「おめでとうございま〜す!」
「えっ?」
パンッ!パンッ!というクラッカーの音に驚く男とその男を祝福するかの様にクラッカーを鳴らす女がいた
「えっ?何が?」
「貴方は神様が『暇だから、魂の数を数えるお』と言って数えて百個目の方なんです」
事情が分からない男は目の前の女から説明を受けた
「で、神様は『10になったら10人目の奴の魂を好きな奴に転生させるお、百人目の奴は僕からのプレゼントという事で、ちょっとだけ手を加えるお』と言っておられたのです」
ふーん、と男は考える、自分が好きな奴に転生出来ると聞き迷わず
「ギルガメッシュになりたい」
「え?英雄王に?」
「うん、善と悪を兼ね備えた彼になってみたいなって……無理ですか?」
男は、女に言うと女は携帯電話を取り出して何処かにかけて話し始め、終わると
「神様が良いって言っています、逆に『チートをくれとか、ニコポナデポをくれとか、銀髪イケメンにしてくれ、とかの方々よりはマシだお』と言っていますからね」
女の言葉を聞き、男は神様も忙しいんだなと感じる
「そういえば、僕が百人目という事は、他の方々もいるんですよね」
「はい、一人目の方はガンダムSEEDの世界、二人目の方は東方projectの世界、三人目の方は仮面ライダー龍騎の世界、四人目の方はインフィニット・ストラトスの世界、五人目の方も東方projectの世界、六人目の方は初代アーマードコアの世界、七人目の方はソードアート・オンラインの世界、八人目はジョジョの奇妙な冒険の世界、九人目の方はハイスクールD×Dの世界でした」
男は苦笑いを浮かべた、ガンダムSEEDの世界は主人公がチートだし、東方projectの世界は強いて言えば弱肉強食、仮面ライダー龍騎の世界は戦っても生き残れない、アーマードコアの世界は…イレギュラー=⑨からの処刑、ソードアート・オンラインの世界はデスゲーム、ジョジョの奇妙な冒険の世界は変にチート揃いだ
「因みに結末を聞きます?」
女の言葉に男はうなづき、聞く事にした
〜説明中〜
「九人目を除いて、死んだんですか」
「はい、主人公と戦い死んだ者、主人公の怒りを買い死んだ者などです、九人目は頭が良かった様ですがゲロ以下の臭いを持つような人間です、彼も時期に死ぬでしょう」
男は話を聞いた後、考えて思いつき、女に話した
「目隠しして、ルーレットを回す?……良い考えですね」
女は男の案を採用、直ぐに準備した
「良いですか?何処に言っても貴方が可笑しくない世界にしました」
「ありがとうございます、それでは回します」
男はそう言って、ルーレットを勢い良く回した
「おっ!どれになるんでしょうかね」
男は見えていないので、ワクワクしていた
「あーうん…頑張って下さいね」
「えっ?」
と女に言われると男の姿はその場から消えた
「神様、送りましたよ」
『ブヒャヒャヒャwwwwwお疲れwwwww』
殺してぇ……と女の中に声に殺意が芽吹く
『で、十人目の奴は何処に行ったんだお、教えて欲しいお』
「九人目と同じハイスクールD×Dです」
『ブヒャヒャヒャwwwwwマジかwwwwwあのwwwwwわがままwwwwwニートwwwと一緒wwwww』
「チッ……誰が調整して送ったと……」
『いやいや、お前さんには感謝してるんだお、感謝感謝だお』
「…………それでは、他の魂の移動を始めます」
『ゴメwwwww具合がwwwww悪いwwwww』
「死ね」
『ちょwwwww』
女は耳を触り、何かを切って仕事に戻っていった
始まりはこんな感じ