ちゅんちゅん……
心「んー…………」
俺はベッドでまだ寝ていた
??「早く起きろ!心!!」
そんな俺は布団から投げ出される
心「ぎゃっ!……なにすんだよ!拓真兄さん!」
拓真「休日だからってなまけんなよ!」
この人は神崎拓真
一応俺の兄に当たる
けれども俺と拓真兄さんは母親違いの兄弟
そう父親の血筋しか繋がっていないんだ
なので兄さんは立派な近界民。
まあ、んなこと知るよし無かったけど
心「…ん?今何時?」
拓真「9時だけど…?」
心「え…うわああぁ!!どうしよ!今日本部に9時集合だったんだ!!」
拓真「本部…?もしかしてボーダー?」
心「え?う、うん」
拓真「お前、ボーダー入ったのか!?」
心「う、うんそうだけど…?まあ…玉狛支部所属だけど…」
あれ、兄さんの様子が変だ
拓真「そうだったのかよ!なんで言ってくれ無かったんだ!俺もボーダーなのに!」
…………………………………え…?
心「ええええええええぇ!?
ちょっちょっとまて!え?兄さん、ボーダー入ってたの…?」
拓真「おう、本部だけどな」
心「…………マジか………」
うん、俺もう『マジか』口癖になってる
心「…………もしかして…A級とか…?」
拓真「よくわかったな」
心「…………………あ゛ーーーーーー!!!」
神崎心、本日二回目の叫び
………………………………………………………
心「わりぃ!寝坊した!」
三輪「遅いぞ…って拓真さん…?」
拓真「よ、三輪」
米屋「な、なんで神崎、拓真さんと一緒なんだ?」
心「それは………」
拓真「それはなー、心は俺の大切な弟だー」
兄さんは気づけば俺の後ろにいて抱きついてきた
心「バッバカヤロ!やめろや!」
拓真「えーなんでー」
心「恥ずかしいわ!」
出水・米屋・三輪「( ゚д゚)ポカーン」
拓真「お前らもこいつのこと可愛いと思うだろ!(ノ≧▽≦)ノ」
心「思わねーよ!」
出水「………多少」
米屋「…………同意だな」
三輪「……………まあ………はい」
ちょっと!?!?
心「いやいやいやいや可愛くねーよ!ふざけんなよ!テメーらホ●になる気か!そして俺をホ●にさせる気か!」
出水「よく喋るよな……」
三輪「………もしかして………ブラコンですか?」
拓真「おう!」
認めるなや!!んで
心「シスコン野郎に言われてるし!?」
拓真「お、同志!」
三輪「はい」
米屋・出水・心(いや、他に同志はいるでしょ……ほらシスコンとブラコンを掛け持つあのA級5位の人……)
心「まあ……取り合えず本部に行こうか…」
出水・米屋「…………おう」
同じ同志(?)の兄さんと三輪の会話を無視し俺たち3人は本部へと入っていったのであった