進撃のイスカリオテ~Titan to Dust~   作:マイン

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今回はミレニアム、もとい少佐、大尉、ドク編です
大尉の活躍が少ないのはどうか許してもらいたい。今回は少佐がメインなんで
…でももっと書きたいから続くかも

あ、あと演説の内容については完璧自己満足ですんであまり深く考えないでください


短編集パートⅡ・新たなる千年の為に、次の戦争の為に

調査兵団。壁の中に生きる人類において、唯一壁の外で活動することを義務付けられた存在。彼らの多くは巨人を打倒し、巨人に奪われた領土を奪還することが任務である。しかしその他にも、巨人の生態を把握し、奴らの秘密に迫ることで人類に貢献する研究班もまた彼らの一員である。

そんな調査兵団の中に、一際異彩、いや異常な部隊があった。

これは、そんな彼らの日常である。

 

 

 

とある壁外調査の日、調査兵団は散開して壁外の物資調達を行っていた。そんな最中、彼らはある砦の跡地に陣を張り、危険地帯といわれる巨人の巣窟となっている森の調査を行っていた。

 

「そうか、巨人を発見したか。上々、上々」

そんな陣の中、かつての食堂であったであろう場所にて、小太りな男が食事をしながら耳に奇妙なものを当てて何やら独り言を呟いていた。男は制服こそ着ているももの危険な壁の外にいるにも関わらず机に食料を広げ、まるで我が家のようにくつろいでいた。そんな彼の傍らには、大柄な体躯を制服で包み、さっきから一向に口を利かない珍しい褐色の肌をした男が控えている。

二人とも立体起動も剣も持っていない。だが、彼らにはそんなものは不要である。一人は純粋に必要なく、一人は持っていてもしょうがないからである。

やがて何か指示のようなことを呟くと、小太りな男は耳に当てていたものを机の上にあるこれまた奇妙な機械の上に置き、食事を続ける。

 

「本部で留守番しているドクにいい土産ができそうだよ、大尉。念のために君も向かってくれたまえ。人手は多い方がいい」

その言葉に大尉と呼ばれた男は頷きもせず部屋を辞する。が、男は気にしない。まるでそんな反応が当たり前と思っているようであった。小太りな男は食事を続けながら口元に怪しげな笑みを、眼鏡の奥の瞳に狂気を宿しながらなおも呟く。

 

「ああ楽しみだ。もうすぐだ、もうすぐ準備ができる。戦争だ、また戦争ができる…」

 

 

 

 

 

砦よりほど近い森の中、およそ十数体の巨人が寄り添って朝を待っている岩場の傍にて、何人もの調査兵団の制服、袖に変わったマークが刺繍されているのが特徴的なそれに身を包んだ男たちが、先ほど男が使っていたような機械の周りに集まっている。やがてその内の一人、機械に耳を当てて何やら呟やいていた男が耳の機械を置くと、傍にいた男が声をかける。

 

「指揮官殿からの命令は?」

その問いに先ほど話していた男はニヤリと笑って答える。

 

「巨人はすべて捕獲。可能な限り無傷で、奇行種は最優先とのことだ」

そのあまりにも無理難題な命令を、彼らは怪しげな笑みを浮かべて文句ひとつ言わず受諾する。

 

『了解』

彼らはすぐさま散開し、武器を手に岩場を取り囲み始める。

 

 

「しかしすげぇよなあの機械。ムセン…つったっけ?離れていても伝令ができんだろ。俺がここに入るまでは見たことも聞いたこともなかったぜ」

「これも大博士(グランドプロフェッツオル)の発明なんだろ?まったくすげえよあの人は。あの人のおかげで巨人に食われた俺の腕も元通りになったんだかんな」

「ああ、まったくあの人たちには頭が上がらんぜ」

「…お喋りはそこまでだ。作戦を開始するぞ」

軽口を叩く男たちに、リーダー格らしい男が小声で注意する。その言葉を受け男たちは巨人たちへと視線を移す。そして、

 

「さあ、巨人狩りの時間だ…!!」

一斉に巨人に飛び掛かった。

 

 

 

 

 

 

ガシッ!

「うぉ!?しくった!」

彼らは巨人に狙いを絞らせないよう立体起動や俊足を生かして巨人をかく乱し、木々の中へと誘導する。その最中、奇行種らしい一体が突然飛びついて一人の男を掴みあげる。巨人はそのまま男を握る手に力を込める。

 

「うぉぉ、やばいやられる………!」

男の体が軋み、呻き声を上げる。

 

 

が、

 

「…なあんちゃって」

突如男が剣を投げ捨て、自分の右手のひらを噛み切る。すると右腕から蒸気が噴き上げ、男を隠す。巨人もそれに驚きこそしたが、ただの蒸気と分かると大口を開けて自分の手ごと食らおうとする。

だが巨人の口が閉じる前に、煙の中で何かが巨人の上あごを掴む。

 

「くっせぇ口、開くな!!」

何かはそのまま巨人の上あごを押し上げる。すると、ビキビキと嫌な音がし、遂に巨人の顔面上半分を上あごごと引きちぎった。視界を失い右往左往する巨人に、煙の中から何かが飛び出し、胸板になにか巨大なものをぶつけた。吹き飛んだ巨人が後方にあった大木に叩きつけられる。すると木の上から7~8メートルはあろう何本もの木製の槍が高速で降ってきて、巨人の四肢を地面に縫い付けた。

そんな中、巨人を吹っ飛ばした何か、先ほど捕まっていたはずの男が槍が降ってきた木の傍により、上に向かって声を飛ばす。

 

「確保確認!他の個体の確保作業に向かってくれ!」

その声とともに、木の枝の上からいくつもの影が飛びだす。どうやら先ほどの槍は彼らの仕業のようだが、彼らと槍の大きさの比率を考えれば、あれほどの速度で槍を投げることはできない。

しかし、彼らにはそれができる秘密があった。

 

「ったく、面倒かけさせやがって。どうせ実験材料になるんだったらおとなしくしろっての」

四肢を縫い付けられ身動き一つ取れない巨人に男が声をかける。その姿は捕まる前とほぼ同じであったが、異様なものが存在していた。それは、先ほど去って行った兵士たちにもついていたものと同様のものであった。

 

「しかし、さすが大博士(グランドプロフェッツオル)だ。俺の腕をこんな風にしてくれたんだからなぁ。…これでやっとテメエらをぼこぼこにできるってもんだ。そう、この…」

そういって自分の右手に視線を向ける男。そこには、

 

 

 

眼前の巨人と同程度の大きさになり、未だ蒸気を噴き上げる男の腕があった。

 

「テメエらの細胞が埋め込まれたこの腕でなぁ!!」

 

 

 

しばし離れた場所にて、兵士たちが寄ってたかって一体の巨人を雁字搦めにしている。そんな彼らの背後から、一体の巨人がゆっくりと迫ってきていた。兵士たちは日ごろのうっぷんを晴らすかのように夢中で気づいていない。そんな彼らの一人に巨人は飛び掛かった。

 

だが、その巨人が彼らを口にすることはできなかった。

 

ズガン! ドズゥゥン…!

突如上空より落下してきた白い流星のようなものが、巨人の脳天に突き刺さってその頭蓋を地にめり込ませる。

 

「うぉ!?何だぁ!?」

驚いた兵士が未だ土煙の立ち上る音の方向を見る。そこには、首から上を失い痙攣する巨人の体の上に立つ褐色肌の男、大尉がいた。彼の右足は、下の巨人の物であろう血液で真っ赤に染まっていた。

 

「あ…、大尉殿!ありがとうございます!」

礼を言う兵士たちに、大尉は無言で下の巨人を一瞥すると兵士たちに捕縛するようジェスチャーで指示すると、森の奥にまた流星のように飛び去って行った。

 

「…了解しました。おいお前ら急いでこっちもとっ捕まえろ!早くしねえと再生しちまうぞ!」

兵士たちは指示に従い、大尉が置いて行った瀕死の巨人を縛り上げ始める。そんな中、一人の兵士が大尉の飛んで行った方向を見て呟く。

 

「あれが人狼(ヴェオウルフ)…。巨人すら一ひねりとは、恐ろしいもんだ…」

 

 

 

 

 

数時間後、兵士たちは各々が捕えた巨人を荷車に括り付け、砦へと帰還した。砦の中に入り、休息をとる兵士たち。そんな彼らの前に、あの小太りな男が上層より降りてくる。すると兵士たちは一斉に立ち上がり、姿勢を正して自分たちの部隊のみが行う敬礼、右手をピンと伸ばして腕ごと斜め前に突き出す姿勢をとり、叫ぶ。

 

『勝利万歳(ジークハイル)!少佐殿!!』

敬礼を受けた少佐と呼ばれた男は鷹揚に手を振って応えると、近くにいた男に声をかける。

 

「軍曹、今回の成果を報告したまえ」

軍曹と呼ばれた男は声を張り上げて応える。

 

「ハッ!少佐殿!今回、我々は15メートル級を3体、10メートル級、5メートル級を各2体ずつ、3メートル級を6体捕縛しました。内一体は奇行種、いずれも損傷軽微、我々にも死傷者はいません!」

その報告に、少佐は笑みを受かべる。

 

「素晴らしい、君たちは本当に素晴らしい。調査兵団独立捕縛部隊、通称『ティンダロス』。その身に巨人の因子を宿し、人間にも、化け物にもなりきれなかった異端者(イレギュラー)の集まり。それが君たち、それが我々。故に素晴らしい。異端と恐れられる我々が、人類にとっての切り札でもあるのだから」

そこで一息置き、少佐はなおも語る。

 

「我々は今まで狭苦しい壁の中に押し込められてきた。そんな我々が巨人に打ち勝つにはどうするか?答えは簡単。巨人になればいい。化け物を倒そうとするならより強い存在になればいい。人間の心を持ちながら巨人になる。巨人の力を人間の知恵をもって使役する。なんとも素晴らしいことじゃないか。我々が人類の反撃の口火を切る。我々こそが、人類の救世主となるのだ!」

本心を心の奥底に押し込んだ、何とも耳触りのいい言葉。彼の心中を知る由のない兵士たちは、その言葉に歓喜の鬨の声を上げる。そんな彼らを手で制し、少佐は語りだす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

諸君、私は戦争が好きだ。

諸君、私は戦争が好きだ。

諸君、私は、戦争が大好きだ。

 

 

殲滅戦が好きだ 電撃戦が好きだ

打撃戦が好きだ 防衛戦が好きだ

包囲戦が好きだ 突破戦が好きだ

退却戦が好きだ 掃討戦が好きだ 撤退戦が好きだ

 

 

平原で 街道で 塹壕で 草原で 凍土で 砂漠で 海上で 空中で 泥中で 湿原で

 

 

この地上で行われるありとあらゆる戦争行為が大好きだ

 

 

壁に迫ってくる巨人の群れを、砲台から掃射された砲弾が吹き飛ばすのが好きだ

 

 

間抜け面をさらして突っ込んできた巨人を、ベテランの兵士が立体起動をもって死角より切り伏せ

た時など心がおどる

 

 

駐屯兵団の操る砲台が、壁上より巨人を狙い撃ちするのが好きだ

 

 

のたのたと歩み寄る巨人の頭を、榴弾が項ごと吹っ飛ばした時など胸がすくような気持だった

 

 

内地で来たるべき時の為に訓練をする訓練兵たちを見るのが好きだ

 

 

初めて巨人を目の当たりにした新兵が、恐慌状態になりながら巨人に何度も何度も刃を立てている様など感動すら覚える

 

 

敵前逃亡を犯した敗北主義者の兵士たちを、街頭上にて処刑する様などもうたまらない

 

 

泣き叫んで命乞いをする兵士を縛り付け、指揮官の振り下ろした手のひらとともにライフル銃が撃ち抜いていくのも最高だ

 

 

巨人に食われていった仲間の仇を討つため、復讐に燃える兵士が捨て身で巨人の群れに飛び込んでいった時など絶頂すら覚える

 

 

15メートル級に蟻の様に踏みつぶされるのが好きだ

 

 

息子を食われた老夫婦が、家具を片手に無謀にも突っ込んで、哀れ息子と同じ運命を辿る様はとてもとても悲しいものだ

 

 

奇行種に突然食われるのが好きだ

 

 

群れで追い回され、挟み撃ちにあって連中のビュッフェになるのは屈辱の極みだ

 

 

 

 

そこまで言い切って、少佐は兵士たちを見渡し問いかける。

 

「諸君、私は戦争を 地獄のような戦争を望んでいる」

 

「諸君、私に付き従う部隊精鋭諸君。君たちは一体何を望んでいる?」

 

「更なる戦争を望むか?情け容赦のない糞のような戦争を望むか?鉄風雷火の限りを尽くし、この世のすべての巨人を殺す、嵐のような闘争を望むか?」

言葉の意味など理解できない。しかし、その圧倒的ともいえる少佐の求心力と、彼にもたらされた力に陶酔した兵士たちは、大声でその問いに応える。

 

「戦争!!戦争!!戦争!!」

 

「よろしい。ならば戦争(クリーク)だ」

 

「我々は満身の力を込めて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ。だが、100年間もの間狭い壁の中で耐え続けてきた我々に、ただの戦争ではもはや足りない!!」

 

「大戦争を!!一心不乱の大戦争を!!」

 

「我らはわずかに56人。一個中隊にすら及ばぬ少数集団にすぎない。だが諸君は、一騎当千の古強者だと私は信仰している。ならば我らは諸君と私で、総兵力5万6千と一人の大軍勢となる」

 

「我らを厄介者扱いし、死地へと追いやる王侯貴族どもを叩き起こそう。髪の毛を掴んで城から引きずり出し、眼を開けさせて思い出させよう」

 

「連中に巨人の恐ろしさを思い出させてやる。連中に我らの存在を思い知らしめてやる」

 

「天と地のはざまには奴らの哲学では思い通りにならないことがあることを思い知らしめてやる。巨人の力を持った精鋭兵たちの力で、巨人の大地をすべて奪いつくしてやる」

 

「私は諸君らに力を与えたぞ。巨人を殺す力を。何物をもねじ伏せる力を!」

 

『少佐殿!!少佐!!隊長!!隊長殿!!部隊指揮官殿!!』

 

「そして、躯(むくろ)となった海驢(ゼーレヴェ)は猟犬(ティンダロス)となり、陸を征服する」

そう言い切ると少佐は表情を改め、先ほどまでの愉悦の交じった声からハッキリした声に声音を変えて叫ぶ。

 

「ティンダロス部隊全兵員に通達!部隊長命令である!凱旋の時だ!!」

そして再び愉悦を含んだ声で語りかける。

 

「さあ諸君。ここからが我らの最終戦争(ラグナロック)の始まりだ」

 

 

 

それから数日後、彼らは帰還した。今回も死傷者を出し、思ったほどの成果を得ることができなかった調査兵団に対し、ティンダロスの持ち帰った巨人の群れは、否応にでも人々の注目を買った。しかし、街頭に居並ぶ人々に、彼らを歓迎する様子はない。人々にとって、彼らはある意味巨人以上の恐怖の対象でもあった。

 

曰く、得体のしれない技術を使う。

 

曰く、常日頃から人手を欲し、孤児や巨人に恨みを持つものを引き込んでいる。

 

曰く、彼らの部隊に入ったものは、元の性格からは考えられないほどの戦争狂に豹変する

 

曰く、彼らの指揮官たる少佐と大尉、そしてもう一人は、人間ではない

 

そんな噂は蔓延しているため、彼らはこの国において鼻つまみ者の扱いを受けていた。

 

そんな彼らを、兵団本部より見下ろす二人の人影があった。

 

「相変わらずひどい扱いですね。実際付き合ってみればいい人たちなのに」

「まあそう気にしないでください。慣れてますんで」

人々の反応に不満を垂らすのは、髪を後頭部で無造作に縛り、眼鏡をかけた女性兵士。彼女は調査兵団における巨人研究のスペシャリストで、名をハンジ・ゾエといった。

そんな彼女を宥めるのは、へそを出したファッションが奇抜な、長身の多重レンズの眼鏡をかけた男、ティンダロスの技術チームの班長を務める人物。周りからはドク、あるいは大博士(グランドプロフェッツオル)と呼ばれる男であった。

彼らは巨人の研究について意気投合し、互いの研究成果を交換することによって更なる発展を望むもの同志としてよく行動を共にしている。数年前に少佐、大尉とともにひょっこりと現れたものの一人で、一番早く周りと友好関係を築いた人物である。

 

「ではハンジさん。私は先に戻っている少佐に挨拶に行きますので、この辺で…」

「あ、はい!じゃあドクさん、また後ほど!」

そういって別れる二人。そしてハンジが完全に見えなくなると、物陰から白衣を着た技術者らしい男たちがドクに追従して歩き出す。

 

「巨人細胞の解析率はどうなっている?」

「現時点で、65%ほどです。何しろ保存の難しい代物でので、数が入ります」

「巨人化兵たちの状態はどうだ?」

「概ね良好です。しかし、未だ長期間の生存は難しく、個体平均の寿命は3か月程度です」

「やはりそんなところか…。未だ出来損ないとはいえ、これでは少佐殿に示しがつかん。せめて一年は問題なく動いてくれねばな。まったくイェーガー教授ももっと資料を残してくれればよいものを…」

端から聞けばあまりにも非人道的で恐ろしい会話。だが、ドクと彼の部下たちにとってこのような会話など日常行為の内なのである。

 

「はやく形にせねばな、この…」

そういってドクは手に持ったファイルの表紙を眺め、そこに書いてある題名を読み上げる。

 

「『人類巨人化計画』、通称『巨人の軍勢』(ギガント・レギオン)をな…」

その計画はこの国に生きる人々の想定を超えたもの。一つ間違えば現状より遥かに恐ろしいことになりゆる代物。しかし、彼らにとってそんなことはどうでもいい。いやむしろあの少佐はそうなることを望んでいるのかもしれない。彼にとって、戦争という『手段』をとるためなら如何様な『目的』であっても構わないのだから。

そんな少佐を探し、本部内をうろうろするドクであったが、どこを探しても見つからない。

 

「どこに行ったのでしょう少佐殿は…」

やがて、訓練所に向かったという話を聞き、そこへと向かう。

そしてそこで見たのは―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立体起動訓練装置にて、ワイヤーが張っているにも関わらず一ミリも浮上していない少佐とその周りで苦笑いする104期訓練兵たちがいた。

 

 

「駄目だ、ドク。浮かん」

「相変わらず立体起動がへたくそ過ぎます少佐」(どうやって調査兵団に入ったんだろこの人)

 

 

 




~舞台裏~
とある訓練日の裏にて…

少佐「ミーナたんは俺のもんだっていってんだろぉがあああああああ!!!!」
ドク「いいや俺のもんだっていってんでしょおおおおおおおおおおお!!!!」
犬尉「…」パシャパシャパシャ!(無言でクリスタめがけ一眼レフのシャッターを切る大尉)

ミカサ「ねえ、エレン。あれって…」
エレン「見ちゃいかん」

今回ここまで
次回本編予定

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