うちはオビト憑依忍伝   作:asd

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個人的になんか微妙

過去話は霧の話が終わったら書きます。で、すこししたら、かかし外伝の後に移動させます。新規読者のことも考えたらそこがちょうどいいポジションだと思うのですが、意見、ご要望があったら乾燥ください。


一寸先は霧 ぱーと4

既に水影は尾獣化しており、見た限り、忍刀が四人。更に、有名無名合わせて20は超えている。それだけを相手にして未だ生きている四人は流石と言わざるおえないが劣勢には違いない。ミナトは既にがまぶんたを呼んでおり、チョウザもまた超倍化している。

 

オビトは隠すのをやめ、輪廻眼へと眼を変化させる。忍刀の一人を万象天引で引っ張り、クナイで心臓を貫いた。

 

そして、瞬身の術で四人一組に合流する。

 

「オビト!遅いよ」

 

「急いできましたって。で、どうします?撤退しますか?」

 

「いや、ここで打って出るよ」

 

ミナトはそういうと飛雷神で移動していった。オビトは二人に挨拶だけすると、飛んでくるクナイを神羅天征で弾く。

 

「シビさんはヒザシさんと一緒にしてください。チョウザさんは火影様の援護と三尾を抑えてください。俺は数を減らしながら援護します」

 

オビトは神威を行使して、数を減らしていく。しかし、減らない。むしろ増えている。

 

視界の端に見えた尾獣玉を飛ばし、飛んでくるクナイをすり抜け、ヒザシたちの元へと向かうやつを火遁で牽制する。

 

 

そして、後ろからの一撃を刀でいなして首を刈りにしく、のを阻止しようとしたクナイをすり抜け、相手の体をすり抜けてからジャンプして回転しながらクナイを投げる。さらに目のあった忍に幻術をかけて、足元に落ちた毒煙玉を跳んで逃げる。

 

毒煙玉はオビトにとって相性最悪だ。なんといってもすり抜けられない。物理的接触ダメージがないだろう、それに息を吸い込む際に一緒に来るので、すり抜けようがない。オビトが逃げる姿から何か感じたのか毒煙玉の量が増える。

 

オビトは炸裂する前に煙玉を神威で飛ばし、さらに神羅天征で敵を吹き飛ばす。

 

(思ったより押されてるな、火影様は)

 

戦況は悪くないが決定打が足りない。飛雷神があるから攻撃こそくらっていないようだが、このままではジリ貧だろう。

 

(ここが正念場か・・・)

 

オビトは天ノ道を発動させる。更に神威もである。

 

一人二人と首にクナイを突き立てていく。その場にいた霧の忍16名が僅か五秒で、或いは五十秒で全滅した。

 

 

「ラストォォォオ!!」

 

地爆天星で作り出した小隕石を水影へと叩き落とす。大きさは尾獣よりは小さいがそこそこの大きさだ。

 

豪風に轟音を伴って、その一撃は水影へとあたる。しかし、ダメージこそ入ったが水影は未だに健在だ。

 

「硬いな・・・」

 

流石は亀とでも言うべきなのだろうか。

 

オビトは更に大きな隕石を作ろうとするが、水影はそれに突っ込んでいった。オビトはとっさに神羅天征で吹き飛ばそうとするが、僅かに弾いただけで、オビトも僅かに下がる。

 

水影が着地する前にミナトが大玉螺旋丸を叩き込むが、甲羅にはヒビすら入らない。

 

ミナトはオビトの横に飛んでくるとクナイを構える。

 

「オビト、輪廻眼のことは聞いてないよ」

 

「なんでもかんでも言う訳無いでしょう。ていうか、今それどころじゃないですよね。あれ、硬すぎますよ」

 

お互いがにらみ合いになるが、チョウザが横から超倍化のまま肉弾戦車で突っ込む。しかし、亀に乗り上がるだけで、ダメージはない。

 

だが、チョウザは甲羅の上で回転を止め、そのまま乗り、動きを抑えた。

 

「チョウザ!ひっくり返せ」

 

オビトの声に反応して、チョウザは尻尾のほうの甲羅を掴んでひっくり返そうとするが、三本の尻尾が大地を掴んで、返せない。

 

「悪いが、そう簡単には行かないぞ」

 

水影はそういうと、水を吹き出しながら回転し始め、そのまま宙にうき始める。

 

「ガ○ラかお前は!!」

 

「何それ」

 

「いえ、なんでも」

 

水影は回転の勢いを乗せて、巌の様なしっぽをチョウザに叩き込む。チョウザの体格ではそれは避けきれず、しっぽの攻撃を受けてチョウザは吹き飛んだ。

 

「オビト、神威で真っ二つにしたりできないのかい?」

 

「チャクラが足りなんで無理っす」

 

これまでの戦い+天ノ道と神威の併用によりオビトのチャクラは既に雀の涙ほどだ。はっきり言ってすり抜けるのもそろそろ辛くなる。

 

「オビト、俺が水の国にマーキングしてくるまで、繋いでおいてくれ」

 

ミナトは倒すのを諦めて、一先ず、波の国から水影に強制退場してさせるつもりらしい。

 

いや、無理です。とは言えず、オビトは手持ちの兵糧丸を全て食べる。少なくとも、すり抜けの方だけは維持できるようにしないと相手にならないだろう。

 

「シビさ~ん!蟲で水影の視界を塞いでください!」

 

そこそこ遠かったがシビに聞こえたようで、虫たちが水影の両目に集中する。目に入っては堪らないと水影も眼を閉じる。

 

神威を忍刀に纏わせるのはチャクラを使いすぎるので、火遁を纏わせる。甲羅はともかく身くらいは切れるはずだ。

 

ミナトの足でも、水の国までは半日はかかるだろう。オビトは無謀な戦いに挑むことになった。

 

 

思ったのはただ一つ。

 

 

やべぇ、俺死ぬかも




今作における外道輪廻転生の設定。

原作においてはそのリスクが明確化されていませんが、今作は、一人であろうと大人数であろうと、使用した術者は死ぬことにします。でないと、命が軽くなってしまいますので。


天ノ道のチャクラ消費量ですが、かなりひどいです。一秒発動させるだけで天照よりも多いです。ていうか今話で使った地爆天星より多いです。


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