黒子のバスケ ifストーリー 「もし、黒子が桃井の事を好きだったら」   作:和泉春

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七話です‼

本当にじわりじわりと進んで行きます‼

これからもよろしくお願いします‼

Twitterもよろしくお願いします^ ^

@izumi36585108


お邪魔します

「黒子。」

 

「どうしたんですか?赤司くん。」

 

 

放課後、僕が部活へ行こうと荷物をまとめていると、

赤司くんが教室を訪ねてきた。

 

 

「今日、青峰の様子を見てきてくれ。

部活は参加扱いにしておく。」

 

「え、あぁはい。分かりました。」

 

 

僕が承知すると、

赤司くんは考えるように手を口に持って行き呟いた。

 

 

「確か桃井も行くと言っていたな、

一緒に行ったらいいだろう。」

 

「分かりました。」

 

「それと…。」

 

 

赤司くんは手に持っていた

大きめの紙袋を僕に差し出した。

 

 

「これを、大輝に。」

 

「? 」

 

 

そういうことで、

僕と桃井さんは青峰くんのお見舞いに行く事になった。

 

 

青峰くんの家に向かう途中、

桃井さんは朝の青峰くんの様子を教えてくれた。

 

 

「朝電話したんだけど、何か空返事でね?

家に行ってみたら廊下で倒れてるんだもん‼

ビックリしたよ〜。」

 

「そうなんですか。

青峰くんも一応学校へ行こうと試みはしたんですね。

サボったのかと疑っていました。」

 

「あははっ、そうだね〜。

青峰くんにしては頑張った方か〜。」

 

「はい。」

 

 

そんな話をしているとすぐに

青峰くんの家に着いた。

 

 

青峰くんの家は白くて、

花壇の似合う綺麗な家だった。

 

 

青峰くんの家に向かう途中で桃井さんの家に寄った。

 

桃井さんの家も白くて

オシャレな洋式の家だった。

 

 

桃井さんは荷物を置いて、

青峰くんの夜ご飯を持って家から出てきた。

 

 

今日も青峰くんの両親は家に帰って

来れないそうだ。

 

 

桃井さんは慣れた手付きで

玄関の扉を開けて中に入る。

 

僕はその後に続いた。

 

 

ガチャッ

 

 

「青峰くーん?」

 

「お邪魔します。」

 

 

階段を上がり、

右に曲がって突き当りの部屋。

 

桃井さんがドアを開けると、

そこにはベッドで苦しそうに寝ている

青峰くんの姿があった。

 

 

それを見るなり桃井さんは静かな声で

僕に耳打ちした。

 

 

「私、夕飯置いて冷えピタとタオル持って来るね。

テツくんはちょっと

青峰くんの様子見て置いてくれる?」

 

「分かりました。」

 

 

桃井さんは遠慮なく家の奥に進んで行き、

僕は青峰くんの部屋に入って

桃井さんが戻って来るのを待った。

 

 

ドアが勢いよくバタンッと閉まり、

僕は少しやらかした気持ちになった。

 

その音は青峰くんの部屋中に

響き渡った。

 

もぞもぞと布団を動かして起きたのかと思うと、

ぼーっとした様子で天井を見つめる。

 

 

僕が部屋にいる事には

どうやら気がついていないようだ。

 

 

青峰くんは再び目を閉じて、眠りについた。

 

 

桃井さんがゆっくりドアを開けて戻って来た。

 

桃井さんは持って来た冷えピタを早速開けて

青峰くんの額に優しく貼り付ける。

 

するとその時、

青峰くんの口が微かに動いた。




第七話 お邪魔します
を読んで頂きありがとうございます!!!!

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これからも頑張って行きたいと思いますので、
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次話もお楽しみに!!!!

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