平凡派エリート 神崎心   作:夏ミカ

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神崎心⑥

ちゅんちゅん……

 

 

心「んー…………」

 

 

俺はベッドでまだ寝ていた

 

 

??「早く起きろ!心!!」

 

 

そんな俺は布団から投げ出される

 

 

心「ぎゃっ!……なにすんだよ!拓真兄さん!」

 

 

拓真「休日だからってなまけんなよ!」

 

 

この人は神崎拓真

 

 

一応俺の兄に当たる

 

 

けれども俺と拓真兄さんは母親違いの兄弟

 

 

そう父親の血筋しか繋がっていないんだ

 

 

 

なので兄さんは立派な近界民。

 

 

まあ、んなこと知るよし無かったけど

 

 

 

心「…ん?今何時?」

 

 

拓真「9時だけど…?」

 

 

心「え…うわああぁ!!どうしよ!今日本部に9時集合だったんだ!!」

 

 

 

拓真「本部…?もしかしてボーダー?」

 

 

心「え?う、うん」

 

 

 

拓真「お前、ボーダー入ったのか!?」

 

 

 

心「う、うんそうだけど…?まあ…玉狛支部所属だけど…」

 

 

 

あれ、兄さんの様子が変だ

 

 

 

拓真「そうだったのかよ!なんで言ってくれ無かったんだ!俺もボーダーなのに!」

 

 

…………………………………え…?

 

心「ええええええええぇ!?

ちょっちょっとまて!え?兄さん、ボーダー入ってたの…?」

 

 

拓真「おう、本部だけどな」

 

 

 

 

心「…………マジか………」

 

 

 

うん、俺もう『マジか』口癖になってる

 

 

 

心「…………もしかして…A級とか…?」

 

 

 

拓真「よくわかったな」

 

 

 

 

心「…………………あ゛ーーーーーー!!!」

 

 

 

神崎心、本日二回目の叫び

 

 

 

 

 

 

 

………………………………………………………

 

 

 

 

心「わりぃ!寝坊した!」

 

 

 

三輪「遅いぞ…って拓真さん…?」

 

 

 

拓真「よ、三輪」

 

 

米屋「な、なんで神崎、拓真さんと一緒なんだ?」

 

 

心「それは………」

 

 

 

拓真「それはなー、心は俺の大切な弟だー」

 

 

 

兄さんは気づけば俺の後ろにいて抱きついてきた

 

 

 

 

心「バッバカヤロ!やめろや!」

 

 

拓真「えーなんでー」

 

 

 

心「恥ずかしいわ!」

 

 

 

 

出水・米屋・三輪「( ゚д゚)ポカーン」

 

 

 

 

拓真「お前らもこいつのこと可愛いと思うだろ!(ノ≧▽≦)ノ」

 

 

 

心「思わねーよ!」

 

 

 

出水「………多少」

 

 

米屋「…………同意だな」

 

 

 

三輪「……………まあ………はい」

 

 

 

 

ちょっと!?!?

 

 

 

心「いやいやいやいや可愛くねーよ!ふざけんなよ!テメーらホ●になる気か!そして俺をホ●にさせる気か!」

 

 

 

出水「よく喋るよな……」

 

 

 

三輪「………もしかして………ブラコンですか?」

 

 

 

拓真「おう!」

 

 

 

認めるなや!!んで

 

 

心「シスコン野郎に言われてるし!?」

 

 

 

拓真「お、同志!」

 

 

 

三輪「はい」

 

 

 

 

 

米屋・出水・心(いや、他に同志はいるでしょ……ほらシスコンとブラコンを掛け持つあのA級5位の人……)

 

 

 

 

心「まあ……取り合えず本部に行こうか…」

 

 

 

出水・米屋「…………おう」

 

 

 

 

同じ同志(?)の兄さんと三輪の会話を無視し俺たち3人は本部へと入っていったのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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