※初対面という設定。
※R-15(か16)程度のエロというか下品というか。
※安心のヤンデレスト―リー
※鬱エンドではないはずの謎のオチあり。
※メイドさんの服は着物にあの、膝丈短すぎて太もも見える感じの。ガーターかニーソで接客するスタイル。
以上、ご注意ください。
【ウサちゃんです】
「お帰りなさいませ御主人様!」
「……!」
「御主人様の
「……夜…」
「はい?」
「本名?」
「…?ええ、そうですが…御主人様」
「………………綺麗な名前だ」
「!ありがとうございますっ―――それでは御主人様。御主人様はお煙草を吸われますか?」
「お前の肌なら吸いたい」
「えっ…えっと、…き、禁煙席でも…?」
「禁欲生活をしろって言うならする」
「……(…ど、どうしよう、マニュアル通りにスル―したのに…!)」
【※風俗ではありません】
「御主人様っ一回500Gで『萌え萌えじゃんけん』が出来ます!御主人様が勝ったら夜は、」
「脱ぐのか。脱ぐんだな?―――よし。じゃあ俺が勝ったらパンツ脱げよ(キリッ」
「えっ」
「じゃあ行くぞ」
「ちょ、待って下さい!勝ったら私お手製の、」
「じゃんけん、」
「え、えっ」
「ぽい。……俺の勝ちだな」
「や、ちょ、やめ―――イヤぁぁぁぁぁ店長助けてぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「……冗談だ」
「えっ」
「パンツじゃあ芸が無いだろ。俺がお前のガーター外すって所で手を打とう」
「やっ―――」
パァン!←咲ちゃんのコップが狙い撃たれる
「せ、先輩!」
「……チッ」
【粘着系お客様はお断りです】
「はぁい!おかえりなさいませ御主人様☆今日は何―――」
「夜は?」
「へ?」
「夜はいないのか?」
「え、えっと…夜さんはちょっと…(主にあなたですけど)困ったお客さんがいたので、……その、他の娘のサポート…」
「5万やるから連れて来い」
「」
「……ご、ご指名、ありがとう…ございます……」
「ん、」
「きょ、今日は何をしましょう?ゲームですか?お食事ですか?」
「……食事」
「(…よかった…)」
「の前にゲーム」
「(´;ω;`)」
「まずはこの二千Gの"谷間にポッキー立てて食べさせる"奴からな」
「………………………はい…」
「……震えてんぞ」
「………は、初めてですから…」
「ふーん」
「(…齧られる時に揺れて痛い…)」
「…何でお前、こんな所で働いてるんだ?」
「えっ―――……別に。大したことのない、理由ですが」
「…大したことがない理由でお前はこんな厭らしいことすんのか?」
「いっ厭らしいなんてッ…言わないで、ください…」
「…ふーん、厭らしい事してるって自覚はあるんだ?」
「そ、それは…あの……」
「………」←ムラムラしてきた変態S
【誰でもいいからコイツを店から出してくれ】
「…あ、あの、御主人様…ほ、本当に…?」
「…んだよ、七万ちゃんと用意してあるだろ」
「で、でも…こ、こんな…着物の下…に、手を、入れさせるなんて…!」
「だから高値なんだろ。ほら、俺の手を引いて―――」
「でもっ」
「早くしろ」
「………………………です」
「あ?」
「嫌ですっわ、私―――お母さんのこと、治してあげたいけど、だからってこん、こんにゃの……うっ…わぁぁぁぁぁぁんん!!!」
「(やべ、泣かした)」
「ふあああんん!!おか、お母さんんん!!都会の人怖いぃぃぃ!!もう嫌ぁ―――!!」←逃亡
「ちょ、おまっ」
【粘着系だけど一日に何度も突入はしない。ガチで嫌われるから】
「ひっく…うぅ……」
「夜ちゃん泣かないのー。あの変態ならもう帰ったから…ね?」
「…ちぇ、ちぇだーさん…」
「まったく。夜ちゃんみたいに純な子が来る所じゃないんだよ此処は。此処よりは給金低いけど、薬屋のバイトもしてるんでしょ?もうそっちに絞っちゃえば?」
「……でも…アレは私の…生活費の為に…」
「そうは言っても…ぶっちゃけさ、アレよりも酷い客はもっといるんだよ?夜ちゃん本当は未成年だから、今はこうしていられるけど…成人したら呼び戻しコール、断れないんだからね」
「…………」
「あの変態は変態だけど呼び戻しコールしないから…まあ、そこら辺は悪質じゃないよね」
「……私………そうだ!」
「ん?」
「酒場で働きます!あそこなら此処みたいな"ゲーム"ありませんもの!」
「…え、いや、あそこはそれより最悪―――あ、こらっ」
【同情するなら金をくれ】
「いらっしゃいませー。今日は…」
「ちょっと!この栄養剤、変な味がするんだけど!」
「え、あ…ご、ごめんなさい、今―――」
「もういいわよっ二度とこんな店来ないから!!」
「(´・ω・`)」
「ガーグァの内臓照り焼きパスタをお持ち……」
「はあ!?そんなグロいの頼むワケないでしょ!?聞き間違いしてんじゃないよ!」
「あっ…ご、ごめんなさい…ケルビの目玉ソテーは…」
「俺がんなモン食うかよ!!」
「ご、ごめ……!」
「夜ちゃーん、こう何度も間違われちゃ困るよ…しかも顔真っ白だし。困るよ?仕事中に倒れられたら」
「ご、ごめんなさい…」
「そう何度も謝られてもねぇ…悪いけど、明日からは来なくていいよ」
「そんな…!」
「悪いねぇ」
「(´・ω;`)」
「嬢ちゃ――ん、ビールおかわりー!」
「は、はいっ」
「…あれ、嬢ちゃんよろよろしてっけど大丈夫?」
「だっ大丈夫ですっ」
「本当かよー?…まっ、元気ない時は飲むのが一番だぜ?ほら、嬢ちゃんも、俺が奢ってやるから飲んでみろって」
「で、でも…」
「ほらほら」
「…………はい…」
「おー!イイ飲みっぷりだねぇ!ほら、もう一杯もう一杯!」
「(´;ω;`)」
「―――……吐き気止めのお薬、買えない…」
「夜さーん、郵便でーす」
「あっ、はいっ!」
「お母さんからだ…!」
「"夜、元気にしていますか。夜のおかげでお母さんは退院の日取りも決まりそうです…"」
「(*´ω`*)」
【常識的に考えろ】
「お薬…」
「……ううん、駄目です。お店の物に手を出してはいけないのです…」
「………………ここ四日間、お水だけでしたけど、今日は…給金を貰える日ですもの。何か食べれる筈です…」
「きゅぅ…」
「――――ぃ、…い、おいっ!」
「はっ!?」
「大丈夫か!?おまっ、カウンターの前で倒れてたんだぞ!?」
「は…はあ、わざわざ起こしてくれてありがとうございます…」
「…前の職場、急に辞めて……探したら死体を見つけたなんてオチ、俺は―――おい?」
「げほっ――あ、あな…た、……前の店の――ごほっ、お客さ…げふっ」
「そうだよっ。おま、本当に大丈夫――」
「……………………あ、血…」
【フラグを踏むウサギ】
「…入院ですね」
「だろうな」
「わ、わたしっ、お金が…」
「でもこれ以上無理しちゃうと最悪死んじゃいますよ?」
「でも…っ」
「…………」
「私まで寝込んだら…せっかくお母さんの退院の日取りも決まったのに…」
「そうは言ってもねぇ」
「………いくらだ」
「「えっ」」
「代わりに出してやる。いくらだ」
「えっ、ごしゅ―――あの、お客さん!?」
「お兄さん、こう言っちゃアレだけど、善意で出すには高いよ?」
「上級ハンター舐めんなよ」
「いや、舐めてないけど…ふ、二人が良いんなら…僕としては構いませんけど…」
「結構ですっ誰かの助けはいり―――ゲホッ」
「怒鳴ると咳込むって教えて貰ったばっかだろ」
「あと少しで生活も楽になるのですっ平気なんですからっ」
「楽になるなら早く楽になれ。ていうか今すぐ楽にしねーと死ぬって言われてんだろうが」
「でもっ…でも……もう、掛け持ちのバイトは嫌です…酒場でお酒に付き合わされるのも嫌です…」
「………別に、俺だってすぐに金返せなんて言わねーよ」
「…?」
「そうだな―――俺は独り身で毎日忙しいから、家事をやってくれるか。俺が帰ってきたら出迎えて風呂に入れさせて飯を食わせる。住み込み飯付きだぞ、どうだ?」
「えっ!?で、でも…そんな、」
「勿論働きによっては金も出してやる。やることやれば薬屋のバイトも…ちょっとだけならいいし」
「…………」
「どうだ?」
「…………………………よ、よろしく、お願いします…」
【まぁ元はと言えば君が悪い。…と、言える】
「元気かー?」
「は、はいっ…咲、さん」
「それは良かった」
「……あの、すみません、毎日…」
「あ?見舞いぐらい気にすんな」
「……あと、母への手紙も…」
「ついでだし」
「………」
「………」
「……あの、どうして私に、こんな良くしてくれるんですか?」
「一目惚れだったから」
「――――え?」
「俺、人相悪いから、あそこまで柔らかく笑ってもらったの、初めてだったんだ」
「……え、あ…はぁ、」
「ぱっちりした青い目も(泣かしたらきっと)綺麗|(なん)だ(ろうと思うてか絶対そうだ)し、雪みたいに白い肌も肌理細かくて(めっちゃ舐め回したいマジで)、髪も神秘的な黒で(匂い嗅ぎまくりたいくらい)とても素敵だ。だけど頬が薄ら染まっててまるで子供みたいだ(ムラムラしました正直)…けど、なんていうのか、(押しまくったら変態行為もOKしてくれそうなほどの)包容力というか、母性というか…何だか不思議でな。(探り)見てたらこう…(ムラっと)胸にきたというか…」
「…あ、あり…がとう、ございます…(´,,・ω・,,`)」
「お前と居たいばかりに不快な思いをさせて…謝ろうと(懲りずに)店に顔を出したんだが、辞めたと聞いてな。……その、病気の母親の為に頑張ってるのに、(ムラムラして)酷い事言って、ごめん…」
「…ふふ、もう気にしてませんよ」
「謝礼金というか、あの…少しばかりの金(×→○色んな思惑の詰まった大金)をお前の母親への手紙に添えて出させてもらった。……事後報告でごめん…」
「えっ―――そんな、気にしなくても…幾らです?私、」
「…返します、っていうから教えない」
「(´・ω・`)」
「…俺のせいで無理をさせたようなものだから、お前に何か、詫びがしたかったんだ。本当は入院費もどうでもいいんだけど」
「どうでもよくないですっ」
「…て、いうだろうから。だったら暫く飲まず食わずで空きっ腹に酒入れるような仕事よりは、ちゃんと飯も食えて休める俺(専用)のメイドさんやってもらった方がいいかって」
「………(´,,・ω;,,`)」
「どうした!?」
「…私…ここしばらく…こんな、優しい人に…うっ…(´;ω;`)」
「……よしよし、辛かったな…」
【察してあげてね!】
「ここが俺の家だ」
「はいっお邪魔しま――――えっ」
「ん?」
「あの…綺麗、なんですけど…と、特別にお掃除でも…?」
「いや。これが俺の家の日常光景だ」
「…(さっぱりしてるというか物が少ないというか…人を頼む必要ないというか…)」
「まあ寛いでくれ。今お茶淹れるから」
「えっ、あっ」
「―――ん、どうぞ」
「あり…がとう、ございます…」
「熱いから気を付けろよ」
「ふふっありがとうございます」
「……なあ夜」
「はい?」
「何だかんだでスル―されていた気がするが、……俺は、お前が誰よりも好きだよ」
「んむっ」←飲んでる途中で咽た。紅茶の中身がかかった
「…大丈夫か?今タオル持って来るな」
「いえ……」
「………あれ、なんか眠くなって来ました…?」
がちゃん。
「ん?」
「…夜、」
「はぁい?」
「ごめん、遅くなった。火傷してないか?」
「いいえ…?………あれ、さくさんの、それ、タオル、じゃなくて、」
「手錠だけど?」
「てじょー?」
「――――夜が、俺から逃げて離れない為のな」
【後日の話】
「…ん?夜ちゃん?」
「―――あ、チェダーさん、こんにちは」
「こんにちは。ていうか久し振り。…見ない内に顔色も良くなったねぇ」
「はいっ咲さんが私にって、色んな食べ物を食べさせてくれるので」
「咲…あっ、あの変態客……って、え!?今一緒なの!?付き合ってるの!?」
「はい。咲さんの恋人をさせて頂いております」
「恋人…え、あの、普段のラブラブぶりを聞いても良い…?」
「一緒にご飯を食べて、頬っぺたにご飯粒が付いてるって舐め取ったりとか。お風呂に入って洗い合いっこしたりとか。一緒に手を繋いでお散歩もして―――」
「(…心配し過ぎだったかな)」
「咲さんが狩りに行く時は家の全部の鍵をかけて、足枷を付けてもらって、ずっと待ってます。一緒に寝る時も鍵をかけて、腕を紐で結んで咲さんとくっついて寝てます。あと――」
「もういいっ!…ね、ねえ夜ちゃん、あんたそんな目に遭って何で…辛いなら言って!お姉さんが助けるから!」
「辛くないですよ?…だって、そうまでしてくれるほど、私を愛してくれているのです」
「ちょ、えぇぇぇぇぇぇぇぇ…」
「それに、私が『今日は枷は嫌』って言ったらしないでくれますし。発作的にされることが多いので、基本的に自由です。大事にされてますしね」
「…………本当に?DVとかされてない?」
「はい。DVなんてされてませんよ?咲さんは私に暴力を振るった事なんてありませんし、私が転んで怪我をしただけでも手厚く治療してくれます」
「(……うーん…)」
「心配しないで。本当に、私は大事に大事にされているのです。私も咲さんも、愛し合ってますから」
―――そう言って、ウサギはヤンデレ(※鍛冶屋に顔を出してた)と仲良く手を繋いで公園に向かいました。
ヤンデレが買ってきたらしいクレープをもしゃもしゃ食べるウサギを見るヤンデレは、どう見てもヤンデレですありがとうございました状態でしたが、意外とほのぼのした光景でした。
チェダーお姉さんは何とも言えない気分のまま、ヤンデレにもクレープを分けるウサギを見て「まあいいか」と思いました。……とさ。
*
金持ち上級ハンター×貧乏少女っていうのも良いかなって…。
追記:
地味にほの暗いENDでしたが別にBAD ENDコースじゃないんです。…多分。
ぶっちゃけるとヤンデレはウサギをがっつり食べた後ですが、それ以外は本編の二人と変わらぬ(多分)イチャイチャぶりです。
まともな恋愛(?)をしたことがない、まともな人付き合いが少ない(だからお金で解決シーンが多いという…)咲ちゃんという設定にしたので、本編よりヤンデレ度が増し増しになってるだけで、根は(好きな子に対してだけ)優しい人です。