鉄火の銘   作:属物

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鉄火の銘鑑その2(キャラ紹介 ※ネタバレあり※)

鉄火の銘鑑#X18【ダーティウォッシュ】

ハケン・ヘゲモニー社雇用ニンジャエージェント。かつては愛社精神に溢れ、長年に亘り忠を尽くした企業戦士だったが、汚辱にまみれた裏切りの中でニンジャソウルが憑依。凄惨なる報復の後には、自傷行為めいた汚れ仕事をこなすだけの無味乾燥な日々だけが残った。由来はdirty wash(ゴシップ種)。

 

 

鉄火の銘鑑#X19【ユージェニック】

ナチ党を背後より支配するニンジャ組織”騎士団(オーデン)”最後の一人。チベット奥地で発見されたオブシディアンの鏡よりコトダマ空間へと進入し、たどり着いた現代日本にてナチ党復活を図る。元親衛隊員のため国家格差社会主義に耽溺している。由来はeugenic(優生学の)。

 

 

鉄火の銘鑑#X20【シャイロック】

サンドリヨン・プロダクション社を影より支配する女ニンジャ。優しげな笑顔でアイドル候補生たちを導く傍ら、過去の復讐めいた邪悪なアイドルオイラン人身販売にて暴利をむさぼる。由来は『ヴェニスの商人』の強欲な高利貸し。

 

 

鉄火の銘鑑#X21【フリント】

ザイバツ・シャドーギルドのアデプトニンジャ。奥ゆかしさと礼儀作法に不足し、ネオサイタマの対ソウカイヤ調査班に左遷された。常人の三倍の瞬発力を加え、思い上がるだけの確かなカラテを持つ。由来はflint(火打ち石)。

 

 

鉄火の銘鑑#X22【マガネ・クロイ】

刀匠の旧家であるマガネ家の六代目であり、ネオサイマタでも十指に数えられる刀鍛冶。非ニンジャ。偏屈を鍛造したが如き老人だが、孫にはワタアメめいて甘い。近く七代目を娘婿である愛弟子が襲名し、八代目は孫に継がせるつもりだった。由来は鋼の古名である『真金』と鉄の和名。

 

鉄火の銘鑑#X23【デッドライン】

ハケン・ヘゲモニー社雇用ニンジャエージェント。真面目な仕事ぶり以外特徴はないが、実は幾多の死線をドゲザと口三味線で生き延びたドヒョー際のタツジン。下げる頭と回せる舌が有れば死神からでも逃げ切って見せると豪語する。由来はdead line(死線)。

 

鉄火の銘鑑#X24【コレクター】

ハケン・ヘゲモニー社雇用ニンジャエージェント。ハケン社の中でも有数の実力者ではあり、同時に有数の問題児。カタナ蒐集のために度々仕事を投げて、趣味のツジギリ行為に耽っている。今やハケン社のカンニンブクロは着火点に達しつつある。由来はcollector(蒐集家)。

 

 

鉄火の銘鑑#X25【スケープゴート】

ソウカイニンジャ。モータルを殺して供物とすることで、エッセンスから冒涜的な宇宙黒山羊を作り上げるサクリファイス・ジツを使う。上昇志向は強いが、それに見合った実力はない。由来はscapegoat(生け贄の山羊)。

 

鉄火の銘鑑#X26【ランドシャーク】

ソウカイニンジャ。物質を自在に透過する強化ドトン・ジツの使い手。上昇志向は強いが、それに見合った知力はない。由来はland shark(地上げ屋)。

 

鉄火の銘鑑#X27【バードショット】

ソウカイニンジャ。異形の散弾銃を偏愛し、モータル狩りを好む。変態嗜好は強いが、それに見合わない実力を持つ。由来はbird shot(鳥撃ち散弾)。

 

 

鉄火の銘鑑#X28【イントラレンス】

ソウカイシックスゲイツに属するソウカイニンジャ。ザイバツめいたニンジャ格差社会主義に染まっており、自らを帝王配下の高潔な貴族であると信じる。由来はintolerant(不寛容な)。

 

 

鉄火の銘鑑#X29【ウトー・ユウ】

過去を奪われ今を怒り憎む転生者。クレーシャの手引きでソウルが憑依しかけたが、ブッダの気まぐれか寸前で阻止される。今は未だに憎いがそれ以外も目に入るようにはなった。特に黒錆色が。

 

鉄火の銘鑑#X30【ピュグマリオン】

象牙の半身(アザーハーフ・オブ・アイボリー)の片割れのニンジャ。幼稚な人体改造マニアックであり、無辜のモータル女性をさらっては半人半機の異形サイバネナースに改造。おぞましい犯罪行為へと荷担させていた。由来はギリシア神話の人形師。

 

鉄火の銘鑑#X31【ガラテア】

象牙の半身(アザーハーフ・オブ・アイボリー)の片割れの女ニンジャ。自身を改造素材に差し出すほどピュグマリオンを盲愛し、彼が望むままに連続婦女ハイエース誘拐殺人犯グループの後ろ盾として無辜のモータル女性を与えていた。由来はギリシア神話の生き人形。

 

 

鉄火の銘鑑#X32【フォークロア】

ソウカイニンジャ。現地の民間伝承を偽装に利用しつつ、ヨロシサンのソクシンブツ・オフィス跡地で不可解かつ冒涜的な実験を行っていた。その実験結果について口にする者は誰一人いない。由来はfolklore(民間伝承)。

 

鉄火の銘鑑#X33【クリーピーパスタ】

ソウカイニンジャ。ソウカイヤの名を口にした者の元へと突如現れ、恐怖と死をもってその口を封じてきた。IRCで噂される『YIB(ヤクザ・イン・ブラック)』の正体とされる。由来はcreepypasta(ネット怪談)。

 

 

鉄火の銘鑑#X34【モーフィン】

ソウカイシックスゲイツに属するソウカイニンジャ。ゲイトキーパーの薫陶を受け、ソウカイヤとラオモト・カンの正義を盲信している。ミラーめいたミズガネ・ジツの鎧を変幻自在に操り、自身のカラテを何倍にも高めるイクサ巧者。由来は特殊撮影のmorphing(変身)。

 

鉄火の銘鑑#X35【レンジャー】

ソウカイニンジャ。湾岸警備隊に憧れていたナード青年にニンジャソウルが憑依。失われた湾岸警備隊特殊部隊”鯱鉾(シャチホコ)”の後継者を気取るようになった。しかしその理解は表面的なものにすぎない。由来はranger(特殊部隊)。

 

鉄火の銘鑑#X36【ライダー】

ソウカイニンジャ。元ネオサイタマ市警察の騎馬警官で、強奪した愛馬”キリン”をサイバー馬へと改造した。寝食褥を共にするキリンとは一心同体の人馬一体である。由来はrider(乗り手)。

 

鉄火の銘鑑#X37【インディペンデント/ヒノ・セイジ】

カチグミイケメン青年の顔を持つ、ヒーロー気取りの強欲なるニンジャ。カラテで敵を殴り、ワガママで誰かを助け、傲慢を楽しみ、賞賛を好み、英雄譚を愛する。その全部が身勝手なエゴだ。由来はindependent(独立した)。

 

 

鉄火の銘鑑#X37【チャーマン】

ソウカイニンジャ。狭い世界で代表者を気取り、上に媚びては下をいびる。向上心には欠けるが、嫉妬心は人一倍持ち合わせている。由来はchairman(委員長)。

 

鉄火の銘鑑#X38【オニヤス・カネコ】

ソウカイニンジャ。ニンジャネームもないニュービーだが、突如ゲイトキーパーの大抜擢を受け、ラオモト・チバの護衛に成り上がった。ラオモト家を異常崇拝し、僅かでも役立とうと愚直にカラテパンチを続けている。

 

鉄火の銘鑑#X39【ゴンベモン】

元ソウカイニンジャにして現ゾンビー演算装置。その腐りかけた脳内には、かつて手を組んだトライハームから得たこの世ならざる『知識』の欠片が入っている。今、それを知るのはゲイトキーパーただ一人だけだ。


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