「模擬戦?」
「そうだ。お前達四人での連携を高める為の模擬戦だ」
放課後、千冬姉に呼び出され何事かと思もうや否や、唐突な模擬戦の強要。しかも代表候補専用機持ち全員。
連携を高める為とは言っているが、俺達四人が一斉に連携を取るなんてことは考えたこともない。連携なんて、精々先のタッグマッチでツーマンセル行動をしたときぐらい。この先も必要なのかどうか正直微妙なところ。
そんなことは勿論千冬姉相手では迂闊に言えない。しかも既に模擬戦は決定事項であるようだから、今さら何を言ったところで覆ることはない。模擬戦事態は自分の糧となるから嫌ではないが、こう此方の都合を無視して勝手に決められるのは姉とはいえ多少はムッとなる。
「......目的はわかりましたけど肝心の相手はどなたなのでしょうか? 私達四人を同時に相手に模擬戦など、織斑先生達以外考えられないのですが」
セシリアの言う通りだ。四人同時相手などまともに出来るのは千冬姉ぐらいしかやって退けれらないだろう。山田先生も以前に鈴とセシリアの二人を撃退したけど、流石に四人となると無理があるはずだけど。なのに山田先生はおろか、千冬姉も模擬戦をするよう格好ではなく、普段の仕事着のままだ。
「うってつけ......とは言わないが快く引き受けてくれた奴がいてな」
千冬姉達の背後のピットのゲートが開かれ中からは、授業などにも使われている訓練機の『打鉄』が飛び出し、地上に降りてきた。その打鉄には俺達もよく知っている人が乗っていた。
「相手はレイヴンだ」
AC操縦時に来ている対Gスーツを着込んだレイヴンさん。ISに乗っているレイヴンさんは、ACに乗っている時とは違う。幾らレイヴンさんとはいえ、ISでは流石に四人同時相手など無理がある。況してや機体は訓練機として使われている打鉄。完全に訓練用と成り下がっている機体で専用機を相手にするには力不足。のはずなのだが、この場にいる全員が「この男ならば或いは」と思わずにはいられない。
レイヴンさんが持つ独特な雰囲気。一人で戦局を左右させてしまう。或いはそれだけの信頼と期待を寄せてしまうかのようなモノを持っている。
そしてこの人はそれを実行するだけの力があった。戦闘に置いては完璧なまでの結果を叩き出してしまう。たった一回の戦闘しか見たことが無かったが、その一回で充分すぎるモノを見てしまった。だからたった一回の戦闘風景で俺達にそこまで思わせている。
「知っての通りだがレイヴンはISでの戦闘経験が少ない。適正もとても低い。だからと言って手を抜けば負けるぞ。本気でやれ」
低い適正。ISを動かす上で適正数値は最重要要素になってくる。低い適正数値では行動も限られ、満足に機体を動かすことなど出来ない。その状態で戦闘するなど論外。なのにこの人は動かし、千冬姉とも互角に戦ったと聞く。低い適正で華やかな戦績を残す。矛盾しているはずなのに。
「レイヴン......お前も全力でやってくれ。それがあいつらの為にもなる」
考えてみればこれが俺達にとってはレイヴンさんと戦う初めての機会。見ているだけでもとてつもない力を体感させられた。それが今度は生で味わえる。この人の力をこの身で体験することが出来る。勝てる未来が想像できないが、嬉しさの余りに武者震いが止まらない。この人に俺達の力がどこまで通用するか知りたくてしょうがなかった。
「時間は30分。その間にレイヴンのエネルギーをゼロにしろ。分かったらさっさと準備をしろ」
「どっかの馬鹿共が馬鹿騒ぎを起こしまくっているせいで、録な授業や訓練が出来ていなかったからな」
そう告げる千冬姉の顔は笑っているが眉間には皺が寄せられ、マンガ的表現の怒りマークが目に見えずとも手に取るように分かる。
どうやらここ最近のレイヴンさん関係の騒動に堪忍袋が切れ掛けていたようだ。
こうして俺達とレイヴンさんとの戦いの火蓋が切って落とされた。この模擬戦はどこからか知らないが人づてに回されていき、アリーナには大勢の観客が押し掛けてきていた。千冬姉達も諦めたのか生徒達の立ち会いを認め、さながら公式の試合のような形となっていた。
◆ ◆ ◆
「速いっ!」
織斑に誘いを受けて試合を受けてみたのだが、この状況......いつぞやの『カーパルス』とやらの出来事が浮かび上がる。あの出来事も今のような一対複数。オールドキングが撃墜され一人となった自分と『セレン・ヘイズ』及び企業連側が召集したリンクス達。
俺ではなく『自分』が体験した過去の出来事。当事者の自分がどのような心境だったのかは知るよしもない。
それに限らず一対複数や連続戦闘など数えたらキリがない程こなしてきた。今さら慌てたりはしない。
地面を滑空しながらセシリア・オルコットの手に握られているレーザーライフルの射撃を避ける。ハイパーセンサーで驚異的な視覚の恩恵を預かれるのだから、予備動作まで手に取るようにわかる。後は避ければいいだけのこと。
「まさか......撃つ前から避けているの....?」
「銃身が向いた途端に回避動作に......!」
狙撃の合間を狙って凰鈴音が迫ってくる。確りと狙撃の間を抜けてきている辺り、狙撃手のセシリア・オルコットの腕とそれを当たらないように動く凰鈴音の操縦技術も良いのかもしれないが、それ以上に互いを信頼しきっている。両者共に呼吸を合わせ互いが互いの妨害にならないようにしている。
連携の連度は高い。互いに信頼できる仲間が近くにいる。羨ましいことだ。一時は僚機となっていても次に合間見える時は敵になっていることなど珍しくないからな。
接近する凰鈴音だが、あの機体の攻撃手段は少ない。手数の少なさをパワーで補っているようだ。エネルギーをチャージしているか否かでどのような攻撃をしてくるかは手に取るように分かる。
奴はブレードを選んだ。だったらその手を封じてしまえば良い。
ブレードが来ることを分かっていた俺は右手を伸ばし、降り下ろされる前にブレードの握り手を掴んだ。
「これじゃあ狙えない」
今の俺は凰鈴音に密着するような形になっている。両手を両手で鬱ぎ簡単に振りほどかれないように。こうすることにより射撃重視のシャルロット・デュノアとセシリア・オルコットの攻撃を封じれる。同士討ちを避けたい心理を利用してな。
「鈴そのまま引き付けてろ」
迫り来るは黄色色の砲弾レールカノン。俺と凰鈴音諸とも攻撃してきたか。中々思いきったことをする。
無様に攻撃を受ける訳にもいかない。拘束していた両手を離し、レールカノンの直撃を免れる。同時に拘束から解放された凰鈴音もレールカノンを回避。が、直後に攻撃をしてきたラウラ・ボーデヴィッヒに対し文句をぶちまける。
「アンタ私ごとぶっ飛ばす気だったでしょ!」
「結果的に避けれたから良かったではないか。それにあのまま硬直状態でも埒が空かない」
「何処に味方諸とも吹き飛ばそうとする奴がいるのよ! 連携の意味無いじゃない!」
凰鈴音は不満しか抱いていないが、あれはラウラ・ボーデヴィッヒなりの奇策だったのだろう。通常ならば凰鈴音の言う通り味方諸とも相手を撃つことなど常識的に考えても早々に起こり得ることではない。それこそ『騙して悪いが』のようなことがなければだが。
だが、逆を突けばそういった常識に囚われたところに隙が生まれる。結果的に上手くいきはしなかったが、策とすれば上々。
ラウラ・ボーデヴィッヒも味方を巻き込むようなことは望んでいないはず。凰鈴音が確実に拘束を振りほどき回避出来るだろうという一種の信頼の証。
攻撃前に掛け声など掛けずに互いのタイミングで攻撃を合わせることが望ましいが、そこまでの練度でもなければ確固たる信頼があるわけでもないのだろう。
「そこっ!」
自由になった俺を見逃してくれるわけもなく、追撃のセシリア・オルコット、シャルロット・デュノアの二人による面による射撃に晒される。
ガトリングによる掃射の合間を狙うセシリア・オルコットの精密狙撃。シャルロット・デュノアの掃射で移動の予測がつきやくすく、狙撃機本来のサポートの役割が容易に行える。
しかし精密すぎる素直な射撃はコンピューターにも予測しやすい。弾のばらつきがなく、一発一発が直進の間隔が空いている為、弾速が速かろうが射撃後でも避けようと思えば避けれる。スナイパーキャノン並のアウトレンジからの射撃ならば話はまた違ってくるが。
「お行きなさいブルーティアーズ!」
どうやら自身が行動しながらでもビットを操れるようになっているようだ。
それでも『ウォーターバザード』やその他レイヴン達の『EO』で馴れている。
思考制御とは言うもののある程度のパターン化しているビット兵器など恐るるに足りない。
傭兵は持ち前の勘を駆使しつつビット兵器による四方からの攻撃を最低限の動きで避けていく。更にはビットを踏み台にし、ACでの壁蹴りを擬似的にISで空中で披露して魅せる。
「ビットを踏み台に!?」
次々とビットを踏み台に推進力を得る傭兵のISは掃射を続けるシャルロット・デュノアを正面に捉え、掃射に臆することなく突撃し始める。
「この弾幕を前に正面からなんて舐められたものだね」
重火器に相応しい轟音を轟かせ、それから発射される弾の発射火薬の燃焼によるマズルフラッシュが、その重火器が重火器たる所以を物語る。一分間で千をも優に越える発射数の性能を誇るファラクンス。
重々しい見た目通りの威力を持つこの武器は生身でなくとも人間相手ならば瞬時に細切れにすることなど雑作もない。
本来ならば人に向けて使うような口径の武器ではない。分隊支援火器として似たような兵器は歩兵用で存在するが、これはその武器よりも更に凶悪。それこそ軽装甲車両等に対して行使される暴力。
いかにISのSEが有る限り操縦者にダメージが及ばないとは言え、被弾時のその衝撃は時に耐え難いものともなる。
ISのパワーアシストにより連続した射撃もある程度ならば銃口を安定させ、弾のばらつきを軽減してはくれるものの、全てを打ち消すことは出来ない。
況してや二挺ものファラクンスを同時に扱っているとなれば、シャルロット・デュノア自身の動きを制限されるのも頷ける。
発射の衝撃で銃口が遊ばないよう体を固定させるためにも、シャルロット・デュノアはその場から動けずにいる。
ISの防音機能がなければとうに耳の鼓膜がイカれている。
故に焦っている。これほどの凶悪な暴力を前に正面から向かってくる傭兵に。
「まだ来る......」
5人の専用機持ちを相手に量産機1機のみで戦う傭兵。彼女らの機体の性能と傭兵のリヴァイブの性能の差は歴然。基本スペックからSEの何から何までが。
傭兵は被弾こそしていないが、回避の為に連続した瞬時加速を幾度となく用いているため、既にSEの残量は心もとない。
SEが切れれば絶対防御を残し操縦者の身を守る機能は失われる。それが意味するのは確実な死の第一歩。この弾丸の吹雪の中でSEが切れれば傭兵の運命はISと共にサイコロステーキになる他ない。
そんなことを理解できない傭兵ではない。では何故傭兵が無鉄砲とも思える突撃をするのか。それは傭兵には絶対的に裏打ちされた自身があるからである。
傭兵はこの弾丸の吹雪をしのぎシャルロット・デュノアへ一撃を与える明確な
「くっ!」
尚も実体盾を構えながら突っ込んでくる傭兵に痺れを切らしたのか、射撃を取り止めたシャルロット・デュノアはファラクンスを投げ捨て自身のISの隠し武器でもある
盾を前面に構え全体を覆うようにしている傭兵からシャルロット・デュノアの姿は視界に入らない。
ラピッドスイッチ。
シャルロット・デュノアのラファール・リヴァイブⅡの得意技。拡張領域内の武装を任意に瞬時に切り替えれる機能。
その気になれば敵の目には、いつ武器を取り出したのかを認識させない。
シャルロット・デュノアが武器を瞬時に切り替えたことに傭兵は気付いていない。気付いていなかったのだが、
目を疑うシャルロット・デュノア。そこへリヴァイブⅡのハイパーセンサー越しに敵機の警報音を耳にする。
頭上を見上げると太陽光を背にした傭兵のラファールが特注品の実体ブレードを片手に落下してきている。ブレードで切り下げの姿勢に入っている傭兵。シャルロット・デュノアは傭兵を認識してからの体の反応が遅れたことで防御も回避動作にも移れずにいる。
「下がれシャルロット」
そんな両者の間に割ってきたのはシュヴァルツァ・レーゲンとラウラ・ボーデヴィッヒ。レーゲンは傭兵の動きを止める為に、即座に『AIC』を展開。慣性制御システムのAICにより傭兵の動きが止まる。
この隙にシャルロット・デュノアは距離を置き、絶好のチャンスを逃すまいとセシリア・オルコットと凰鈴音の両名は、ほぼ同時に攻撃。レーザーライフルと不可視の龍砲が傭兵に向かっていく。
ここぞと謂わんばかりの攻撃にも傭兵は冷静に対応。ラファールによる瞬時加速を二段階にして行う二段階瞬時加速、それも連続した瞬時加速を行うことでレーゲンのAICを無理矢理、強引に力業で突破。
「なにっ!」
AICを力業で突破されたことに驚きの色を隠せないラウラ・ボーデヴィッヒであったが、脱力して姿勢を崩すことでブレードの直撃は免れた。
傭兵の真後ろに着弾する龍砲とレーザーライフル。今一歩の所で届くことはなかった。
空振りに終わったブレード。機体が地面への着地により生ずるコンマ数秒の硬直が傭兵の僅かな隙となる。
AC乗りにとってエネルギー切れによるチャージングや無用心な地面への着地は背後を取られやすく避けねばならない鉄則のようなモノ。
そこへ今の今まで様子見だった織斑一夏が傭兵の背後を奇襲する。高速状態で傭兵の動きについて行っていた織斑一夏はずっと機会を伺っていた。確実に自分の間合いで攻撃が当たるのを。
俗に『ドスン着地』と呼ばれる隙をつく織斑一夏の零落白夜。蒼白く発光するエネルギーの刃を右手バックハンドで振り抜く。
ところが織斑一夏が斬ったのは空であった。
二段階瞬時加速で目の前から消え失せた傭兵は二段階瞬時加速で得た推進力を更に二段階瞬時加速を行うことでキャンセルし、逆に織斑一夏の背後をとることになった。
先程のシャルロット・デュノア同様に傭兵の行動に反応が取れない。時が恒久に緩慢に流れる錯覚を得ながら徐々に傭兵の方を向く。そこには眼前に迫る傭兵と実体ブレード。
(直撃!!)
覚悟を決める織斑一夏。傭兵の動きについていく余りに白式のエネルギーは底を尽きかけていた。ブレードが直撃すれば織斑一夏は脱落となる。
まだかまだかと攻撃に備える織斑一夏。一瞬の出来事なのに一向に訪れないことに不審に感じ、薄目を開くと傭兵のラファールのブレードが首筋ピッタリ1cm程度の所で止まっており、行動が停止していた。
停止した傭兵の頭上には
実のところ織斑一夏にカウンターを仕掛けようとしたところで傭兵のラファールのエネルギーは切れていた。
無理もない。立て続けにエネルギー消耗の激しい瞬時加速並びに更に消耗する二段階瞬時加速を併用すればエネルギーなどあっという間に底を尽く。
今回のような純粋な試合ならば傭兵の負け。しかしこれが実戦であればどうだったか。また結果は違ったかもしれない。
事実、彼女らは傭兵に一撃も与えることが出来なかったのだから。この事実が意味することが理解できない彼女達ではない。
『模擬戦の時間5分ジャスト。5人を相手に量産機でここまで出来るのはお前ぐらいだろう』
『お前達はもう少し立ち回りと連携を磨く必要があるな
』
監視員の織斑千冬による簡単な批評を受け傭兵と少女達は待機室へと戻っていく。戻っていく少女達の表情からは自信喪失以外読み取れない。
◆ ◆ ◆
「悔しい! あの社会不適合者に手も足も出ないなんて!」
「試合に勝って勝負に負けたと言ったところですわね」
「もし、あいつが私達と同じように専用機持ちだったことを考えると......」
「戦闘になると本当に人が変わるんだね」
代表候補生としてのプライドを完膚なきまでに打ちのめされた少女達はいじけている。
「あいついつか倒す!」
「偏向射撃さえ使えるようになれば......」
「もっと手数と正確性を」
「決定力不足か......」
転んでも只では起きないのが代表候補生。伊達に国から選出されているわけではなかった。各々が各々の反省点を見つけれることが出来ただけ、この模擬戦に意味があったと言えよう。
「あれが......ドミナント......」
ただ一人織斑一夏だけは別のことを視ていた。直接傭兵の口から耳にしたわけではないが、以前傭兵から情報を得ていた織斑千冬からドミナントなる存在を聞いていたのだ。
それが一体全体何なのかはハッキリとは理解できないが、朧気にそれが傭兵のような者であるということだけは理解していた。
「言いたいことやしたいことはあるとは思うが、今日はゆっくり休んで明日に備えろ」
多くは語らない傭兵は退出する織斑千冬の後をそっとついていく。
「あれで本当に適性がC-の低適性なのが信じられない」
「ACに乗っていたとはいえ、それだけでISを意のままに操れるものなのかな?」
「ACに中にISのような思考操作を必要とした物があったのかもしれないな。それなら説明がつく」
◆ ◆ ◆
その晩、篠ノ之箒は一人鍛練に励んでいた。誰もいないグランドで一人素振りをしてはランニングに腕立て、腹筋と黙々と鍛練を続けている。
一人専用機持ち出ないと言うことを理由に織斑千冬と共に模擬戦の観戦をする他なかったのだ。
どんどん離れていくクラスメートに焦燥感を抱き、居ても立ってもいられなくなっていたのだ。何よりも量産機で自分と同様の適性しかない傭兵の戦いぶりに感化されたのもある。
「やってみせるさ......あの男に出来て私に出来ない筈がない!」
誰もいないグランドで独り言を呟きながら篠ノ之箒は鍛練を消灯ギリギリまで続ける。
そんな篠ノ之箒を見守るようにして眺めていた傭兵の存在には気づく由もなかった。
◆ ◆ ◆
「山田先生どうですか?」
「まだまだ解析は困難ですね。ただ、面白いモノを発見しました。取り敢えずこれを聞いて下さい」
深夜の学園内において織斑千冬と山田真耶の二人は来る日も来る日もACの事を調べていた。その過程で山田真耶は傭兵さえ知らないACに備えられた機能を発見した。
『一緒に来てもらうわ。私があなたを雇い続ける限り』
「これは?」
録音テープのように再生されたある女性の声。当然二人には女性が誰なのかは分からない。
「ACの中の記憶媒体のようなものから再生されたモノです。恐らくレイヴンさんと所縁のある方の声かと」
その他にも、山田真耶は音声の他にも映像として傭兵が何処で何をしていたのかが分かる映像が出てきたと告げる。
「そうか......それを見ればレイヴンという人間をもっと知ることが出来るのだな。あいつの過去を含めて」
ここに来て始めて遂に、とうとう傭兵のこれまでの経歴に着手することが可能となった。傭兵の経歴をしった者達は果たして傭兵をどのような目で見るのか。変わらずに接することが出来るのか。
それとも......
多人数戦闘シーンの描写が難しい......手汗握る迫力が書けるようにならないと。
所々AC以外のネタとかありますけど、私はそちらも好きなので引用させてもらっています。(ばらつきありますけど)
女だらけのISなのでシュラークのガンのイージーにはならないはず。
AICなんかもIS版の金相撲のIフィールドバンカーとして勝手に脳内変換。
もう次のACにはオペレーターもACに乗り込んじゃえばいいのに。ゲイザーやスタークみたいな複座式で。(他いたかどうか知らない。MA抜き)