愛しの妹が「お兄ちゃん大好き」って言ってくれたから頑張ったらいつの間にか冷たくされてた件   作:℃M

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いつになく酷い文……ってぇぇぇぇ!?いつのまに1万UA……驚きで全ての髪が抜け落ちたよ。感想も貰っちゃってるし……!?

ところでこの小説ってストーリーにしないはずなのに……今のとこ同じテーマだよ。


今回は穂乃果との対決なので、ほのキチは注意しなさい。





戦闘描写むっずwwwwコポォwwww


公開授業。(兄妹対決)

やべぇよ……穂乃果ガチだよ…瞬獄殺つってたし、格闘でくるんだろうなぁ……。

いくら俺でも豪鬼さんには勝てないよ……。

 

 

「ジョン」

「……母さん、今は冗談とか、そんな気分じゃないんだ。」

「…アンタは何を悩んでるのよ。そんなに大変なこと?」

「当たり前だろ。賞品があるんだから……」

 

 

 

ことりちゃんの涎クッションは……誰にも渡さねぇ。

 

 

「そこまでやる気があるんなら、アドバイスは一つでいいかしらね?」

「アド……バイス?」

「そう。んー…闘いもいいけど、家での出来事…お父さんの動きを思い出すっていうのはどうかしら?」

「そんなことして何がある」

「それは自分で考えなさい。私から言えるのはそれだけよ。」

 

 

何が言いたいんだ母さんは!父さんの動きなんて饅頭づくりとかしか……目立った動きはないじゃねぇか!!

 

 

「頑張るのよ……ロビン。」

「……俺は奈穂だ。」

 

 

きっと母さんなりの緊張のほぐし方なのだろうか。まぁ、緊張は和らいだからそう思っておこう。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

『それではABブロック、兄妹対決が始まります!まずはぁぁぁ赤コーナァー……高坂奈穂選手ゥ!!』

 

 

 

周りが応援してくれているようだが……集中が切れるからあまり聞かないでおこう。それにしても、父さんの動き……餅つき、饅頭作りぐらいしか……!!

母さんは何が言いたいんだよ!!

 

 

 

『奈穂選手は集中しているのか、あまり反応はないですねぇ。続いて、青コォーナー!高坂穂乃果……選…手?どうしたんですかその雰囲気は!なんか怖い!怖いぞぉ!』

 

 

 

「早くしろよMC。こちとら兄さんを殺らなきゃいけないんだから。」

 

 

『ひゃひゃひゃひゃい!そ、それでは、はじめぇ!』

 

 

 

 

「お兄ちゃん」

「……どうした」

「なんで棄権をしなかったの?」

「賞品だ。」

「賞品……何を願うつもり?」

「何を……か。それは言えないな。」

「言えない…?聞かれちゃダメなことなの?」

「ああ。」

「……穂乃果じゃだめなことなの?」

「そのとおりだ。」

 

 

 

穂乃果のクッションじゃダメなんだ。もう持ってるから。頼むまでもないんだよ。

 

 

「…そんなに雛さんじゃないとダメなの?」

「そうだな。雛さんじゃないと、ダメだ。俺のやりたいことはできない。」

 

 

雛さんじゃないと……ことりちゃんの涎クッションが手に入らない。

 

 

「ふぅん……そっかぁ…そんなに賞品がほしいんだ?」

「ああ。だから俺は穂乃果を倒さなければいけない。」

「私に挑むんだね……なら……」

 

 

ッ!穂乃果のガチモードきた!目真っ赤だ!やばい!避け……れる訳がない!父さんの動きを思い出しても……瞬獄殺を止めることは……?いや、できるかもしれない。父さんの饅頭作りの手さばき……あれが俺にできるとすれば……いや、やるしかねぇんだ!

 

 

「覚 悟 は い い ?」

 

 

きたっ……!!こっちに走ってくる……!!

 

 

 

 

「一!瞬!千!撃!」

 

 

裁くことは……できている!何回もできるわけじゃないが、この瞬獄殺は封じることができた!最後まで裁ききってやる!!

 

 

 

「……すごいね、お兄ちゃん。これで終わると思ってたのに。」

 

これで終わる……か。舐められているとなると、兄として恥ずかしいな。

てか母さんの言葉ってこういう意味だったのね。普通は気づかねぇよ。

 

 

「波動拳!」

「うぉっ、あぶねぇ!」

「波動拳!波動拳!」

 

……波動拳しかしない?何かあるのか……?

 

「波動拳!」

「……それ以外の動きはしないのか?」

「……そんなことない!波動拳!」

「波動拳ばっかだと、簡単に避けれるようになっちゃうんだがな?」

「……最初にお兄ちゃんが瞬獄殺を止めたのが悪いんだよ。」

「ん?」

「私はお兄ちゃんを殴りたくないから、でもそうしないと勝てないから……最初に、自分の気持ちを押し殺して、頑張って瞬獄殺を繰り出したのに!!」

 

 

お兄ちゃんのことを殴りたくないっていうんなら今度から天衝海轢刃をしないでほしいんですがねぇ……。

 

 

「お兄ちゃんはっ!そこまでして賞品がほしいの!?」

「……ああ。この賞品を逃すと一生手に入らないかもしれない。」

「そこまでしても!欲しいものって何!?」

「それは言えないといっているだろう。」

「……私は、この賞品を逃したら一生後悔する……!!」

「そうか。だとしても俺は棄権しないぞ。」

「いいよ!もう一回瞬獄殺をしてあげる!絶対に止められないから!!」

 

 

穂乃果は叫びながら俺の方に走ってくる。

 

 

 

え?マジで?もう一回うつの?俺もう無理だよ?さっきので大分体力つかったよ?冗談だよね?冗談……じゃない!やばいぞ!あれは獲物を狩る目だ!

あれ避けるしかないのかよ!くっそ!どうすれば……父さんの動きは!!

……ある!なめらかに躱す動きが!あれは俺が盗んだ穂乃果のパンツを取り返した時の動きだ!!あれができれば!!くそ!こっちに来てやがる!一か八かだぁ!!

 

 

「これで!!終わりだ…ッ!?」

 

 

できたぁ!穂乃果の股をくぐって避けr黒だと!?この前までクマちゃんだったのに黒だと!?何故白にいかなかったぁ!!……ともかく、瞬獄殺は避けれた……。

 

 

「なんで…なんで避けたの……穂乃果、もうやだよぉ……!!」

「…すまんな、穂乃果。俺もお前を傷つけたくない。でも、賞品のためなんだ。痛みを感じる前に気絶させる。」

「……もう、いいよ。反抗しない。そこまでの思いがあるなら。でも、棄権は嫌だし、痛いのも嫌だから……本当に、絶対に気絶させてね?」

「わかったよ。それじゃあ

 

 

 

 

俺の勝ちだ。」

 

 

 

思い出すのは父さんの餅つき。綺麗に作り上げられていく餅。

 

そして思い描くのは、掬うような足払い。叩くような拳。

 

 

 

「餅ぃぃ月ぃぃ拳!!!」

 

 

「ッ……」

 

 

 

『試合……終了!!今回は武器なしの、手に汗にぎる兄妹対決でしたぁ!!続いては15分後にEFブロック勝利者同士の対決となります!』

 

 

EF勝利者……花陽ちゃんと絵里ちゃんか……。ん?俺は次にC勝利者とだから……

 

 

 

 

 

 

 

ことりちゅん?

 

 

 

 

 




もちつき拳……俺も使いたい!!

誤字脱字があれば報告してくれるとありがたい!!

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