ギルガメッシュになった男   作:狂った機械人形

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英雄王の怒り

 

「ふむ、嬢ちゃんが新しく住む者か……儂は李書文という」

「白音です、よろしくお願いします」

ギルガメッシュの住宅で、一人の老人と白音が出会っている頃

 

ーーー

 

「貴様ら…………」

ギルガメッシュは北欧のとある土地にいた、そのとある土地でギルガメッシュの赤き双眸は怒りに燃えていた

「殺す」

その言葉と共にギルガメッシュの後ろから様々な原典が出現する

「な、なぜだ!何故こんなとこ!」

一人の男の首が落ち、噴水の如く血が吹き出す

「ふん、貴様の血で汚れてしまった、手入れをせねば」

「英雄王 ギルガメッシュ……な、ななな何故、此処に」

「クドい!貴様の所業を見せてもらった、まるで塵芥の様な考え、幼子達を殺そうとする浅はかな考えよ!どんな原典より宝である子を殺そうとする!その性根が気に食わん!」

ギルガメッシュの言葉と共に、原典の槍や剣などは牙を向けようとした、次の瞬間

「お待ち下さい、英雄王」

「………貴様は」

「司祭枢機卿ヴァスコ・ストラーダと言います」

ギルガメッシュはその名に聞き覚えがあった

確か、歴代デュランダル使いの中でもローランに匹敵する武人であり人格者と話を聞いていた

「おお!ストラーダ様!お助け……」

数名の神父がストラーダに助けを求めるが

「えっ?」

「があっ!」

「アバッ!」

ストラーダの一閃で血飛沫をあげながら倒れていった

「見事だ、ヴァスコ・ストラーダ…レプリカのレプリカでありながら、その扱い……素晴らしい腕の持ち主だ」

「…いえ、此方の不手際に手を煩わせてしまい申し訳ありません」

「奴が見たら、部下にしたがるだろうな」

ギルガメッシュの脳内には、王の軍勢を率いた人の身で限界を目指した王の顔が現れる

「……まあ良い、ヴァスコ・ストラーダ……教会及び天界に伝えろ……次に宝である子が犠牲になる様な事があれば……」

ギルガメッシュの手にとある剣が握られる、ストラーダはその剣が何か直ぐに分かった

「貴様らの首を撥ね飛ばすと……」

ギルガメッシュはそう言うと、絶世の名剣(デュランダル)を振るい辺りの一面の雪を飛ばした

「……わかりました、その様に報告させてもらいます」

「………さらばだ」

ギルガメッシュはその様に言うとその場から姿を消した

 

ーーー

 

ギルガメッシュの屋敷にて

「先生」

「先生?儂がか?」

「駄目ですか?」

「呵々、儂が先生か……しかし、嬢ちゃん……何故強くなりたい?」

李書文と白音は屋敷の門の前で、話していた

「私……凄く弱いんです、姉様に守られていて……今はギルさんに守られているから……」

「……そうか、力が欲しいのか?」

「はい……」

「言っておくが、今から儂が教えるのは殺しの技……殺せば憎まれるし恐れられる…その覚悟はあるのか?」

李書文がそう言うと、白音は

「はい…その事は分かっています…」

「よろしい、先ずは気の使い方から教えていこうかの!」

白音は自分を守る為に、自分を強くする為に

門番 李書文に弟子入りしたのであった





まあ、ギルガメッシュの陣営はこんな感じ

・ギルガメッシュ
・李書文
・白音

因みに李書文は作者の憧れの人物でもあります

因みに出した理由は、出したかったんです…すみません

この作品の李書文は晩年の姿と思って下さい

それでは、読んでいただきありがとうございます

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