俺が原初の神?…………え?(凍結)   作:総司

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ひさびさの更新です。
更新しなくて申し訳ありませんでした。
そして、ひさびさなのでグダグダに……


さてと、俺の正体を話すとしますか

 

オッス、コカビエルを潰した和那だ。…………うっわ、なんでかかなり久々な気がするぜ。…………なんでだ?

 

「えへへ~和那~♪」

 

………………俺は今からかなり真面目な話をしようとしてるのにヴァーリは俺に抱き付いてる。…………空気読もうぜヴァーリ…………

 

「えっと、いろいろと聞きたいことはあるんだけど、和那くん、その女性は誰?」

 

「え?私?私はヴァーリ、『白龍皇』だよ」

 

「貴女が『白龍皇』……」

 

「そ、これから貴女達も和那と一緒に行動を共にするんでしょ、よろしくね」

 

「ヴァーリ、優奈は契約をしているがアーシア達は契約はしていないからどうするかはこれから話す」

 

「あ、そうなの?」

 

「ああ、それと、真面目な話を今からするから離れてくれないか?」

 

「………………………………………………分かった」

 

偉く長い間考えたな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァーリが落ち込みながら部屋から出ていった。…………あの、離れてくれないか?って言ったが部屋から出ていけなんて言ってないんだが。

 

「……彼女凄く落ち込みながら出ていったけどよかったの?」

 

「…………………………あとでうんと可愛がるさ」

 

……うん、あとでうんと可愛がろう。……なんかいろんな意味で搾り取られそうだが。

 

「……取り合えず、改めて俺の名前を言おうか。俺は霧瀬和那。そして、この世界、いや、全ての世界を創った原初の神『フィアナ』……いや、むしろ俺は二代目原初の神『フィアナ』の方が正しいか?」

 

「あの、二代目っていうのと、全ての世界を創ったってどういう事ですか?」

 

「ん?少し昔話をしようか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今からずーと昔、どれくらい前だろうか。数百億年?それとももっと昔か?取り合えず誰にも想像がつかないほど昔、まだ宇宙も生まれていない時代だ。そこには闇しかなかった。

 

そして、その空間に一人の神が生まれた。その神の力はとても強大だった。それこそ神を生み出し世界を創りだす程に強大だった。

 

そして神は宇宙と地球を創った。神はそのあとに神のみが存在し立ち入る事の出来る世界を創った。その世界を創ったあとに神は他の神を生み出した。

 

最初に生まれた神とその神によって生み出された神達は世界を、いや、地球を見ていた。そして、神が地球を創ってからどれくらいの年月が経っただろうか、人類が誕生し、いろんな争いを起こしたりしながら人類は進化していった。

 

そして人類は娯楽としてアニメ、漫画、小説等を書いたりした。神達もそれらを見ていた、そして面白いと思い一つのシステムを創り出した。それは人の意思が集まり世界を創るシステムだ。そのシステムのおかげでいくつもの世界が生まれた。そして神はもう一つのシステムも創り出した。新しく生まれた世界を管理する神を生み出すシステムだ。これにより一つの世界に複数の神が管理をするようになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……とまあ、まずはここまで話したが質問はあるか?」

 

「………………………………………」シュー

 

……ゼノヴィアの頭から煙が出てる。大丈夫か?それほど難しい話じゃないと思うんだが。

 

「……えっと、その初めて誕生した神様が和那君なの?あれ?でも和那君は二代目って言ってたよね?」

 

「俺であって俺ではないってところか」

 

容姿は同じだが性格とか違うからな。

 

「この世界は一番最初に生まれた世界なんですか?」

 

「いや、最初に生まれた世界は悪魔等のいない世界だ」

 

「人の意思が集まって世界を創るシステムってどんなんなんだい?」

 

「例えば漫画にしろアニメにしろこんな世界があったら楽しいだろうな、こんな世界があったら行って見たいなって思ったことあるだろ?」

 

「あるな」

 

……いつの間にかゼノヴィアが復活していた。まだ頭から煙が出てるけど。

 

「そう言った人間の意思がある程度集まったら世界が創られるシステムだよ。だから人間は知らず知らずの内に一つ、また一つと世界を創っているんだ」

 

「ちょっと待って、それだと世界はいくつ存在してるの!」

 

「無限に近い数の世界があるな。この世界もその一つだ」

 

「「「「無限」」」」

 

「そんじゃ、俺の説明をするぞ」

 

「あ、う、うん」

 

「俺はさっき話した初めて誕生した神が転生して俺が誕生したんだ」

 

「神様って転生するの!」

 

「わりとあるらしいぞ。一つの世界に興味を持った神が自分の力をその世界に会わせたリミッターをかけて、その世界に青年位の年齢で転生するってのがな」

 

「それじゃあ和那くんはこの世界に興味を持ったからこの世界に転生したの?」

 

「いんや、俺は神様としてやっていく為の修業としてこの世界に転生してきたんだ」

 

「和那さんは原初の神様なんですよね?」

 

「まあな、俺自身の力は原初の神の足下にと及ばないがな」

 

「……………うそ」

 

「……………………………あれほど圧倒的な力を持っているのにか」

 

「だって俺って修業に使った空間で経過した年月を抜くと二百年ちょいしか生きてないぜ?」

 

『精神と時の部屋』で過ごした年月をプラスするとどれくらい生きてるんだ?……忘れたな。

 

「二百年……」

 

「二百年しか生きてないってどういうこと?」

 

「俺が誕生した事が原初の神のミスなんだよ」

 

「ミスってどういう事ですか?」

 

「さっき転生の話をしただろ?転生するにもシステムを使うんだ。そのシステムはいろんな設定が出来てな、記憶を残したままで神の力を封印して転生とかな」

 

「原初の神はどんなミスをしたのかな?」

 

「容姿そのまま、神の力そのまま、なおかつ記憶や性格は消去って設定して転生したんだ。でもな、原初の神って元は女なんだよ、どういうわけか俺は男として生まれたけどな」

 

「……と言うことは和那のその容姿は原初の神の容姿のまま男として生まれたってことか?」

 

「……ああ」

 

「あれ?でも神の力がそのままなら和那君の力は原初の神と同じじゃないの?」

 

「神の力って言ったろ、神としての力は同じでも俺自身の力は足下にと及ばない。それに、俺は神の力の全てをコントロール出来てないしな」

 

「和那くんは原初の神になったけど経験が少ないからいろんな世界を旅して経験を積んでる、ってことかな」

 

「そうだな。でだ、お前らはどうする?」

 

「どうするって?」

 

「優奈は俺の下に来るのは決定してるが、アーシア達はどうする?特にイリナとゼノヴィアはまだ教会の人間だ。神の不在を知ってしまった以上追放されるだろうな」

 

「……そう、だよね……」

 

「……教会を追放か……」

 

「でだ、アーシア達がとる行動は三つある。いや、一つ目はアーシアは関係無いか、イリナとゼノヴィアの行動だ。神の不在を知った状態で教会を追放され、路頭に迷うってところか。二つ目はアーシアを入れた三人の行動だ。神の不在を知ったことの記憶を消すこと。三つ目は俺の事も説明したらからな、俺の下に来る事だ。どれを選ぶ?」

 

「……記憶を消すってどれくらい消されるんですか?」

 

「んー、上手くいけば聖剣を壊したところから、ミスれば今日一日丸々だな」

 

記憶を消すのは苦手なんだよな。

 

「どれを選ぶかはアーシア達が決めろ。俺の下に来るのなら俺の『神使』になってもらうけどな」

 

「……『神使』っなにかな」

 

「言葉の通り神様の使いだな。でも『神使』になると神に近い存在になるから人間じゃなくなるが」

 

「……私は和那さんの『神使』になります。私が今こうやっていられるのは和那さんのおかげですから」

 

「そうか。イリナとゼノヴィアはどうする?」

 

「私も『神使』になろうかな。和那君のおかげで凄く強くなれたし。それに、和那君も神様だもん」

 

「私も『神使』にさせてくれ、和那の下にいればもっと強くなれるだろうし。それに、和那といると面白いからな」

 

「分かった。そんじゃ『神使』にするぞ」

 

俺はアーシア達に指輪を渡す。

 

「指輪ですか?」

 

「ああ、少し痛いが我慢してくれ」

 

俺はアーシア達の指を少し切る、切って流れ出た血を指輪に少し塗る、そして俺も指を少し切り、血を指輪に少し塗る。

 

「これで四人とも俺の『神使』だ」

 

……でもこれってなんか血の契約って感じだよな。……俺の方が悪魔の契約見てぇ。『神使』の契約の方法を考えてる時に偶然この方法が乗ってる本を読んで採用したけど、この方法止めた方がいいだろうか?

 

ま、方法を止めるかどうかはさておき、新しく『神使』が四人増えたな。家がさらに賑やかになるぞー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話を終えてヴァーリを呼びに行き、ヴァーリを思いっきり可愛がった。……だが、いろんな意味で搾り取られたのは言うまでもない。

 

 

 

 


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