【習作】キヨシ投獄回避ルート   作:PBR

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第8話 クリームドーナツ

 

 放課後となるなり副会長に連れ出され、監獄にいる男子たちの本日の刑務作業が始まった。

 といっても、先週からしている荒れ地の開墾作業の続きであり。これといって変化はない。

 ただ一つ変化があったとすれば監視を休んでいた花が復帰した事で、彼女の攻撃にはなんの喜びも見出せない男子たちは、彼女にだけは殴られまいと黙々と作業をするようになった。

 二人の女子に監視の目を光らされている男子らは、少々うんざりしながら小さな声で愚痴を溢す。

 

「んだよ、あの女。オレらの方なんか来てないでキヨシとよろしくやってろっての」

「ごほっ……ああ、まったくだぜ」

 

 監視役の二人はクローバー摘みのときのように、テーブルと椅子を持って来てお茶を飲みながら作業を見ている。

 しかし、花がキヨシと付き合っていると思っているシンゴたちは、いっそばらして仲間割れさせてやろうかという思いに駆られた。

 キヨシへの恩はあるが、花に対しては恨みしかない。彼女の事をばらさないのはキヨシへの義によるものである。

 今はばらさないが余りにも酷ければ……といった具合に考えながら作業をしていると、花とお茶をしていた副会長が席を立って歩いてきた。

 ひそひそと話していたことに気付かれたか。男子らに緊張が走ったとき、少しの距離を空けて立ち止まった副会長が全員に向けて告げた。

 

「会長に呼ばれたので私は少し外れる。だが、監視には花が残るのでさぼらず作業を続けていろ。わかったな」

『はい!』

 

 それだけ言うと副会長は校舎に向かって去っていった。

 後に残った花は一人でお茶を飲みながら男子たちを見ているため、彼女の暴力が恐い男子らは真面目に作業を続ける。

 だが、副会長が去って十分ほど経った頃だろうか。腕を組んで座っていた花が人差し指をタンタンと小刻みに動かし。徐々に鋭い目付きになっていることにアンドレが気付く。

 

「なんか花さんすごくイラついてるね」

「ふむ、トイレでも我慢してるのでゴザろうか。別に行かれてもさぼったりはしないでゴザルが、小生らがそんな事を言えば殴られるので、ここは知らぬふりが最善でゴザルな」

 

 触らぬ神に祟りなし。何もしてなくても因縁を付けられることもあるというのに、親切にして暴力を振るわれては堪ったものではない。

 そうして、男子らがたまに横目で見つつ花の事を放置していれば、我慢の限界が来たのか彼女は立ち上がり、

 

「ああ、クソ! あのバカいつまで待たせんだよ?!」

 

 イラついた様子で吐き捨てると、制服のポケットから携帯を取り出して耳に当てた。

 出ない、出ない、中々出ない。普通ならば留守番電話に切り替わるのではないかと思うところだが、呼び出し音が鳴り続けて留守電の録音状態にすら切り替わらず。少女はさらにストレスを溜めている。

 もう約一分呼び出し続けている事になるぞと、乙女がしてはいけないような般若の形相で花が待っていれば、ようやく繋がったのか花が大きく息を吸い込むなり一気にまくし立てた。

 

「おい、クソキヨシ! テメェ、いまどこにいんだよ? はぁ? なんで約束すっぽかして駅前にいんだバカ! 放課後に来いってお昼食べたときに言っただろうが! 走ってさっさと来い!」

 

 言い切ると花はムスッとした表情で乱暴に椅子に座り直す。

 離れた場所にいる男子たちには電話の相手が何を言っていたのか聞こえていない。

 けれど、電話していた本人が“クソキヨシ”と怒鳴っていたため、その相手は間違いなくキヨシで、彼が花との放課後の約束を忘れていた事だけは分かった。

 いつ八つ当たりで殴られるのかとビクビクしていた男子らは、彼女が不機嫌な理由はお前かと呆れたように溢す。

 

「うっわ、キヨシのやつ花さんとの約束すっぽかしてたのかよ」

「彼氏にほっとかれて不機嫌になるとか、花さんも普通に女の子だな……ゲホッ」

「花殿の機嫌が悪くなると小生らに被害が来るでゴザル。まったく、おなごとの約束を忘れるとはキヨシ殿もうっかりでゴザルな」

 

 度胸があって色々と優秀な部分も見られるが、キヨシは大事なところでポカをしそうな少々抜けているところがあった。

 今回もその類いだったようだが、やっと相手と連絡がついたことで、花の怒りレベルは最高位の五から三ほどまで下がったように思える。

 それでも十分脅威ではあるものの、彼女が怒っていた理由を考えるとリア充爆発しろとしか思えないので、シンゴたちは引き続き大きな石を掘り起こしたり、木を鋸で切り倒したりしながら花の機嫌が回復するのを待つ。

 すると、先ほどの電話から五分ほど経った頃、花の携帯に着信があった。ディスプレイに表示された名前を見た彼女は面倒そうな顔をするも、結局出る事にしたのかぶっきらぼうに答えていた。

 

「なんだよ? え、ああ、そっちじゃねぇよ。裏だよ裏。うん、そう。学園菜園作るのに荒れ地の開墾してて、今日は椅子あるからそのままこっち来なさいよ。うん、じゃね」

 

 電話を切って携帯をポケットにしまう花。彼女の表情は普段の通りのものに戻っており、これなら八つ当たりはないだろうと男子たちも一先ず安心する。

 

「花さんの機嫌直ったね」

「ああ。けどま、五分くらいで駅前から学校に戻るのってすげぇからな。彼氏がそんな本気見せたから嬉しいんだろ、たぶん」

 

 聞こえていた話が本当ならキヨシは既に学校に到着しており、駅前から必死に走ってきた事が分かる。

 花の怒りが恐ろしくて本気で走った可能性も否めないが、とりあえずしっかりやれよとシンゴは小さく口元を緩ませ友の登場を楽しみにしていた。

 

◇◇◇

 

 キヨシの方から電話がかかってきた三分後、校舎沿いの角を曲がって制服姿のキヨシが現れた。

 

「遅くなりました!」

「約束したのに忘れてんじゃないわよ、ったく」

「すみません、手ブラだとあれかなってドーナツ買いに行ってて」

 

 言いながら頭を下げて空いていた席についたキヨシは、自分用の紙パックのオレンジジュースと一緒にドーナツの箱をテーブルに置く。

 それを見た途端に花は瞳を輝かせた。副会長と一緒に飲んでいたお茶はあるが、お茶菓子までは用意していなかったため、甘い物が丁度欲しいと思っていたのだ。

 買いに行く前に一言連絡しろだとか、電話に出るのに何分かかってるんだとか、色々と言いたい事はあったが手土産を持ってきた事は評価するとばかりに、花はキヨシが開けたドーナツの箱を覗きこむ。

 

「へー、どんなの買ってきたの?」

「色々ですよ。なんか十個買うと安くなってたんで、バラバラに十種類選んできました」

 

 箱の蓋を開いて見えるようにしてから花に渡し、小さな紙袋に別入れにして貰っておいたおしぼりとドーナツを掴む用の紙を出しながらキヨシは答える。

 それを聞いた花はおしぼりで手を拭いてから選んでいるので、順番を待っている間、暇なキヨシは彼女の好みについて訊いてみた。

 

「花さんはどんな系統のが好きですか?」

「色々と食べるけどクリーム系かなぁ。あ、アタシこの黒糖のもーらい」

「そうですか。俺はチョコ系が好きなんで被らなくて良かったです」

 

 花が最初に選んだのはポン・デ・黒糖、キヨシはあまり食べない種類のものだったので、彼女が好きなら選んでおいてよかったと思いながら、自分も食べようと紙を取ってドーナツを一つ掴む。

 そして、箱から腕を抜いて口に運ぼうとする途中、両手でドーナツを持って頬張っていた花が何かに気付いたのか、キヨシの方を向きながら言葉を放ってきた。

 

「ちょっとキヨシ。アンタ、待ちなさいよ」

「え? な、なんかありました?」

「それおかしいでしょ。なんでアタシがクリーム系好きだって聞いた後に、平然とエンゼルフレンチ取ってんのよ」

 

 花が言ったドーナツとは、フレンチ生地の間にクリームが挟まれ外側にチョコをかけた種類のドーナツのことである。

 彼女もそれが好きで後で食べようと思っていただけに、どうしてキヨシがいきなり選んでいるのか分からず、人の話を聞いていたのかと軽く睨む。

 対して、自分も好きだから一つ目に選んだキヨシとしては、どうしてこれを食べてはダメなのか理解出来ず、不機嫌になりかけている花にしっかりと説明を返した。

 

「いや、これチョコ系じゃないですか。クリーム系ってこっちのエンゼルクリームとかのことでしょ?」

「はぁ? エンゼルフレンチは誰がどう考えてもクリーム系に決まってるじゃない。アンタ、頭おかしいんじゃないの?」

「花さんこそ大丈夫ですか? ほら、これ、ちゃんと見えます? たっぷりとチョコかかってるでしょ?」

 

 相手の言ったドーナツも勿論クリーム系だが、中にたっぷりのクリームが入ったこちらもクリーム系である。説明するまでもなく分かるだろうと、一つ目のドーナツを食べ終えハーブティーに口を付けて花がいえば。

 キヨシは目の悪い人に説明するように顔の近くまで寄せて、「ちゃんと目は付いてるか?」とばかりに生地にかけられたチョコを指して反論する。

 確かにクリームは入っているが、チョコがかかっているのでこれはチョコ系だと、少し呆れて小馬鹿にするように言われたのがムカついたのか、花はクワッと瞳を開くと声を張り上げた。

 

「男子集合ッ!!」

 

 急に大声で暴君花に呼ばれた事で、少し離れた場所で作業していた男子らは肩を跳ねさせて驚いている。

 しかし、呼ばれたからにはすぐに集合するしかない。作業に使っていた道具をその場に置き。駆け足で集まると一同を代表してシンゴが用件を尋ねた。

 

「な、なんすか? オレら作業遅れてるって言われてるんで作業してたいんですけど」

「質問に答えたら戻っていいわよ。アンタたち、これクリーム系とチョコ系どっちだと思う?」

 

 腕を組んでムスッとしていた花は、キヨシの持っているドーナツを親指でさして他の男子に意見を求めた。

 作業しながら聞き耳を立て、くだらない事で言い合いしてイチャついてじゃねーよと思っていた男子らは、呼ばれた内容がそのくだらないことについてだったため思わず力が抜けるが、答えなければ解放されないためシンゴから順に答える。

 

「チョコっすかね」

「いや、餡パンやクリームパンは中身で種類が決まっているでゴザル。つまり、中にクリームが入ったこれはクリーム系でゴザろう」

「まぁ、シュークリーム的な発想でクリーム系だよな……ごほっ」

「チョコはかかってるだけで、クリームは中に入ってるもんね。僕もクリーム系だと思うな」

 

 シンゴのみチョコ系と答え、後の全員がクリーム系と答えた事で、キヨシらの意見も合わせると『2:4』でクリーム系だという意見が勝った。

 

「ほら、見なさい。一人だけ間抜けがいたけど世間じゃこれはクリーム系で通ってるのよ。分かったら、それ返しなさいよ」

 

 日本は民主主義の国だ。多数決で得られた結果こそ答えであるとばかりに、花はとても嬉しそうなドヤ顔をキヨシに向けて手に持ったそれを渡すよう要求する。

 だが、そんな彼女のドヤ顔を少し可愛いと思ったキヨシは、溜め息を吐きながら首を横に振るなり、今日一番の決め顔で仲間たちを見た。

 

「ふぅ……やれやれ、オマエら花さんに脅されて言ったんだよな? 正直にチョコ系だって言えば、もしかしたら、偶然空から降ってきた“D-ポップ”が口に入るかもしれないぞ?」

『チョコ系だぜ!』

 

 男子の心は一つ。これは紛れもなくチョコ系ですとキラキラと瞳を輝かせ最高の笑みを浮かべて、彼らは花にはっきりと自分たちの意見を伝える。

 一般の生徒が囚人と会ったり差し入れをすることは禁じられているが、彼らがいるのは拓けた屋外だ。天気もいいので上を向いて口でも開けていれば、空から降ってきた一口サイズのドーナツが“偶然”入ってしまうこともあるだろう。

 まぁ、それは今回の話と関係ないが、結論は出ましたねとキヨシが勝ち誇った笑みを浮かべれば、勢いよく立ちあがった花がテーブルを強く叩いて激昂してきた。

 

「ぶっとばすぞ、クソキヨシ! テメェ、囚人買収してんじゃねーぞ! つか、お前らもよく見ろ。コイツ、そんなの買ってきてないだろうが」

 

 言うなりドーナツの入った箱を掴むと、花は男子ら全員に中身が見えるように蓋を開く。

 それを見た男子たちは花の言う事が真実だと理解し、最高の笑顔から一転して絶望で表情が消えた。

 そして、その場に崩れ落ちそうになりかけるもギリギリのところで踏み止まり、親の仇を見るような目でキヨシを睨み罵倒した。

 

「ふざけんなよ、キヨシ!」

「外道にも程があるでゴザル!」

「見損なったよキヨシ君!」

「ファック・ユー!」

 

 裏切り者には死を。ノゾキ当日にその場にいなかったキヨシは知らないだろうが、それが男子らの合言葉だった。

 上げて落とすなど真っ当な人間のやる事ではない。全員が目を血走らせて睨み続ければ、それを真っ直ぐ受け止めたキヨシは、おしぼりとドーナツを掴む紙を入れていた紙袋に手を伸ばし呟く。

 

「おっと、一つだけ別に入れて貰っていたのを忘れていたな」

 

 そこから現れたのは少年たちの待ち望んでいた物。コロッと可愛い一口サイズのドーナツが、紙箱に並んで入っている。

 キヨシは嘘をついていなかった。他のドーナツと別にされていたのは、単純に入らなかったためだ。

 さらに、花に適当に十個買ってきたと説明して話していなかったのは、これは男子たちへの差し入れで花に食べさせるつもりがなかったからである。

 瞬時にそれを悟った男子らは、全員が意味もなく髪をかき上げて決め顔を作ると花に向き直った。

 

「花さん、キヨシをあんまり舐めないでください」

「フッ、我らの絆は決して壊れないでゴザル」

「心は一つです」

「げほっ……ファッキュー・ビッチ」

 

 我らクローバー四人衆と救世主キヨシの絆は不滅、そう言いたげに佇む男子らはいい顔をしていた。

 だが、彼らは忘れていた。例え救世主なら勝てても配下の四人衆では暴君には勝てないことを。

 

「おいコラ、舐めてんのはテメェらの方だろうが! 誰がビッチだドサンピンがぁぁっ!!」

『ギャァァァァァァァッ!!』

 

 勢いを付けて飛び出した花のとび蹴りがアンドレを吹き飛ばし、着地してすぐにシンゴは顔面を殴られ、振り返りざまの回し蹴りでガクトとメガネが飛ぶ。

 残ったジョーは逃げ出そうとするも、一人だけ彼女を罵倒した男を相手が許すはずもなく。上段蹴りで身体が浮いたところを正拳突きでくの字に曲げられ、その場に崩れ落ちるように地面に膝をつけば中段蹴りでぶっ飛ばし、止めに跳び上がっての踵落としを決めた事でジョーはピクリとも動かなくなった。

 先にやられていた男子たちは身体を寄せ合い恐怖に震え。花がテーブルに戻ってくるとボロ雑巾になったジョーに駆け寄り、「立て、立つんだジョー!」と声をかけている。

 色々と花の恐怖を知っているキヨシも、これほどまで痛めつけられたことはないので、見ていて正直ドン引きするも、男子たちへは約束通りにドーナツを渡すことにした。

 

「六個じゃ割れないから、全部半分にしておいた。好きな組み合わせで食えよ」

『ありがてぇ、ありがてぇ』

 

 四人いるので六個では数が足りない。しかし、半分にすれば十二個になるので、組み合わせを選んで均等に分けられる。

 キヨシからの差し入れを受け取りに来た男子らは、直前に折檻されていたのにジョーまで復活していたため、ドーナツの効果はすごいなと思いながらジュースに手を伸ばす。

 すると、席に戻っておしぼりで手を拭き直していた花が、キヨシの行動に顔をしかめて話しかけてきた。

 

「囚人に差し入れしてんじゃないわよ」

「糖分補給した方が作業効率は上がりますよ。それで、花さんがこれ食べるなら、こっちのダブルチョコは貰いますね。流石にこれはチョコ系ですし」

「てか、チョコ好きならそっちから食べなさいよ。なんで際どいラインから攻めるんだか」

 

 受け取った花は機嫌を直しながらも、相手のチョイスが理解出来ないと呆れた視線を向ける。

 だが、キヨシにもちゃんと選んだ理由があったので、新しいドーナツを口に運びながら、どうして自分があんな選び方をしていたのかを彼女に話す。

 

「ラストにどストレートなチョコ系を食べたかったんですよ。フックやジャブからのストレート的な感じっていうか。クリーム系から攻めてない花さんも同じ考えでしょう?」

「……まぁ、ね。最初に濃いの食べると味が分からなくなるしさー。やっぱ、どうせなら全部を美味しく食べたいし」

 

 味の強い物を最初に食べてしまうと、舌にそれが残って繊細な味が分からなくなる。

 それを避けるためにキヨシはどストレートなチョコ系を後に残し、それよりも味は弱いが好みであるドーナツを選ぼうとしていた。

 花自身もそういった食べ方をしていたことで、そういう事なら納得だと少し罰が悪そうにしながら美味しいドーナツを頬張る。

 キヨシは心の中でその姿を可愛いと思いながら、相手の理解が得られた事に喜び、次は今回の様なブッキングが起こっても問題ないようにしますと告げた。

 

「ま、次に買ってくるときは花さんの好みを考えて買ってきます。別に一緒に買いに行ってもいいですけど」

「なんで、アタシがアンタと一緒に買いに行かなきゃいけないのよ。メニューの写メ撮って聞けばいいだけでしょ。それと買いに行く前に連絡入れなさいよね。小学生じゃないんだから先に連絡するくらいしろっての」

 

 今回はドーナツを持ってきたから許した。しかし、次はおやつを持参するにしても、ちゃんと連絡してから行くように注意する事を忘れない。

 これは彼女が体育会系だからというだけでなく、まだまだ中学生気分の抜け切っていない一年生への指導は、同じ学園で学ぶ先輩として当然の義務だと捉えている彼女のなりの優しさだ。

 身長的に己よりも小さく、さらに変なところで頑固であるため、あまり上級生として意識していなかったキヨシにもこのときの花はとても先輩らしく見え。普段からこういった態度なら格好良いのにと心の中で密かに思うのだった。

 

 


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