愛しの妹が「お兄ちゃん大好き」って言ってくれたから頑張ったらいつの間にか冷たくされてた件   作:℃M

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DQⅥ小説でネタ消滅→東方でがんばるか→挫折→ラブライブ(^p^)


一日目。

我が妹、『高坂穂乃果』はかわいい。誰がなんと言おうとこの事実は変わらない。しかし、俺が思う『可愛い』は他人の『可愛い』とは違う。なぜなら、俺の可愛いは高坂穂乃果が『6歳』の時。そう、小学校一年生になった時から本格的に始まったからだ。それまでは、雪穂の物を奪い取り、何を言おうと「うるさい!」などという態度をとってきた妹だが、それからは「お姉ちゃんだから」と言いながら、奪わないように頑張っている姿があった。当然可愛い。ただでさえ「穂乃果ワンかわいいみょん!」と叫んでいた俺氏(当時9歳)だったが、頑張っている姿を見た瞬間には母親に大声で「穂乃果が天使過ぎて手出しちゃいそう!」と叫んだものだ。もちろん親父にしばかれた。まぁ、そんなことがあった妹も、今は『17歳』。何かすごいことをやりたい年頃だ。しかし、『スクールアイドル』というものはどうかと思う。別にスクールアイドルっていうものを馬鹿にしてるわけではない。『スクール』という単語が付いてるのだから最高なのだろう。スク水という文化まであるのだからな。スク水といえば我が妹の親友である『園田海未』が着てくれたことがある。といっても、罰ゲームで着させただけだが。やはりスク水は胸部の強調があまりない方が映えると思う。おっと、話がずれたようだ。それで何故俺がスクールアイドルについて反対かと思うと

 

 

「俺だけの穂乃果が俺だけのものじゃなくなるじゃないか。」

「さんざん長ったらしい文書いてそれだけとか頭大丈夫なの?お兄ちゃん。」

 

 

おうふwwwwウチの妹が反抗期でござるwww

 

ん?ちょっと待てよ?これは俺のイケメン台詞に

『感動しちゃったけどそんなことがバレたら恥ずかしいから

穂乃果冷たいこといって隠しちゃう☆』

的なやつかね?

 

「お父さーん!!お兄ちゃんが饅頭と一緒に自分も蒸してほしいだってさー!!」

「何この娘怖い。超怖い。」

 

 

「んもう、お兄ちゃんが変なことを言い出すから悪いんでしょ?」

「それはそれは悪かった。それで?アイドルさんはなんで俺を部屋に呼び出したんだ?」

「アイドルさんって……まぁいいや。えっとね、呼び出した理由だけど……あのさ、お兄ちゃんって19歳だよね。」

「ああ。もうちょっとで20だから酒飲んで酔っ払ったフリして穂乃果に抱きつこうと考えてる。」

「それは聞きたくなかったな。それでさ、お兄ちゃん。もう19にもなるんだから……

 

 

 

 

パンツ一丁で出歩くのやめて?」

「え?なんで?」

「なんでじゃないよ!何『こいつおかしいんじゃねぇの?』て目で見てるの!?私が変なの!?私がおかしいの!?」

「大丈夫よ穂乃果。悪いのは私。こんな子に育てちゃった私が悪いのよ。」

「おがあぁぁざぁぁぁぁん!!おがぁざんはわるぐないよぉぉ!!」

「穂乃果。アイドルがしちゃイケナイ顔になってるから。……それで?今までは許してくれてたのになんで今はダメなんだ?」

「ぐすっ……私、スクールアイドルだよ?結構人気の。今有名の。そのリーダーにこんな兄がいるなんてみんなが知っちゃったらどう思う?」

「尊敬する」

「違う意味でね!!……普通は幻滅しちゃうでしょ?だから、絶対にこれからはしないでほしいの。」

「……穂乃果、本気でスクールアイドルをやりたいのか?」

「うん。この前も言った気がするけど。」

「そうか。………よし!わかった!お兄ちゃん今度からパンツ一丁で出歩かない!」

「えっ?……ありがとうお兄ちゃん!普通はパンツ一丁で出歩かないけど、ありがとう!さすが私のお兄ちゃんだね!!」

「報酬は穂乃果お気に入りのワンちゃんパンツな」

「なんで知ってるの?ねぇ、なんで知ってるの?早く言えよ変態。」

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

プルルルル、プルルルル

 

ガチャッ

 

「高坂です。」

 

『ああ、穂乃果ちゃんかい?君のお兄ちゃんがまた変な格好で出歩いててね……パンツ一丁じゃなくなったけど、今度はワンピースとリボンだったよ。』

「ちょっとそいつそのままにしてください。今から迎えにいくので。」

 


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