雪の中からこんにちは、飼い主さん!   作:ものもらい

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※会話文形式(楽なんです……)

※お姉様が口汚い。罵りシーン(別に犬へのご褒美シーンじゃないよ!)がある。

※全体的に微妙。

※死人が出てる。

※夫婦喧嘩が起きる。……ので、ご注意ください。

四人で街で発注されたクエストに行った後から始まります。





だけど、これは君を愛しているからなの

 

【しかし他意は無い】

 

 

※クエスト終了後、適当に別れてお散歩中。

 

 

「大きな街ですねー…」

「そうだな―――何か欲しいものでもあるか?」

「……じゃ、じゃあ、あそこの…ぬいぐるみ屋さん…」

「ああ、あそこな」

 

※恐る恐る入店するwktkな夜ちゃんと「潰れそう…」とか思ってる失礼な咲ちゃんをご想像下さい。

 

「わぁ…!色んな子がいるー!」

「モンスターのぬいぐるみばっかだな」

「ギアノスさんだー!」

「ぶっさいくな顔してんな」

「…ふ、フルフルさんだー!」

「抱き枕に見えるな。手抜きって感じ」

「………(´・ω・`)」

「…ごめん」

「………(´・ω・`)」

「……ごめんって。たくさん買っていいから」

「……じゃあ、フルフルさんとギアノスさん…」

「はいはい。それだけでいいのか?」

「ナルガさん!」

「嫌いじゃないのか」

「このぬいぐるみのナルガさんは可愛いです」

「ああそう」

「あと…あと……あっ」

「あん?」

「ウルクス………うっ(´;ω; `)」

亜種(おまえ)カラーが無いからって泣くなよ…」

「だって…私、こんな所でも仲間外れ……(´;ω; `)」

「染めりゃあいいだろ。ほらっ」

「染める…?」

「俺が染めてやるよ」

 

「――――……ふふふっ。それって考えてみると、まるで私が咲さんに染められるみたいですね」

 

「」←そんな言葉が出るとは思ってもいなかった。

「フルフルさんが言ってました。男の人は自分色に染めたくってしょうがない性分だって」

「……………フルフルが?」

「はい。……それじゃあ咲さん、」

 

「あなたの手で、どうか染めてくださいね」

 

 

※天然って時々殺傷力高過ぎてやばい。回復薬をいくら飲んでも耐えれそうにない(byヤンデレ)

 

 

 

 

 

【嫁を巡って大喧嘩。しかも店の前で】

 

 

※咲ちゃんがフルフルさんとギアノスさんを袋に入れて、夜ちゃんがウルクとナルガをだっこして持ってるよ!

 

 

「……?」

「どうした?」

「いえ、あそこのお菓子屋さん…」

「食いたいのか?」

「スウィーツさんを挟んで女の人二人が喧嘩をしているような…」

「は?」

 

 

「―――いいからさっさと放してくれる?私、アンタみたいな小娘(ガキ)相手にする程暇じゃないんだけど」

「じゃあどっか行けばいいじゃない!私は久し振りに会った幼馴染とお話したいの!」

「私が居ない所にこの子を置いてく訳ないでしょ。下手したら良いカモになっちゃうんだからこの坊っちゃんは」

「カモにしてんのはアンタでしょ!?スウィーツのこと荷物持ちにして!困ってるのが分かんないの?」

「この子は私の為に尽くす事に喜びを感じてるから良いの。……ね、イリス…?」

「色目使わないでよ!」

「あらら~?そんなに僻んじゃって、……もしかしてお姉さんの豊かで形の良い胸とお嬢ちゃんの貧相で寂しくてまな板で魅力が石ころ以下の胸と比べちゃった?」

「なっ……!」

「ごめんねー?…ああでも胸で全て決まるわけじゃないし?顔が良ければ……ってやだ!顔は平凡クラスだったね!髪もそこらと同化しそうwww胸も駄目なら顔も駄目www」

「あ…あんたなんか性格の悪さで差し引きゼロどころかマイナスじゃない!―――第一ッ」

 

「まだ二十歳でもないスウィーツに、二十歳過ぎてオバサンのアンタなんて不釣り合いでしょ!若い子の人生滅茶苦茶にしないでよ、このッ……ババアが!!」

 

「…………………………あ゛あん?」

 

 

「……?咲さん、耳押さえてたら聞こえない…」

「聞かなくていいから」

 

 

「……じゃあ、第三者から御意見聞いてみようじゃないの…ねえ、イリス?」

「はいっ(;`・ω・́)ゝ」

「イリスはこの小娘と同じく、私の事ババアって思ってるのかな…?」

「いいえっ!若くて美人です!綺麗ですッ(;`・ω・́)ゝ」

「ちょ、」

「イリスは小娘とお姉さん。どっちが好き…?」

「お姉さんが大好きです!!」←死にたい

「そうよね、ええそうでしょうねッ乳臭くてまな板で箒みたいでしみったれた小娘よりッ」

「綺麗で美人で華やかで肌も肌理細やかで唇ふっくらしてて二重で目が綺麗な紫で胸が豊か過ぎて目のやり所に困っちゃったりしてスラッとした足が素敵で何やっても絵になって銀髪の麗しいイーシェお姉さんが大好きですッとっても大好きだから喧嘩しないで!!」

「ですってぇ!唯一の歳でも勝てなかったね!イリスはもずくみたいな髪したまな板女よりアンタの言うババアが好きなんだって!もう一回ママのお腹の中に戻ってやり直したらwwww今度は美人に生まれるといいねwww無理かもしんないけどwwww」

 

 

「咲さーん、三人で何を…?」

「今日のお天気は最高ですねって言ってるよ」

 

 

「どうしたのwww黙っちゃってwwww来世に期待できないからってwww大丈夫だよ、結婚は出来るだろうからwww平平凡凡でまな板好きでもずくのアンタにお似合いのww旦那さんとwwwwwどうぞお幸せにwwwww」

「わっ…私!昔スウィーツから付き合ってって言われたんだから!」

「それで?振られたの?自然消滅しちゃったのwwwwもずくだけにwwww」

「初めてのキスだって私なんだから!」

「もずくとキスwwwwイリスってば勇者wwww私には真似出来ないwwww」

「スウィーツの初めては全部私が貰ったんだから!あなたの知らないスウィーツも知ってるんだから!!」

「イリス童貞だって知ってるからwwwミスリードに嵌んないからwwwアンタがキスしたことない場所にキスとかwww恥ずかしくて見せられないイリスを知ってるからwww」

「恥っ……!?」

「ていうかさwww"スウィーツ""スウィーツ"って、もしかして名前呼び許されてないの?呼び合うほど深い仲じゃないのwwww一方通行www笑っちゃうwwwwその程度で突っかかって来るとか恥ずかしいwww身の程知らずwwww」

「」

「ねえねえ、身の程知らずさん、今どんな気分?何も言えてないけどどんな気分wwwww」

「もうやめたげてよぉ…!」

 

 

 

「どうしてスウィーツさん泣いてるんですか?あの女の人、俯いてて…チェダーさん笑ってる…」

「チェダーのギャグに泣いてんだろ。……ほら、帰るぞ」

 

 

 

「すっ…スウィーツの馬鹿っ!私を庇ってもくれないで…!もういいッさようなら!」

「えっ…ええっ!?」

「敗www走wwwwイリスのせいにして逃げるとかwwww最低過ぎwwwwざまぁwwwwwwwww」

 

 

※チェダーさんのキャラが何処かに吹っ飛んでしまった……。

 

 

 

 

 

【即興料理、目玉焼きにケチャップ】

 

 

「ふざけんな。何で晩飯が酒場(ココ)なんだ」

「ここの料理美味しいんだよー。すいませーん、お酒追加ぁー!」

「お前はさっきから酒しか飲んでね―じゃねぇか!」

「勝利の後の美酒を呷って何が悪いー!」←酔っぱらってテンションが高い

「……」←酒がかかった

「ごめん。チェダーに代わって何度でも謝るから今日は勘弁してくれ」

「…謝んなくていいから帰ってもいいか?この喧騒に夜が怯えてるし…苛々するし」

「で、でもさ、四人だったら面倒事にも巻き込まれn」

 

 

「お姉ちゃんイイ飲みっぷりじゃねーか!こっち来て飲もうぜ!」

「ははっ鏡見てから言えよ、ばーかっ☆」

「…(´・ω・`)」←フラれて悲しい

 

 

「………」

「……まず酒飲ませなけりゃ面倒に巻き込まれねぇよ」

「はい…ほらっイーシェ、大人しくしてなさい」

「じゃあお前も飲めよぉー!」

「ちょ、こら、駄目…ふがっ」←頬にグリグリカップ押し付けられてる

「……夜、ごめんな。もっと静かな所に食べに行こう」

「((´;ω; `))」←咲の陰で震えてた

 

「――――おっそこのお嬢ちゃん可愛いねー?こっち来て一緒に料理食わない?」

「…その前に俺が料理してやんよ…!」

「咲やめてぇぇぇそのナイフ下ろして!フォークから手を離してぇぇぇぇ!!」

「薄汚い目で夜を見やがって!ヤキ入れてやる!」

「ちょっ、咲ってば!目は不味いよ目は!」

「これぞ本場の目玉焼き☆」

「イーシェもそんなブラックな事言ってないで止めてっ」

 

 

「……あー、…御注文は?」

「…あの喧嘩、止めて下さい…(´;ω; `)」

 

 

※注文通り、マッチョで顔に傷のある強面店長が止めに来てくれましたとさ。

 

 

 

 

 

【まあ小食だから残してしまうんだけども】

 

 

「アイスが食べたい!」

「アイスお一つですねー」

「俺…牛肉の赤ワイン煮で…」

「赤ワイン煮ですねー」

「天丼で」

「天丼ですねー」

「ふわとろオムライスの、お肉抜k」

「そのまんまで」

「はーい、ふわとろオムライスですねー」

「(´;ω; `)」

「そんな顔しても駄目だ。少しは肉を付けろ」

「あー…でもさ、もう『サラダ下さい』って言わなくなったじゃん?」

「それでも駄目だ」

「(´;ω; `)」

「…………」

「(´;ω; `)」

「…………肉、ほんの少しだけ量を減らしてくれ」

「(´;ω; `)!」

「あとサラダスティック二つ」

「(´;ω; `)!!」

 

「咲って結局甘やかすんだよな……」

「お前に言われたくない」

 

 

※ベジタリアンだけど卵とかは大好きな兎ちゃん。

 

 

 

 

 

【大きいのが好き?小さいのが好き?】

 

 

※帰り道

 

 

「残してごめんなさい…」

「…怒ってねーよ」

 

「きゃははっ☆イリスがいっぱーい!あっはっは!あっはっはー!」←嫁の肩をバシバシ叩き中

「ちょ、もう夜なんだから騒がないでっ良い子だからっ…ね?」

 

「……あの女には怒ってるけど」

「………」

「それより、耳は大丈夫か?酒場(あそこ)だいぶうるさかったろ?」

「最初ぐわんぐわんしましたけど、もう大丈b」

「―――私も混ぜてぇー!」

「ちぇ、だーさ、」

「兎ちゃんもしゃもしゃー!」

「ひゃ、咲s」

「咲ちゃんもお姉様の胸に埋めてやんよー!」

「おいっイーシェそれはやm」

 

 

「―――…悪いが巨乳には遊び飽きた。もう興味無い」

 

「「「………」」」

「なんつーか肉の塊って感じで。あんま魅力に感じねーし」

「…夜、こっちおいで」

「……はい」

「遊び飽きたものに喜ぶ訳ないだろ。分かったら放s」

 

 

※お姉様によるジャーマン・スープレックスが決まった!

 

 

 

 

 

【何それ怖い】

 

 

※宿に戻ったら……。

 

 

「えぇー?使えない?何で?金返せ!」←酔っぱらいが机バンバン

「すみません…ですがその、大変言い辛いのですが……」

「何よー」

 

「……お客様のお部屋で、従業員が突然死してしまいまして……」

 

「「「「………」」」」

「その、ええと、お荷物はその時に急いで回収したのですが、宿が混んでいまして…お部屋が空いていなくてですね、」

「…じゃあ咲の部屋で相部屋するから布団と荷物出して」

「はぁ!?」

「しょうがないでしょ、私達に野宿しろっていうの!?」

「人に技かけた女と一緒に寝れるか!夜だって騒がしいのは―――」

 

「わぁい!じゃあ今日はお泊まり会ですね!」

「お泊まり会かどうか分かんないけどな。…あっ枕投げしてみる?」

「枕投げ?」

 

「……全然かまわなさそうだけど」

「――――~~~ッ、夜に近づくな甲斐性無しが!!」

「痛いっ」

 

 

※しょうがないから相部屋になったよ!

 

 

 

 

 

 

【女の子同士のお風呂は至高】

 

 

「夜ちゃん肌すべすべー赤ちゃんみたいー!」

「ちぇ、チェダーさ、あんまりくっつかれると…」

「のぼせ気味の夜ちゃんかぁいいよハァハァ」

「チェダーさんっ」

「でももうちょっとお肉が付いてもいいかも。やせ過ぎはよくないぞっ」

「お肉……」

 

「………チェダーさんって、その、……胸が。大きい、ですよね」

「うん」

「私も、もっと大人になれたら、大きくなるんでしょうか…」

「うーん、多分ねー…でもさ、夜ちゃんの胸ぐらいが一番良いと思うけど。小さ過ぎず若干大きめの…美乳さーん!」

「ひっ」

「大丈夫大丈夫、あのロリでズーフィリアの変態脳味噌ド腐れ真っ黒狼はそれぐらいが好きみたいだから」

「ろり…?」

「夜ちゃんみたいに無邪気で何も知らないわっかい女の子を厭らしくて油ギトギトな目で狙う人間以下の畜生の事だよー」

 

 

「――――誰がッロリでズーフィリアで変態で畜生だぁ!?」

「ちょ、咲落ち着いて、俺を蹴らないでっ…ていうか何で俺に当たんの!?」

「てめーの()()がわざわざ俺に聞こえる声を出してるからに決まってんだろッ」

 

 

※お姉様の怒りはまだまだ鎮火していない。

 

 

 

 

 

【注意!ここは相部屋です!】

 

 

※お姉様→風呂に上がってスッキリしたら怒りも消沈。変態→オトメンに当たったらスッキリ。夜→枕投げしてみたい…。オトメン→大好きなお風呂で傷を癒したよ!

 

 

「咲さーん」←彼シャツ状態で変態に駆け寄る兎っ娘

「こらっ走るな」←風呂上がりの変態

「良い湯でしたかー?」

「…ああ、良い湯だったよ」

「そうですか―――じゃ、髪!乾かしてあげます!」

「はいはい」

「じゃあいきますよー」

「んー…」

「……痒い所はありませんかー?」

「それは洗髪の時の…もうちょっと強く拭けよ」

「はーい」

「そうそう」

「………咲さんの髪って、綺麗な色してますよね」

「………………………………どうも」

「う、嬉しくなかったですか…?」

「あー…色々あってな。でも、」

 

「夜にそう言って貰えると、とても嬉しいよ」

 

 

 

「イリスー、喉乾いたー」

「ほら、水」

「イリスー、雑誌取ってー」

「これか?」

「イリスー、髪梳かしてー」

「んー、」

「イリスー、今日買ってきたマニキュア塗ってー」

「分かった」

「イリス―」

「あー?」

「呼んでみただけー」

「そう」

「イリス―」

「ん?………っ」

 

「ご褒美でしたー☆」

 

 

※どっちの旦那さんも普段はアレな性格でも、嫁にはデレる。………例えすぐ近くにカップルが居ても!

 

 

 

 

 

【ハンターによる枕投げ大会】

 

 

「えー、これより枕投げ大会を始めまーす……せいやっ」

「ちょ、イーシェずるいっ…ってぶはっ」

「―――いいか夜、こうやって全力を出して遊ぶのが枕投げだ。俺みたいにスウィーツにぶつけろ」

「はいっ」

「え、俺?俺がやられんの?」

「その前にお姉様がやってやらー!」

「むにゅっ」←夜の頭にヒット

「てめっ夜に当てるとか何考えてんだ!」←全力投球

「はーい、当たらなーい☆」←お姉様による華麗な避け方

「……おらっ」←二発同時に投げる

「痛っ!」

 

「このっ」←仕返しを試みるオトメン

「はんっ」←叩き落してオトメンを潰しにかかる変態

「痛゛っ……うっぅぅ…イーシェぇぇぇ!」

「うちの犬を虐めんな!」←ガンナーによる精密な狙撃

「てめっ……あ、枕がな―――そらっ」←適当に枕っぽいのを投げた

「…え、咲さん、それ、」

「やったなー!」←咲が投げたもので投げ返すお姉様

「やったれー!」←お姉様の陰に隠れて応援する犬

「あのッ、皆さん、それ、やめて…!」

「はっ、こんなキャッチボールみたいに遅いヤツに当たるかよ、おらっ――――あ、」

 

 

※皆さんお気づきでしょうが、投げていたアレはフルフルさん(ぬいぐるみ)です。

 

※ハンターによる投枕に耐えられず、当然ヤンデレの手で………。

 

 

「な……か、み。出ちゃってるよ…?」

「うわーあぁ…」

「…………………………………………夜、これは、……アレだ。アレするから、その、」

「…………………」

「夜…?その、…なんだ、あの……」

「…………さ、」

「「「さ?」」」

 

「咲さんの馬鹿ぁぁぁぁぁぁ!!酷い!ひどいぃぃ!!ふる、ふるふるさん、ふるふる…せっかく、大事に―――…咲さんなんか大っ嫌い!嫌い嫌い嫌い!うわあぁぁぁぁぁぁんん!!」

 

「きら…っ」←あまりのショックに真っ白

「ふるふるさぁぁん、フルフルさんん…!死んじゃっ、ふる、うぅぅぅぅ……!!」

「あ、あー、あの、落ち着こう!?大丈夫、イリスが新品同然に直すから!謝るから!」

「咲も隅っこで茸生やしてないで謝れ!」

「……夜、ごめん、また新しいのでも何でもするから、」

「やだやだやだッフルフルさん、フルフルさぁぁんん!!咲さんの馬鹿ぁぁぁぁぁ!馬鹿ッばか……うっうぅ…」

「うわー、もう聞こえてないぞ、あれ…」

「咲さんさいてーです!咲さんの馬鹿!やめてって言ったのに!…ぐす、触らにゃいでください!顔も見たくないです!」

「うはー……ええっと、夜ちゃん落ち着いて、」

「――――…」

「え、咲、何か言った?」

 

「―――何でもやるっつってんだから泣き止めよ!たかが卑猥でキモイ白いぬいぐるみ一個だろうがッしかも『フルフルさん』『フルフルさん』って…俺よりアイツの方が大事か!?こんな事で嫌うとか馬鹿か!?」

 

「……え、何で逆ギレしてんの?」

「咲<フルフル、「大っ嫌い」「触るな」「顔すら見たくない」ていう禁句ワードが入ったからじゃない?」

 

「フルフルさんは気持ち悪くないです!そんな事言う咲さんより優しいですっ!こんな冷たい咲さんよりフルフルさんの方が大事です!!」

「んだとコラァ!俺が今までのどの女よりも丁寧に接してやってんのにお前は!…俺が必死でお前を探してる間に知り合った(モンスター)の方が大事だってか!?」

「痛っ…引っ張らないでください!」

「無理矢理売り子されてた時もそうだけど、お前って愛想振り撒くの大得意だもんな!モンスターになってる時だってお得意の愛嬌でそこらのモンスターとよろしくやってたんだろ、尻軽女!」

「――――ッ」

 

「「あ、」」

 

 

※兎さん(力持ち☆)による一本背負いが決まった!

 

 





備考:

※咲ちゃんぷっつんの流れ↓

・フルフルさんから得た知恵とかお話をよく話す夜ちゃんに地味にイラッとする咲ちゃん。
・フルフルさん大好きな夜ちゃんに地味に(ry
・それで今回初めて「嫌い」って言われて頭が真っ白になる咲ちゃん。
・謝罪っつーか弁明というか、とにかく話を聞いてくれない+二度目の「嫌い」コールに拒否する言葉がいっぱい。
→今までの積もり積もった苛々が話を聞いてくれない夜に向かってバーン☆

・元々ヤンデレだからね、心が狭いのが咲ちゃんだよ!だからキレ方とか怒りMaxの咲ちゃんの台詞がおかしいのは気のせいだよ!

・心の狭い咲ちゃんは(仕方なく)愛想を振られたお客さんに嫉妬してるし世話を焼いて知らない事を教えたフルフルさんとかにも嫉妬所か殺意を持ってるんだよ!流石は無意識のうちに紫の上計画を(ry

・腕は引っ張っても手は上げないのが咲ちゃんの優しさだよ!

・咲ちゃんを許せない人は、前に載せた「小話:さくちゃん」を読んで咲ちゃんの気持ちになって……読んでもきっと分かんないよ!←

・ただ単に夜に酷い事を言う咲ちゃんと、ぬいぐるみを買ってもらう夜ちゃん、嫁の取り合いをするチーズ。…ヤンデレに「嫌い」とかヤバい事言っちゃう夜ちゃんが書きたかっただけだよ!

※次回は甘い流れに持っていくのでご安心ください。

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