遊戯王ARC-Ⅴ 混沌統べる覇者 -舞網チャンピオンシップ・バトルロワイヤル編-   作:咲夜泪

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02/決死の希望

 

 

 

 

『私のターン、ドロー』

 

 ???

 LP3000→600

 手札2→3

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 

『魔法カード『苦渋の選択』を発動、このカードは――』

「させません。カウンター罠『魔宮の賄賂』、『苦渋の選択』を無効にし、1枚ドローさせる。――ドローしたその瞬間、『便乗』の効果発動、2枚ドローする」

 

 万能の墓地肥やしが止められ、『魔宮の賄賂』の効果で渋々1枚ドローし、更には2枚ドローされて思案する。

 『時械神』はスタンバイフェイズにデッキに戻るが、この分だと次の『時械神』など簡単に引かれるだろう。

 よって『便乗』の効果を恐れてドローカードを使わずに死蔵するのは自殺も同意語、臆せず使って活路を開くしかあるまい。

 

『魔法カード『天使の施し』発動、3枚ドローし、2枚捨てる』

「『便乗』により、2枚ドロー」

 

 更なるドローをされながらも、《処刑人-マキュラ》を密かに墓地に送る。

 

『墓地に落ちた《処刑人-マキュラ》の効果発動、このカードが墓地に送られたターン、このカードの持ち主は手札から罠カードを発動する事が出来る。――手札から罠カード『第六感』を発動! 5と6を宣言、さぁサイコロを振るんだ。当たったらその数字の数分ドローし、外したらその出た目の枚数分デッキから墓地に送る』

「当たろうが外れようが、貴方にとっては得でしかないカード――ですが、今回に限っては当たっても苦しくなりますね」

 

 巨大な機械の腕から振るわれたサイコロは瓦礫の山を転がり――。

 

『出た目は6、よって6枚ドローする!』

「『便乗』の効果により、2枚ドロー」

 

 この時点で『彼』の手札は7枚、『第六感』を当てた『混沌』並に手札が潤っている現状であり、この状態でターンを渡したのならば、問答無用に粉砕されるだろう。

 

『2枚目の『死者蘇生』を発動、墓地の《混沌の黒魔術師》を蘇生させて『死者蘇生』を回収、もう一回使って2体目の《混沌の黒魔術師》を特殊召喚して墓地の『大嵐』を――』

「手札から《エフェクト・ヴェーラー》の効果を発動、このカードは相手メインフェイズに手札から墓地に送り、相手フィールドの効果モンスター1体の効果をターン終了時まで無効にする」

『……シンクロモンスターを抜いたのならば入ってないと思ったが――いや、シンクロをしなくても入れる価値あるか、良いな、そのカード』

 

 《混沌の黒魔術師》の効果で『大嵐』を回収出来なかった事よりも、『混沌』は《エフェクト・ヴェーラー》の有用性に目が行き、率直の意見を述べる。

 だが、これで『大嵐』の回収が止められ、『彼』の魔法・罠ゾーンのカードを一掃する機会をまたしても失った。――まだ『ハーピィの羽根帚』がデッキの中に眠っているが、引けない全体駆除に意味はあるまい。

 

「――以前は手を焼きましたが、《混沌の黒魔術師》では『時械神』には到底抗えまい」

『《混沌の黒魔術師》ではね――墓地の光属性《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》と闇属性《処刑人-マキュラ》を除外し、手札から《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》を特殊召喚する!』

 

 ???

 LP600

 手札3→2→3→2→5→3→2→8→7→8→7→6

 《混沌の黒魔術師》星8/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2600

 《混沌の黒魔術師》星8/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2600

 《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》星8/光属性/戦士族/攻3000/守2500

 魔法・罠カード

  無し

 

『《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》の効果発動! このターンのこのカードの攻撃権を放棄する代わりにフィールド上のモンスター1体を選択してゲームから除外する。私が選択するのは《時械神ハイロン》だ。次元の彼方に消え去れッ!』

「っ……!?」

 

 無敵の『時械神』も除外効果には抗えず――これで『彼』の場ががら空きとなった。伏せられた罠カードも無い。

 このデュエルにおける勝機は今この時しかあるまい――!

 幸いにも2体の《混沌の黒魔術師》の攻撃力の合計は5600、今の『彼』を一回の戦闘で屠れる量だ――。

 

『バトル! 2体の《混沌の黒魔術師》でダイレクトアタック!』

「――手札から、罠カード『女教皇の錫杖』を発動、このカードは自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、手札から発動する事が出来る」

『手札から罠カードだとっ!?』

 

 《処刑人-マキュラ》の効果で手札から罠を使っておいての熱いブーメランである。

 

「モンスターの攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了される。そしてそのモンスターのプレイヤーに500ポイントのダメージを与える」

 

 ???

 LP600→100

 

 そして、あの『混沌』が相手のライフを1すら削れずに残りライフ100という鉄壁状態になる。

 

「――これで貴方の残りライフは100、風前の灯火ですね」

『何の、まだまだ! ライフが1でも残っていれば問題無い――此処は勝ち誇る場面ではなく、此処で仕留め切れなかった事を悔やむ場面さ』

 

 とは言え、ダイレクトアタックに反応してバトルフェイズを終わらせると共にバーン効果もある罠カードがあるとなると、他にもバーンカードがあると見て間違い無いだろう。

 守勢は苦手極まるが、やらないと死ぬ。ならば――。

 

 

『場の3体のモンスターを生贄に――『神』を見せてやろう、降臨せよ《オシリスの天空竜》!』

 

 

 《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》と《混沌の黒魔術師》2体をリリースし、デュエルモンスターズの最古の『神』が降臨する。

 

『このカードを通常召喚する場合、3体のモンスターを生贄にして召喚しなければならない。このカードの召喚は無効化されない。このカードの召喚時には魔法・罠・モンスターの効果は発動出来ない。――『三幻神』が一柱《オシリスの天空竜》の攻撃力・守備力は自身の手札の枚数×1000となる』

「攻撃力5000……! ですが、攻撃力が高いだけでは『時械神』は突破出来ません」

 

 無論、その通りである。だが、今回の使い道はそれではない。

 

『《混沌の黒魔術師》はフィールドから離れた時、自身の効果で除外される。――私は、

うー……、魔法カード『強欲な壺』を発動、デッキから2枚ドローする』

「永続罠『便乗』の効果で2枚ドロー」

 

 散々悩んだ末に『混沌』は最後に万能のドローカード『強欲な壺』を使用し――。

 

『カードを1枚伏せてターンエンド』

 

 ???

 LP600→100

 手札6→5→4→6→5

 《オシリスの天空竜》星10/神属性/幻神獣族/攻?→5000/守?→5000

 魔法・罠カード

  伏せカード1枚

 

「私のターン、これがラストターンです――ドロー!」

 

 Z-ONE

 LP5400

 手札1→3→5→7→6→5→7→8

  無し

 魔法・罠カード

  永続罠『便乗』

  永続罠『虚無械アイン』

 

「永続罠『虚無械アイン』の効果で《時械神ラツィオン》をアドバンス召喚」

 

 即座に繰り出されるは第三の『時械神』、炎を纏う、鏡面に歴戦の兵が浮かぶ機械仕掛けの天使であり――。

 

 Z-ONE

 LP5400

 手札8→7

 《時械神ラツィオン》星10/炎属性/天使族/攻0/守0

 魔法・罠カード

  永続罠『便乗』

  永続罠『虚無械アイン』

 

「更に自分の魔法・罠ゾーンに表側表示で存在する永続罠『虚無械アイン』を墓地に送る事で永続罠『無限械アイン・ソフ』を発動! 手札のレベル10以上のモンスターを特殊召喚する事が出来る」

『……あれ? 『時械神』にはフィールドにある時、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない共通効果があった筈だが?』

「このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する場合、『時械神』と名のつくモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない効果を無効になる」

『んな!? 『時械神』のあってないようなデメリット、もろに消えてるじゃないかっ!』

 

 これにより、1体だけでも反則極まる『時械神』を大量展開出来る事を意味しており――。

 

「ただし、自分フィールド上のモンスターの攻撃力は全て0となる――現われろ《時械神サンダイオン》」

 

 遂に現れるは最強の『時械神』、迸る稲妻纏う機械仕掛けの天使が雄叫びと共に現れる。

 

 Z-ONE

 LP5400

 手札7→6→5

 《時械神ラツィオン》星10/炎属性/天使族/攻0/守0

 《時械神サンダイオン》 星10/光属性/天使族/攻4000→0/守4000

 魔法・罠カード

  永続罠『便乗』

  永続罠『無限械アイン・ソフ』

 

「バトル――」

『の前に、速攻魔法『神秘の中華なべ』発動! 自分フィールド上のモンスター1体を生贄に捧げ、そのモンスターの攻撃力か守備力を選択し、その数値だけ自分のライフを回復させる。私が選択するのは《オシリスの天空竜》、よって5000ライフ回復する!』

 

 さくっと《オシリスの天空竜》をクッキングし、バトルフェイズに以降する前に自身のライフに変える。

 『時械神』が万能の耐性で効果を押し付けてくる以上、戦闘を行わせない効果を持つモンスター以外、壁にすらならない。

 

 だが、それでも超大型モンスターをこんなにもあっさりと――。

 

 ???

 LP100→5100

 

「自ら『神』を生贄に捧げた……!? ――っ、《時械神ラツィオン》で攻撃、効果発動。このカードが戦闘を行った場合、相手フィールド上に存在するモンスターと相手の墓地に存在するカードを全てデッキに戻してシャッフルする。相手がドローフェイズにドローした時、1000ポイントのダメージを与える」

『げっ、墓地アドが全て吹っ飛ぶのか……!?』

 

 墓地にあった10枚以上のカードがデッキに戻り、これが一番の痛手だと『混沌』は痛感する。

 墓地とは第二の手札、それを白紙にしてしまえるこの効果がどれほどのアドバンテージを奪えるか、語るまでもない。

 

「《時械神サンダイオン》で攻撃、効果発動。このカードが戦闘を行った場合、相手に4000ポイントのダメージを与える」

『何だと!? ぐぅぅぅ――!?』

 

 ???

 LP5100→1100

 

 まさかの初期ライフポイント分のバーンダメージを受けて、『混沌』は大きく仰け反る。

 だが、それを実行した『彼』に安堵は無く、此処で仕留め切れなかった無念の方が大きかった。

 

 ――『混沌』が散々出し渋った『強欲の壺』で手札を増やしていなければ、次の『混沌』のドローフェイズで《時械神ラツィオン》のバーンダメージで終わっていた。

 

 

『――危ない危ない。まさかバーンダメージで一気に4000食らうとは思わなんだ』

 

 

 完全な初見殺しでありながら、何の未練無く最上級モンスターを『神秘の中華なべ』の生贄にした『混沌』のタクティクス――やはりこの決闘者はカード単体の異常極まるパワーにのみ頼った決闘者でないと、改めて実感する。

 

「……これも凌ぎましたか。ターンエンド」

『私のターン、ドロー』

「この瞬間、《時械神ラツィオン》の効果で1000ポイントのダメージを与える」

 

 ???

 LP1100→100

 

 再び鉄壁のライフに入り、『混沌』はしばし考える。

 『彼』の手札は5枚、伏せなかった事から罠カードではなく、魔法カードかモンスターカード、いや、手札から罠カードなんて前例があった事から欠片も安心出来ない。

 『彼』の手札にある手札から発動可能な罠カードの条件に引っかかっただけで即死する未来が見える。

 

 ???

 LP100→5100→1100→100

 手札5→6

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 

 とは言え、今の『混沌』の手札には打開手段は無く、今、引いたカードを苦々しく見る。

 普段ならば頼もしいカードだが、今、使うのは――いや、使わなければ負けるのならば使って掴める可能性に賭ける。

 

『魔法カード『天使の施し』を発動、3枚ドローして2枚捨てる』

「永続罠『便乗』の効果で2枚ドロー。……無駄です、貴方が自身の勝利の可能性に手を伸ばしてドローする事は、逆にこのデュエルを終わらせる敗北の可能性を私に引かせる事に他ならない」

 

 今の『混沌』は茨の道を傷つきながら突き進む修道者のようなもの、無いに等しい『希望』を求めて破滅していく様は何処か己に重なるものがあり、見てられない。

 

 

『――だから、全ては無駄だから足掻くな、と? これは妙な話だ。最も『運命』に抗い続けている男からそんな言葉が出るとはね』

 

 

 全てが無駄だと簡単に悟れたのならば、どれほど楽だっただろうか。

 全てが無駄だと諦めてしまえれば、どれほど楽だっただろうか――唯一人、本当に人類最後の人間となっても『彼』は諦めなかった。諦め切れなかった。何故ならば――。

 

 

『それならば、私はこう言い返さなければならない。――『アーク・クレイドル』を『ネオ童実野シティ』に落として元凶の『モーメント』を消し去っても、人々の心が変わらない限り君の辿った破滅の歴史は何一つ変わらない。無駄な足掻きはやめてしまえ、と――』

 

 

 『混沌』はまるで写し鏡のように、『彼』の奥底に封じられていた最悪の仮定を眼下に暴き出す。

 ――例え、世界の破滅の元凶たる『モーメント』を消し去っても、人々の心が悪意に歪むのならば、結末は同じではないだろうか。それならば、未来は『彼』が辿ったモノと何一つ変わらないだろう。

 

「――っ、そんな筈は……!」

『君も気づいているのだろう? この方法では『歴史』は変えれないと――惜しむべきは時間が無かった事か』

 

 ――『彼』の身は、最早限界だった。あらゆる延命処置を施され、仲間達の遺志を胸に抗い続けた『彼』も、寿命には逆らえない。――そう、『彼』はあくまでも人間に過ぎない。

 今の『彼』に、自らの手で成長を促した最後の『希望』――『チーム5D's』の行く末を見届ける猶予など残されていなかった。

 

『――君は確かに強い。でもその強さは……悲しいかな、君個人としての強さだ。そんなもの、どれほど強くても『世界』は変えられない。そんなちっぽけな強さは何処まで行っても単なる独り善がりに過ぎない』

 

 それは『混沌』自身にも言える事であり、実感を伴って語られる。

 

『君の期待する『英雄』が君の絶望を超えるか、君の絶望を前に屈するかはこれからの楽しみだが――先達として一つ、道を指し示そう』

 

 そう、この世界に現れた『混沌』の目的は二つ。『彼』が導いて成長した『チーム5D's』、その決闘者達と相見える事、そして――。

 

 

『――これから見せるのは私一人の力ではない。唯一人のちっぽけな私を打ち破った決闘者から貰った『希望』の力だ!』

 

 

 今も迷える一人の決闘者に、一筋の流星の如き『希望』を照らす為に――。

 

『『天使の施し』で墓地に落とした《処刑人-マキュラ》の効果で私はこのターン、罠カードを手札から発動出来る! 私は『第六感』を2枚発動! 共に5・6を宣言する!』

「此処で更にドロー加速だと……!?」

 

 捨て身の覚悟で『混沌』は更なるドロー加速を行い、二つの賽の目が振られ、ぶつかり合いながら回っていく。

 

 ――長らく回り続けた後、もう一回衝突して二つの賽はぴたりと止まり――。

 

『出た目は5・6、よって11枚ドロー!』

「……っ、『便乗』の効果で4枚ドロー……!」

 

 これで両者共に手札が10枚を超えるという、いつ決着がついてもおかしくない世紀末な状態に突入する。

 

『永続魔法『魔力倹約術』を発動! 魔法カードを発動する為に支払うライフポイントが必要無くなる。そして魔法カード『次元融合』発動! 2000ライフの支払いを踏み倒し、効果発動! お互いに除外されたモンスターをそれぞれのフィールド上に可能な限り特殊召喚する! 私は除外された《混沌の黒魔術師》2体と《処刑人-マキュラ》を特殊召喚する! 《混沌の黒魔術師》の効果で『次元融合』と『天使の施し』を回収する』

 

 そして除外されていた3体のモンスター――残り1体の《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》は蘇生条件を満たしてないので特殊召喚出来ない――が『混沌』の場に帰還する。

 

「……っ、《時械神ラツィオン》の効果は除外ゾーンには及ばない、か……! 私は除外されていた《時械神ハイロン》を特殊召喚する……!」

 

 『彼』の場にも《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》の効果で除外されていた《時械神ラツィオン》が帰還し――。

 

『そして3体のモンスターを生贄に――二度降臨せよ《オシリスの天空竜》!』

 

 世界に轟かんばかりの雄叫びをあげて、赤き巨竜は再び復活の咆哮をあげた。

 

 ???

 LP100

 手札6→5→8→6→5→4→15→14→13→15→14

 《オシリスの天空竜》星10/神属性/幻神獣族/攻?→14000/守?→14000

 魔法・罠カード

  永続魔法『魔力倹約術』

 

『速攻魔法『神秘の中華なべ』発動、《オシリスの天空竜》を生贄に捧げて13000回復する』

 

 ???

 LP100→13100

 

 次なる勝利の布石の為に《オシリスの天空竜》は我が身を捧げて、『混沌』はライフを危険域から大量回復させる。

 

 ――だが、残念な事に、このターンでこのデュエルに決着をつけるカードは呼び込めなかった。

 

 沈痛な面持ちで、『混沌』はカードを伏せる。

 それはつまり、13枚まで手札を増やした『彼』の絶死間違い無しの猛攻を耐える必要があるという事――。

 

『……4枚伏せてターンエンド――エンドフェイズ時、手札が6枚になるまでカードを捨てる』

 

 ???

 LP100→13100

 手札14→13→9→6

  無し

 魔法・罠カード

  永続魔法『魔力倹約術』

  伏せカード4枚

 

 

 


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