愛しの妹が「お兄ちゃん大好き」って言ってくれたから頑張ったらいつの間にか冷たくされてた件 作:℃M
あ、でもGACKTのガッツポーズがみれたからそこは褒めておくよ。よくやった妖怪。
「年が明けてしまったかぁ……今年も可愛い笑顔を見せてくれよな、二人共」
「年明けちゃったかぁ……今年こそまともになってね、お兄ちゃん」
「年明けだねぇ……今年もよろしくね、お兄ちゃん」
聞きましたか皆さん。姉妹でこんなにも違うんですよ。
もうね、ヒロインは雪穂だった。妹とか関係ない。マジAngel。
「ぬふふ、なぁ二人共。お年玉はどんぐらいがいい?」
「四万」
「お兄ちゃんが居てくれればいらないよ。」
「雪穂ぉ!」
「えっ、やめてよ。私が欲張りみたいじゃん」
「実際欲張りじゃん」
さっきの言葉は嘘でした。雪穂じゃなくて俺がヒロインだったわ。
「てかアンタ達、初詣いかないの?」
「あぁっ!?忘れてた!ありがとうお母さん!!」
「お姉ちゃんェ」
「穂乃果ェ……そこがかわいい。」
「奈穂もいかなくていいの?」
「大丈夫だ母さん。俺には行く理由がない。」
「友達が一緒にいこう!とか言わないの?」
「一緒に行く相手さえもいない。」
「ごめんね……奈穂。」
「お、お兄ちゃん!」
くそう!雪穂は亜里沙ちゃんと行くんだろう!くそ!くっそ!
お兄ちゃんなんてなぁ!ここ数年正月は家から出な-
「亜里沙に言っておくから……一緒に行こうよ!」
「雪穂ぉ!」
「ちょっ、抱きつかないでよぉ!」
「アンタ……兄妹で結婚とかやめてよね?」
「そ、そそそそんなことしないよお母さん!」
「その通りだ。ただの妹ならまだしも、女神と結婚とか俺にはもったいないぞ」
「……で、結局行くの?」
おおうwwww雪穂が怖くなってしまったwwwこれはどう考えても母さんが悪いですなwwwwwんんwwww
ファミファミファミーマファミファミマー
「ん?誰か来たようだな。」
「ちょっと待ちなさい奈穂。今のチャイム何、ここコンビニだったの?」
「改造しただけだよ。ちょっと見てくるねー」
「大丈夫だよお兄ちゃん。この時間帯なら亜里沙だと思うから」
「ここでまさかの園田パパ」
「亜里沙にお姉ちゃんのパンツを賭ける。」
「園田パパに母さんのブr「殺すわよ」……父さんのパn「……」……俺のパンツを賭ける」
「勝たなければッ」
「穂乃果のパンツ手に入れなければッ」
ガチャッ
「あっ、雪穂!待ってたよ!」
「亜里沙ちゃんだったぁー!ほのパンほしかったぁーッ!」
「ぃよっしゃぁ!私の勝ちだぁっ!」
「な、何だかわかんないけど……хороший!」
「ありがとう亜里沙!」
「khorosho?」
「хорошийですよ!奈穂さん!」
「khoroshoなのか。」
「んー、何か違う気がしますがそれでいいです!」
「お兄ちゃん変だからたまにわからないんだよね。そんなことより、初詣にお兄ちゃんを連れて行きたいんだけど……良いかな?」
「奈穂さんが?大歓迎ですよ!もっと仲良くなりたいですし!」
「亜里沙ちゃん結婚しよう」
「えっ?よ、喜んで!?」
「待って亜里沙。落ち着いて。今ものすごいこと言ってるから」
パニックに陥る亜里沙ちゃんかわゆす。てか何この娘。普通これぐらいだと
『何こっち見てるのー、超きもーい』とか言う年頃なはずなのに……大人の男性の危険さを教えなければいけんなぁ……じゅるり。
「雪穂、早くいこうよ!」
「そうだね……早くいくよー、お兄ちゃん。」
全く、中学生ってやつは最高だぜっ!……ふぅ。
◆◇◆◇
「ねぇ雪穂!あそこにいるのお姉ちゃん達じゃない?」
「んー……本当だっ!おねーちゃーん!!」
「あっ!雪穂!って、ゲェッ!?クソ野郎までいる!」
「コラ穂乃果。アイドルがそんな言葉を使ってはいけませんよ。」
「ちゅんちゅん……あぁっ、奈穂さんだ!こっちに来てくださいよー!」
「お姉ちゃんったら素直じゃないんだから……」
「あはは…奈穂さん大変ですねぇ」
「ことりちゅんがいるからまだ大丈夫だちゅん。」
「おやつですか。」
「パスハだけどね」
「唐突なお姉ちゃん推し宣言。」
「ほのキチだけどな。」
「兄バカですか……まぁ、わからなくもないです。」
◇◆◇◆
パンパンッ
「μ’sの全員とこれ以上の関係になれますように、でもそれだったら色々とアレだから、肉体関係…でもそれも危ないから嫌われることがないようにお願いします。うん、やっぱりこれが一番だ。さぁいこう!μ’sの方々よ!」
「お兄ちゃんきもい」
「奈穂さんェ」
「ちゅんちゅん……」
「こっちみないでほしいにゃあ」
「ひぇ……誰か助けて……」
「ちょっと、こっちみないでよね!」
「に、にこにーはこういうのでも大丈夫だよ、うん。」
「奈穂さんにはわしわしされたくないなぁ」
「хороший!まさか、きこえてないとでも思ってるのかしら!」
神はいなかった。
◆◇◆◇
「という夢をみたのさ!」
「知らねぇよバカ。新年そうそう気持ち悪い顔見せるなよ。」
「新年第一声がそれかよ妹よ。」
「全く、お兄ちゃん、早く起きてよね!」
「おおふwww唯一の味方だと思ってた雪穂g「お兄ちゃんの顔も見ないと、一年が始まった気がしないじゃん!」……雪穂ぉ!」
「ちょ、なんで抱きつくのぉ!?」
◇◆◇◆
「しかし、年が明けてしまったかぁ……今年も可愛い笑顔を見せてくれよな、二人共」
「年明けちゃったかぁ……今年こそまともになってね、お兄ちゃん」
「年明けだねぇ……今年もよろしくね、お兄ちゃん」
あるぇ?
え?クリスマス?なぁにそれwww
クリスマスは彼女と過ごそうかと思いましたが彼女がモニターに邪魔されて一緒に過ごせませんでした。叩き割ってやろうか。こちとら雪穂ちゃんとクリスマスを過ごすために頑張ってきたのに。こんなモニター捨ててやる!!
モニター「私を捨てると彼女にもあえんぞよ。」