平凡派エリート 神崎心   作:夏ミカ

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神崎心①

俺は神崎心

三門市に住む何処にでもいる平凡な高校二年生だ

そんな俺が住む三門市はちょっと変

それは……………

 

ウゥー

 

近界民が出現しました

ただちに市民は避難してください

 

そう『近界民』だ

ある日突然異世界への「門ゲート」が開いた。門からは「トリオン兵」呼ばれる「近界民ネイバー」が作った怪物が現れた

 

その怪物は地球上の兵器が効かずにいたが

 

突如謎の一団が近界民を撃退した。彼ら界境防衛機関

ボーダー

はと名乗り「この日の為に備えてきた」と言った。そして近界民に対する防衛体制を整えいた

そのため依然として門から近界民が出現するにも関わらず、三門市の人々は今日も普通に生活していたのだ

 

なんて俺には関係ないことだ

ボーダーなんて俺には不向きだ

 

 

…………と思っていたとき

 

 

 

プルル……

 

「あっ母さんからだ…なになに?」

 

 

from母

 

to心

 

今日、私の兄に会いに行くわよ

だから開けといてね

 

 

 

 

 

………………はぁ!?

突然すぎるだろ!…まぁ母さんはもとから突然に言い出す人だから分かるけどさぁ……

兄って……俺の伯父に当たる人か?

まぁいいか………一応わかったとだけ返信しておこう

 

 

まぁ伯父にあってもなにもないと思うんだけどな……

 

と思っていた俺は後々後悔することになる

 

 

 

 

そしてぼーっとしているうちに日が暮れ約束の時間になっていた。俺は母さんと一緒に約束の場所にいった

 

「……………ってボーダー本部じゃねーかよ!?」

 

そりゃあそうだ

約束の場所がボーダー本部って誰だってビックリするわ!!

 

「…母さん、母さんのお兄さんってどういう名前…?」

 

「城戸正宗さんよ?」

 

「………………って最高司令官じゃん!!」

 

マジか………… (;`・ω・)ノ

なぜその人が母さんの兄なんだ……

 

「あら、知ってるのかしら?」

 

「知ってるもなにもその人ボーダーのトップだよね……」

 

「ええそうよ♪」

 

はぁ……………そういう話をしているとなんか人がきた

 

「俺はA級1位の太刀川隊隊長の太刀川慶です、城戸さんの妹さんにその息子さんですね?」

 

「ええ、そうです」

 

「はい…そうですが」

 

俺は仕方なく口数を少なくして話した

 

「城戸さんが待っています、こちらへ」

 

太刀川さんという人が、司令室みたいなところへ案内してくれた

 

「城戸司令、妹さんたちをつれてきました」

 

「………ご苦労だったな、太刀川」

 

「おかまいなく」

 

そういうと太刀川さんは去っていった

 

「お久しぶりですね、お兄様」

 

「……ああ、そっちは、息子か?」

 

「ええ、息子の心です」

 

「……よろしくお願いします………」

 

俺は威圧をかけられているような雰囲気のなかで返事をした

 


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