俺が原初の神?…………え?(凍結)   作:総司

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原作前
転生したけど凄く昔でした


 

どうも皆さんこんにちは、原初の神になった和那です。

 

じいさんに転生させられたのは良いけど、今現在冥界の空から地面に落ちてる途中です。

 

「うわあああああああああ」

 

ちょ、地面がどんどん近くなってる。

 

「は、そうだ飛べばいいんじゃん」

 

だが、気付いた時には既に遅く……

 

ドオオオオオオン

 

「いった~」

 

俺は地面に落ちた。

 

「「「「「!?」」」」」

 

俺の隣には拘束された銀髪の女性、そして、周りを囲うように男達がいた。

 

あれ?なんかヤバイ?

 

「貴様コイツの仲間か?」

 

「しかし金髪の美少女か、胸は残念だが今拘束してるコイツと同じように奴隷にしてしまうか」

 

「ギャハハ、賛成だなあ」

 

「貴様ら、暴動を起こした理由を問い質すことも忘れるな」

 

「お前だって奴隷にすることに賛成だったじゃねえか」

 

まともな奴は一人もいないのか。

 

それに金髪の美少女?あ!翼は見えないようにしてるけど髪の毛は金髪のままだった。

 

あと、力は……かなり抑えてるからコイツら平気なのか?

 

「貴女、空から降ってきた理由は知らないけど、今すぐここから逃げなさい!」

 

銀髪の人はまともだ。

 

しかし、コイツら黒い翼が生えてるしコイツらが悪魔か?

 

「ねえ、一つ聞いてもいい?」

 

「質問よりも先に逃げなさい!」

 

「大丈夫だよ。

それで質問ね、キミはなにか悪いことをしたから拘束されてるの?」

 

「それは……」

 

「貴様らなに二人で話会ってんだ!」

 

「別に良いじゃん、まともなのは彼女だけなんだから」

 

「話す必要なんてないだろう、貴様ら二人とも今から俺らの奴隷になるんだからよ」

 

奴隷になんかなりたくねえ……

 

コイツら全員倒すか。

 

ほんの少し、本当にチョビット力を開放する。

 

勿論隣にいる彼女には向けない、周りにいるコイツら限定だ。

 

「「「「「!?」」」」」

 

「なんだコイツ」

 

「魔王とは比べ物にならねえ」

 

「なんでコイツから強大な魔力を感じるんだよ」

 

「ア、アヒャアヒャヒャヒャヒャヒャ」

 

「狂ってる場合じゃないぞ」

 

悪魔って光に弱いんだよな、『全知全能』でそう出たし。

 

……光の代わりに魔力でいいか。

 

「バイバイ」( ´∀`)/~~

 

そして、魔力の固まりを悪魔にぶつける。

 

ズガガガガ

 

「「「「「ぐがあああああ」」」」」

 

お掃除終了~

 

「「「「「……………………」」」」」チーン

 

でも殺してないよ、骨を砕いただけだし。

 

治るかは知らないけど。

 

「大丈夫?」

 

「あ、ありがとうございます」

 

彼女の拘束は男達が気絶すると消えた。

 

「あの、貴女はいったい」

 

「あのね、キミは俺のことを貴女って言うけどさ、俺は男だからね」

 

「…………………………………え?」

 

「だから俺は女じゃなくて男」

 

「本当ですか?」

 

「本当です」

 

「………………」

 

あ、固まった。

 

~少しお待ちください~

 

「失礼を言ってすみませんでした」

 

「別に良いよ、女に勘違いされるのは毎度のことだから」

 

勘違いされるより男に告白される方がキツイ。

 

「助けてくれてありがとうございます、私の名前はグレイフィア・ルキフグスです」

 

俺はなんて自己紹介しようかな?原初の神って言っても悪魔だから信じてもらえるか分からないし……

 

お、良いこと思いついた。

 

「俺はなんでも出来るがモットーの人外、キリカだ」

 

「キリカさまですか」

 

「そ、処でなんで拘束されてたのか聞いてもいい?」

 

「分かりました、助けてもらいましたし。

今は新魔王派と旧魔王派が争っているのです」

 

「新魔王派と旧魔王派?」

 

「新魔王派は平和と種の繁栄を望み、旧魔王派は魔王の血筋が魔王になるべきと考えています。

そして、旧魔王派は新魔王派をよく思わない悪魔が多くて、それで争いになったのです」

 

なーる、つまり今の魔王は魔王の血筋じゃないのか。

 

「グレイフィアは新・旧どっち?」

 

「私達は旧魔王派にいました」

 

「私達?」

 

「私と姉さんは同じ悪魔同士が争う必要はないと思い仲裁をしようとしたのですがさっきの悪魔達に襲われ姉さんとはぐれてしまいました」

 

あれ?グレイフィアに姉なんていたっけ?

 

名前しか覚えてないけどいなかった筈。

 

「誰かこちらに近付いてる」

 

「新魔王派でしょうか」

 

「いや、グレイフィアに似た感じがする」

 

遠くから銀髪の女性が………

 

「グレイフィア!」

 

「姉さん!」

 

………え?顔とか全く同じなんですけど。

 

「よかった、グレイフィアが無事で」

 

「姉さんも無事でよかったです」

 

「あの~、この人がグレイフィアの言ってたお姉さん?」

 

「あら、グレイフィア、この女性は?」

 

「新魔王派に拘束された私を助けてもらいました」

 

「そう、グレイフィアを助けてくれてありがとう。

私はサクヤ・ルキフグスよ」

 

「俺はなんでも出来るがモットーの人外、キリカだ。

それと、グレイフィアにも言ったが俺は女じゃなくて男だからね」

 

「…………………………え?」

 

またですか。

 

~少しお待ちください~

 

あ、サクヤが正気に戻った。

 

「固まってごめんなさい」

 

「グレイフィアも同じ反応したよね」

 

「普通は同じ反応をすると思いますが」

 

「ま、そこは置いといて。

この争いを止めたいんでしょ?」

 

「ええ、出来れば止めさせたいわ」

 

「なら俺が現魔王がいるとこまで連れて行くよ」

 

「転移魔法ですか?」

 

「いんや」

 

「じゃあ、どうするとゆうの?」

 

「人外を侮っちゃ駄目だよ」

 

「「え?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~現魔王がいる邸~

 

「こんにちはー」

 

「!?」

 

「君が現魔王?」

 

「そうだよ、私が現魔王のサーゼクス・ルシファーだ」

 

「ビンゴ!」

 

「なにかようかな?」

 

「ようがあるのは俺じゃなくて後ろの二人」

 

「私はサクヤ・ルキフグスです」

 

「私は妹のグレイフィア・ルキフグスです」

 

「ルキフグス?なら君達は旧魔王派だね」

 

俺が聞くのも悪いし部屋の壁に凭れとこうかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~会談中~

 

「そうかい、ならこちらも手を打とう」

 

「「ありがとうございます」」

 

「ん、話終わった?」

 

「終わりました」

 

「そっか、なら俺はこれで退散させてもらうよ」

 

「あの、また会えますか?」

 

「きっとまた会えるよ」

 

ナデナデ

 

グレイフィアの頭を撫でながら微笑む。

 

「は、はい」//////

 

「それじゃーねー」

 

それじゃあこの邸の外に行くかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~冥界のどこか~

 

おう、なんか変な処に来たなー。

 

適当にやっちゃ駄目だね。

 

『ワシの声が聞こえるか?』

 

『お、じいさん』

 

『ようやく通じたわい』

 

『ようやく?』

 

『なかなかお主に繋がらなくての』

 

『ちょうどいいや、聞きたい事があるんだ』

 

『ワシも言いたい事がある』

 

『じいさんから先にどうぞ』

 

『助かる、ワシがミスをしてもうたと言ったじゃろ』

 

『ああ』

 

『そのせいでのう、お主が入るところは冥界で尚且つ原作が始まるずっと昔なんじゃ』

 

『やっぱり原作が始まるよりも昔か』

 

『うむ、本来なら原作が始まる少し前に送り駒王学園に転入する予定じゃったのじゃが』

 

『本来なら原作が始まる少し前の予定だったの?』

 

『うむ』

 

『それじゃ、次はこっちの質問な』

 

『分かった』

 

『グレイフィアに姉がいたんだけとさ、本来なら姉はいないよね?』

 

『それに関してはのう、世界は一つじゃないって事じゃ』

 

『パラレルワールドみたいなもん?』

 

『そんな感じじゃな、原作キャラが女性から男になってたり男性から女性になってたりしてる可能性がある』

 

『なーる』

 

『大まかな流れは原作と同じじゃから心配せんでも良いぞ』

 

原作なんて覚えてないけどね。

 

『分かった』

 

『うむ、では、……………サラバジャ!』

 

『どこの忍者ですか!……て、切れてる~』

 

原作までどうしてようか。

 

そうだ、この世界の最強に会いに行こう♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~次元の狭間~

 

おーここが次元の狭間かーなんにもないな。

 

「「そこを退け(く)!」」

 

「え?」

 

なんで魔力の固まりが俺に受かって来てるんだ?

 

ドォォォォォォォォォン

 

問答無用で攻撃ですか?それとも俺が来るタイミングが悪かったのかな~?

 

「なぜ今の一撃を喰らって生きている!」

 

「おまえなに?普通なら今ので跡形もなく消えてる」

 

「それは後から教えてやるよ」

 

一割の半分の半分ほどの力をドラゴンの二匹にぶつける。

 

「「!?」」

 

動かなくなっちゃった。

 

しかも凄く冷や汗かいて震えてるし、ふむ、この世界の最強は一割の半分の半分ほどの力……つまり一割の四分の一の力で動けなくなると。

 

「まて、我等が悪かった、話し合おう!」

 

「だからその力を消して」

 

この世界最強の二匹が冷や汗を流して一人の男にお願いしてるよ、これ凄い光景じゃない?

 

「それじゃあ話し合おうか、でもその前に人の姿になれるならなって欲しいんだけど」

 

首が痛くなって来るし。

 

「「分かった」」

 

赤いドラゴンの方の人の姿は整った顔立ちに真紅の髪は腰まで長く、体はでるところはでて引っ込むところは引っ込んでる、ようするにボンッキュッボン!てやつだね。

 

てか、スタイル良すぎない!

 

黒いドラゴンの方は、ゴスロリの格好をした幼女でした、原作と同じ姿だね。

 

真紅の髪をしてる方がグレートレッドでゴスロリの格好をしてる方がオーフィスって事だよね。

 

俺も男である以上グレートレッドの方に視線が行っちゃうんだけど。

 

「我、姿変える」

 

え?オーフィスは姿を変えてグレートレッドと同じ位のスタイルになった。

 

それに会わせて身長も伸びてるし。

 

二人とも女性としては高めの170手前位かな?

 

ちなみに俺の身長は170あるかないかです。

 

つまり俺の身長と二人の身長は同じぐらいなんですよ!ちょっとショック。

 

力のコントロールをするのを手伝ってくれた女神さまの話だと転生する前の身長は150~160位だったそうな。

 

身長が同じじゃなくて良かった!てマジで思った瞬間でした。

 

「それじゃ、自己紹介しようか」

 

「我はグレートレッドだ。

夢幻の真龍と呼ばれてる」

 

「我はオーフィス。

無限の龍神って呼ばれてる」

 

「俺はなんでも出来るがモットーの人外、キリカ」

 

「いくら人外だと言っても我等以上の力をもつ存在なんて聞いたことがないぞ」

 

「それにキリカから神力を感じる、人外でも神力なんてありえない」

 

「あれ?神力漏れてる?」

 

「気付けるやつは我等ぐらいだろうがな」

 

「本当の正体はなに?」

 

二人からの視線が凄い。

 

「はあ、分かった言うよ」

 

俺は翼を見えるようにして、一割ほど力を開放した。

 

影響が出ないように俺らの周りに結界を張ったから次元の狭間が消滅なんて事は起こらない。

 

「俺の正体は原初の神フィアナだ」

 

「「!?」」

 

冷や汗だっらだら~

 

…………美人の冷や汗なんて見てて良いもんじゃないな。

 

俺は力の開放を止めた。

 

「…………原初の神か、おとぎ話の存在だと思っていたが」

 

「…………我等以上の力、納得出来る」

 

「あ、ちなみに今の一割ぐらいな」

 

「「!?」」

 

お~凄くビックリしてるな~

 

まあ、今ので一割って言われたらな~

 

「処でさ、なんで俺攻撃されたの?」

 

「我とオーフィスが戦ってる時に間に入ってきた」

 

……俺の来るタイミングが悪かったんですね。

 

「なんで二人は戦ってるの?同じドラゴンなんだから仲良くすればいい」

 

「我はここで泳ぎ回りたい」

 

「我はここで静寂をえたい」

 

グレートレッドは泳ぎ回りたくて、オーフィスは静寂をえたいねえ。

 

静寂って寂しくない?

 

良いこと思いついた♪

 

「それじゃ、三人でここに暮らして見ないか」

 

「我はここで泳ぎ回りたいと言っただろ」

 

「我は静寂をえたい、グレートレッドがいたら今までと代わらない」

 

「別に今まで通り泳ぎ回れば良いさ、ただし、オーフィスが静寂をえたいらしいし時間制にさせてもらうけど。

それに静寂ってことは一人でいるって事だろ。

そんなの寂しいだけだし。

だから暫く三人で暮らして見ようぜ?

もしそれでも駄目なら俺が新しく次元の狭間を創ってやる」

 

「それなら、新しく創った方が早いんじゃないか」

 

「三人で暮らして見る事に意味がある。

もしどちらかがいなくなればこの広い空間にただ一人、寂しいだけだと思うしな。

それに案外楽しいかも知れないぜ」

 

「「……分かった」」

 

ちょっと間が会ったけどまあ言いか。

 

それじゃ、この空間で過ごすのに家を創るか。

 

 

 

 

 

 




あとがきコーナー

総司:書き直して初めてのあとがきコーナーです!

和那:この作品の主人公をさせてもらってる和那です

総司:基本この二人でお送りさせて頂きます

和那:こらから宜しくお願いします

総司:今回は第一回なのでさらっとですね

和那:了解~♪

総司:今回は本来ならいないグレイフィアの姉を出しました

和那:そうですよね。本来ならいませんもんね

総司:まあ、サクヤって名前で誰かは想像がつくと思います

和那:あの人ですよね

総司:そう、あの人です

和那:サクヤの存在でサーゼクスの妻や女王に誰がなるか予想がつきますね

総司:簡単につくでしょうね

和那:あと、俺はグレートレッドとオーフィスの三人で暫く暮らすんですね

総司:だって、貴方家ないですやん

和那:まあ、そうですけどね

総司:ま、こんな感じでお送りいたします

和那:別に読まなくても良いですよ~

総司:そんなこと言わないで!

和那:じゃ、終わりますか

総司:スルー!

和那、総司:こんな作品を読んでくれてありがとうございました


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