二次元旅行-真恋姫†無双-(完結)   作:九十

6 / 27
五話

 

というわけで やること決めてないけど・・・

風の意見でも聞いて考えるかな

 

「風これからどこ行くんだい?」

 

「・・ぐぅ」

 

「風起きなさい!」

 

でた! 寝たふり&ツッコミ

 

「おぉっ!」

「風は見聞を広げる旅をしていますー」

 

「つまり行き先は決まってないってことかな?」

 

「はい~」

「そういえばお兄さんはどこから来たのですか?」

 

「俺は・・・あっちの方からきたんだぜ!」

 

「そういうことではありません!風はあなたがどこの出身とか そういうことを聞いているのです」

 

ちっ やっぱりそっちですよね うーん どういう設定にしとこうかな

 

「ああ 俺は記憶喪失なんだよ 気付い時には荒野の真ん中にいてさ」

「で荒野で途方にくれてたら やさしい黄巾党の人が声を掛けてくれて 一緒に来ないかと言われ 一緒に旅をしてたんだけど」

「この前の時に殺されてしまって・・・泣く泣く 今は一人で旅をしてたんだぜ」

 

まあ大体あってるからいいかな

嘘を言うときは真実を少しまぜるって誰かが言ってたしな

 

「そうなのですか~ それにしては全然悲しくなさそうですが~」

 

「まあ俺は元気だけがとりえだからな! 風が元気なくなったときとかまかしてくれよ」

 

「はい そのときはおねがいしますよ~」

 

「それにしても無さん あなたと風 似たような服を着てますね・・・偶然ですか?」

 

いまさら服の事を聞かれるとは

 

「偶然だよ 俺もまさか風と同じような服を着てるなんて もうなんていうか運命じゃない?」

「風こうなったら結婚しよう」

 

「お兄さんはいきなりすごいことをいいますね しかし風は結婚をしてる余裕はないのですよ~」

「これから世は荒れるのです そのときには風が乱世の世の力になりたいのです~」

 

「黄巾党が潰れたのに世が荒れるのかい?」

 

「そうなのですよ~ お兄さん知りませんか?おそらく朝廷はもう駄目なのです~」

「風の読みではこのまま行くと・・・時間の問題です」

 

「ほう ではその時までに仕える相手でも見つけるとでも?」

 

「はい」

「稟ちゃんは曹操さまの所に仕える予定ではあるのですが~」

 

「ちょっと風 勝手にそんなこと教えて」

 

「どうせ稟ちゃんの溢れる曹操さまの思いはすぐにばれると思います~」

 

「そんな私と曹操様が ぶっ」

 

おお 名物鼻血だ

 

「お兄さんびっくりしないんですね~ 本当に初対面ですか~?」

 

するどいな 

 

「いや・・びっくりしすぎて 固まってただけだ」

 

「(何か理由があるみたいです・・)そうですか~ そういうことにしておきますね~」

 

「それより郭嘉はこのままで大丈夫なのか?」

 

「はい~ 稟ちゃん とんとんしますよ とんとーん」

 

「は! 曹操様は!?」

 

「いませんよ~」

 

やばい、もうなんていうか原作通りというか 稟は妄想族すぎる

後やっぱり風はするどいな 俺の中では、恋姫の中でナンバー1軍師だしな

気をつけないといけないなー まあばれた所でってのもあるんだけどね

風かわいいな 風 もう結婚するしかない! つい勢いででちゃったけどまあいいよね結婚位

それにしてもこれから どうするのかな・・・・やっぱり華淋の所に行くのかな 

 

ちょっとあの猫達も見に行きたいんだよね

うーん ああ そうだ 曹操といえばなんか偏頭痛がするとかなんとかってのがあったなー

それが南方の熱帯の場所に曹操の偏頭痛を治す草があるとでも言えば稟が行く気になるかな?

まあこの腰の袋からナンデモナオルソウを出すだけなんだけどね

 

「そういえば郭嘉 曹操はなんでも偏頭痛に悩まされてるみたいだぞ」

「でその治す草が南方の熱帯の所に生えてるみたいなんだけどそれでも取りにいかないかい?」

 

「む そうなのですか? なぜあなたが知ってるか知りませんが本当にですか?」

 

「ああ 本当だ ちょっと情報元は思い出せないが絶対だ もし違ったら俺のできることなら何でもやるぜ」

 

「そこまで言うなら曹操様のために行ってもいいですね」

「そうしたら曹操様が・・・ぶはっ」

 

こいつ絶対血が足りないだろ

死んでるでしょ普通

 

「はい 稟ちゃん とんとーん とんとーん」

「(それにしてもお兄さんは記憶喪失と言いつつも曹操さまのそんな事を知ってるとは・・)」

 

「すまない 風」

 

夫婦漫才ですかって

 

「ということで行くか? 風?郭嘉?」

 

「そうですね、まあ行きますか~稟ちゃんのために~」

 

「そうですね行きましょう!!曹操様と私のために! ぶはっ」


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。