憑依時津風とほのぼの鎮守府   作:Sfon

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みなさんお久しぶりです。一話にまとめようと思ったものの話が広がったので、前後編にします。後編が意外と短くなったら一定期間分けて投稿したあと一話にまとめるかも知れません。


時津風、司令にお供する。

 それはある雨の日の事だ。6月を迎えすっかり暖かくなり、もうすぐ夏が来ることを感じさせる頃、昼下がりの執務室。それぞれの机に体を投げながら話している。

 

「それじゃあ、一週間も帰ってこないの?」

 

「まあ、そうなるな。鎮守府は頼んだぞ。正直、時津風は俺と同レベル位には艦隊の指揮を執れるんだ。遠征とかの予定も任せるから、よろしく」

 

「あー、うん。分かった」

 

 昼食を食べ終わって一休みしているとお偉いさんからのラブコールが。急な出張が鎮守府にやって来たのだ。ケッコンカッコカリをしてから初めての出張。今まで司令にベッタリだった時津風は不安を(つの)らせる。

 

「ところで、ちょっと前にも出張があったけど、何しに行ってたの?」

 

 何とはなしにそう聞くと、司令は頬を掻いてそっぽを向く。あまり言及されたくない事だったらしく、つっかえながら言う。

 

「あー、あれはな、カッコカリの申請を出しに行ってたんだよ」

 

「へ?」

 

 思わぬ返答に時津風は動揺を隠せず、同じくそっぽを向いて言う。

 

「そ、そうだったんだ。ふーん。じゃあ、もうその時からその気(・・・)はあったんだ。もっと早く気づけば良かった」

 

「……そうなるが、どうしてだ?」

 

「だってさ、せめてクリスマス前に告白とかしてたらさ、その、いい感じでクリスマスを過ごせたかもしれないじゃん?」

 

 時津風からの思わぬ好意にどもってしまう司令。相変わらず時津風には弱いままだ。特に不意打ちとなると。

 

「そ、そうだな。うん。今年のクリスマスでリベンジだな」

 

「だね」

 

 時津風の何気ない一言一言が司令の古傷を(えぐ)っていくが、本人にはそのつもりはないようで、司令一人で耐えることになる。

 

「ところで、今回は何をしに行くの?」

 

 話題が変わったことに安堵した司令は、体を起こして伸びをする。

 

「ちょっとした会議だよ。毎年この時期にあるんだ。来年の大きな行事だとか予算だとかが今から少しずつ決められていくんだ。あとは直近の行事の確認とか変更とかだね」

 

「なるほどねー。ちなみに、直近の行事って?」

 

「7月にある夏祭りだな。一般の人に鎮守府を開放して行うんだ。艦娘が出店をやるから毎年かなりの人が来る、一大行事なんだよ」

 

「なんか楽しそうだね、それ」

 

 司令の言う夏祭りとは、毎年7月下旬に鎮守府で行われる行事で、一般の人に向けた海軍側のPR活動を兼ねたものだ。普段艦娘にあまり接しない一般の人に艦娘をより身近に感じてもらうため、また、活動内容の紹介をするために行う展示会や講演会等が前身となっているが、今ではすっかりお祭りの出店や艦娘の出し物が主役になっている。

 

「出店以外にも模擬戦闘とか色々見世物があるから、かなり盛況なんだ。あ、その辺の指揮も一部任せるからそのつもりで」

 

「え、まじで? めんどくさそう…」

 

「まあ、なんとかなるさ。ほら、そろそろおやつが来るぞ」

 

 ちょうど司令がそう言った時、執務室のドアがノックされる。

 

「三時のおやつをお持ちしました」

 

「お、きたきた。入ってくれー」

 

 部屋に入ってきたのはワゴンを押す間宮さん。うちの鎮守府ではおやつが執務室にワゴンで運ばれ、その後食堂で艦娘に配られる。そのためワゴンがおやつの合図になり、音が聞こえると艦娘たちは各々の部屋から一斉に食堂に向かうのだ。

 

「お、今日は葛切(くずき)りか。いいねぇ」

 

「冷たいですよ。お早めにどうぞ。それでは失礼しますね」

 

 司令の机の上に置かれた二つの器。それに引き寄せられるように時津風は椅子をもって机の前に行く。

 

「やっぱりご褒美は必要だよね、うん」

 

 

 

 

 今日もゆっくりと時間が過ぎて行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日の朝、司令が出発すると言うので迎えの車まで送っていく事にした時津風。今回も司令の荷物持ちをしている。

 

「よし、この辺でいいぞ。じゃ、いってくるわ」

 

「うん、行ってらっしゃい、司令」

 

 前回はなかなか荷物を離さなかった時津風だが、今回は素直に渡す。それが意外だったようで、司令は少し受けとるのが遅れる。

 

「また前みたいに鞄を放さないのかと思ってたけど、違うんだな」

 

「そりゃそうだよ。何て言ったって、これがあるからね」

 

 そう言って左手を掲げる。そこには薬指にためた指輪と手首のブレスレットが。

 

「二つもお揃いのがあるんだからね。もう安心だよ」

 

 そう言って笑う時津風。不意打ちの笑顔に、司令はまたもや意表を突かれる。

 

「そ、そうだな。うん。じゃ」

 

「行ってらっしゃーい」

 

 

 

 司令に手を振って見えなくなるまで見送ると、ブレスレットにそっと右手を添えてから気合いを入れる。

 

「よし、やるぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 司令が出張に行った初日は特にこれと言った問題もなく、スムーズに仕事を進めることができた。1日の仕事が晩御飯ギリギリに終わると同時に初風以下我らが駆逐隊が執務室に晩御飯のお誘いに来たので、それに連れられていく。

 

「あー、やっと終わった…これで初日とかキツすぎ…」

 

「何であんたはそんなに疲れてるのよ。行儀悪いからご飯の時くらい姿勢をただしなさいな」

 

「そうは言ってもね天津風、さすがに司令と私の二人分を一人でやるのはきついって…。明日からやっていけるかな…」

 

「雪風が手伝いましょうか!!!」

 

「あーうん、すごく嬉しいんだけど今はちょっと休ませて…」

 

「程々にしなさいよ。これから先長いんだから」

 

「あいよ初ねぇ(初風)

 

 

 

 夕食を終えて執務室に戻ると、真っ直ぐベッドに突っ伏す。

 

「だあぁ…疲れた…。もう寝よう。このまま寝よう」

 

 ちょうどいい体勢を探ってごろごろすると、手首のブレスレットが目に入った。

 

「そういえばこのブレスレット、ペアだって司令は知らない風にしてたけど、そんなのあり得る? 確信犯じゃないの?」

 

 どうして今まで気にならなかったのだろうと思いながら見つめるが、やがて睡魔が勝つ。結局、着替えもせず布団にも入らないままうつ伏せで寝てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日の朝、10時を回った頃、時津風は未だにベッドで寝ていた。普段なら司令が起こしてくれるところだが、今回はそうも行かない。ならば他の艦娘が起こすかとなると、それも無かった。鎮守府の艦娘一同は秘書官である時津風が毎日頑張っていると思い、たまの寝過ごしを許したのだった(等の本人の時津風は仕事を苦にしていないのだが、それはまた別の話)。

 

 そういう訳で時津風が誰にも何にも邪魔されず寝ていると、執務室の扉が開く。

 

「あれ、時津風居ないのか」

 

 入ってきたのは昨日出張に出掛けたはずの司令だ。カーテンが閉まったままの執務室を不思議に思いながら進み入り、寝室に入る。そこにはぐっすり眠っている時津風が着替えもせずに寝ていた。ただでさえ色々と危ない服装をしているのにそのままベッドに横になっているので、それはもう、不味いことになっている。

 

「こんな時間まで寝ていたのか…全く…」

 

 思わぬ事態に呆れながらも時津風に声をかけて起こそうとするが、一向に起きる気配すらない。そこで、仕方がなく(・・・・・)服装を出来るだけ現状より乱さないように気を付けながら肩を揺する。

 

「おい、時津風、もうとっくに朝だぞ。起きろー」

 

 (しばら)く揺すり続けるとようやく目が覚めたようで、身動(みじろ)ぎする。

 

「んぁ……しれぇ…?」

 

 寝ぼけている時津風は目の前にいる、いないはずの司令に混乱する。

 

「あれ、しれぇ出掛けたんじゃ…?」

 

「ほら起きろよ。もう10時だぞ」

 

 寝ぼけ眼の時津風は働かない頭で現状をつかもうとした。その結果下した判断は、これは夢だというものだった。

 

「しれぇ…」

 

 司令に一言声をかけると、時津風を覗き込むようにしている司令の肩をつかんで抱き寄せた。胸元に顔を押し付けて抱きつく。

 

「えへへ…しれぇのにおいだ…」

 

「ちょっ…時津風、いい加減起きろ…」

 

 司令の問いかけに初めは反応しなかった時津風だが、次第に目が覚めてくると司令を放した。自分が何をしていたのか理解したようだ。

 

「えっと、夢じゃない感じ、なのかな?」

 

「残念ながら夢はとっくに終わってるぞ」

 

 司令の言葉で(ようや)く目の覚めた時津風は急いで身支度を済ませ、ご飯を食べて出発の準備をした。

 

 

 

 

 

 

「私たちがいない間の予定表はこんな感じでいいかな?」

 

「うん、良いんじゃないかな」

 

「よし、あとは服だけかな。……なにか希望とかある?」

 

「希望って…?」

 

「いや、だって一泊はするんでしょ? なにかあるのかなって」

 

「………じゃあ黒のネグリジェを」

 

「おっけー、入れておくね」

 

 

 

 

 司令と一緒に鎮守府を出ると、お迎えの車が来ていた。黒塗りで、高級なのが車を知らない時津風にも一目でわかるほどだ。車に近づくと向こうもこちらに気づいたようで、運転手さんが降りてきてドアを開けてくれた。

 

「…もしかして司令って結構偉い?」

 

「………今更かよ」

 

 

 

 車に乗ること小一時間、駅に着くともうお昼時になっていた。これから先の電車も長いらしいので、ここで弁当を買っていこうと司令と一緒に駅の売店を回ると、周りから視線を感じる。

 

「ねえ司令、なんか見られてる気がするんだけど」

 

「そりゃあ提督と艦娘なんてそうそうお目にはかからないからな。最近はテレビで広告を出してるから、最近は艦娘も浸透してきたけど、それでもまだ珍しさはあるみたいだ」

 

 確かに、その目線は(いぶか)しんだり敵視したりするものではなく、単に物珍しいと言ったようすだ。

 

 弁当を買って改札を抜けると、ちょうど電車が来ていた。電車の乗り方など前世でよく知っている時津風は真っ直ぐ最寄りのドアから乗ろうとしたが、司令が手を引き留めた。

 

「どうしたの?」

 

「俺たちはグリーン車だからこっちだ」

 

 そう言って、乗ったことの無い指定席の車両に連れていかれる。二十年近く生きていて一度も電車の指定席というものに座ったことのなかった時津風は少し心踊るところがある。しかし、それを面に出しては些か子供っぽすぎるので、顔に出さない様に努める。

 

「なんだ、指定席は初めてか? そんなに珍しいものでもないだろうに」

 

 まあ、できるとは言っていない訳で。

 

 電車に揺られること30分。景色が海沿いののどかなものから都市の騒がしいものに流れていく。それにしたがって通路から見える自由席の乗客の年齢も若くなっていく。今まで精々鎮守府のすぐそばにあるショッピングモールにしか出掛けたことがなかった時津風には、前世で経験しているとはいえ、都市の空気は目新しいものだ。

 

「うわー、高い建物がいっぱいだねー…」

 

「ここはいろいろな企業や軍の本部が集まっているからな。ちょっと歩けば若者の町も近いから人も多いんだ。ほら、次の駅で降りるぞ」

 

 司令について電車を降り改札を抜けると、遠目に見ていた建物が眼前にそびえ立つ。それは鎮守府より高い建物を見てこなかった時津風には、身長も低いせいか、今にも襲ってきそうにさえ思える。都会の空気は海辺の鎮守府と比べて煤けていて、心なしか空も色()せているようだ。地面からの太陽の照り返しが、まだ夏前だというのに、肌を焦がす。

 

 司令のあとを数分ほど追うと、ガラス張りの建物の中に入った。自動ドアを抜けると、冷気が中から溢れ出してくる。時津風の服装は実質的には布を羽織っているだけのようなもので腰で結んですらいないため、裾から入ってくる冷気がお腹まで届いてくるのだ。

 

「寒っ…何ここ、冷房効きすぎじゃないの?」

 

「確かに、ちょっと寒いな。俺がながズボンと長袖でこれなんだから、時津風はきついだろ。すまんがちょっとの間我慢してくれ」

 

「もちろんそのつもりだけど、こりゃあ鎮守府にもクーラーつけないとね? 慣れるために」

 

「何いってるんだよ、んな金あるわけ無いだろ。そんなのはお前もわかってるだろうに」

 

「うちは貧乏鎮守府だもんねー。予算は結構あるはずのに、どっかの誰かさんが一杯もっていっちゃうもんねー」

 

「はいはい。仲間の不満はその位にしておいて、会議室行くぞー」

 

「あいよー」

 

 

 

 

 

 

 ビルの中を進んでエレベーターに乗り、会議室に着くと、司令が前置きを言う。

 

「わかっているとは思うけど、これから会うのは全員俺よりもお偉いさんだからな。粗相の無いようにしろよ。まあ、駆逐艦だから多目に見てくれるとは思うけど。年もそこまで変わる訳じゃないしな」

 

「もちろん大丈夫だよ。そのくらいどうってこと無いって」

 

「よし」

 

 いつになく緊張した様子の司令はひとつ深く呼吸をすると、ドアをノックし、中に入った。

 

「失礼します」

 

「お、やっと来たか。待ちくたびれたよ」

 

 司令のあとに続き部屋にはいると、円形の机の回りに3人の男が座っていた。恐らく他の鎮守府の提督なのだろう。それぞれの横には艦娘が一人ずついるのは秘書艦だろうか。どの娘も我が鎮守府にはいない子だ。この世界では鎮守府の間での艦娘のかぶりは無いのかもしれない。奥から吹雪、卯月、夕立が提督の横に控えている。

 

「お、その子がうわさの秘書艦か。そういえば会うのは初めてだったか」

 

 入り口から一番遠い席に座っていた人が声をかけて来た。恐らくこの中で一番偉い人なのだろう。歳は30代半ばと言ったところか。人当たりの良さそうな人だ。他の提督も20代後半位で、どの人も比較的若い。

艦娘自体新しいのもあって、それに携わる人の年齢層も若いようだ。

秘書官は司令に次ぐ鎮守府の顔。失礼の無いように自分の知っているなかで一番丁寧な挨拶をする。

 

「は、はい。お初にお目にかかります。陽炎型駆逐艦10番艦、時津風です。よろしくお願いいたします」

 

 そうやってお辞儀をしてから顔をあげると、声をかけて来た人を含めて3人全員が差はあれども驚いていた。

 

 何か不文律にでも触れたのかと内心焦りながら様子をうかがうと、意外な言葉が司令にかけられた。

 

「田中くんさ、この娘は駆逐艦…なんだよな?」

 

「はい、正真正銘駆逐艦です」

 

「ちょっと大人びすぎてない? もうちょっと元気な方が駆逐艦っぽいと思うんだが。いや、別に時津風が悪いわけでは無いしむしろ凄いのだが、なんか調子狂うな…」

 

「そうですか? だってさ、時津風」

 

 急に司令に話を振られて戸惑うが、とりあえず何か言わなければいけない。

 

「えっと、それじゃあ改めて、時津風です。よろしくお願いします」

 

 その場しのぎに一先ず挨拶をしてみたが、やはり反応はいまいちだ。急に元気に振る舞えと言われてもなかなか切り替えが難しい。

 

「うーん…。田中くん、君のとこのはいつもこんな感じなのか?」

 

「自分以外の大人に会うのは艦娘除いて初めてなので、接し方が掴めてないんじゃないですかね。いつもは普通ですよ」

 

「ふむ、そうか。よしわかった。それではそろそろ打ち合わせを始めようか。吹雪たちはいつものところで遊んできて良いぞ」

 

 いつもの、と言うことは割りと頻繁に艦娘をつれた会議は行われているようだが、時津風には初めてのことなので勝手がわからない。

 司令が席に座るのを見送っていると、秘書艦たちが時津風に近づき、吹雪が手をとった。

 

「こっちだよ。行こ?」

 

 吹雪につれられて部屋を出て暫く廊下を歩くと、『待機室』とかかれた部屋の前についた。

 

「ここでいつも司令官達が話している間待ってるんだ」

 

 そう言いながら扉を開けて入っていくのについていくと、なるほど、なかなか整っているようだ。テレビやら漫画などが並べてあり、ソファーも置いてある。ここならゆっくりできそうだ。

 

「それじゃあ自己紹介していこっか。私は呉の吹雪だよ」

 

「佐世保から来た卯月だぴょん」

 

「舞鶴から来た夕立よ」

 

「横須賀から来た時津風だよ。よろしく」

 

 挨拶をしたあと好きなものや趣味など、一通りの自己紹介をしたところで新入りの時津風への質問の時間がやって来た。

 

「いきなりだけど、時津風ちゃんはどうして司令官とケッコンしたの?」

 

 最初の質問にして中々突っ込んだことを聞いたのは四人の中で最も秘書艦歴の長い吹雪だ。質問された本人は言葉を聞くなり耳まで紅く染まり、質問を質問で返す。

 

「ケッコンって、カッコカリでしょカッコカリ!」

 

「そうだけど、ケッコンには違いないでしょ? 大丈夫、私たちは全員ケッコン済みだし、気兼ね無く話して良いよ。惚気話でもなんでもござれ」

 

「いや、そう急に言われても…」

 

 答えに困り回りに助けを求めようと吹雪の横にいる卯月に視線を向けると冷徹な一言が。

 

「うーちゃんも知りたいぴょん」

 

 何が『ぴょん。』だ、可愛い子ぶるんじゃない、何て思いながら夕立にも視線を向けると、やはり代わり無い答え。

 

「あたしも知りたいっぽい」

 

 時津風、万事休す。全員に言われてはもはや洗いざらい吐くしかない。

 

「わ、わかったよ、話すよ…」

 

「それじゃあ先ずはなれ初めから話すぴょん」

 

「えっと、私は海で救出されたらしいんだけど――――」

 

 

 

 

 

 提督には秘密の秘書艦談義は、まだ始まったばかり。


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