ネタ晒し編   作:yoshiaki

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素人の書いた駄文です。キャラ崩壊とか設定とか気にならない人だけどうぞ。

ttps://www.youtube.com/watch?v=r1G98GlW18k

正史だとこんな感じ

貞子にも救いが必要です。


貞子が転生者を呪殺するお話し 1 親の想い子の想い

……ああ、君達か。娘から聞かされてるよ。

転生者、だったかな。あちらの方面とはまた違った意味での同類らしいが…まあかけてくれ。

母さん、お客様に茶をお願いするよ。

 

……では、話をしようか。ああ、ああ、大丈夫だ。言われんでも解ってる。私のところにくる団体客はたいていそちら絡みでね、昔から。慣れてるんだ。

君たちが聞きたいのは娘のことだな。勝手に人の話をしてなどと後で怒るかもしれんがまあそこはお愛想というやつだ。あまり気にせんでいい。

 

……あの子は昔から何かに怯えているようだった。その生まれゆえの苦悩かと当時の私は思っていたが、事はそう単純ではなかった。転生者だからかそれとも他の要因が何かあるのかははっきりしない。いつかどこかの可能性。パラレルワールド、並行世界の自分の情報をその体で受け続けていたのだ。生まれた時から、いや。本人いわくまだ母親の胎の中にいる時から…ずっとだ。

 

想像できるかね?いや、無理だろう…まともな人間には。もって生まれた苦しみに加えて経験した覚えのない自分の記憶や感情、狂気、怨念といってもいい代物を24時間365日片時も休むことなく受信し続けるんだ。普通の人間ならまず間違いなく狂死するだろう…人間ならな。

だが生憎、娘はいろんな意味で普通ではなかった。肉体的にも精神的にも、あるいは魂と言い表すべき何かも含まれるかな。とにかくあの子は耐えた。

 

……耐えて続けてしまったんだ、あの子は。その生命力と精神の強度が仇となってしまった。

娘はよく耐えたが、どんなものにも終わりがあるという言葉があるがまさにそれだ、限界だった。

 

……あの日の事はよく覚えてる。忘れられるはずもないが。

娘が公開実験で人を殺した。記録から推察できるのはここまでだろうが事はそこで終わりではなかった。実験会場から逃げ出した娘が襲われたんだ。君らの同類、それもたちの悪い連中にな。

 

その前に話は少しそれる。

 

あの子は普通ではなかったが不思議とどちらの娘も身内を認識、区別し慕っているように見えたよ。それが世間一般的な家族愛というものなのか、生物が本能的に自分の群れを認識しているにすぎないのか、あるいは別の何かなのかは議論の余地があると思うがね。ともかく慕っている母親に非難されたと受け取ったのか、娘はその場から逃げ出し、そこで襲われた。彼らにとって不運だったのは行きずりの犯行でよりにもよって娘を襲ってしまったことだった。

もうわかっていると思うが娘には傷一つなかったし、彼らは一人残らず生きてはいない。

 

結論から言うが、娘はニンゲンであることをやめた。この日を境にヒトではないナニカへの昇華が始まった。彼女があの時発した言葉は覚えてる。狂気に満ちた表情も。だが今思えばアレは福音でもあったな。

 

……ん、何だね?ああ、その事か。なぜ私たちの見た目に変化がないのか。答えは単純だ。すでに生者ではないからだ。単純な死者というわけでもないようだが。驚いたかね?私達は娘の家族(所有物)だからね。慣れれば気楽なものだよ。あまり気にせんでくれ。

 

話が途切れたな、続けよう。

 

あの狂った台詞と表情は忘れようがない。君らもその場にいたら間違いなく同意するだろうね、夢に見そうだと。

 

―――17歳になったら自分を井戸に沈めて殺してくれなんてまともじゃ出てこない台詞だろう?

 

なあ、諸君。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

煩い餌だ。

 

「はあッ!はッ!あ゛あぁなんでだぁ!なぜこんな化け物が俺の所にいィッ・・・!やめろ!くるなッくるなあッ!!ぎゃあああああああああぁああああああああアアアあああああああかペッ」

 

その想いが伝わったのかすぐに静かになる。わたしはいつものように中身を喰らう。おいしい。おいしいおいしい。おいしい美味しいおいし美味美味しいおいしいおいしおいしいかったです。

 

食べ終わると人心地つく。私の庭で騒ぐ蟲だが息の根が止まれば少しは可愛く思えてくる。私の腹の中で苦しみの叫びを上げ続けてくれるともなればなおさらだ。餓えを満たし、疼きを癒してくれる。

どういうわけか食べても困らない餌に限っては尽きることなく送りこまれてくる。煩わしいとも思うし、餌に困らずに良かったとも思う。品性はともかく魂はどいつも上等だったからだ。

 

お父さんが食べられない方のヒト達と話しているようだ。……昔話か。

せっかくなのでわたしも回想してみることにする。たまには自分の生をふりかってみるのもいいだろう。では、思い出してみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生まれた時から金具が軋むような音が消えなかった。いや、生まれる前からか。お母さんのお腹の中にいる時から聞こえ続けていた。いつかどこかの世界の私の思念が四六時中絶えることなく伝わってくる。何故かは私にもわからない。ひたすらヒトを、世を呪えという強迫観念に襲われ続けていた。これにもって生まれた苦しみまで加わるのだから正直転生云々のことなどどうでもいいことだった。

ふとした拍子に殺しそうになる。意識、無意識関わらずに発動する生者への殺意、呪いの衝動ともいうべきそれは常に私を苛み続けた。自らの宿命を知るこの世界の私にとって日常とは苦痛との同伴が義務付けられているようなモノであった。

だがそんな私にも安らぎが無かったわけではない。お父さんやお母さん。身内、家族とも言うべき人たちと過ごす時だけは煩わしい音が止むのだ。もう一人のワタシもおとなしいように思える。家族は例外という事なのだろうか。何にせよ救いがあるのは喜ぶべきことだった。今の(ワタシ)にとって外の世界は忌むべきものでしかなかった。家族だけが救いだったのだ。

 

どんなものにも終わりがある。

とうの昔に擦り切れた己を誤魔化しつつ保っていた危ういバランスが崩れるその日が。

私が壊れるその時がやってきた。公開実験の日が訪れてしまったのである。

 

その時は意識して自らの存在を薄め、落ち着かせていたように思う。自らに言い聞かせていた。

 

だいじょうぶ。私はだれも殺さない。家に帰ったらまたいつもの日常に戻るんだ。

 

……油断が、あったのだと思う。これまで耐えられたのだからこれからもずっと大丈夫。昨日と同じ日が今日も明日も続いていく。そう信じていた。いや、信じ込もうとしていたのだろう。

 

そんな保障なんてどこにもなかったのに。

 

『イカサマだっ!!』

 

なんで

 

『これは手品だ』

 

なんでなんで

 

『しかも低級な手品だ』

 

なんでなんでなんでな

 

『俺は騙されんぞ!』

 

なんんんdんdnANNなんあn

 

『伊熊博士!アンタ騙されてるんだよ!』

 

死ね死ね死ねsねしねねんんんんねねねんねn呪死

 

『う゛うーーっ』

 

『どうした!?』『死んでる…』

『バケモンだ…!』

 

塵が屑が餌が蟲がしねしんえねねねしね死死呪死んで

 

『貞子!お前が!?』

 

おかあさん。なんで。そんなめでみないで。おとうさんも。やめてだってあいうらがわたしはわるくないわたしじゃないわたしじゃないわたしじゃないわたしじゃ

 

『貞子!!』

 

私はその場から逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キイイィッ キイイィィッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悲しい。涙を流す。

 

我慢できなかった。唯一の心の支えだった家族を馬鹿にされて溜まりに溜まった澱みが一気に噴き出し爆発してしまった。

 

悲しい。涙が止まらない。

 

より悲しみを誘うのは、今流している涙はお母さんに問い詰められたから、お父さんに実験の場にトドメをさして台無しにしてしまったことであってヒトを殺したことそのものには何の痛痒も覚えなかった事実だ。現に今もこう想っている。

 

下等生物(ニンゲン)風情がお父さんとお母さんを馬鹿にした。潰してやりたいって。

 

私、どうなっちゃうのかな。いつかこの世から弾き出されて暗い所に閉じ込められちゃうのかな。

いつかどこかの(ワタシ)みたいに。

 

いやだ

いやだいやだ

いやだいやだいやだやだやだやだやだやだだだydあ『おっとカワイイ子みっけ!』

 

『お前ロリコンかよ』『うっせ。せっかく特典付きで転生したのに原作の数十年前とかきいてねーぞ。レイプでもしなきゃやってられねえよ』『俺ストライクゾーン広いからオールオッケーだわ』

『でもこんなことして大丈夫なん?まあ俺もやるけど』『心配ねーって。転生した後は一切干渉しないし好きに生きろって言ってたし大丈夫だろ』『ま、所詮モブだし一人や二人犯そうが問題ないだろ』『ん、泣いてるの?大丈夫だよーお兄さんたちがすぐきもちよくしてあげるからねー』

 

その時浮かんだ感情はご同輩が他にもいたことへの驚きでもなければ犯されることへの怯えでもなかった。餌が向こうの方からやって来たことへの嬉しさだった。頬が緩む。

 

『んーなにこの子?なんか笑ってるんだけど』

 

そしてこうも思った。

 

『なんかきみわりいな。さっさとやっちまおうぜ』

 

コレなら食べてもお母さんに怒られないと。

 

 

 

キイイィッ キイイィィッ

 

 

 

『…なあ、なんか変な音しないか』

『聞こえる……何だこの音』

 

『あ゛あーーっ』

 

ひとり

 

『急にどうした?変な声あげんなや!』『お、おいそいつ』『ひっ』『し、しんでる』『なんだよこの死に顔!?』

 

『ぐええエエッ』

 

ふたあり

 

『ひっ』『なんだ!なんなんだよぉっ!?』『もしかしてそのガキ!』『ぶっ殺せ!!』

 

『あびゃっ』

 

さんにん

 

『使えない!?なんでだ!?』『これまで使えたのに!?』『そんなの放っておいて早く逃げ』

 

『お゛おーーっ』

 

よにん

 

『体が!動けない!?』『これはゆめだこれはゆめだこれはゆめ』

 

『あはあはあっはああはははは はびゃッ』

 

ごにん

 

『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめ』

 

『ぐぎいいいィッ』

 

ろくにん

 

『ひッ…ひいィひッ』

 

しちにん

 

『あぎゃああああああああああああああああああーーーーーッ!!!!』

 

ごちそうさま。

 

 

 

『貞子!?』『こ、これは』

 

 

 

ねえ、お父さん。

お願いがあるの。お父さんじゃないとだめなの。

(ワタシ)が17歳になったら―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ワタシ)はニンゲンのふりをやめわたし(怪物)になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――(ワタシ)井戸に沈めて(ころして)

 

 




貞子「(ワタシ)はニンゲンをやめるぞーーーッ!!」



はい、この駄文を作るのに丸1日かかりました!
文才ゼロかつ亀速度での執筆。…ブラインドタッチ?なにそれおいしいの?
↑ここまでほとんどコピペ

映画でなんか貞子が戦うらしいのでリング0みたりtrick劇場版の貞子ネタとか見てたら衝動的に書いてしまった。続きません。短くてごめんね。

この後なんやかんやで並行世界の呪いを乗り越えてチョースゲー存在に昇華した貞子が外道転生者の魂を喰いまくります。神はビビッて世界の外側に餓えた貞子が出てこないように餌を投下し続けるのでした。

これで好きな作品に貞子突っ込めばいいと思うよ!翡翠屋の店員に仲〇由〇恵に生き写しの女子がいたら貞子たんですのでよろしく。
気が向いて筆がのったら貞子関連の設定とかあげるかも。短いけど。

もうネタ切れだよ。続いてほしいからだれか書いて!私が読みたいよ・・・。

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