どうやら俺は死神から魔法使いにジョブチェンジ()したらしい 作:サメ
お気に入りが10件越しててビビりました。
ハリーポッターのあれいきたいです。
空を飛ぶバイクに乗る、というかなり新鮮な体験をした俺は、どこか知らないパブに来ていた。
「も、漏れ鍋?」
「ああそうだ。ここはマグルの世界と魔法界が繋がる場所だ。ほれ。さっさとはいるぞ。」
「お、おう。」
少しボロい店内へ入り、ハグリッドは店主らしき人と話を始めた。
が。すぐに話は終わったようで、店はシン、と静まり返る。
集まる視線。
「(え、なんでこっち見て、、、)」
ゴクリ、と唾を飲み込んだ瞬間。
「君がポッターなのかい?!」「生き残った女の子!」「君に一度でも会ってみたかったんだ!握手してくれないかい?!」
ドッと押し寄せる店中の客に飲み込まれた。
「あ、あの、えっと、その!」
代わる代わるに握手や写真を求められる。
こんなことあった試しがない。(そりゃあなんてったって元賞金首である)
その中に、ターバンを巻いた男の人がハグリッドと共にいるのが見える。
「ラグナ。こちらはクィレル教授だ。」
神経質そうな顔出しで、あちこちに視線を泳がせている。
「(滅茶苦茶怪しい、、、)あ、えっと、く、クィレル教授?ですか??」
「あ、あぁ、、、クィレルだ。ほ、ホグワーツで闇の魔術に対する防衛術を、お、教えている、、、き、君には防衛術なんでひ、ひ、必要ないと思うがね、、、」
明らかに必要教科でしょうがそれ。
「が、学用品を揃えに来たのかな?」
「あ、はい。」
「そ、そうか、、、た、楽しんでくれたまえ、、、」
変な先生だ、と申し訳ながら思った。
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「うん?傘はどこだったか、、、」
ハグリッドがゴソゴソとポケットやらコートやらをまさぐる。
今いるのはパブの裏庭。
何の変哲もないレンガの壁の前。
「(なぜレンガ、、、)」
こんなとこなんもねーだろ。うん。
「あぁ、あったあった。えっと三つ上がって横に二つ、、、」
コンコン、と傘でレンガを叩くハグリッド。
「おうわっ?!なんじゃこりゃ?!」
傘で叩いたところからどんどんと穴があいていく。
魔法ってやべぇな。こんなことできんのかよ。
ってことはシスターも出来んのかな、、、
「ほれ、行くぞ、ラグナ。」
ポッカリと空いた穴のアーチをくぐるとそこには。
「うっわぁ、、、人がスゲェ、、、」
「ダイアゴン横丁へようこそ、ラグナ。」
ダイアゴン横丁。
多分これからもお世話になるだろうから忘れないでおかねーとな。
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左の店を見れば、沢山の本が。
右の店をみれば、大量の草(恐らく薬草)が。
「(知らねぇもんばっかだなこりゃ、、、覚えられっかな。)」
ハグリッドはというと違う店を覗いて
「あれも必要だな、、、金を下ろさねぇとな。」
「金をおろす、、、?」
魔法界にもちゃんと銀行はあるらしい。
「あぁそうだ。世界でホグワーツの次に安全な場所が魔法界の銀行、グリンゴッツだ。」
「グリンゴッツ、、、」
めっちゃ厳つい名前だなおい。
しばらく歩いていると、男の子がショーウィンドーに群がって話しているのが見えた。
「なぁ、これ、ニンバス2000の最新型!」「あぁ!今までで一番速い箒だろ?」
「(やっぱ空飛ぶ箒もあるんだ、、、すげー)」
ちょっと乗ってみてぇ。
しかし学校。
前の世界で学校と言えば士官学校くらいだ。
しかも自分は通っていない。
学校をまっっったくもって知らない。
うっわ、緊張してきた、、、
「ほれ、着いたぞ。ここがグリンゴッツだ。」
周りの小さい店の中で一際目立つ白い塔のような建物。
大きな扉の前にたつのは、、、
「人じゃ、ない、、、」
「あぁ。ゴブリンだ。」
ゴブリン、、、?
まぁそんなことはいいか。
ハグリッドがゴブリンに声をかけ、扉が開いた。
途中で切ります、、、続きも書きますよ、、、