機動戦士ガンダムSEED 哀しみの傭兵の軌跡   作:TBの狙撃手

1 / 5
どうも、ISの二次創作を手懸けているファントムガンナーです。
さて、初のガンダム作品に手を出したいと思いました。
機体名とキャラ……募集を掛けます。書いてくれないと「俺の身体はボロボロだァ!!」

では、本編へ行ってみよう!!


第1話 初任務 G護衛

オーブ連合首長国 資源衛星<ヘリオポリス>

 

 

「これでこの艦の最後の任務も無事終了だ

きさまも護衛の任、ごくろうだったな。フラガ大尉」

 

「いえ、航路なにもなく幸いでした」

 

ムウ・ラ・フラガ

地球軍の大尉であり、地球軍が開発したMA(モビルアーマー)のパイロットである

顔は比較的整っており、金色の髪は所々にくせがついている

パイロットとしての腕は一流であり、エンデュミオンの鷹という異名までついている

 

「それで、周辺にザフト艦の動きは?」

 

「2隻トレースしておるが、なーに

港に入ってしまえばザフトも手は出せんよ」

 

「中立国でありますか…」

 

そう、このヘリオポリスが所属しているオーブという国は、他国の争いに介入しないという理念を掲げる中立国である

中立国には攻め込まない…、暗黙の了解になっていた

が…

 

「聞いて呆れますね…」

 

ムウがぼそりとつぶやく

ムウの任務とは地球軍の新型機動兵器を運び出すための護衛だった

その新型機動兵器を保管する場所、それがこの中立のヘリオポリスなのだ

さらにこの兵器の開発にもオーブは関わっていた

ここまで地球軍に尽くした国が中立…

ムウは口にした通りに呆れていた

 

「ともかく君はさがりたまえ

長旅、それにずっと気を張っていて疲れているだろう?」

 

「…お気遣い感謝します。では、お言葉に甘えさせてもらいます」

 

「君もだ、ずっと気を張って居たのだから休んだらどうかね?」

 

艦長の視線の先には、この艦ではかなり目立つ 敵対軍…ザフトの軍服 赤服を着込んでいた サングラスを掛けた少年だった。

 

「中立国………本当に安全なのだろうか」

 

シルヴァ・クロフォード……彼は正規軍では無く金で雇われる傭兵 後に名の知れるサーペントテールに所属している。

 

「ん、どういう事かね?」

 

「嫌な予感がするんです……とてつもなく。」

 

一応、彼も傭兵の一人 最悪のケースは想定してきた。ザフトでも無闇に中立国のコロニーに攻撃を掛けないと思ってる……。だが、それでも胸騒ぎが止まらなかった。

 

「ハッハッハッハッ、向こうも中立国に攻撃したらどうなるか分かっているはずだ、攻撃して来ぬよ。君もフラガ大尉と共に休んでくれたまえ、唯一 MSに対抗してくれる……戦力なのだからな。

君と機体を下ろしてモルゲンレーテに輸送させてもらうが良いかね?」

 

「了解、では…」

 

フラガより先に艦橋から出ていく

 

「あんな少年まで、この戦争に関わらせてしまうとは……我らがしっかりせにゃな……」

 

「全くです、ザフト軍でもかなりの若手が志願してると聞いてますが 彼もまだ子供です」

 

「早く、戦争を終わらせねばな……」

 

 

 

ナスカ級高速戦闘艦 ヴェサリウス

 

 

「そう難しい顔をするな、アデス」

 

仮面をかぶり、素顔を隠した男、ラウ・ル・クルーゼは、

先程からかなり不安そうな表情をしている副官に声をかける

 

「はっ…しかし、協議会からの返答を待ってからでも遅くはないのでは…?」

 

「遅いな」

 

アデスの提案をラウはきっぱりと否定の言葉で切り捨てる

 

「私の勘がそう告げている」

 

ラウはポケットの中から写真を取り出しアデスに見せる

その写真には人型の機械の顔部分が写っている

 

「ここで見過ごせばその代価、

いずれ我々の命で支払わなければならなくなるぞ」

 

そう…その写真に写っていたのは…

 

「地球軍の新型機動兵器…

あそこから運び出される前に奪取する」

 

ラウは笑みを浮かべながら、そう告げた

 

 

モルゲンレーテ

 

 

「・・・・・・ここがモルゲンレーテ」

 

シルヴァは、護衛対象の元へ愛機と共に輸送艦からここへ来ていた。

 

「待った待った!此処から先は立ち入り禁止だ!!」

 

いきなり、怒鳴られたのでトレーラーを急停止させ 窓から顔を出す。

 

「俺は、依頼を受けてここへ来たんだ。通してくれないか?」

 

「証明書は?」

 

ダッシュボードから、艦長に渡された証明書を取り出す。この証明書があれば、モルゲンレーテをある程度歩く事が出来るらしい。

それを降りて手渡す

 

「・・・・・・いいぞ」

 

再び、トレーラーに乗り込み モルゲンレーテの奥へ走らせれると 今乗ってるトレーラーと同じ大きさのトレーラーが駐車していた。

 

 

「ラミアス大尉、トレーラー増えてません?」

 

「え?・・・みたいね。何なのかしら?」

 

1台のトレーラーからサングラスを掛けた少年が降りてきた、しかし服装は連合の士官 それどころか整備兵の物でもなかった。敵軍のエリートの象徴……赤服だったのだ。

周りの整備兵達が自動小銃を向けてくる

 

「待ってくれ、俺はザフトじゃない」

 

「みんな、銃を下ろしなさい。」

 

「感謝します、傭兵部隊サーペントテールのシルヴァ・クロフォードです。連合の新兵器護衛に参りました」

 

「そうだったのね、協力を感謝します。では、あのトレーラーは?」

 

「自分の機体です、もしもの為に持ってきました。」

 

「そう…取り敢えず、あっちへ移動をお願いできるかしら?向こうには丁度 スペースが空いてるから」

 

「了解しました」

 

そう言うと、シルヴァはトレーラーに乗り込み 移動させる

 

「あんな子まで、戦場に出てるのね……」

 

情けないわね と自嘲気味に呟いた後に輸送作業を再開した




と、こんな感じです。機体説明は、次回にやろうかと。
では

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。