盾斧の騎士   作:リールー

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 遅くなりました。
 今回、キャラ崩壊とも言える描写があります。
 自分の中ではこんな感じかな、と思っているのですが……


第二五話 守護者

 時空管理局本局。それは都市を一つ丸ごと内包した巨大な次元艦であり、多くの次元世界を管理、保護する時空管理局の中枢部だ。

 管理局発祥の地、ミッドチルダが都市部以外は自然に囲まれた長閑な世界であることと比べると、やはり人工の艦であるため自然は多くない。

 それでも、そこに住む多くの人の精神衛生を考えて随所に緑を取り入れているので、初めて本局を訪れると本当に次元艦の中なのかと戸惑う者が多数だ。

 

 

 そんな本局の内部で、顕正は荒野の真ん中に立っていた。

 

 

「――始めるぞ、ナハト」

 

「はい、ミロード」

 

 一人ではない。鈍色の騎士甲冑と相棒たる盾斧、グランツ・リーゼを展開した完全武装の顕正の隣に、漆黒のドレス姿の女性がいる。

 周囲の荒野と相成って、一見すると貴族の令嬢とその護衛騎士に思える二人だったが、実際の主従関係は逆だ。

 女性が瞳を閉じ、祈りを捧げるように両手を胸の前で組むと、黒い輝きが生まれる。

 それを確認した顕正は、一度大きく息を吸い込んだ後、女性と共に高らかに宣言した。

 

 

 

「「ユニゾン、イン!」」

 

 

 

 黒い光が一瞬だけその輝きを増し、弾ける。

 それと共に女性の体が闇色の粒子に変換され、顕正の全身を包みこんだ。

 

 『盾斧の騎士』笹原 顕正と、融合騎『夜を蝕むもの』ナハティガルとのユニゾン。

 その姿は――

 

 

 

「……あまり外見は変わらないのですね」

 

 

 少し離れた場所で観察していたプリメラが指摘した通り、見た目に大きな変化はなかった。

 

「まぁ、元々の髪の色とかが似てるからな。ナハトの機能をフル稼働させたらバリアジャケットごと切り替わるらしいぞ」

 

 黒だった髪がナハティガルと同じ深紫色になったのだが、そもそもナハティガルの髪はよく見なければ分からないほど闇色だ。

 ユニゾン状態だとユニゾンデバイスの外見の一部が使用者の外見に反映されることが多いが、顕正とナハティガルの場合は色合いがよく似ている。そのため、変化はほとんど無いと言っていい。

 

「ふむ……ナハト、どうだ?」

 

『融合率、安定しています。これでしたら外部調整はほぼ必要ありません』

 

 自身の内部でバイタルチェックをするナハティガルからの念話に、ならばよしと頷き、力を込める。

 身体の奥底から湧き上がってくるような高揚感。

 それはユニゾンによる魔力の底上げと、増加分を含めた顕正の魔力管理をナハティガルが肩代わりしていることによるものだ。

 それなりに魔力保有量の多い顕正だが、そのくせ制御が甘い。

 持て余し気味だった魔力が更に増えるので大丈夫なのかと心配していたが、ナハティガルの管制機能は優秀だった。

 体を巡る身体強化魔法には一切の淀みがなく、今なら片手で乗用車くらい持ち上げられそうである。

 

『顕正くん、聞こえてるー?』

 

「はい、大丈夫です」

 

『オッケー、こっちのモニタリングでも問題はないから、早速だけどテスト始めちゃおう』

 

「了解です、いつでもどうぞ」

 

 空間全体に聞こえるスピーカーからの声に返答し、戦闘態勢を整える。

 少し待つと、荒野の中に無数の球体が現れた。訓練用のターゲットバルーンである。

 

『時間は気にしなくていいから、身体の調子を見ながら撃破して。その後で、プリメラさんとの模擬戦ね』

 

「はい!」

 

 このユニゾン状態で、何処までの挙動が出来るのか。

 更なる高みに挑戦できることへの期待で、ついつい頬が緩む。

 騎士甲冑の隙間から、闇色の粒子を散らしてターゲットバルーンの元へ駆け出す顕正の横顔はプリメラ曰く、

 

「……新しい玩具を貰った子供みたいですね」

 

 瞳を輝かせて走る顕正に少し呆れつつ、プリメラはすぐに来るだろう自分の出番のためにウォーミングアップを始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわー、やっぱりすごいですね、ナハトちゃん。600年前の夜天の主が、『盾斧の騎士』のためだけに作った、っていうのは伊達じゃないです」

 

 荒野を走り、飛び、自由きままに盾斧を振るう顕正の姿を、モニタールームの一つで女性二人が見ていた。

 

「そんなに?私には、いつも通りに顕正さんが暴れまわっているのと変わらなく見えるのだけど…」

 

 その一人である顕正の上司、聖王教会と管理局のどちらにも籍を置くカリムに言葉を返すのは、時空管理局本局第四技術部の主任を務める眼鏡の女性、マリエル・アテンザだ。

 

「確かに、目に見える変化はほとんどありません。顕正くんなら、ユニゾン状態じゃなくても同じような動きができますし、はやてちゃんと違って大規模魔法を使わないので分かりにくいと思います」

 

 しかし、と計測されたデータを指差す。

 

「顕正くんとグランツ・リーゼは、どちらも細かい魔力制御が不得意で、粗い筋力増強魔法で無理をしていた面があります。……これは凄まじいまでの頑丈な肉体があってこそ出来ることで、普通の人が真似したら直ぐに筋断裂を起こしても不思議ではないくらいのものでした」

 

 マリエルは今回の計測を行う前に、何度か顕正の魔法を見ている。

 全力で魔法を使ってくれ、と言ったら、涼しい顔で馬鹿げた筋力増強魔法を使われて大いに焦った。本人曰く、普段はここまで無理はしない、とのことだったが、それを気軽に使う顕正へと説教が行われた。

 

「ナハトちゃんは幾つか特殊効果を持っていますが、それは後付けの物が多くて、メインの機能はロードの演算処理代行ですね。最新式のインテリジェントに匹敵する規模の高速演算が行えます。強化魔法はもちろん、顕正くんお得意の砲撃魔法も自由度が段違いに上がりますよ」

 

「……それでも全力のユニゾンではない、というのは確かに驚異的ね」

 

 カリムの視線の先では、ターゲットを殲滅し終えた顕正がプリメラとの模擬戦を始めている。

 元より顕正が優位な力関係だが、ユニゾンにより能力の上がった顕正とプリメラでは、すぐに決着がついてもおかしくない。

 それでも剣戟が打ち鳴らされ続けているのは、偏にプリメラの不断の努力の成果だろう。

 魔力量、身体能力、戦闘センス、そしてユニゾン状態では制御能力でさえ劣るというのに、たゆまぬ研鑽と不屈の精神、過去の模擬戦経験から食らいついている。

 更なる戦闘能力を得た顕正は勿論だが、そのバディとして彼を支えていけるプリメラもまた、聖王教会の次世代を担う欠かせない騎士と言える。

 

 

「――んー、とりあえず最低限のデータは取れそうですけど、まだ何度か計測が必要ですね」

 

 ため息混じりに呟くマリエルに、カリムは頭を下げた。

 

「ごめんなさい、やっぱり急な依頼だったわよね?」

 

「いえいえ!カリム少将が謝ることではありませんよ!こっちでも、まさかこんなに早く結論が出るなんて思ってませんでしたから!」

 

 大慌てのマリエルの言い分も、最もだ。

 

 現在、管理局本局のシミュレータールームで行われているのは、『古代ベルカ式ユニゾンデバイス・ナハティガル性能計測実験』である。

 企画と準備、データの分析は時空管理局。

 管理責任と技術員以外の人員差し出しは、聖王教会の担当だ。

 

 

 

 顕正とはやてが遺跡からナハティガルを連れ帰ってきた日から、三週間が経過している。

 この期間を長いと取るか短いと取るかは人によるだろうが、管理局と聖王教会との関係性をよく理解しているカリムとマリエルにとっては、異例の短さであると感じるほどだ。

 

 管理局から聖王教会へ、遺跡探索の支援要員の差し出し依頼は今までにも何度か例があった。

 しかし今回の様な事態は、前例のないケースだ。

 

 遺跡で発見された古代ベルカ式のユニゾンデバイス。

 

 その所有権についての争いが勃発したのだ。

 

 遺跡は元違法研究所の一部という位置付けであり、管理権限は時空管理局が持っている。内部での捜査権も同じくし、遺跡探索による物品の『押収』は当然のことであると、本局側は主張。

 

 対する聖王教会側は6代目夜天の主による、『盾斧の騎士』個人への贈品である。そしてその血を継ぐ『笹原 顕正』にしか使用することが出来ないことから、所有権は顕正に、引いては彼の所属する聖王教会にあると言うものだ。

 

 非常に貴重な――歴史的価値、技術的価値のどちらでも――デバイスの所有権ということもあり、意見は真っ向から対立。

 お互いに主張を引き下げず、二週間が経過した。

 

 

 埒があかないと、あれやこれや裏で真っ黒なやり取りを始めようとカリムが準備した頃、手を出す前に事態は一気に傾くことになる。

 

 

 

「――こんな無駄な会議に時間を割くよりも先に、他に決めねばならない案件がいくらでもあるはずだ!!」

 

 

 

 バンッと会議室の机を殴りつけ、怒声を放った人物がいる。

 

「実働させられないデバイスを管理局で取り扱う必要があるのか!?使えるのはその教会騎士だけなのだろう?データが取りたいならば、その騎士に使わせればいいだけではないか!」

 

 その場にいた管理局、聖王教会、どちらの者も唖然とした。

 『管理局側』に立つ彼が、しかも聖王教会を快く思っていないと知れ渡っている彼が、曲がりなりにも所有権が教会騎士あるという旨の発言をしたからだ。

 二週間の間にあった数度の会議、その全てに『諸用により欠席』を貫いていた人物が、突然参加表明したと思ったら、この主張である。

 彼の怒号は続く。

 

「組織の利権を主張し合うのは結構だが、それによって正当な理由もなく個人の権利を取り上げるための会議など、時間の無駄だ!所有権は『盾斧の騎士』個人に、そのデータは定期的に管理局、聖王教会で共有する、それでどうだ!?」

 

 会議室に響く大声での主張に皆の理解が追いついた頃、何処からか小さな、

 

「……異議なし」

 

 との声が聞こえると、うむ、そうだな、それが一番か、それでいいだろう、と両サイドからの賛同の声。

 

 決を取れば賛成多数により、彼の提案を採用することが決まった。

 

 聖王教会側として参加していたカリムは、その結果に目を丸くしたものである。

 もちろん、聖王教会としては落とし所として申し分無い結果だのだが、カリムとその他数人の理事にとっては、少々顔を顰める結末と言える。

 

 所有権は顕正個人の物となったが、実際にその力が振るわれるのは聖王教会の任務でのことで、データの共有も元より想定していた。

 しかしそこに持って行くまでに、各方面に少なくない『借り』を作ってしまうであろうことは容易に想像出来る。

 それだけ手を尽くす価値が、顕正とナハティガルにはあると聖王教会は考えている。

 

 現状、顕正と聖王教会には確たる繋がりが薄い。

 当然、雇用者と被雇用者という関係性はあるのだが、顕正には強い信仰心も、高い忠誠心もない。

 自身の技量を高める環境を欲した顕正と、貴重な古代ベルカ式の有力な騎士を求めた聖王教会の利害が一致しているため、そして先んじて手を打ったために、現在の関係が成り立っているに過ぎないのだ。

 顕正が優先しているのが、技量向上のための環境であることは教会の者であれば皆知っている。

 縁や恩義も大切だと思っていることは間違いないが、それでも『夢』への情熱には及ばないだろう。

 もしも何かの拍子に『聖王教会よりも管理局にいた方が強さを得られるのではないか』と顕正が考えた時、今のままであれば直ぐに行動に移されても止めようがないのだ。

 

 その憂いを断つ、という意味も含めて、カリムは『教会はリスクを負ってでも顕正の後押しをする』ということを顕正の頭に刻みたかった。

 

 今回の管理局との対立は、そのための丁度いい案件だったのだ。

 落とし所が分かりやすく、教会側の負担が少なく、管理局との軋轢も残さない。

 

 

(――チャンス、と思ったのですけどね)

 

 表情は笑顔のまま、シミュレータールームで模擬戦を終え、肩で息をするプリメラに涼しい顔で手を貸す顕正を見る。

 マリエルにターゲットバルーンを要求したため、今から個人鍛錬を続けるつもりだ。

 この様子を別のモニタールームから見ているはずの、件の管理局員のことを思うとため息が出る。

 

(……まさかこんな形で思惑を潰されるなんて)

 

 今回の会議で結論の決め手となったのは、管理局側の譲歩だ。聖王教会は何もしていないことになる。

 顕正が恩義を感じるだろう人物は、管理局側の重鎮だ。

 それも普段は聖王教会を毛嫌いしているという男が、自分を後押ししてくれたと、知った顕正の内心は想像に難くない。

 顕正の人となりは管理局でもそれなりに知れていることではあるが、そこまで考えての今回の行動だったのか、その判断は未だつかないままだ。向こうの思惑が分からない現状は、カリムに不安を抱かせるには十分だった。

 

 

 

(教会嫌いで有名な貴方のこの行動には、どんな意味があったのですか……レジアス・ゲイズ中将)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カリムとマリエルが居るのとは、別のモニタールームから、管理局の制服に身を包む二人の人物が顕正の動きを見ていた。

 

「……ふん、この程度か」

 

 不機嫌そうに鼻を鳴らして悪態を吐く、恰幅の良い壮年の男性をチラリと見て、彼女は笑みを顔に出さないようにするのが大変だった。

 

「そうでしょうか?私には十分な、いえ、十分過ぎる戦闘能力だと見えますが……」

 

 勤めて冷静に分析し、私見を述べる。実際彼女、オーリス・ゲイズの目から見て、ターゲットバルーンを相手に絶え間なく動き続ける聖王教会騎士の技量は、管理局で実力者と呼ばれる者と比べても遜色無い様に見えた。

 彼女自身は大した魔法戦闘が出来る技量があるわけではないが、管理局員として上官に着いて様々な部隊の視察や戦闘記録を見た結果の審美眼には自信がある。

 しかし父であり、また職務上の上官でもあるレジアスの目には、また別の見解があるのだろう。

 

「動きに無駄な部分が多く、デバイスの機能を十全に活かしきれていない。個人としては十分だろうが、部隊を指揮するレベルには至っていないな。……まだまだだ」

 

 そう毒付く基準が『誰』なのかを考えると、痛ましくもあり、そしていけないと分かっていても微笑ましく思ってしまった。

 

 

 

 

 一週間前の会議の際、レジアスが教会騎士の後押しをする様な発言をしたと聞いたオーリスは驚くと共に、納得する部分もあったのが事実だ。

 その会議の内容が管理局と聖王教会の利権争いであることはオーリスも知っており、聖王教会嫌いの父が参加しないことが不思議だったのだが、焦点となっている教会騎士に関する概要資料を確認した時、父の行動理由が分かった。

 

 

 

 

 聖王教会騎士団所属、『盾斧の騎士』笹原 顕正。

 第97管理外世界『地球』の出身であり、600年前に該当世界に流れ着いた古代ベルカの騎士の子孫。

 魔法技術に触れたのは五年前からだが、二年前の夏までそれが明らかになることはなく、地球で起きた魔導師による民間人誘拐事件がきっかけで、魔法文明と関わりを持つようになる。

 その際、勘違いから管理局員との交戦状態となるが、格上と判断した管理局員との戦闘を継続し、人質を逃がすための時間を稼ごうとするという行動を取るほどの清廉な騎士であり、また、彼が魔法技術を得てから管理局と接触するまでの三年間、ストッパーとなるものが存在しなかったにも関わらず、一度として魔法を悪用しなかった点も評価されている。

 教会騎士となってからはその戦闘能力を存分に発揮し、危険魔法生物の駆除、遺跡探索、要人警護、遭難者の救助と様々な任務で活躍し、入団から一年未満であるといのに、既に聖王教会のエース的ポジションに立っている。

 

 

 それが、管理局が有する笹原 顕正のデータの概要だ。

 若くして有望な、騎士道に殉ずる覚悟を持った『騎士』。

 

 父レジアスは、彼を自分の親友と重ねて見ているのだろう。

 

 自分と同じ夢を見た、しかし道を違えることになってしまった親友であり、レジアスにとっても不本意な形で殉職することとなった、管理局の騎士。

 その人となりを知るオーリスには、父の心情を推し量るのは容易い事だった。

 

 シミュレータールームを縦横無尽に駆け回る若き騎士の姿を、小言を言いつつも見守り続ける父はきっと、僅かでもいいから手助けしたかったのだろう。

 彼が管理局に属していたなら、とオーリスは僅かに考えたが、かぶりを振って思い直した。

 もはや考えても栓のないことだ。

 現実として彼は聖王教会の騎士として活躍しているし、義理堅い性格からして、今更管理局に鞍替えするようなことはないだろう。

 そういった点は、確かに父の親友と似ている。

 そして何より、

 

(……彼が私達の『悪行』を知れば、どんな行動を起こすのかも分かりやすいわ)

 

 地上の平和を守る為、という大義名分があったとしても、自分たちの行いが正当なものではないと、オーリスも、そしてレジアスも理解している。

 それでも尚、歩みを止めないことを決めている自分たちと、悪を許さぬ騎士道を行く彼との道は、決して交わることはない。

 こちら側に引き入れるようなことは、一切ないだろう。

 父が出来る手助けは、きっと今回限りのものだ。

 

「……このまま、真っ直ぐに育って欲しいものですね」

 

 ポツリと口から漏れた呟きを聞いたレジアスが、

 

「……全くだ」

 

 と彼を見ながら小さく返す。

 その言葉にどれ程の思いが込められているのか。

 斜め後ろから見える父の背中に、オーリスは見えないと分かっていても微笑みを返した。

 

 

 

 




 レジアス閣下マジツンデレ☆
 彼の原作での行動は、彼なりの信念によるものでした。
 違法研究に手を伸ばした罪は確かに処罰されるものでしょうが、あの最期は…。

 で、融合騎ナハティガルについてですが……申し訳ない。
 詳しい仕様についてはまた今度になってしまいます。お披露目にはふさわしい舞台をセッティングせねば。

 と、いうことで、次話から二章最後を飾るエピソードが、予定では3話か4話使って始まります。短い、さすが聖王教会編短い。
 一章でのVSシグナム戦のように、バトルもりもりで行くので書くのを非常に楽しみにしていた話でもあり、二章は全てこのためにあるといってもいいです。
 ご期待ください。



 それではおたよりのコーナーへ。


Q:主人公がザフィーラの役割食ってない?

A:むしろザフィーラさんのような、味方の護衛に主人公は向いていません。
基本的に敵の殲滅で対象を守るようなスタイルなので、味方を直接守れるザフィーラさんを尊敬しているのがうちの主人公です。


Q:ナハトヴァール・ティガレックス・イヤンガルルガの連続狩猟

A:完全に想定外でした。上手いこと言われた。作者はナハトヴァールが出てきた時点でリタイアします。尚、『ナハティガル』は『ナイチンゲール』のドイツ語版で、夜を連想させる鳥ということで名付けました。……名前だけで何日も悩んだっていうのは内緒。


Q:チャックスかっこいい!チャックス強い!チャックスロマン!

A:この小説によってチャックス愛好家の方が増えてくれて、本当にうれしいです。
  ちなみに、作者は『師匠からの試練』がクリアできなくて困っています。極限化三匹とか無茶言いやがって…。



 それではまた次回。


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