四ツ谷文太郎の幻想怪奇語   作:綾辻真

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前回のあらすじ。

イトハ、赤糸からの反撃を受け始める。


其ノ十三

「フランの様子はどう?」

「部屋でお休みになられております。少し前まで落ち着きがありませんでしたが」

 

紅魔館のベランダ。そこで午後のお茶を堪能しているレミリアが、やってきた咲夜にそう声をかけ、咲夜はそれに答えていた。

テーブルをはさんでレミリアの向かい側にはパチュリーもおり、彼女も本を片手に紅茶を味わっている。

そして、そのそばには美鈴も佇んでおり、やや落ち着きのない顔でレミリアたちを見ていた。

咲夜の返答を聞いたレミリアは紅茶を一口飲むとフゥと息を吐く。

 

「……にしても、フランの『発作』にそんな裏があったなんて気づきもしなかったわ。友達が居た事も『寝耳に水』よ」

「はい……。私も四ツ谷さんの所へ行って妹様の口から直接聞くまで全く知りませんでしたから」

 

レミリアのその言葉に美鈴も少々小声になりながらそう答える。

四ツ谷会館での会談から帰ってきたその日。美鈴はフランを自室に連れて行ったあと、その足でレミリアたちの元に赴き、その仔細を彼女たちに話していたのだ。

 

「……まぁ、私もフランが最近になって『再発』したことに少し妙だとは思ってたけど……。でもまさか、そんな経緯(いきさつ)があったなんてね……」

 

本のページをめくりながらパチュリーもその会話に参加する。

その言葉を聞きながらレミリアは美鈴に問いかける。

 

「で、どうなの?その友達とやらは見つかりそうなの?」

「……今現在、四ツ谷さんたちが調べている最中ですのでまだ何とも……」

「そう……。でも、場所が地底世界なんでしょ?大丈夫なのかしら?」

「すみません。それも、何とも……」

 

レミリアの問いに美鈴は申し訳ないとばかりに小さく首を振る事しか出来なかった。

そんな美鈴を見ながら咲夜はふと、ある者の姿が脳裏に浮かぶ。

 

(……そう言えば、今頃あの娘(イトハ)は何をしているのかしら?)

 

四ツ谷会館へと行かせた幼い妖精メイドの事を咲夜は思い浮かべる。

その当の本人が今現在、今回の一件の黒幕との激闘に身を投じているとも知らずに……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ヒュン!

 

 

             ヒュンッ!!

 

 

                          ヒュンッ!!!

 

 

 

――グロテスクな蜘蛛の脚と土器の破片が空を切り、音を鳴らす。

 

今、暗い廊下の中を自分たちの立ち位置を入れ代わり立ち代わり変化させながら、二つの影が激闘を繰り広げていた。

赤糸の毒に濡れた蜘蛛の脚の連撃を踊るようにイトハはかわし、カウンターと言わんばかりに帯から土器の欠片を一つ、赤糸に向けて投擲する。

それを見た赤糸も、素早く糸を出してその先を廊下の壁に貼り付け、引っ張る力を利用して身体を壁側へ引き寄せ回避する。土器の破片は明後日の方向へ飛んで行った。

先の投擲が回避されるのを見たイトハも、続けて二撃目を赤糸へ投擲する。

しかしそれを見た赤糸も、自身の身体が壁際に引き寄せられたと同時に素早くその壁を蹴り跳躍する。

イトハの二撃目をそのまま回避した赤糸は空中で身体をひねって天井に一時張り付くと、続けてイトハから距離を取りながら廊下の床へと着地した。

 

「チックショウ!クソガキが!!いい加減毒を食らえってんだよ!!」

 

イトハに向けて四本の蜘蛛の脚を背中から大きく広げるように構えて威嚇する赤糸は、大きな声でそう怒鳴る。

しかし、それに対してイトハは涼しい顔で受け流す。

 

「食らえと言われて受ける方などいるわけがないでしょう」

「クッ、クソッ!!これだけの技量……さっきからそうじゃないかとは思ってたがやっぱりお前、私がかどわかす時、わざと毒を撃ち込まれたね!?」

「……今更ですか?気づくの遅すぎでしょ」

 

今になってイトハが自分にわざと捕まっていた事に気づく赤糸に、イトハは呆れた顔を浮かべる。

それを見た赤糸は悔しそうに顔を歪めた。

 

「グッ……チィッ!どこだ?どこの回し者なんだい!?自警団か?それとも地霊殿の連中か!?」

「そんな事、言うわけないでしょう?……なんにせよ、私をここに連れて来たのが貴女の運の尽きです。潔く降参されては?」

「ぐっ……!まだだ……まだだよ!!()()()()()()、闇に葬っちまえば誰もこの屋敷には辿り着けやしない!!それに――」

 

忌々し気に顔を歪めていた赤糸は、次の瞬間そこで不気味に笑うと続けて言葉を紡ぐ。

 

「――お前をここに連れて来て時間がもうだいぶ立つって言うのに、未だ誰も外から乗り込んでくる様子も無い。……まだ分かってないんだろう!?この屋敷の場所が!!なら今のお前は実質孤立状態なわけだよなァ!?」

「……っ」

 

図星を突かれ、イトハの顔がピクリと小さく動く。

それを目ざとく視界にとらえた赤糸は更に笑みを深くした。

 

「なら他の連中がこの場所を嗅ぎつけてくる前にお前を消しゃあ、私の首も繋がって万々歳ってなわけだ!!キシャアァァァッ!!!」

 

そう叫んだ赤糸は覆いかぶさるようにしてイトハに襲い掛かる。

イトハはそれをヒラリとかわすも、反撃の隙を与えまいと赤糸の追撃がイトハを追う。

ヒュン、ヒュンッ!と、毒濡れの蜘蛛の脚を見切ってかわしながら、イトハは後方へと後ずさっていく。

すると、ふいにイトハの背中全体に固い『何か』がトンと当たった。

 

「!」

 

イトハはチラリと視線を後ろへと移す。そこには土の壁が大きくそびえ立っていた。

なんとそこは廊下の曲がり角。この屋敷の一角に当たる部分で、廊下が左奥へと直角に伸びている場所であった。

いつの間にかイトハは、その突き当りとなる土壁の所にまで追い込まれていたのである。

 

(獲った!)

 

イトハの視線が背後に向いたのを見た赤糸は、勝利を確信し赤糸に向けて蜘蛛の脚を振り下ろす。

しかし、蜘蛛の脚がイトハへと届くよりも先に、素早く視線を赤糸へと戻したイトハは、()()()()()()()()()()()

一瞬にして赤糸の頭の高さよりも上に跳んだイトハは、赤糸の蜘蛛の脚をかわす。

 

「なっ!?チィッ!!」

 

しかしそれを見た赤糸も、追いかけるようにして真上の空中に跳んだイトハに向けて別の蜘蛛の脚を突貫させる。

するとそれを見たイトハは、背後の壁を蹴って自身の身体を横へとずらす。

直後に先程までイトハの胴体があった場所に赤糸の蜘蛛の脚が通過。と、同時にイトハはそのまま三角跳びの要領で身体をずらした先にあった直角に立つもう一枚の土壁に向けて片足で蹴りを入れると、その反動を利用して体を大きくひねり、驚く赤糸の横っ面に向けて回し蹴りを炸裂させたのであった。

 

「ぐぼあぁぁっ!!?」

 

この追いかけっこが始まった時同様、イトハの回し蹴りの直撃を食らった赤糸は、またしても錐もみしながら廊下の上にぶっ倒れる。

その間に着地したイトハはそのまま廊下の奥へと駆けて行った。

 

「ぐっ、ふぅぅっ!……待てクソガキャアァァッ!!!」

 

それを視界にとらえた赤糸も怒りに任せて叫びながら立ち上がり、イトハの後を追っていく。

 

(……容姿的に私が小柄故、蹴りが軽いのもあるでしょうが……存外タフですね彼女も)

 

蹴り倒されたのにもかかわらず、あまり間を持たずに立ち上がって追いかけて来る赤糸のその復活の速さに、廊下を走りながら肩越しにそれを見たイトハは驚きと呆れを入り混じらせた目を赤糸に向けていた。

数秒、イトハは赤糸の方へ眼を向けていたが、そこでスッと目を細めると前へと向き直り、眉根を寄せながら思考し始めた。

 

(それにしても……()()()()()()()()()()()()。……どういう事なのでしょうか?)

 

さっきわめくように叫んでいた赤糸ははっきりとこう言っていたのだ――。

 

 

『――()()()()()()、闇に葬っちまえば――』

 

 

――と。

 

(つまりあの蜘蛛女には、()()()()()()()()()()()()()()、という事なのでしょうか……?)

 

そう思いながらイトハは段々と顔を険しくさせ始める。

幻想郷に住んでいる者であるのならほとんどの者が知っている事なのだが――。

 

――基本、妖精は不死身なのだ。

 

自然界の化身とも呼べる妖精という種族には元々、『死』という概念が無きに等しい。

体を怪我をしようが部位欠損しようが……それこそ即死レベルの傷害をその身に刻み付けられ生命停止させられようが、『一回休み(一時の消滅)』の後にまるで何事もなかったかのように復活する性質を秘めているのだ。

それこそ……それぞれの妖精の化身元と呼べる自然が消滅でもしない限りは。

そしてそれは、イトハも例に漏れずであった。

彼女の誕生元――『糸葉百合』がこの世から失われない限り、彼女はいつまでも存在し続けていられるし、例え彼女が赤糸に捕まって、それこそ八つ裂きにされたとしても、時間がたてば彼女は復活する事が出来るのである。

 

(……ですが、さとり様から見せていただいた報告書には、子供たちの他にも今までに()()()()()()()()()()()()のが記述されていました。そして、その子たちも未だ発見されていない……)

 

と、言う事は、その四匹の妖精たちも未だこの屋敷に囚われている可能性があるということになる。しかし――。

 

(……ここで目覚めた時、部屋にいた子供たちをざっと見回してみましたが……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()……)

 

チラリと再び肩越しに憤怒の形相で迫る赤糸を走り見ながら、イトハはそう心の中で響く。

イトハがこの屋敷に拉致されて最初にいた部屋には、間違いなく()()()()()()拉致され生存している子供たち全員がそこにいた。

報告書にあった未だ死体として発見されていない行方不明の子供たちから、その四匹の妖精を差し引いた数と、あの時部屋にいた子供たちの数が()()()()()()、その上、先程の赤糸の言葉や妖精である自分自身を連れ去ったことを踏まえても、その四匹の妖精は何かしらの別の事件に巻き込まれたわけではなく、他の子たち同様に赤糸によってこの屋敷に連れ去られてきたことは間違いなかったのである。

そしてイトハは目を前方に戻して思考を続ける。

 

(……だとしても、仮に彼女に妖精を殺す(すべ)があったとして、()()()()()()()()()()()()()()()()()……?旧都で遺体が発見されていない以上、それは確実にこの屋敷にまだ隠されているはず……)

 

この屋敷でその妖精たちを見ていない以上、彼女たちは既に()()()となって処理された可能性が高い。

しかし、遺体が発見されていない所を見るに彼女たちのが未だにこの屋敷のどこかにいる可能性があるのも、また高かったのだ。

 

(さて……このままだらだらと彼女とじゃれあっていても埒が明きません。どうするべきか……)

 

そう思いながらイトハはチラリと走りながら()()()()()を見下ろした。

そこには先程、赤糸につけられた蜘蛛糸の粘液が手首から肘にかけて全体的にべっとりと付着しており、そこから伸びるように糸状になっていた部分も床に引きずらないようにか、イトハによって腕にぐるぐると巻き付けられていた。

 

(まぁ、まずは未だにくっついているこの糸をなんとかしたいですね……。腕に重りが付いているみたいで何かと邪魔になりますし)

 

内心でイトハがそう毒ついている一方で、赤糸の方もイトハの背中を追いかけながら怒りの混じった思考を巡らせていた。

 

(クソッ!クソッ!忌々しいッ!!あのクソガキ捕まえたら八つ裂きにしてやるッ!!ほんの少し、ほんのちょっとでもアイツの体に毒が入ればアイツの動きを()()()()()封じれるのにッ……!!)

 

鬼の形相でイトハを睨みながら走る赤糸は、先程から一かすりすらイトハに自分の毒が届かない事にいら立ちを隠せずにいた。

 

そもそも、赤糸の本来持つ毒は()()()()()()()()()

 

種類にもよるが、毒蜘蛛の毒というのは刺されて体内に取り込まれるとまず『痛み』が刺された個所からじわじわと広がり、やがてそこから他の症状が身体に出始め、直に重いモノへと発展していくのだ。

そしてその間、約数時間はかかるため決して刺された瞬間に立っていられなくなるほどの重篤(じゅうとく)な症状が出る事は無いのである。

それはかつて妖怪になる前の、()()()()()()だった八重山赤糸もそうであった。

されど、その毒の特性も赤糸が妖怪化した時に大きな変化が起こる。

 

――妖怪へと変化したその瞬間、赤糸は自身の持つ毒の特性を多少なりとも()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

自身の毒を即効性や遅効性に変化させることはもちろんの事、摂取した者から尿や血中などから毒が検出されないように、()()()()()()()()()()()()()()()毒の特性を変える事もできるようになったのである。

神経毒だけでなく、妖怪化によるその毒の特性を操作できる能力。それこそが今の赤糸の最大の強みであった。

それがあったからこそ今まで幼子を余裕で拉致し、身体の自由を奪って己の快楽のために彼らを苦しめ、果ては幼子の遺体が発見されても毒を使う事の出来る自分が容疑者としてマークされないために、毒が体内分解できるように特性を変化させてその痕跡を消すという行為を繰り返し続けていたのだ。

だが、そんな流れ作業のように日常的に問題なく行われてきた彼女の悪行も、イトハを連れ去ったことで瓦解する事となる。

今まで簡単に毒を打ち込む事が出来たというのに、事イトハ相手ではそれがなかなかできない。

それが赤糸には非常に歯がゆく、同時に苛立ちを募らせる要因の一つとなっていた。

 

(兎も角、何としてでもあの小娘を捕まえなければ!)

 

ギリリッと歯ぎしりをしながら赤糸は再び前を走るイトハの背中を睨みつけた。その次の瞬間であった。

 

 

 

 

 

 

ボーーーーーーーーン……

 

 

 

 

 

 

「……?……――ッッッ!!!?」

 

唐突に今二人が走っている廊下のすぐ近くにあった壁掛け時計から時刻を知らせる音が鳴ったのだ。

それと同時に屋敷中に置かれた多くの時計からも音が鳴り響きだす――。

そして、それを耳にした途端、急に赤糸は立ち止まり顔面蒼白となって固まったのだ。

 

「?」

 

赤糸の異変に気付いたイトハも、ほぼ同時に足を止めて赤糸の方へ視線を向ける。

イトハの見ている中、赤糸は慌てて懐から何かを取り出し始めた。

 

それは、懐中時計であった――。

 

赤糸はそれを見て今現在の時刻を確認する。

そして、時刻を見た瞬間、赤糸の顔から更に血の気が引いたのがイトハの目に見て取れた。

まるで時間が止まったかのようにピクリとも動かない二人。

その二人を背景に時計の音だけが静かに鳴り響いていた――。

 

そうして、時計の音が屋敷から止むか止まずかという時になって――。

 

「――――ッ!!!」

 

突然、何の前触れもなく赤糸が動き出した。

すぐさま懐中時計を懐に戻すと、スタートダッシュの如き速さでイトハへと迫ったのだ。

 

それも、先程よりも更に焦りを帯びた表情を浮かべながら。

 

「――!!」

 

それを見たイトハもすぐさま逃走を再開する。

 

「待てぇッ!!待てぇぇぇッ!!!クソガキがあぁぁぁーーーーーッ!!!!」

 

再びイトハの背中を追う赤糸は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。何かから急き立てられるように、死に物狂いでイトハを追いかけ始めたのだ。

そんな赤糸を見て、イトハは眉を顰める。

 

(……どういう事でしょう?時間を確認した瞬間、明らかに様子が変化しています)

 

そこまで考えたイトハはハッとなる。

 

(……彼女はこの『遊戯』に時間制限(タイムリミット)を付けていました……。もしやそれをオーバーすると()()()()()()()()()()()()()()()のでは……?)

 

イトハは当初から赤糸がこの『遊戯』に時間制限をかけている事が不思議に思えていた。

それがこの『遊戯』を考えた時に自身にかけた『ルール』のつもりなのかは分からない。だが――。

 

――自身が心底楽しんでいる『遊戯』に一日三時間という制限をかけるという事は、そこに、それなりの理由が彼女にはある、という事だ。

 

それが先程、赤糸が時間を確認した時にイトハの中で確信に変わった。

ふと、廊下の先に一つ壁掛け時計がかかっているのがイトハの目がとらえた。

その時計を横切る瞬間、イトハはチラリと時刻を確認する。

 

――今現在の時刻は、午後四時を回っていた。

 

(……今まで三時までに時間を限定していたのは、その後の自分の予定(スケジュール)に余裕を持って行動できるようにしていたから。という事は、その『次の予定』にまで()()()()()()()

 

イトハが走りながらそう思考していた。次の瞬間だった――。

 

 

 

 

――バタン! ガタンッ!!

 

 

 

 

突然、イトハの後方――それも()()()()()()けたたましい音が鳴り響く。

 

「!?」

 

反射的にイトハが振り向くと、さっきまで後ろを走っていた赤糸の姿がまたもや消えていた。

その間にも騒々しいその音は止まず、やがて()()()()()()()()()()()()廊下の先にある()()()()()()()()()止まった――。

その直後にイトハがその曲がり角に近づいた瞬間――。

 

 

 

 

 

――突然その曲がり角から……毒に濡れた大きな蜘蛛の足の先が、イトハの顔面目掛けて迫って来たのだ。

 

 

 

 

 

――そして、それを視界にとらえた瞬間、イトハは()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

――この屋敷の出口が、何処にあるのかを……!!




お久しぶりです。大変お待たせして申し訳ありません。

およそ半年ぶりに投稿する事が出来ました。
まさか自分でもここまで時間がかかるとは思いもしませんでした。すみません。

久しぶりの最新話ではありますが、今日で今年は終わりですので、申し訳ありませんがこの話で今年は投稿収めとさせていただきます。

それでは読者の皆々様、良いお年を!

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