〜side 渚〜
僕らは殺し屋。
椚ヶ丘中学校三年E組は暗殺教室。始業のベルが今日も鳴る。
暗殺教室が始まってから半月ちょっと。暗殺なんてしたことのなかった僕らだけど、そろそろ暗殺にも慣れてきたところだ。まぁ慣れてきたことと殺せるかどうかはまた別物なんだけど……
今のところ暗殺で一番惜しかったのはカルマ君だ。僕の知る限りだと凶器とか騙し討ちではカルマ君が群を抜いてる。頭の回転も早いし、
でもそのカルマ君ですら本気を出した殺せんせーには対抗できず、昨日は暗殺を完封されて手入れされてしまった。これでしばらくはいつも通り、小さな暗殺をコツコツとって感じになるのかな。
「皆さん、おはようございます。今日も良い暗殺日和ですねぇ。それでは日直の人は号令をお願いします‼︎」
殺せんせーに促された日直の人が号令を掛け、それに合わせてクラス全員が先生に銃の狙いを定める。
何もない日はHRでの一斉射撃からこの暗殺教室は始まることが多い。けど正面からの暗殺は殺せんせーには通用しないから、この一斉射撃はどちらかと言えば先生の動きを観察したり射撃の腕を磨いたりといった訓練の要素が強かったりする。
そうして撃ち終わった対先生BB弾を片付けてから授業が始まる。相変わらず殺せんせーは殺せていない。
僕らは殺し屋って言ったけど、その前に中学三年生でもある。だから授業を妨害するような暗殺を殺せんせーは許可していなかった。つまり暗殺できる時間は授業前と授業後、昼休みと放課後の時間帯に限られる。
だけど昼休みは先生も食事をするため国内外問わず飛んでいくから、事前に言うか呼び出さないと昼休みの暗殺は出来ない。今日は誰も予定を入れていないのか、殺せんせーは授業が終わるとともに飛んでいってしまった。
「……皆、昼飯前で悪いがちょっといいか?殺せんせーのいない間に話しておきたいことがある」
殺せんせーが北海道へと札幌ラーメンを食べに行ったのを見送って確認した後、坂本君が珍しく大きな声で皆の注目を集めていた。
昼休みに入って騒がしくなっていた皆が静かになるのを待ってから、坂本君は再び話し始める。
「今日の放課後、俺達四人で暗殺を仕掛けようと思う。出来れば手伝って欲しいんだが、協力してくれないか?」
坂本君を入れて四人というと、残る三人はいつも一緒にいる吉井君、土屋君、木下君のことだろう。
彼らはクラス全員が参加するHRの暗殺とかには参加してるけど、個人で暗殺をしてる場面はあまり見たことがない。身体能力は高いけど行動には移しておらず、積極的に暗殺を提案してきたのはこれが初めてだ。
特に二人掛かりであれば烏間先生を追い詰められる実力を皆の前で発揮した吉井君と坂本君。彼らが積極的になってくれたのは僕らとしても心強い。
「協力ってどれくらいの人数が要るんだ?具体的な役割は?」
皆を代表して磯貝君が坂本君に話を訊いていた。
今日の放課後って言ってたけど、それを初めて聞いた僕らは当然ながらその暗殺内容を知らない。ほとんど暗殺実行までの時間がないこのタイミングで話したってことは、そこまで重要な役割じゃないのは予想できるけど訊いておきたいところだろう。
訊かれた坂本君も磯貝君だけじゃなくてクラス全員に聞こえるように答えを返す。
「ベストなのは十六人以上だが、最低でも八人は欲しいところだ。最悪誰一人協力してくれなくても暗殺自体は実行できるが、保険として手を打っておきたい。何も難しいことは言わねぇから、可能な限り人数が集まってくれると有難い」
「随分と大人数が必要なのね……私は別に構わないけど、皆はどう?」
片岡さんは坂本君の要求を受けて協力するようで、訊かれた他の女子も片岡さんに続く形で協力要請を受け入れていた。
「俺も協力してやっていいよ。坂本達が何を企んでんのか興味あったしね」
「俺もいいぞ。残った男子はどうする?」
意外にもカルマ君が率先して坂本君に協力することを承諾し、磯貝君が残った男子に確認することでクラスの大半が参加を決めた。もちろん僕も参加するよ。
「ケッ、なんでお前らに協力しなくちゃなんねぇんだよ。俺は降りるぜ」
「あぁ、別に協力したくねぇならそれでもいい。邪魔しないってんなら帰るなり見学するなり好きにしてくれ」
寺坂君が拒否したことで吉田君、村松君、それにウェーブした黒髪が暗黒オーラを放ってるっぽい狭間綺羅々さんの三人も協力するのを拒否したけど、坂本君は気にしてない様子で引き留めたりはしなかった。
クラス全員の意思を聞き終えた坂本君は暗殺の話を続ける。
「協力してくれんのは……二十二人か。仮に暗殺が成功したら一人当たり三億五千万、暗殺を実行する俺達四人は五億五千万、残った一億は派手に祝勝会とでも行こうぜ。何か異論があったら言ってくれ」
協力を決めた皆に坂本君は報酬を提示する。もし本当にこの暗殺で殺せんせーを殺せた場合、後で揉めないための取り決めだろう。
百億を二十六人で山分けするんだから一人当たりの取り分が少なくなるのは当然だけど、サラリーマンの平均生涯年収が二億ちょっとって聞いたことがあるから普通に暮らす分には十分な額と言える。
誰にも異論がないことを確認した坂本君は、僕らにやってもらいたいことを指示していく。
その内容を聞いた僕らは、本当にそれだけで良いのかと言いたくなるくらい簡単な仕事を与えられた。
暗殺の内容は万が一にも皆の挙動から悟られたくないとのことで教えてくれなかったが、それは実行する四人が知ってればいいから気にはなるけど無理に聞き出すのは止めておこう。
それぞれの役割を割り振られた僕らは、放課後まで特にやることもないので昼休みをいつも通りに過ごした。
★
そして午後の授業が終わった放課後。いよいよ坂本君達の暗殺の時間だ。教室では暗殺の舞台が整えられ、役割を与えられた人達も言われた位置についている。
暗殺の準備をしている間に木下君が殺せんせーを呼びに行っており、十五分したら連れて来る手筈となっていた。もうそろそろ来る時間だ。
「おやおや、何やら教室が私のためにセッティングされていますねぇ。机が端に積まれているだけで随分と広く感じますよ」
噂をすれば何とやら。ちょうどその時、木下君に連れられた殺せんせーがドアを開けて入ってきた。先生の言う通り、教室の机は後ろの方に寄せて重ねている。
これも坂本君の指示だけど、教室にスペースを作ったのにはどういう意図があるんだろう?スペースがあるってことは、それだけ先生も動ける範囲が広くなるってことなのに……
「……ふむ。何やら女子生徒達が廊下に並んでいると思っていましたが、窓の外にも同じように並んでいるじゃないですか」
木下君によって教室の真ん中まで誘導された殺せんせーは、教室内を見回して状況確認をしていた。
坂本君に協力することを決めた女子達は半分に分かれ、教室から出て全部の窓や前後のドアの外にそれぞれ配置されている。教室に残っているのは男子だけだ。
「逆に男子生徒達は教室内で窓やドアの鍵を塞ぐようにして並んでいる。どうやら先生を教室から逃がしたくないようですが、閉じ込めたところで殺せるとは思えませんねぇ」
そして教室に残った僕らは窓やドアへと手を掛け、中からは開けられないようにしていた。殺せんせーは政府との契約で僕達には手を出せないから、これで先生には脱出不可能な密室の完成である。窓やドアを壊して逃げようものなら外に控えてる女子に怪我をさせちゃうしね。
けど僕も殺せんせーの方が正しいと思う。そもそもクラス全員の一斉射撃を教壇の上だけで躱せる先生にとって、クラス内に閉じ込められる程度は痛くも痒くもないはずだ。この行動に意味があるとは少なくとも僕には思えない。
「実行犯は吉井君、坂本君、土屋君、木下君の四人ですか。君達はあまり積極的に先生を殺しに来てくれていませんでしたから、どのような暗殺を仕掛けてくるのか楽しみです」
教室の真ん中に連れられた殺せんせーの周りには、3mほど間合いを空けて正方形に囲んでいる四人の姿があった。
四人は左右の太腿に銃を収めたホルスターと二つのウエストポーチを腰に装着しており、何か暗殺のための道具を用意していたことが分かる。烏間先生にでも頼んで銃やナイフ以外の武器を用意したんだろうか?
全員の配置完了を確認した吉井君がポケットからコインを取り出す。
「じゃあコインを弾きますんで、落ちた瞬間から暗殺を始めたいと思います」
「ヌルフフフフ、いつでも構いませんよ。この暗殺で殺せるといいですねぇ」
吉井君の最終確認に対して、殺せんせーは顔色を緑の縞々に変化させてニヤリと笑っていた。
正面からの暗殺だから、どのような方法で来ようとも見てから反応できるという余裕だろう。そのタイミングすら教えてくれているのだから先生の見切りはなお完璧だ。
そんなことはお構いなしに吉井君の指からコインが弾かれ、その甲高い金属音で協力している皆の緊張が一気に高まった。これから何が起こるのかを僕らは知らされていないので、それを見逃さないように集中してこの暗殺を見守る。
軽く放物線を描いて弾かれたコインが頂点に達すると、そこから重力に引かれて地面へと折り返していきーーー
「お前ら、先に謝っとくわ。スマン」
コインが落下する直前、坂本君のそんな謝罪が聞こえてきた。
それがどういう意味かを考える前に再び甲高い金属音が響き渡り、彼らの暗殺開始を告げる。
四人全員が全く同じ動きで二つのウエストポーチに両手を突っ込むと、中から取り出した何かを空中へ
(あれは…………)
僕はその物体が何か見極めようとして目を凝らしたものの、それを判別するよりも早く坂本君が何もしなかったもう一方の手を動かし、
その物体が炸裂して教室全体に降りかかった。
「うわっ⁉︎」
教室で退路を塞いでいた僕らは思わず手を離してしまい、本能的に顔を守ろうとして腕を翳す。しかし冷たい液体が降りかかっただけで身体には何も異常はない。
そうして僕らが自分を庇った瞬間、複数の発砲音が連続して聴覚を刺激してきた。四人が今の爆発を合図に銃撃を開始したのだろう。
僕らが硬直している間に撃ち終えたようで、発砲音はすぐに聞こえなくなった。ゆっくりと顔を覆っていた腕を離して自分の身体を確認する。
(これって…………水、かな?)
硫酸とかだったら濡れた部分が爛れるはずだし、無色透明で身体が汚れているということもない。まぁ坂本君達も至近距離でこの液体を浴びているわけだから、少なくとも有害なものではないだろう。
……ってそれよりも暗殺はどうなったの⁉︎
「…………」
見れば殺せんせーはまだ生きてる、んだけど……なんか先生、ふやけてない?それに僕の勘違いじゃなければ、暗殺が始まる前と比べて余裕がなくなってるような気もする。
「……ふむ。反応や変化を見た感じだと仮定通りだな。だが水風船の炸裂程度だと四人の銃撃を躱せるだけのスピードは維持されたまま……次やるなら実行人数を増やしてバケツでぶっ掛けるくらいの量は必要か」
暗殺が終わって立ち尽くしている殺せんせーを、坂本君は観察するようにしてブツブツと何かを呟いていた。放り投げられた物体は水風船だったのか。でも何で水風船を……?
その間に吉井君、土屋君、木下君の三人は構えていた二丁拳銃をホルスターに直していた。坂本君は考え事に集中しているようで、片手の銃と何かのスイッチーーー多分だけど水風船の起爆スイッチは手に持ったままだ。
「……なるほど。この暗殺の発案者は坂本君でしたか」
「ほう、何故そう思う?」
殺せんせーが話し掛けてくるのを聞き、坂本君はそれに答えることなく質問し返していた。
しかし殺せんせーも確信を持っているのか、迷うことなくその質問の答えを返す。
「分かりますよ。何故ならこの暗殺は現時点で君にしか思いつけないからです。……検証したのでしょう?
脱皮した皮って…………僕が怒られた日に殺せんせーが使ったやつのことだろうか?
確かに坂本君は捨ててくるって言ってその日はそのまま帰ってこなかったけど……まさか持って帰ってたの?
そんな僕らの驚きを肯定するように坂本君は先生の言葉を認める。
「あぁ、脱皮した皮が消える原理を検証するのに随分と時間を掛けちまったぜ。太陽光、自然風、バクテリア分解、時間経過ーーーそして水。寺坂達の仕組んだ対先生弾を爆発ごと防いでたから、水で溶けたのは変質して脱皮した皮だけの特性って可能性もあったが……どうやら殺せんせーは水が苦手みてぇだな」
獰猛な笑みを浮かべながら殺せんせーの弱点を指摘する坂本君を見て、僕らは正直、坂本君のことを見誤ってたとしか言えなかった。
学校では良い噂をあまり聞いたことはなかったし、知り合うまでは椚ヶ丘では珍しいただの不良だと思っていたところもある。
だけど実際には少し口調に荒っぽいところはあれど気さくな性格で、それでも烏間先生との戦闘から噂通りに喧嘩が強い人っていう認識だった。
しかし、
「
「にゅや……先生もちょっと甘く見てましたよ。まさかこれほど早く大きな弱点を見破られるとは……これからは気をつけないといけませんねぇ」
殺せんせーがキレて怒りを露わにしている中、脱皮した皮に着目してさり気なく持ち帰り、それを使って先生の弱点を研究する。
あの状況下でそこまで冷静に先を見据えて行動できる胆力と頭の回転の早さは、もしかしたらカルマ君と同レベルに達してるかもしれない。
暗殺に非積極的だなんてとんでもなかった。彼はずっと先生を殺せる刃を水面下で密かに磨き続けていたんだ。
と皆が各々で驚いているところにカルマ君が不機嫌そうな声を上げる。
「坂本は満足できたみたいだけどさぁ……これはどうにかならなかったわけ?」
カルマ君は濡れた髪を掻き揚げながらジト目で睨んでいた。
まぁカルマ君の言いたいことも分かる。事前準備も予告もなしでずぶ濡れにされるとは誰も思わないよね。
そんな不満の声が上がることも予測していたのだろう。坂本君は平然とカルマ君の睨みを受け止めていた。
「大丈夫だ。ちゃんとタオルを用意してある」
「いや、アフターケアの話じゃなくて。まぁ殺せんせーの弱点を暴いたんだから多少のことは大目に見るけど、何か俺らに思うことはないの?」
「あぁ、俺の心境の話なら問題ないぞ。女子はともかく、男子を濡れ鼠にすることに罪悪感はねぇからな。だから先に謝っといただろ?」
「……ホント、坂本っていい性格してるよね。もちろん悪い意味で」
「そりゃお前も似たようなもんだろうが」
そうやって軽口を叩き合う二人。うん、こうして見ると二人は結構似てるところがあると思う。喧嘩が強いところとか、頭の回転が早いところとか……あとは性格もかな?
「ねぇ渚ー、もう入ってもいいー?」
そうこうしているうちに外で待機していた女子達も教室へと戻ってきたようで、廊下側の窓に配置されていた僕に茅野から声が掛けられる。
教室内を見渡せば、吉井君達がタオルを配ったり水塗れの教室を片付け始めていた。他の男子も色々な反応はあれど片付けを手伝っている。
それを見てこれ以上の暗殺はないと判断した僕は、女子達を招き入れて今回の暗殺の内容を話しつつ片付けに加わるのだった。
次話
〜大人の時間〜
https://novel.syosetu.org/112657/5.html
明久「これで“バカ達の時間”は終わりーーーって誰が馬鹿だ‼︎ 馬鹿なのは雄二だけだよ‼︎」
渚「ま、まぁまぁ。今回は原作から
……………。
明久「……あれ?今日呼ばれてる殺ーーー」
殺せんせー「 遂 に 私 の 出 番 で す よ ‼︎ 」
渚「うわっ⁉︎ 殺せんせー、マッハで現れないでよ‼︎」
殺せんせー「何を言ってるのですか渚君‼︎ 先生と言えばマッハ‼︎ マッハと言えば先生でしょう‼︎ 私の初登場回においてこれ以上の演出はありません‼︎」
明久「うわぁ、超気合い入ってるよ。四話もオチに使われて相当堪えてたんだな」
殺せんせー「さぁさぁ、吉井君に渚君‼︎ 今日は美味しいお茶菓子を持参したんです‼︎ 食べながらお話しましょう‼︎」
明久「本当ですか⁉︎ ありがとうございます‼︎」
渚「でも殺せんせー、なんで記念すべき初登場回でお菓子なんて持ってきたの?それだけ文字数が嵩張るよ?」
殺せんせー「おっと、渚君も何やらメタい発言を……なに、特に意味はありませんよ。ここで主人公格の二人と親しくしておけばまた呼ばれるかなぁ、とか文字数が嵩張ればより先生の出番が増えるかなぁ、なんて打算は微塵もありませんから」
渚「打算しかない⁉︎ よっぽど堪えてたんだね‼︎」
明久「ほぉんあほぉほぉあひぃひぃへふふぁふぁひふぁひょふひょ」
渚「吉井君はお菓子を詰め込みすぎ‼︎ 何を言ってるのか全然分からないよ⁉︎」
明久「(もぐもぐ)……んくっ。今回は雄二が考えた暗殺の話でしたね」
殺せんせー「えぇ、そうですね。しかしこの段階で水の弱点がバレるのは計算外でした」
渚「急に真面目になった……切り替えが早いというか何というか……」
明久「そりゃ計算外でしょうね。なんせ原作一巻に当たる時期ですから、この時点で弱点が発覚するのは漫画的に展開が早過ぎますもん」
殺せんせー「二次創作ならではの展開運びですね。原作を知っているからこその先出しというわけですか。脱皮した皮が水で溶けるというのも原作にはないですし」
渚「しかも何時になく大真面目だ⁉︎ 後書きなのに遊びが全然ないよ‼︎」
明久「前回の話の最後は“クラス全体を巻き込んだ無差別攻撃”なんて不穏な雄二の台詞で終わってましたけど……」
殺せんせー「正しくは“教室全域に対する無差別での面攻撃”でしたね。しかも使用するのは水ですから、君達自身やクラスメイトを巻き込んでも実質的な被害はない」
渚「あ、もうこのまま行くんですね……なんか調子狂うなぁ。でも殺せんせーの触手って粘液で少量の水なら防げるんじゃありませんでしたっけ?」
殺せんせー「良い着眼点ですよ、渚君。しかしその辺りの解釈はいつか本編で語られることを待ちましょう。何でも此処で話してしまうと楽しみが減ってしまいます」
明久「殺せんせー、そろそろ文字数がいい感じです。今日はここまでですね」
殺せんせー「おや、そうですか。それでは皆さん、次回のお話も楽しみに待っていて下さいね」
明久「それじゃ、バイバ〜イ‼︎」
渚「……あれ⁉︎ 今回はオチなし⁉︎」