り合ったり、単身城に乗り込んだりと一歩間違えば死が待ち受ける綱渡りを何度もしたりと、どちらかといえば
唯一の問題は俺の宝具【
「吉報を待ってろよ雁夜」
雁夜は元々聖杯に託す願いを持って無かった。ならば俺がお前の身体のために使っても問題はないな。
とはいったものの、普段は遠坂邸を見張っていて、雁夜も碌に使い魔も使えない状態だったため相手の情報は碌にない状態だ。[気配遮断]で気配を隠匿しつつ、電柱の上に立ち周囲を見渡す。真昼時だというのに巷で起こる騒ぎを恐れているせいか、出歩く者は碌にいない。殺人鬼にテロ、どちらも極めて平穏なこの国では本来あっていいものではないだろう。後者は自分たちの所為なのだがな。
「とりあえず[変装] 使って気配を消して歩きまわるか」
電柱から降りてすぐさま[変装]のスキルを使い、先ほど見渡した中の一人に変装する。自分の顔をぺたぺたと触りちゃんと変装できたか確かめる。輪郭に耳、鼻に髪、最後にアー、と喉の調子を確かめてから人気の薄い方向へ走り出す。マスターならば工房が作れて、見つかりにくい所を拠点に選ぶだろう、と考えたからだ。そして人目に付かない場所とは、アサシンにとっては一番見つけやすい場所だ。
※※※
「で、今度は工房に使えそうか?」
「今一、使い物になりませんね。さすがに霊脈から離れすぎでしょうし……」
「しょうがないだろ……。うちまで爆破されちゃあ堪らないし」
「そうですね……」
人気のない所にある廃墟を眺め、二人して嘆息する。これまでは普通にマッケンジー宅で暮らしていたが、ホテルの客ごと先生を狙ったマスターがいる以上、いつまでも居座るわけにはいかないと思い始めた。昨日使い魔で尾行させた連中もいるし。何の関係もない人たちだけど僕の巻き添えで死なれるのは良い気がしない。
だからこうして見つかるリスクを背負いながらも工房になりそうな物件を回っているのだがなかなかいいところはない。霊脈に沿う場所は目をつけられている可能性が高いため、なるべく見つかりにくいところを優先して探している。一応キャスターの魔力炉代わりの宝具もあるし最終的には機能性で決める予定だ。
どうせならあの殺人鬼が使っていた場所を――と少しだけ思い、すぐさま思考から放り出す。実際見たわけでなく、聞いただけだがそんな真似をするような奴がいた場所なんか使いたくない。
「でも、地下か……」
キャスターの[陣地作成]のランクはAだ。ある程度広いほうがいいが、あまり大きくてもばれてしまう。だが地下ならば地上からは見えないし、霊脈との繋がりも強くなる。
地下といえば、冬木市内にはまだ真新しい市民会館があり、そこには地下駐車場があった。他には劣るし重要度も低いが、そこも霊脈のど真ん中だ。工房として使うのならばちょうどいい。それに灯台下暗し、というやつだったか意表を突くという点でもいいだろう。入り口も限られているし籠城するにはもってこいだろう。天井を破壊される可能性があるのが気がかりだがそこは何らかの対策を立てるとしよう。
「キャスター! 当てが見つかった! いくぞ!」
「分かりました。それと、建物は動きません故急ぐ必要はありませんよ」
微笑むキャスターに言われて少々舞い上がっていたことに気付く。自分で子供みたいだと思ってしまった。どうもキャスターの前だとはめを外してしまう。キャスターのスキル[慈母性]の仕業なのだろうけど、正直あのスキルはどうしようもない。
羞恥心を胸に走りだして、すぐへばった。
※※※
「さて、行くとするか」
『なあ、時臣。実体化したらだめ?』
ビジネスホテルから変わらず深紅の紳士服を着た遠坂時臣。平日に簡素なビジネスホテルに泊まるのは出張のサラリーマンなどと相場が決まっているが、明らかにそう言った俗世の職種を持つようには見えない。実際、時臣は自らが管理する冬木の土地を魔術師に貸し付け、魔術協会から様々な魔術式の特許を得ているため基本的には働いていない。故にかなりの資金を持っていたがそれらは先の邸宅爆破で消えてしまった。おかげで魔術に使う宝石の補充どころか邸宅の再建費すら捻出できていない状況である。
それでも催眠などを使わずしっかり宿泊費を払ったのは彼の誇りの高さが覗えるが、理由はそれだけではなかった。
「やはり普段から心がけるものだな」
手に持つのは古式に封蝋で封印された手紙だ。相手は時臣が貸し付けたとある家――当然魔術師の家だ――の当主である。内容は『聖杯戦争中はいないのでどうぞ使ってください』とのことだった。普通の魔術師ならば考えられない申し出だが、この家系はまだ三代と歴史が浅いが、時臣とかなり交友がある家でなにより時臣を信頼しているからである。事実他の家からは――当然といえば当然なのだが――一報もない。
「ようやく運が向いてきたか」
『いやお前本当についてないからな。たぶんまたなんかやらかすからやめた方がいいと思うよ』
「…………そんなはずはない」
『俺は知らないぞー』
サーヴァントの諫言を無視して申し出のあった家へ向かう。どのみち時臣には拠点が必要だ。多少格は落ちるが霊脈に沿った家が手に入るならば行くしかない。罠の可能性も無くはないが毒を喰らわば皿まで、なんとしてでも手に入れる所存だった。
「――切嗣、ホテル前で遠坂時臣を発見しました。如何しましょう」
しかし初手から躓いているのが遠坂時臣。既に彼には魔術師殺しの魔の手が迫っている。受難はまだまだ終わらない。
※※※
<サーヴァント一部項目解放>
【CLASS】キャスター
[慈母性]:B
女性だけが持てるスキル。
ランクの高さはそのまま成功率に直結する。
年齢が二十歳以下の者にかかりやすく、その者の嘘や見栄など、
虚飾の類を取り除きありのままを晒すスキル。
呪いでも魔術でもないため本人の性質以外で回避できない。
【CLASS】アサシン
【マスター】間桐 雁夜
【真名】ハサン・サッバーハ
【性別】男
【身長・体重】175cm・77kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A+ 魔力:D 幸運:B 宝具:B
【クラス別スキル】
[気配遮断]:A+
サーヴァントとしての気配を絶つ。
完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。
[罠回避]により肉眼で視認するか、ランクA以上の [直感]や[気配察知]などのスキルを持たない相手にかぎり攻撃態勢に移ってもランクが下がらない。
【固有スキル】
[気配察知]:B
敵の気配を察知する天与の才。
周囲の生命体、鬼などの異端、霊的存在の位置を捕捉可能。
このランクならば数百mの範囲を容易にカバーする。
気配遮断で存在を隠匿していても判定次第で見破る事が出来る。
[心眼(真)]:C
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。
逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
[千里眼]:C
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
さらに高いランクでは、透視・未来視さえ可能とする。
[投擲(短刀)]:B
短刀を弾丸として放つ能力。
[変装]:C
変装の技術。
Cランクなら、人間であれば親しい者でも騙し通せるレベルで変装できる。
[罠回避]:A
罠の発見および感知されなくなるスキル。
落とし穴やとらばさみはおろか結界や障壁といった魔術的なものにすら感知されない。
事実上肉眼以外はランクA以上の [直感]や[気配察知]などのスキルでなければ感知できない。
【宝具】
『失抗執行』サバーニーヤ
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大補足:1人
相手の罪に比例したダメージを与える宝具。
真名の開帳も必要なく、相手に触れるだけで発動するため、逆転の可能性が大きくある。
この宝具の効果を回避ないし軽減するために必要なのはステータスではなく、
積んできた善行である。
なお善行、悪行の判定を決めるのはアサシンではなく、
彼が信じてきた教義である。
『疾走失踪』サバーニーヤ
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:1人
戦場から離脱する能力。時には大衆の中で直接暗殺という手段を取り、
一度も捕まることなく逃げ切った逃走宝具。
九割以上の確率で逃走に成功する。
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PS.間違えて修正してないほうだしてしまいました。アサシン組しか変わってないけど変更点を。
誤:とりあえず今のところ効きそうなのはセイバー、アーチャーの二人。ランサー、ライダー、バーサーカーは分からないが無傷という事はない。まだ見ぬキャスターが気がかりではあるが、基本魔術師というのは黒いものだと相場が決まっている(超偏見)
正:とりあえず今のところ効きそうなのはセイバー。まだ見ぬアーチャー、ランサー、ライダー、キャスター、バーサーカーは判らない。だがキャスターは基本黒いものだと相場が決まっている(超偏見)