ハリー・ポッターと魔法の天災   作:すー/とーふ

8 / 31
第七話

 時刻が二十三時半を過ぎてもスリザリンの談話室は人で溢れていた。

 殆どはO・W・LとN・E・W・T(めちゃくちゃ疲れる魔法試験:通称イモリ)を今年に控えた五年と七年次生だが、その中で下級生と上級生が入り混じっているグループがある。

 そのドラコ達が屯っているテーブルとは別に、暖炉の側に陣取っている小さな影があった。

 

「えーっと、反転草の粉末が〇.二グラムで効果が約一時間。ドラゴンの血とウルフスベーンの混合液を併用することで効果が強まり持続時間も延びる……って言っても、ドラゴンの血なんて大量に手に入らないよなぁ」

 

 大事な試験を控えた彼らよりも沢山の本を並べ、『ドラゴンの血液の十二の活用法』とタイトルロゴが入っている本と、双子が集めた手元のデータを見比べているのはアリィだ。

 彼の周囲にはクシャクシャに丸められた羊皮紙の紙くずが幾つも転がっている。十月に控えた一大イベントのために準備中のアリィは、固まった身体を解すために大きく伸びをした。

 

「聞いたかアリィ!? ビッグニュースだ!」

 

 周囲の紙くずを一纏めにして暖炉に放り込んだアリィに駆けてくるのはドラコだった。その表情は喜色満面。青白い肌も興奮で少し赤く染まっている。

 今まで見たことも無い浮かれようだ。

 

「どしたのドラコ?」

「一年生でもクィディッチ代表選手になれるかもしれないぞ!」

 

 クィディッチとは魔法界で大流行のスポーツで、箒に乗りながらボールを投げ、ぶつけ、掴んで点数を競うゲームである。

 このゲームは危険が伴うため飛行訓練を終えていない一年は選手になることが出来ない筈なのだが。しかし先程までドラコと会話をしていたクィディッチのキャプテンによれば、その規則が撤廃されるというのだ。

 本当は明日にならないと正式発表されない内容を、キャプテンのマーカス・フリントは寮監であるスネイプから聞かされていた。

 

「僕は当然選抜試験に出るぞ。早速、父上に箒を送って貰わなければならない」

「ふーん。頑張れドラコ。『パック 詰めろ』」

 

 欠伸をしながら大量の本を愛用のバッグに仕舞うアリィを、ドラコは面白く無さそうに見下ろした。

 

「……やけに反応が薄いなアリィ」

「え? だって俺、クィディッチやろうとは思わないし」

 

 冷めた目つきは段々と驚愕のものに変わる。アリィの真顔からこれが本心だということが分かり、ドラコは叫ばずにはいられない。

 

「じゃあ選抜試験に出ない気なのか!?」

「うん」

 

 即答する彼に談話室内は一瞬だけ静まり返った後、

 

『もったいねぇええええっ!』

 

 この中にいる全員が悲鳴を上げた。

 

「考え直せアリィ!」

「その腕前でクィディッチをやらないなんてもったいないわっ!?」

「アリィが選手になれば優勝杯なんて楽勝なのに!」

 

 まだ残っていた同級生だけでなく、後輩から噂を聞いた上級生までもが勉強を中断する。各寮対抗のクィディッチ杯は直接参加しない寮生にとっても大事なことだからだ。優良選手の勧誘失敗は勉強を中断するほどの事態だった。

 

「アルフィー、本当に選抜試験を受けないのか?」

 

 言い争うアリィとドラコに近付くのはフリントだ。今年からキャプテンに就任した彼は険しい顔をしながらきょとんとしているアリィを見る。

 アリィの噂は当然フリントも聞いていた。一年の採用には普段よりも厳しい査定と寮監、審判であるマダム・フーチの承認が必要となるも、噂通りなら厳しい試験も苦にならず、教師陣は自分が説得すれば大丈夫とたかを括っていた。

 最優良株の興味無し発言に、フリントも黙っていられない。平常時でも不機嫌面と揶揄されるフリントを前にして、アリィは笑っていた。

 

「練習する時間があったら別のことやってる。だからマーカス、頑張って勝ってよ」

「フンッ、気が変わったら直ぐに言え」

 

 代表選手には厳しい練習が課せられる。趣味>飛行の優先順位をしているアリィにはクィディッチをしている暇が無い。いくら腕利きでもやる気の無い奴は使えないため、まだ勧誘を続けるつもりでいても、とりあえずフリントは鼻息を荒くしながら自室へと戻っていく。

 第一回目の勧誘はアリィに軍配が上がった。

 

 フリントの撤退を見て野次馬達も散ってゆき、また元の喧騒に包まれる。

 疲れを解すために肩を回してから、アリィは談話室の大時計に視線を移した。

 

「あ、ドラコ。そろそろ時間じゃない?」

 

 アリィはルームメイトに視線を移すが、直ぐに珍しく溜め息を吐いた。いつの間にか説得は無理だと早々に諦めていたドラコは、現在自らの武勇伝を目を惚けさせながらうっとりとしているパンジーに猛々しく語っている真っ最中。

 以前よりクィディッチの話になると凄まじいほどに饒舌になることをアリィは知っている。

 そうなるとドラコは止まらない 。ぶちゃけ、彼はすっかり約束を忘れているようだった。

 

「ハァ。しゃーない、ハリー達には俺から言うか」

 

 しょうがないなぁ、という顔で呟き、アリィは静かに談話室から出て行った。寮部屋ではなく、徘徊を禁じられている夜の廊下へと。

 

 

 

 

 ◇◇

 

 

 

 話は単純だ。ただ単にハリーとドラコが互いを嫌い、夕食時にたまたま会った際に思い出し玉の件をぶり返し、互いに決闘を申し込んだというだけ。

 時間は真夜中、場所は四階にあるトロフィー室。そこでハリーとドラコが杖だけで戦い、ロンとクラッブが介添人を務める。アリィはただの見学だ。

 本来なら規則破りの夜間徘徊と喧嘩を止めなるべきなのだが、アリィは二人の好きにさせることにする。

 それどころか好都合だと判断し、正直に言えばこの喧嘩を嬉しく思っている。

 どんな理由であれハリーの強気で積極的な姿勢を見られてアリィは満足だったのだ。

 

「――という訳でドラコは来ないよ。今日は解散!」

 

 ドラコが来ない説明を終え、その話を聞いた者達の反応は二通り。すなわち、怒るか安心するか。

 前者は直接決闘に関係があるハリーとロンで、後者はたまたま居合わせることになった残りの二人。

 怒髪天を衝いて地団駄を踏んでいる赤毛の少年の肩――は届かないので、ロンの腰をアリィがバシバシと叩いた。

 

「まあまあ、これあげるから機嫌を直してよロン。それでさ、ハーさんとネビルは何でいるん?」

 

 蜂蜜飴を渡しながらこの場にいる二人を見る。彼女達はこの件に関係が無い。そもそも優等生のハーマイオニーと小心者であるネビルが夜間徘徊に付き合っていることが解せなかった。

 

「私達は太った婦人が戻らないから寮に入れないだけよ。貴方達の決闘を止める気ではいたけど、着いてきたくて来た訳じゃないわ」

 

 ピンクのガウンを羽織ながら横にいるロンとハリーを睨み付けるハーマイオニーと、夜に一人で婦人の帰還を待つのが怖いので三人と行動することにしたネビル。

 説明されたら納得してしまう内容にアリィが頷くと、不意にトロフィー室の扉が開いた。

 そこに立っていたのは人間でもゴーストでもない。正体は一匹の猫。管理人のフィルチが飼う、彼の相棒。

 

「逃げろ! フィルチの猫だ!」

 

 この猫――ミセス・ノリスは別名フィルチへの窓口。

 直ぐにフィルチはここへ駆け付けて規則破りを捕まえ、罰則を科そうとするだろう。

 しかし現行犯でなければ白を切れる。猫を見た瞬間、彼等は脱兎の如く駆け出した。

 沢山の部屋と廊下を走り抜け、自分達でもどう走ったか分からないくらい四階を駆ける。途中で聞こえていたフィルチの声も聞こえなくなり、妖精魔法の教室まできて漸く、アリィ達は一息つけた。

 揃って壁に背を預け、ずるずると下がって廊下にへたりこむ。

 

「ふう……これでフィルチを撒け――」

「おやおやぁ? こんな時間に出歩いてる悪い子はだーれだ?」

 

 ――撒けた、と安心する声をハリーが出す前に教室から現れたのは、ポルターガイストのピーブスだった。

 厄介な奴に目を付けられたと舌打ちする数名の中でただ一人違う反応を見せるのは、ハリーに手を引かれていた天災である。

 

「お、ピーブスこんばんは」

 

 

 ザザザッ ピーブスは 逃げ出した

 

 

 ゲーム画面で表記されるならこれ以上適切な表現は無いだろう。アリィを見た瞬間に彼は逃げ出す。この分なら騒ぎ立てたりフィルチに告げ口する様子も無い。下手に干渉して天災と関わるのをあのポルターガイストは恐れていた。

 

「……僕、アリィがいるスリザリンが羨ましい」

「ロンは昨日ピーブスに水風船投げられたからね」

「ロンはまだ良いよ。僕なんてもう少しで花瓶を頭にぶつけられる所だったんだ」

「皆、ちょっと静かにして……足音だわ」

 

 夜中に静まり返った廊下では大きく聞こえる。

 誰かの足音――それも走っているような足音に、全員の背筋が凍りついた。

 皆は一斉に近くにある扉へ飛び付く。しかし、今は真夜中。鍵が掛かっているのは当然だった。

 

「ダメだ! どこも開かないよ!?」

「落ち着いてネビル! きっとアリィが鍵をピッキングしてくれるから!」

「ほほう、そう言われたら期待に応えるしかありませんな」

「アリィはともかくハリーが黒い!?」

 

 罰則の足音が近付くにつれ皆は上手い具合に混乱していく。頼りない男共を一喝し、諌めるのは、古来より女性の役目と相場が決まっているのかもしれない。

 

「貴方達、ちょっと黙ってて! 『アロホモーラ 扉よ開け』」

 

 適当な扉に当たりを付け、ハーマイオニーが唱えたのは開錠の魔法。扉の鍵が外れるカチャっという音が鳴り、全員が顔を綻ばせた。

 

「これで入れるわ!」

 

 雪崩れ込むように部屋を空け、扉に耳を近付けて外の様子を探る四人。残る一人は、部屋の状態に気付いて言葉を失う。

 蛇に睨まれた蛙のように全身金縛りにあったネビルには気付かず、鍵が掛かっていると信じてろくに調べず早々に立ち去ったフィルチに、ハリー達は歓声上げた。

 

「ふう、助かった」

 

 扉に額を付け、脱力した声を上げるハリーに同意するよう、ロンとハーマイオニーも安心して息を吐く。

 緊張しっぱなしで息を止めていた三人は、忘れていた呼吸の仕方を思い出したかのように空気を貪った。

 

「早く寮に戻りましょう。もう太った婦人も戻っていると思うわ」

「ここは城のどこら辺なんだろう?」

 

 早速帰る段取りを付けるハーマイオニーと、疑問の声を上げるロン。その答えを得ているのはアリィだけだった。

 

「立ち入り禁止にされてる四階の廊下でしょ? いやぁ、近いうちに来ようと思ってたから結果オーライ」

 

 その答えに三人は凍り付く。

 四階の禁止された廊下。それは始業式で校長から恐ろしい死を迎えたくなければ近付くなと通達された廊下だった。

 そこにいる自覚が無いにしても、アリィの言葉を否定する材料が見付からないい。

 見る見る内に青ざめていく三人だが、既に顔面蒼白の者がいることに、彼等はまだ気付いていなかった。

 

「ねえ……ねえ、皆……」

 

 しかし、やっとのことで金縛り状態から脱したネビルのか細い声に、この場にいる全員が気付かない。

 罰則を恐れない親友の意思を砕くことに必死で、袖を引っ張られている感覚もハリーには無かった。

 

「ということでちょっと探検してから帰る」

「ダメだよアリィ! 恐ろしい死が待っているってダンブルドアが言ってただろう!?」

「そうよアリィ! 貴方、こんな風に夜更かしばっかりしているから身長が伸びないんだわ!」

「君も変な所でズレてるぞ!?」

 

 真っ暗の廊下を突き進もうとする子供を全員で止める。そこに、

 

「ねえ、皆!」

 

 ネビルとは思えない程の大声を聞き、全員が動くのを止めた。

 

「どうしたのネビ……」

 

 首を傾げるハリーの声は途中で細くなり、言い切る前に空気に溶ける。目の前の現実が受け入れられず、全員が言葉を失った。

 すると五人が気付くのを待っていたかのように、目の前の巨体が活動を開始する。

 伏せの状態から立ち上がり、荒々しく獰猛な唸り声を上げ、鋭利な牙が満載する口から周囲に涎を撒き散らす。

 目算で十メートル。真っ黒い毛を持つ巨大な三頭犬――神話の中でのみ語られる地獄の番犬ケルベロスが、アリィ達の前に巨体を晒した。

 

『あぁあああああああああああっ!?』

『ガァアアアアアァアアア、アアアアアアアァアアアアァアアアアァアアアアアッ!』

 

 皆が目を見開き、口を大きく開けて腹の底から悲鳴を上げる。その全員分の叫びを相殺する程の雄叫びを上げる三頭犬に、全員の身体が恐怖で震え上がった。

 ただ一人を除いて。

 

「お、うおぉおおおおおおっ!」

 

 驚きの声を上げるという点ではアリィも例外ではない。ただ、その叫びには未だかつて無い程の興奮と喜色が宿っている。

 

「おおお、おい犬! お、おおおお手――」

「お手なんて言ってる場合じゃないよアリィ!?」

「何でそんなに目を輝かせていられるの!?」

「そんなことしたら自分が潰されるぞ!?」

「………………」

 

 ハリーは宝の山を見詰めるような目をしている子供の手を引き、ハーマイオニーが扉を開け、気絶しそうなネビルをロンが押す。

 三頭犬に襲われる前に禁じられた廊下から脱出し、安全と分かっていても彼等は走るのを止めなかった。

 一心不乱に逃げる彼等は、今日の体験を当分忘れられないに違いない。

 四人は恐怖で。そして怖いもの知らずの天災は、あの生き物に出逢えたことを神に感謝し、自らの記憶に怪物の姿を刻み付けた。

 

 

 

 ◇◇

 

 

 

 翌日早朝の薬草学が運良く休講になり、アリィはそれを天の采配だと確信する。

 ドラコ達が談話室で急に訪れた自由時間を謳歌している時、アリィは再び四階にいた。その小さな手に、厨房で分けて貰ったビーフの塊を持ちながら。

 

「ふっふっふ。あの犬、喜ぶと良いなぁ」

 

 籠の中にある塊は巨大だが、それでも精々二キロほど。それだけではあの巨体の腹は満たされないだろう。

 肥大化の魔法を習得していて良かったと嬉しそうに肉へ食らい付く三頭犬を想像し、アリィは顔を綻ばせた。

 神話に登場する伝説の怪物。あれほどカッコ良く、自分の関心を引いた生き物など今まで存在しなかったのだ。

 そして廊下へと続く扉の前に立ったところで、

 

「ここは立ち入り禁止と言ったはずじゃよアリィ」

「あ、ダンブルドアだ」

 

 昨日と同じように開錠の魔法で中に入ろうとしたアリィの肩を叩くのは、立派な銀の口髭を携えた半月形の眼鏡を掛けた鉤鼻の老人。

 このホグワーツの校長であり、今世紀最大と誉れ高い偉大な魔法使い。

 アルバス・ダンブルドアが、いつもの微笑みを見せながらアリィの背後に立っていた。

 ちなみにダンブルドアがここを訪れた理由は、毎朝の日課となっている三頭犬の餌やりである。

 

「ちょうど良かった。一生のお願い! あの犬ください!」

 

 この突拍子も無いお願いにも動じず、笑みを崩さないこの老人は大物中の大物だろう。

 

「おや、アリィはこの中にいる生き物のことを知っておるのかな?」

「道に迷って中に入ったらケルベロスがいた!」

 

 鍵が掛かっていたのに迷ったも糞も無いが、ダンブルドアは特にその疑問には触れず初めて困ったような素振りを見せた。

 口髭を撫でる老人の声色は困り果てたようで、それでいて頬は面白そうとも感じている素振りを隠せていない。

 この老人、結構いい性格をしているのかもしれない。

 

「ふーむ。困ったのう。あげたいのは山々じゃが。あの三頭犬はハグリットからの借り物なのじゃ」

「じゃあハグリットから許可を貰えばオーケー!?」

 

 その通りとでも言うように頷いたダンブルドアは、今度は口の前に人差し指を持ってきて「秘密じゃよ」と囁いてから、期待で目をキラキラと輝かせているアリィと視線を合わせた。

 

「実はのアリィ……あの三頭犬、フラッフィーは、ここである物を守っておるのじゃ」

「それってグレートポチ太郎の後ろにあった扉?」

 

 既に名前があるにも関わらず勝手に命名したアリィの言葉通り、あの三頭犬の背後の床には扉が存在した。フラッフィー改めグレートポチ太郎は、その扉を守るためにダンブルドアの手で配置された門番。

 つまりここで三頭犬がいなくなるのは、優秀な見張りを失い、守る対象を危険に晒すのと同義。その解決策としてアリィが提案したのは、

 

「じゃあ俺が罠を仕掛ける! 誰も通れないようなのを仕掛けるから、それならアイツもお役目御免でしょ!?」

「そうじゃのう。それとアリィ、今後はちゃんと授業を――」

「受ける受ける! 模範生にでも何でもなるから、この通りお願いしますダンブルドア様!」

 

 言質は取ったり。このためなら一度の規則破りくらい大目に見ると寛大な心を見せる校長は、目的通り最後の条件を飲ませることが出来て眼鏡の奥の瞳をキラリと輝かせる。

 成績は優秀なのだが授業態度に問題があると、前々から職員会議で問題になっていたからだ。

 

「して、アリィや。いったいどんな罠を仕掛けるつもりじゃ?」

「えっと、今ふと考え付いたのは――」

 

 

 

 

 そして今から二週間後、ダンブルドアから教師陣並びに生徒達へ禁止事項に関することで改めて通達があった。

 その通達とは禁止された四階の廊下に関することであり、掲示板に張られている生徒用の注意書きにはとある一文が加えられることとなる。

 その一文とはズバリ。

 

 

 

 死ぬ前に天災の被害に合いたくなければ金輪際近付かないこと

 

 

 

 言わずもがな、効果は覿面だった。

 

 

 




次回は二・三日後くらいに幾つか纏めて更新する予定です。
誤字や脱字、ご意見やご感想がありましたら是非ご連絡ください。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。