空に憧れて   作:moti-

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遅くなりました。理由はあります。

いろいろあってーーーいろいろなくした。

つまり部屋の掃除とかテスト期間とかが原因で執筆時間とモンハン4G、モンハンXとポケモンのYを紛失しました。

本データのORは無くしてないからいいけどね!


黄色い筋肉だるま

 ディグダの穴を抜ける。レッドの後ろには幾重ものディグダの死骸が倒れていた。

 

 ふふっ、と笑って現実逃避を始めたレナを慰め、頭を撫でたりいろいろしながらクチバシティの街並みを見る。港町であるここは、数々の場所に行くためにこれからしばらくは訪れることになるだろう。ここからジョウトにも、ホウエンにも、シンオウにも、イッシュにも、カロスにも行けるのだ。一度はヒウンアイスを食べてみたいものである。

 

 そんなことを考えながらジムに直行した。

 

 ◇

 

 クチバシティジムに勝利すればそらをとぶの使用が認可される。ここでそらをとぶを使えるようにして、そして高速でバッチ集めが出来るようにしたいのだろう。ここでジムリーダーを下しておけば後々楽になること間違いなしだった。

 

 というわけでクチバジム。でんきタイプ使いのジムである。ういい、と開くドアをくぐり中に入り、そうして受付から対戦の許可をもらい、フィールドに向かって足を進める。ギミックを完全に無視して電撃を生身で耐え抜き、そしてジムリーダーの下に到着する。

 

「HEYチャレンジャー! タケシから話は聞いている。頭のおかしいトレーナーらしいじゃないか!」

 

「タケシあいつ本気でメタる」

 

 HAHAHA、とジムリーダーマチスが笑い、レッドが帽子を押さえる。

 

「ルールは簡単! レベルフラット30の3VS3!」

 

「いいねえ。分かってるじゃん」

 

 そういって、二人はフィールドのトレーナーゾーンに向かう。ぽんぽんとボールをいじくるのがレッドで、そのサングラスの中でマチスは目を光らせた。

 

 審判が奥から出てきて手を上げて宣言する。

 

「挑戦者、マサラタウンのレッドとジムリーダー、クチバジムのマチス。バッチを賭けての勝負を行います!」

 

 まばらに見える観客がいるぶん真面目にやらざるをえなかったのだろうが、いたずらっぽくマチスは笑っている。

 

「いけ! レナ!」

 

「レッツゴー! ゴリワン!」

 

 ヒトガタのレナがフィールドに立つ。相手も赤い光のベールを取り払い、

 

 ──現れたのは異形のポケモン。

 

 まず現れたのはヒトの形。

 

「うん」

 

 ──次に見えたのは黄色い頭につぶらな瞳。

 

「うん?」

 

 ベールが取り払われて現れたのは隆起した筋肉、巨躯を誇る黄色い謎生物だった。

 

「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………は?」

 

 たっぷり数秒。思考を止めたレッドとレナに黄色い筋肉が襲いかかる。




ゴリチュウ、参戦。

マチスは6体がこいつに汚染されてます。

つまり第二第三のゴリチュウがーーー

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